( ^ω^)ブーンがアイドルマスターを目指すようです
- 8: 第22話 :2006/12/04(月) 00:52:09.04 ID:iqGB5seD0
VIP区区役所から車に揺られること2時間と30分。二台は山道に揺られて合宿場──『ラウン寺』に到着した。
アイドルA「お寺に駐車場がある、ってのも変な話ですね」
マネージャーA「近くにキャンプ場があるから。そこと共同だそうだ」
AD「はいはーい、みなさん集まってくださーいー!」
ADがアイドル達をあつめる。もらった資料に書いてあったが、区切りとなる部分はきっちり決め撮りする
ようだ。それ以外の部分は雑多に撮ったものを編集する方針なのだろう。
( ><)「みなさーん、お疲れ様なんです。これから合宿場に移動するんです。私の後に
ついてきてほしいんです」
アイドル達「はーい」
進行のワカンナイデスについて駐車場からアイドル達が出発する。一度カメラを落とし、スタッフや機材ごと
集団も移動をはじめた。
- 10: 第22話 :2006/12/04(月) 00:55:28.57 ID:iqGB5seD0
( ><)「この先が本堂です。4日間お世話になる住職さんたちが待っているんです。
みんなで元気よく挨拶するんです」
ξ゚听)ξ「(なんだか小学生のころを思い出すわねぇ)」
( ><)「それじゃあ開けますよー」
そう言ってワカンナイデスはガラリと引き戸を引いた。そこで待っていたのは・・・・・・
- 11: 第22話 :2006/12/04(月) 00:55:57.94 ID:iqGB5seD0
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,!-、bヽニ .', i_,.ノ .| /¨`ヽ {0}
ヽニ, ,' /´ \ `‐- _,,,,..| i__,,.ノ
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l、/lc'`‐'`l__,.r'",r'" ,rーl", 、 ヽ'ー''
- 12: 第22話 :2006/12/04(月) 00:56:24.14 ID:iqGB5seD0
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ̄"ヽ / ',
b ,-、 d ./" ̄"ヽ {0} /¨`ヽ {0}
r-=、 |. `=' |_ .bi ,-、 id | ヽ._.ノ |
`゙ゝヽ、| ノ `ヽ、 / `=' ノ゙`ー | `ー' / ̄ ̄ ヽ,
にー `ヾヽ'" .ィ"^゙i _,,ノ , | / ',
,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ ゝ-‐ {0} /¨`ヽ {0},
ゝヽ、__l ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ヽ,/ / l ヽ._.ノ ',
W..,,」 .,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i | `ー'′ ',
 ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,-ゝ、'″ /,/`ヽl : : ヽ )'^`''ー- :、
lミ、 / f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:イ`i / \ / `゙
! ヾ .il l l;;;ト、つノ,ノ / /:ト-"ノ \ /
. l ハ. l l;;;;i _,,.:イ / / ,レ''" ヽ_,,ノ
人 ヾニ゙i ヽ.l yt,;ヽ ゙v'′ ,:ィ" / r-'"´`i
r'"::::ゝ、_ノ ゙i_,/ l ヽ ゙':く´ _,,.〃_ f´' ll
` ̄´ / l ヽ ヾ"/ `゙''ーハ. l
/ l ゙t `' /^t;\ ,,.ゝ
マネージャー達・アイドル達「ちょwwww」
- 14: 第22話 :2006/12/04(月) 01:01:43.32 ID:iqGB5seD0
木の板の張られた本堂に二列に向き合う坊主姿のトリ頭に豪快に吹き出すアヤカ達。
別に笑ってもペナルティが出るわけではないのが、アイドルとしてはどうなのだろうか。
アイドルD「(鳥?!)」
マネージャーB「(なんで鳥?!!)」
( ^ω^)「(マジシャンズ・レッドかお?!)」
アイドルC「(はうぅ、ビビッときたよぉ)」
从'ー'从「(あれ、いいなぁ・・・)」
マネージャーD「(というか、あの奥にいるのって・・・)」
トリ達のインパクトに押される参加者達に、奥の上座に座った男がゆっくりと声をかけた。
- 17: 第22話 :2006/12/04(月) 01:02:17.95 ID:iqGB5seD0
,_,..,ィヽ,、 |
/;;::r‐〜-ミ、 | ウ ェ ル カ ム
4~/へi::::::;/,ヘミ7 | W E L C O M E !
'-l|<>|:::::|<フ1|i' ノ ( よ う こ そ )
l! '" |::::l、~`リ へ
/`ー、 ハー;";::i:::ヾイl! ,r'~`ヽ、 \
,.ィ" ri l i ト、 1:|`丶:;;;:イ' ill!7、 、 y; ヽ、_` ー―――――
,. -‐''" 、 くゝソノリ~i | - 、 , -‐'7ハ ヾニト- ~` ー- 、_
, ィ ´ ,ゝ、_ `r' l | 、レ // `テ三..ノく _ ` ヽ、
/ , -' ,、 `、_) l,i, i // (/ ...,,;;;;:` 、 ヽ
;' '" ノ ;;;;:::: i ! : // .....:::::;;イ、_、_\ _ _ノ
l ..,, __,ィ"-‐´ ̄`i::::: ゙゙゙= ...,,,,,. l | ,// - = ""::;; :/ ` '''' '"
ヾ :;;;,, ,i l,// ,,..," / _,,.....,_
,. -- .,_ \ :;,. ;' V ;! `; /;: ノ ,.ィ'"XXXXヽ
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- 18: 第22話 :2006/12/04(月) 01:05:17.69 ID:iqGB5seD0
住職「よーうこそ。ワシがこの寺の住職」
( ><)「変態仮面さんなんです」
住職「違ーう!アナゴだ。ワシの名なぞどうでもいい。住職とでも呼んでくれれば結構よ。
これから三日間、ここで生活してもらうわけだが・・・まぁ、かたっくるしい事はいわん。
アイドル修行、がんばってくれたまぇ・・・」
アイドル達「はい、よろしくおねがいしm」
住職「いかーん。ほれ、そこの巻き髪」
ξ゚听)ξ「・・・あたしですか?」
住職「さよう。お前達はアイドルなのだろう。ならばもっとそれらしく・・・“きゃぴきゃぴ”と返事をしろぉい」
ξ゚听)ξ「・・・よろしくおねがいしまぁす」
住職「もっと、もっとだ。甘え分がまだまだ甘い。一回転しながら『アナゴさん、おねがいしマッスル』って
ウインクするくらいの心意気がほしいもんだなぁ、え?」
ξ#゚听)ξ「(こいつウザい・・・)」
- 20: 第22話 :2006/12/04(月) 01:10:28.41 ID:iqGB5seD0
(’e’)1「ズルいですよ住職」
(’e’)2「そうですよー、自分だけ名前で呼んでもらって」
住職「だまれぃ。被り物で顔を覆っているお前らをアイドルさんたちが区別できるわけがなぁい」
(’e’)3「自分だって“仮面”じゃないですか。ひとりだけそんな格好して目立とうとして」
住職「アイドルさん達が来るというのに晴れ着にしてどこが悪い?」
从'ー'从「(晴れ着なんだ・・・)」
(’e’)4「いいんですか?我々がその格好をすると、住職が辛くなりますよ。年を感じて」
住職「ワシは生涯現役よ」
('A`)「(なんだこの寺・・・・・・)」
コントを見た後、部屋へと移動を開始する一同。20名近いトリ達の中からジャンケンで勝ち残った3人に
つれられ、本堂の外へと出ることに。
- 22: 第22話 :2006/12/04(月) 01:13:10.65 ID:iqGB5seD0
(’e’)1「寺、といってもずっとあんなボロい木造で寝泊りするのはムリですよ。夏はまだ涼しいからいいんですけどね・・・
部活の合宿で毎年泊まりにこられる高校生もいるんで、こうして敷地内に別棟を立ててるんですよ」
(’e’)2「私たちの住居は本堂の奥にあります。この別棟同様エアコン完備ですし、衛星放送だって見れます」
(’e’)1「アイドル好きだって多いんですよ・・・あ、後でサインください」
マネージャーB「山寺って結構外の世界とつながってないイメージがあったんですけど、そうでもないんですね」
(’e’)1「21世紀ですから。私たちだってカツラをかぶって服を帰れば立派なシティボーイですよ」
从'ー'从「その仮面の下、やっぱりツルツルなんだぁ」
ξ゚听)ξ「もう見飽きたし、とったら?そのトリの被り物」
(’e’)1「修行中ははずしちゃダメなんですよ、これ。でも慣れると案外悪くないですよ」
(’e’)2「女の子を襲っても身元がバレませんしね・・・あ、これ冗談ですよ」
(’e’)3「おい、そんな事したらアイドルさん達に俺達まで変な目でみられるだろ」
ξ゚听)ξ「その格好してる時点で不信感バツグンなんだけど・・・」
(’e’)2「つれないなぁ・・・」
- 23: 第22話 :2006/12/04(月) 01:17:55.52 ID:iqGB5seD0
そんな会話をしながら別棟へ。夕食の準備があるらしい鳥たちと別れ、二階にあがる
从'ー'从「わーっ、タタミだぁ!おばあちゃん家にきたみたい」
AD「ここですね・・・みなさんはここに三日間寝泊りしてもらいことになります」
( ^ω^)「ブーン達はどこに泊まるのかお?」
AD「マネージャーさん達は隣の10畳間です。女の方はワカンナイデスさん達と反対側の部屋にどうぞ」
スタッフ「とりあえず今日は住職さん達が歓迎の夕食会を開いてくれるそうなので、それまで自由時間です」
AD「あ、これで適当に撮ってくださいね」
ハンディカメラを手渡し、退出する。部屋の中にはアイドル6人だけが残された
- 24: 第22話 :2006/12/04(月) 01:23:51.84 ID:iqGB5seD0
- ξ゚听)ξ「・・・・・・なんだか疲れたわねぇ」
アイドルD「あー、かわってるよね。ここ」
アイドルC「そう?あの鳥さんかぁいいけどなぁ・・・」
从'ー'从「うんうん、かわいいよねぇ」
アイドルB「ところでみんな、合宿って何やるか知ってる?」
アイドルD「さぁ・・・『アイドルのしおり』には詳しい事書いてなかったし」
从'ー'从「ダンスとかかなぁ。さっきの場所、すっごく広かったし・・・」
アイドルA「考えててもはじまらないわ。とりあえず・・・・・・」
Aはずっと大切そうにかかえていたバッグからビニール袋をとりだし、ひっくりかえす。
ドサドサと駄菓子の山ができた。
アイドルA「お菓子でも食べようか」
从'ー'从「わーい、賛成賛成―!」
アイドルC「食べるよぉ!」
【続く】
从'ー'从「あれれー。あと1レス分ネタが残ってるよー」
- 26: 第22話 :2006/12/04(月) 01:26:00.28 ID:iqGB5seD0
从'ー'从「そうだ、さっきので撮ってみようよ。いいかな?」
ξ゚听)ξ「いいんじゃない?」
从'ー'从「じゃあ早速・・・」
从'ー'从「あれれー、ボタン押しても動かないよぉ」
アイドルA「ところで、私たち。ずっとこの名前なの?」
アイドルB「いいAA見つからないみたいだからね。」
アイドルC「Cは別にいいよぉ。でも名前はほしいかも。Dちゃんは?」
アイドルD ('、`*「トソンって苗字があります。名前募集中かも」
アイドルC「嘘だっ!」
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