( ^ω^)ブーンがアイドルマスターを目指すようです

5: 第6話 :2006/10/17(火) 00:16:32.75 ID:582LTlwV0
  

( ^ω^)「おはようございますですお」

川`・−)「あぁ、ブーン君。おはよう」

('A`)「おはよう、ブーン」

( ^ω^)「ところで今日は何をすればいいのかお?アヤカもツンも今日は学校だし、レッスンも休み。これは早くもフリーの・・・」

('A`)「・・・見ての通りだよ」

 見るとマーヤはいつものスーツではなく、上下灰色のジャージを着ていた。
長い髪を縛ってジャージにしまい、三角巾で頭を覆った、代表的な“おそうじスタイル”。
ドクオも作務衣をきており、タオルを頭に巻いて立派な工務員と化している。
やがて、奥の社長室からドクオと同じ格好をしたショボンが現れ、手にしたもうひとつの作務衣をブーンに見せ付けた。


川`・−)「さ、これがブーン君の手ぬぐいよ」

(´・ω・`)「レッツ大掃除」

( ^ω^)「マジですかお・・・・・・」



6: 第6話 :2006/10/17(火) 00:18:38.10 ID:582LTlwV0
  

 その後、ブーンも着替えて4人で大掃除にとりかかる。事務所の動かせるものをすべて社長室へと運びだし、
簡単にゴミをとり、脚立も使ってカベを徹底的に磨く。休憩の後、ショボンの知り合いの
業者が持ってきたペンキセットを使い、壁をぬりかえていく。
 妙に手馴れたドクオやショボンの活躍もあり、二時前にほとんどの作業は完了した。


 よごれた作業服を着替え、ランチタイムも終わって客足まばらな『ニュー速プロ』近くの蕎麦屋に4人は出ることにした。
ブーンはいつものように礼儀もへったくれもない食事を取っていたが、ショボンもマーヤも疲れているのか、それに言及することはなかった。初見であきらめたのかもしれない。

( ^ω^)「しかし、ペンキ塗りまで自分たちでやるとは思わなかったお・・・」

('A`)「腕が痛ぃ・・・」

(´・ω・`)「だが、これで事務所も綺麗になった。彼女達もよろこぶだろう」

川`・−)「・・・ごちそうさま。では、私はクーを迎えにいってきます」

( ^ω^)「クーは今日も仕事なのかお?」

川`・−)「オーディションよ。声優としてのだけど」

(´・ω・`)「彼女もできるだけ早くアイドル登録に行かんとな・・・」



9: 第6話 :2006/10/17(火) 00:22:15.25 ID:582LTlwV0
  

('A`)「オーディション、か・・・・・・」

( ^ω^)「アヤカがオーディションを受けれるようになるのかお・・・」

(´・ω・`)「仮に今出たところで彼女達が受かり、メディアに出演する機会を得る可能性は万
にひとつもないな。
実力・知名度。共に彼女達はアイドルとしては最低ランクだ。まずは下積みだ。経験を積まなければ」

( ^ω^)「うーん・・・・・・でも、レッスンだけではつまらないお」

('A`)「つまらないとか、つまらなくないとか。そういう話じゃないだろ、ブーン・・・」

(´・ω・`)「そこで、だ。再来週の日曜日なんだが・・・・・・ひとつ依頼がある」



12: 第6話 :2006/10/17(火) 00:25:41.47 ID:582LTlwV0
  

('A`)「依頼、って・・・仕事のですか?」

(´・ω・`)「ああ・・・・・・ほら、駅前の大型スーパーがあるだろう?」

( ^ω^)「あの太陽マークのところですかお?」

(´・ω・`)「うん。今週末に特売があるのだが、そこの販促員として彼女達に行ってもらおうと考えている」

('A`)「なるほど・・・・・・」

(´・ω・`)「ひと昔前ならともかく、限定地域キャンペーンへの出演も立派なアイドル活動だ。特に地元での知名度を上げておく、というのはいい事だ」

( ^ω^)「つまり、アヤカがやツンが試食を勧めるという事かお?」
(´・ω・`)「うむ。そういう仕事もあるだろう」

('A`)「試食か・・・・・・」


幼ξ゚听)ξ「ちょっとドクオ、あたしの作ったクッキーが食べれないって言うの?」

(若'A`)「(ちょww碁石wwww)」


('A`)「・・・・・・」

( ^ω^)「ドクオ、どうしたのかお?」

('A`)「いや、何でもない・・・」



13: 第6話 :2006/10/17(火) 00:27:38.36 ID:582LTlwV0
  

(´・ω・`)「まぁ、詳しい事は掃除が終わってからだ。そろそろ戻ろう。さっさと片付けて早
目に上がろうじゃないか」

伝票を持って立ち上がったショボン。二人もそれに合わせて席を立つ。
暗中模索のプロデュース業、正直ショボンの申し出はありがたかった。


( ^ω^)「ついに仕事かお・・・ここまでいろいろあったお・・・・・・」

('A`)「(まだ三日目なんだけど・・・)」

(´・ω・`)「仕事とはいえ、表舞台輝く一般アイドルイメージとはだいぶ離れた仕事だ。勘違
いをさせても困るので、伝えるときは注意してくれ」

('A`)「そうですね・・・いきなりメールなんかしたらマズいですね」

( ^ω^)「え?」


〔都立きらめき高校1年B組〕

教師「で、あるからして・・・・・・」

从'ー'从「(あー、あと30分で今日も授業終わりかぁ)」

从'ー'从「(みんなどうするのかな・・・みんなどこにも行かないんだったら、事務所に顔を出して・・・ん、メールが来てる)」



14: 第6話 :2006/10/17(火) 00:29:45.69 ID:582LTlwV0
  

〔新着メール:1件〕
From:内藤ブーンP(Boooooon_to_outskirt_at_ time@idolmaster.ne.jp)
件名:これは(中略)アヤカとぼくには大いなる一歩だお!
本文:ショボン社長から聞いたんだけど、なんとさ来週の日曜日、仕事が入ったお!!


*     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +        
     〈_} )   |                                
        /    ! +    。     +    +     *         
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――    注:アヤカ


教師「ワタナベさん、廊下に立っていなさい」



15: 第6話 :2006/10/17(火) 00:31:59.24 ID:582LTlwV0
  

( ^ω^)「もしかして・・・早かったのかお?」

(´・ω・`)・('A`)「・・・・・・・・・・・・」


【続く】

<おまけ>

〔月曜日・朝・ツン自室にて〕
ξ゚听)ξ「あかまきがみあおまきがみきまきがみあかまきがみあおまきがみきまきがみあかまきがみあおまきがみきまきがみ。
のうしょうむしょうとっきょきょくにほんぎんこうこっこきょくせんばいとっきょきょかきょくとうきょうとっきょきょかきょく。
ぶぐばぐぶぐばぐみぶぐばぐあわせてぶぐばぐむぶgくぁwせdrftgyふじこlp;」



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