( ^ω^)ブーンがアイドルマスターを目指すようです

15: 第24話 :2006/12/07(木) 00:52:57.90 ID:nxwXC7KZ0
  

( ,,゚Д゚)「よぉ〜し。今日のレッスンはここまでだ」

アイドル達「ありがとうございました!!」


 合宿二日目午後8時。朝から夜までみっちり8時間、ようやく一日のレッスンが終了した。
片付けをしていると住職がやってきた。


住職「終わりましたかな?」

( ,,゚Д゚)「ええ、ちょうど今おわったところです」

住職「うむ、掃除もやってくれるとは感心感心。だが、アイドルさん達にやらせるというのはどうなのかね?
掃除くらい坊主どもにやらせるというのに・・・」

( ,,゚Д゚)「飾りじゃないんですよ、アイドルは。自分の後始末もできないような人間が、人の心を動かせると思います?」

住職「うむ、納得。そのとおりー。まだ明日もやるのだろう?床を磨くだけでいいと伝えてくれ。
この3日間、ここでの用事はないから、な・・・・・・」



16: 第24話 :2006/12/07(木) 00:55:06.55 ID:nxwXC7KZ0
  
アイドルA「そういえば、今回のオーディションに残ってるのって私達だけじゃないんだよね?」


 昨日と違って今日は普通に食堂で夕食をとり、にそのまましゃべっている時、ふとAが口を開いた。


アイドルC「うん。全員で13人だって聞いたよ」

从'ー'从「もう一組はわたし達より一日早く、別のところで合宿してるんだってね」

アイドルB「あっちがどんな事してるのかはわからないけど、リストならあるわ」


 ポシェットに手をつっこみ、少しシワクチャになった『合宿のしおり』を取り出すアイドルB。


アイドルA「・・・うーん、知り合いがいればどんな事してるのか聞けるのになぁ」

アイドルC「レナ、知ってるよ。この『カレハ・コノハ』って。すっごくかぁいいんだぁ」

从'ー'从「うんうん。執事さんと一緒にいる子だよね」

アイドルB「この子と連絡とれる?」

アイドルC「あ・・・ごめん。わからないよ」



18: 第24話 :2006/12/07(木) 00:57:51.76 ID:nxwXC7KZ0
  

ξ゚听)ξ「そんな事しなくても、クーさんに電話すればいいじゃない」

アイドルB「クー・・・クー・マーリェ?知ってるの、ツンちゃん」

ξ゚听)ξ「だって同じ事務所だもん」



川 ゚ -゚)『はい』

ξ゚听)ξ「もしもし、クーさんですか」

川 ゚ -゚)『あぁ、ツンか。どうだ、そっちの調子は』

ξ゚听)ξ「朝から晩まで8時間みっちりですよ・・・朝からランニング、って山のぼりしたし・・・」

川 ゚ -゚)『ははは、大変だな。こっちは明日が最終日だが、楽しくやってるよ。ビーチバレー、あれは結構むずかしいものだな』

ξ゚听)ξ「へぇ・・・海っぽいですね」

川 ゚ -゚)『海っぽいも何も、“海”だからな。スイカ割りにビーチパーティにビーチフラッグ。
マーヤさんと菊池真も交えてビーチバレー大会をやってるのだが・・・
三日連続で二人に優勝されてしまった。私たちもまだまだだな』

ξ゚听)ξ「た、楽しそうですね・・・」

川 ゚ -゚)『・・・む、すまない。カレハが花火を持ってきた。もう切るぞ。アヤカ達にもよろしく伝えてくれ。じゃ』

ツーツーツー



19: 第24話 :2006/12/07(木) 01:01:27.03 ID:nxwXC7KZ0
  

从'ー'从「どうだったぁ?」

ξ゚听)ξ「・・・・・・すごく楽しそう、あっち」

ξ゚听)ξ「あっちは“ムコナの10人”菊池真がいるみたい。ビーチバレー、スイカ割り、花火。
すごく夏を満喫してた」

アイドルA「えぇぇぇ!いいなぁ・・・うらやましい」

アイドルC「嘘だっ!!」

アイドルD「あれ、でもなんで菊池真さんがいるんですか?」

( ,,゚Д゚)「あぁ。ダンスを教えてるからな」


 ギッコが茶碗をかかえて通りかかる。


アイドルB「え?ダンスを?」

アイドルA「それよりギッコ先生よく食べますねぇ・・・何杯目ですか?」

( ,,゚Д゚)「4杯目だ、悪いかゴルァ」



21: 第24話 :2006/12/07(木) 01:04:26.99 ID:nxwXC7KZ0
  

( ,,゚Д゚)「菊池真はアイドル業を引退した後、いろんなダンスをやりたいって留学してたからな。
何年か前に日本に帰ってきて、振り付けの勉強の傍らダンススタジオで指導もやってる」

从'ー'从「そっかぁ。クーさんは真さんにダンスを教わっているのか・・・いいなぁ」

( ,,゚Д゚)「何か言ったか、ワタナベ」

从'ー'从「気のせいですよぉ」

ξ゚听)ξ「・・・でも、あきらかにこっち損してない?今日なんて一日レッスンよ」

アイドルB「合宿なんだから、ってのはあるけど・・・このままじゃ、私たちのアピールチャンスが問題かもね・・・」

( ,,゚Д゚)「まぁ、あっちは明日が最終日だそうだな。おまえらはまだ二日目だ。明日のレッスン、俺は朝だけだし
午後から何かするんじゃないか」

アイドルA「そうですかぁ・・・なんか楽しみですね」

从'ー'从「うん。でもどうしよう・・・わたし水着もってきてないよぅ」

ξ゚听)ξ「(山じゃ泳ぐことはないと思うけど・・・・・・)」



24: 第24話 :2006/12/07(木) 01:08:35.96 ID:nxwXC7KZ0
  

 その夜、スタッフルームにはギッコら臨時講師、一部のスタッフ、そして『ラウン寺』の住職が集まっていた。
ちなみにアイドル達は昼間のシゴキと職業柄、年齢に似合わず早くに就寝。彼女達の付き人もここにはいない。


( ,,゚Д゚)「・・・ワタナベ達、つまんなさそうにしてたぞ」

AD「大丈夫です。昨日と今日は布石。明日はきっといい画がとれます。
そのためにツチナガ住職にも協力を要請したんですから」

住職「まぁ、ここはワシの庭のようなモノだからなぁ。坊主たちも協力するきはマンマンマンだぞぃ」

スタッフ「でも、これで本当に人気と数字とれるんですかね?」

AD「水着アピールのためのスタイル重視で、めぼしい人材はあらかたあっちに行きましたからね。
こっちのアイドル達をひきたてるには、やっぱり非日常しかないよ」

( ><)「やっぱり朝のアレだけにして、午後からはアスレチックとかにしたほうがいいような気がするんです!」

住職「そんなものはここにはなーい!ワシにまかせておけば大・丈・V」

( ><)「(このトリ頭のほうが心配なんです・・・)」

【続く】
(’e’)1「今回は出番がなかったけど、次回は俺達が大暴れ。ついに時代は黄色い鳥だぜ」

(’e’)2「やべぇ、もうwktkがとまんねぇよ」

(’e’)3「あ、あともうちょっとこの話つづきます」



25: 第24話 :2006/12/07(木) 01:10:45.90 ID:nxwXC7KZ0
  

  〔翌日(合宿三日目)朝05:00・『ラウン寺』別棟〕


( ><)「おはようございますなんです〜私は今、アイドルのみなさんの部屋の前にいるんです」

( ><)「そう。恒例の『おはよう朝ごはん』・・・じゃなくて『目覚ましバズーカ』の時間なんです」

( ><)「聞き取りづらいかもしれないけど、我慢してほしいんです。それでは入っていくんです」


从ー从「Zzz……」

ξ)ξ「Zzz……」

アイドルA「Zzz……」

アイドルB「Zzz……」

アイドルC「Zzz……」

アイドルD「Zzz……」

( ><)「みんなかわいい寝顔なんです。よくみるとアヤカちゃんの額に『肉』ってかかれているんです。
たぶん、一番最初にねちゃったんだと思うんです・・・」

アイドルB「ムニャムニャ・・・もう食べれないですよぉ・・・・・・」

( ><)「ベタすぎる寝言なんです」



26: 第24話 :2006/12/07(木) 01:12:33.25 ID:nxwXC7KZ0
  

( ><)「ディアボロさんも言ってたけど、相手が一人なら簡単なんですが6人同時に起こすのは難しいんです」

( ><)「そこで、今回はこの人に来てもらったんです」

ミスティ「ふん、こんな事で私を呼び出すとはな・・・」

( ><)「申し訳ないんです。これは『愛姫<ビジュアルマスター>』じゃないとできない芸当なんです」

ミスティ「ほめても何もでないぞ。まぁいい・・・・・・」



          マ  ー  ブ  ル  ト  リ  パ  ー       




ミスティ「それでは私はもう行くぞ。」

( ><)「ありがとうございましたなんです」


 朝の部屋にたとえではなく台風をまきおこし、ミスティは去っていった。



27: 第24話 :2006/12/07(木) 01:13:38.36 ID:nxwXC7KZ0
  


( ><)「あらためてみなさん、おはようございますなんです」

ξ゚听)ξ「・・・おはよ。何があったの、これ」

アイドルB「・・・おはようございます・・・・・・」

アイドルC「・・・おはよう・・・・・・」

アイドルD「・・・おはようです・・・・・・」

从ー从「Zzz……」

( ><)「(アヤカちゃん、おいしすぎなんです)」


【おしまい】



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