( ^ω^)がアフロにしたようです
- 8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:52:08.19 ID:BnRgxqu90
- 第四話
その一
今日もさわやかな朝。
ここに、VIP高校へと向かう二人の人物がいた。
大小二つのこのシルエットは、
じわじわと、だが着実にVIP高校へと近づきつつあった。
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:53:04.37 ID:BnRgxqu90
- (-_-)「……学校行きたくない」
一方でトボトボと駅からVIP高校に向かうこの人物。
小柄で生気も覇気もないが、どうやらVIP高校の生徒のようである。
彼の名はヒッキー。
きっといじめられっ子に違いない。
そんな彼の背後に、大小二つのシルエットが近づきつつあった。
- 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:53:45.45 ID:BnRgxqu90
- ( ´_ゝ`)「おい、そこの少年」
(;-_-)「な……ななななんですか?」
ヒッキーの背後には、ただでさえ小柄な自分よりさらに背の低い人物の姿があった。
しかしヒッキーとは裏腹に性器と覇気、そして自信に満ち溢れている。
さらにその後ろには、非常に背の高い人物がもう一人。
その巨大な人物が、背の低い方に話しかける。
- 13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:54:44.90 ID:Tme10xvG0
- >>11
ちょwwww性器wwwwwww
- 15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:55:43.01 ID:BnRgxqu90
- (´<_` )「兄者、声をかけるだけでビビらせるなんて流石だな」
( ´_ゝ`)「ふ……そんなに褒めるな、弟者よ」
すさまじく背の低いほう(身長156cm)が兄者と呼ばれ、
すさまじく背の高いほうが弟者と呼ばれた。
身長はまったく違うが、顔のつくりが完全に似通っているこの二人は双子なのだろうか?
そんなことを考えていると、ヒッキーは再び背の低い方に話しかけられる。
- 16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:56:48.71 ID:BnRgxqu90
- ( ´_ゝ`)「ところで少年。ドクオという男は知らんか?」
(;-_-)「え…あ…知っているけど…」
( ´_ゝ`)「よし。そいつのところに案内しろ。さもないと痛い目見るぞ」
兄者と呼ばれた背の低い男は、ヒッキーを見上げながら凄んでいる。
正直あまり怖くないが、その後ろにいる弟者は強そうだ。
ヒッキーはおびえた目で弟者を見ていた。
- 17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:57:35.37 ID:BnRgxqu90
- ξ゚听)ξ「ちょっと!あんたたち何やってんのよ!」
( ^ω^)ノ「ハウアーユー!」
すると、この兄弟の後ろから二つの影。
ヒッキーはすぐにその影の正体がわかった。
学校でも有名な、クラスメイトのアフロ内藤と津出さんだ。
- 18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:58:27.71 ID:BnRgxqu90
- (´<_` )「いやね、ちょっと尋ね事をしていただけさ。なあ、兄者?」
( ´_ゝ`)「……」
(´<_` )「……どうした兄者?」
( ´_ゝ`)「……美しい」
そう言うと、兄者はツンの手を取った。
急な兄者の行動に、さすがのツンもたじたじだ。
ξ゚听)ξ「な、なに? 何なの!?」
( ´_ゝ`)「一万年と二千年前から愛していました!僕と結婚してください!」
- 20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 22:59:25.34 ID:BnRgxqu90
- (;-_-)(´<_`;)「……」
なにを言い出すんだろう?このチビは。
二人は思った。
一方、ブーンは鼻をほじりながらその様子を眺めている。
ツンはその言葉に唖然としながらも言った。
ξ゚听)ξ「あ……ごめんなさい」
- 24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:01:19.99 ID:JVv5vCHj0
- 鼻糞ほじってる場合かwww
- 21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:00:14.80 ID:BnRgxqu90
:::::::.⌒⌒::::::::
,.::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ヽ
(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
(::::::::::::::::::::::::人::::::::::::::::::::::::::)
(:::::::::: / \ /\ :::::::::: ) キリッ
. (::::::::/ (ー) (ー)\::::::::::::::)
(:::::/ ⌒(__人__)⌒ \:::::::::ノ <一万年と二千年前から愛していました!
(::| |r┬-| |::::::: ) 僕と結婚してください!
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
- 23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:01:03.47 ID:BnRgxqu90
:::::::.⌒⌒::::::::
,.::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ヽ
(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
(::::::::::::::::::::::::人::::::::::::::::::::::::::)
(::::::::::::::/_ノ ヽ、_\:::::::::::::::::: )
ミ ミ ミ::::o゚((●)) ((●))゚o :::::::::::) ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. ::::⌒(__人__)⌒:::\::::::::/⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| |::::(⌒)/ / / // <だっておwwwwwwww
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/ しかもいきなり振られてるおwwwwww
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バン! バン!
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
- 25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:01:29.43 ID:kAqHSzcz0
- ニュー速でやる夫ウゼェwwwwwwwwwwwwwwww
- 26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:02:08.21 ID:B5pOQarf0
- 作者のAAの技術に嫉妬
- 27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:02:11.06 ID:BnRgxqu90
- (#´_ゝ`)「おい、マリモ!笑うんじゃねぇ!」
(´<_`;)「兄者…今のは兄者が悪い……」
(#´_ゝ`)「うるさい!マリモ、てめぇ何者だ!」
するとブーンはツンに近づき、ツンと肩を組んで言った。
( ^ω^)「僕はこいつの彼氏だお」
- 28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:02:57.99 ID:BnRgxqu90
- (´<_` )「ヨソウガイデス」
( ´_ゝ`)「ヨソウガイデス」
(-_-)「ヨソウガイデス」
川 ゚ -゚)「ヨソウガイデス」
ブーンの予想外の発言に、
いつの間にか現れたクーもみんなも、ボーダフォンからソフトバンクへ。
しかし、もっとも予想外だったのはツン本人だった。
- 29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:03:37.35 ID:B5pOQarf0
- CM入れんなwwww
- 30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:04:55.10 ID:BnRgxqu90
- ξ///)ξ「あ…あんた何言っているのよ!!」
顔を真っ赤にしてブーンの胸倉をつかむツン。
そんなツンにブーンが耳打ちする。
( ^ω^)「嘘だおwwだけどそうしといた方が面白そうだおwww」
ξ゚听)ξ「……あのねぇ」
( ^ω^)「というわけだお。僕の彼女にちょっかい出すなお」
ξ///)ξ「……」
ブーンはツンを傍らに引き寄せ、ツンの方に手を乗せて言う。
一方のツンの顔は、熟れたトマトのように真っ赤っ赤だ。
- 32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:06:11.65 ID:BnRgxqu90
- (;´_ゝ`)「なぜそんな男に惚れたんですか!?
アフロですか?こいつのゲロッパなアフロが決め手なんですか!?」
兄者がツンに詰め寄る。
ξ///)ξ「え……あ……えっと……」
(;´_ゝ`)「あああああああああ!!やっぱりアフロなんですね!?
ちくしょう!流石の俺もアフロには勝てねぇええええええ!!」
兄者は天を仰いだ。
そして、ブーンを指差して言う。
- 34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:08:03.70 ID:BnRgxqu90
- ( ´_ゝ`)「おい、Mr.アフロメ〜ン!私は必ず戻ってくる!
リメンバーパールハーバーだ!!」
(´<_`;)「兄者、それを言うならアイシャルリターンだ……」
( ´_ゝ`)「いくぞ弟者!」
(´<_` )「行くってどこに…?」
( ´_ゝ`)「やつのところだ!
やつなら……やつならきっと何とかしてくれる!!」
(´<_`;)「ドクオはいいのか?」
( ´_ゝ`)「かまわん!!
ツンさん!次に会うときはファンキーな私をお見せします!!」
ξ゚听)ξ「え……わ、わかりました」
( ´_ゝ`)「それでは失礼!」
(´<_`;)「待ってくれ兄者!」
二人はVIP駅のほうへと駆け出していった。
- 35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:09:53.96 ID:BnRgxqu90
- ( ^ω^)ノシ「おっおっお。バイブー」
ξ゚听)ξ「なんなの?あの二人?」
するとそこへ、見慣れたガイルヘアーがやってきた。
('A`)「おい、ブーン。
今、流石兄弟とすれ違ったけど、あいつらと何かあったのか?」
- 37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:11:43.07 ID:BnRgxqu90
- ( ^ω^)「おー。あいつら、流石兄弟って言うのかお?」
('A`)「ああ。ほれ、ここから電車でしばらく行ったところにドクシン高校ってあるだろ?
あいつら、そこの番長なんだよ。それにしても、こんなところで何していたんだ?」
ξ゚听)ξ「この子がからまれていたのよ」
(;-_-)「あ…、あの人たち、ドクオ君を探してたよ?」
('A`)「俺を?」
( ^ω^)「あいつらと何かあったのかお?」
('A`)「俺のこと『キモオタのくせに背が高いなんて生意気なんだよ!』って言うから
ボコボコにしたんだ。おおかた、その復讐にでも来たんだろう」
( ^ω^)「おっおっお。そういうことかお」
('A`)「でも、あいつらアホだけどなかなか強いからな。
何事もなくてよかったな」
(-_-)「あ……ありがとう」
ドクオはヒッキーの肩を「ポン」と叩いて言った。
そんなヒッキーは、相変わらずおどおどしている。
ガイルに肩を叩かれたら、ヒッキーに限らず誰だってそうなるだろう。
- 39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/18(水) 23:13:28.88 ID:BnRgxqu90
- ('A`)「んじゃ、学校行こうぜ」
( ^ω^)「オーケーベイベー」
('A`)「オー、エキセントリック少年ボーイ」
二人は学校へと歩き出した。
すると、クーがVIP駅のほうへ引き返していく。
ξ゚听)ξ「須名さん?どこ行くの?」
川 ゚ -゚)「今日の私は風邪だ。そう言っておいてくれ」
そう言い残すと、クーの姿は人ごみの中へと消えた。
ξ゚听)ξ「須名さんって一体……」
それは、作者にもわかりません。
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