( ^ω^)がアフロにしたようです
- 68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:23:16.52 ID:rTmv8XeS0
- その五
翌日の放課後のVIP駅。
ブーンとドクオは電車を待っていた。
慣れというものは恐ろしいもので、
はじめは注目されていた二人のヘアーも、今では時々子供に指差される程度になった。
しかし、二人は自分のファンキーさに自信を持っていた。
自分たち以上にファンキーなヘアースタイルの持ち主は、
リクーム以外にはありえないと思っていた。
この日までは……
- 69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:24:02.07 ID:rTmv8XeS0
-
「おい、ドクオとアフロ」
ドクオとブーンは背後から声をかけられた。
その声はつい先日に聞いたそれであった。
ドクオとブーンは背後を振り返りながら言った。
('A`)「なんだ、ショボン?」
( ^ω^)「僕の後ろに立つなお。アフロは後ろが見にくいんだお」
振り返った二人は愕然とした。
- 71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:25:55.88 ID:rTmv8XeS0
_,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
,r'" `ヽ.
/ ::. ヽ
. / :: ヽ
| :: .|
.| _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ |
〉" "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-,
| ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' }
. ゙N l ::. ....:;イ;:' l 、 ,l,フ ノ
. |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" < どうだ?ファンキーだろ?
.| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" .|'".
.{ ::| 、 :: `::=====::" , il |
/ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、
/ .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \
'" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_
- 74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:28:06.04 ID:rTmv8XeS0
- ドクオとブーンの振り返った先には、
遠く宇宙で光り輝いているはずの太陽があった。
/⌒ヽ
(´・ω・`)「どうだ?すさまじくファンキーだろう?」
ご丁寧に華麗に剃りあげたスキンヘッドをペタペタとたたきながら
ショボンは自信満々に言い放った。
- 78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:29:44.88 ID:rTmv8XeS0
- ( ^ω^)「うひゃひゃひゃひゃwwwwwwww」
('∀`)「ふひひひひひwwwwwお前wwwなんだそりゃwwwwww」
/⌒ヽ
(´・ω・`)「なんだ?このヘアースタイルに嫉妬しているのか?」
( ^ω^)「ドクオさんwwwwwヘアースタイルですってよwwwwwww」
('∀`)「ふひwwwふひひwww
ヘアーっておまwwwwwヘアーナッシングwwwww」
- 80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:30:32.44 ID:rTmv8XeS0
- /⌒ヽ
(#´・ω・`)「笑うな!ぶち殺すぞ!」
( ^ω^)「うひゃひゃwww
ドクオさんwwww僕のアフロからWAX取ってくださいおwwww」
('∀`)「はひwwwww把握したwwww」
ドクオはブーンのアフロに手を突っ込み、
そこから整髪料のWAXではなく、車用のWAXを取り出し、ブーンに渡す。
- 82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:33:52.62 ID:rTmv8XeS0
- ( ^ω^)「番長、ちょっとしゃがんでくれお」
/⌒ヽ
(´・ω・`)「ああん?こうか?」
素直にショボンはブーンの前にしゃがむ。
すると、ブーンはショボンの頭をWAXで磨きだした。
( ^ω^)「うひょwwwどうですかドクオさんwwwww」
('∀`)「当社比二倍、光り輝いていますねwwwwww」
そこで、いつの間にやら現れたクーが一言。
川 ゚ -゚)「……ハゲ番長」
- 83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:34:27.82 ID:rTmv8XeS0
| |
\ | | /
\ /
\ _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、 /
,r'"。⊂⊃ ○。`ヽ. /
― / ::. ○ ヽ ―
/ :: ヽ
| :: .|
.| _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ |
〉" "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-,
| ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' }
. ゙N l ::. ....:;イ;:' l 、 ,l,フ ノ
. |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l"
.| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" .|'".
.{ ::| 、 :: `::=====::" , il |
/ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、
/ .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \
'" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_
ハゲ番長 [A bald bantyo]
(1989〜2006 千葉県)
- 92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:37:42.03 ID:rTmv8XeS0
- ( ^ω^)('A`)「……」
( ^ω^)('∀`)「うひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwwwww」
ドクオとブーンは笑いながら地面をのた打ち回る。
その光景に顔を真っ赤にして怒るショボンが叫ぶ。
/⌒ヽ
(#´・ω・`)「もう許さん!
貴様ら、なぶり殺しにしてくれるわ!!」
- 96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:39:21.45 ID:rTmv8XeS0
ハゲばんちょう:L16
┃[HP]■■■■■┃ /⌒ヽ
┗───────→ └(´・ω・`)┐
ヽ ノ
┏┘└┓
,.:::.⌒⌒:::::ヽ
(::::::::::::::::::::::::::::) ブーン:L18
(::::::::::::::人:::::::::ノ [HP]■■■■■┃ ┃
(::::::::::::::::::::::: :ノ 49/ 49 ┃
←────────┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
あ! やせいの
ハゲばんちょう がとびだしてきた!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━▼┛
- 105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:42:25.48 ID:rTmv8XeS0
|
ハゲばんちょう:L16 \ | / ピカッ☆
┃[HP]■■■■■┃ ― /⌒ヽ ―
┗───────→ └(´・ω・`)┐
ヽ ノ
┏┘└┓
,.:::.⌒⌒:::::ヽ
(::::::::::::::::::::::::::::) ブーン:L18
(::::::::::::::人:::::::::ノ [HP]■■■■■┃ ┃
(::::::::::::::::::::::: :ノ 49/ 49 ┃
←────────┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ハゲばんちょう の
フラッシュ こうげき!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━▼┛
- 119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:48:51.67 ID:rTmv8XeS0
ハゲばんちょう:L16
┃[HP]■■■■■┃ /⌒ヽ
┗───────→ └(´・ω・`)┐
ヽ ノ
┏┘└┓
,.:::.⌒⌒:::::ヽ <めがぁ!めがぁ!
(::::::::::::::::::::::::::::) ブーン:ばるす
(::::::::::::::人:::::::::ノ [HP] ┃ ┃
(::::::::::::::::::::::: :ノ 0/ 49 ┃
←────────┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ブーン は
め をやかれた!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━▼┛
- 127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:51:14.32 ID:rTmv8XeS0
ハゲばんちょう:L16
┃[HP]■■■■■┃ /⌒ヽ
┗───────→ └(´・ω・`)┐
ヽ ノ
┏┘└┓
ブーン:ばるす
[HP] ┃ ┃
0/ 49 ┃
←────────┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ブーン はたおれた!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━▼┛
- 134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:54:37.46 ID:rTmv8XeS0
- /⌒ヽ
(´・ω・`)「ふはははは!勝った!勝ったぞおおおおおおおおお!」
( ^ω^)「うひゃひゃひゃひゃwwww眼が焼けるwwwwwwww」
/⌒ヽ
(´・ω・`)「どうだドクオ!
こいつに勝ったということは、お前に勝ったも同然!
この俺が最強だあああああああああああああああああ!!」
('∀`)「ふひひひひwwww俺はお前に勝てないwwwww
ショボンwwwwwお前がNO.1だwwwwwwww」
- 139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:56:30.88 ID:rTmv8XeS0
- ( ^ω^)「うひゃひゃひゃひゃwwwww眼がぁwwww眼がぁwwwwww」
('∀`)「バルスwwwwwwバルスwwwwwwwww」
/⌒ヽ
(#´・ω・`)「貴様らいい加減にしやがれ」
川 /【◎】パシャパシャ「……」
/⌒ヽ
(#´・ω・`)「女!カメラで撮るな!」
川 /【◎】パシャパシャピカッ☆「……」
/⌒ヽ
(#´・ω・`)「フラッシュをたくなああああああああ!」
- 144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:59:40.76 ID:rTmv8XeS0
- ( ^ω^)「ドクオさんwwwwwここに二つ目の太陽があるおwwwwwww」
('∀`)「地球の温暖化に拍車がwwwww
南極の氷が解けてもうだめだwwwwwww」
/⌒ヽ
(#´・ω・`)「黙れ黙れ黙れええええええぇぇぇぇ!!」
川 ゚ -゚)「後頭部に落書きしてもいいか?」
/⌒ヽ
(#´・ω・`)「殺すぞこの馬鹿女!」
川 ゚ -゚)「なら百歩譲ってシールを張らせてくれ」
/⌒ヽ
(#´・ω・`)「……もういやだああああああああああ!!」
こうして、ハゲ番長はこの近辺NO.1の不良となった。
第三話 おしまい
戻る/第4話