(´・ω・`)私立クオリティ学園雑談部のようです

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:28:08.25 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「というわけで今日から雑談部として活動するよ」

('A`)「何で高三の夏から部活なんか……」

(´・ω・`)「どうせ今だって趣味無し友達無し彼女無しのお前だ
     しかも卒業したら金持ちの家に寄生してニートになるんだろ?
     人生最後の思い出作りに協力してやるんだから有り難く思え」

('A`)「……」

(;A;)

(´・ω・`)「……キモ」


第一談「他人の不幸は蜜の味/自分の不幸は鬱の味」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:32:00.97 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「じゃあこの部の説明でもしようか。
     雑談。以上」

('A`)(帰ってルイズたんハアハアしてぇ……)

(´・ω・`)「おいおいそう不安そうな顔するな。
     部員は俺達だけじゃない。」

('A`)「……」

(´・ω・`)「ドクオ?」

('A`)「ハッ!何!?ルイズたんも部員なの?」

(´・ω・`)「ぶち殺すぞ。妄想童貞が
     もうすぐ来るはずなんだが……」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:35:57.34 ID:Yvb5jYuPO
( ^ω^)「ここが雑談部の活動場所ですかお?」

(´・ω・`)「おっ来たね。ようこそ雑談部へ
      ドクオ、彼がブーンだ。」

('A`)「ど、どうも」

( ^ω^)「よろしくですお。」

(´・ω・`)「ブーンは俺と同じクラスで野球部だ。」

('A`)「ん?野球部ならなんでこんな部に……」

(;^ω^)「それは……」

(´・ω・`)「まあそれは後にしようか。
      じゃあ改めてこの部について説明しようか」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:39:28.02 ID:Yvb5jYuPO
( ^ω^)「説明って……ただ雑談するだけだお?」

('A`)「さっきもそう言ってたな」

(´・ω・`)「まあ簡単に言えばそうなんだが、それじゃあ休み時間でもできる。
      せっかくだから何かしらのテーマを決めて雑談しよう。
      それで毎回優勝を決める」

('A`)「優勝したら?」

(´・ω・`)「そうだな……優勝十回でこの部を好きな部にして良いってのはどうかな?」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:42:17.80 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「おお、良いね。じゃあアニメ研k」

(´・ω・`)「残るかどうか決めるのはこっちだからな」


('A`)

(´・ω・`)「じゃあ早速第一回目のテーマは「不幸」だ。
      自分の不幸体験を自慢したまえ。」

('A`)(ショボンのキャラが定まってない……)



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:44:55.75 ID:Yvb5jYuPO
( ^ω^)「とは言っても急には……」

(´・ω・`)「出てこないかい?じゃあ僕から行っても良いかな?」

( ^ω^)('A`)「どうぞ」

(´・ω・`)「まずは軽いのからね。この部を作った理由に少し関係あるんだけど」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:49:30.58 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「先週の終わりぐらいに彼女に振られた。」

( ^ω^)「ああそれはまたベタな」

('A`)「つーか彼女いたのか……知らんかった」

(´・ω・`)「誰がお前に教えるか。もっと経験豊富な奴に話してアドバイスもらうわ。
      まあその程度では普通にある話だけど……」

(;A;)「泣いていいか?」

( ^ω^)「キメェwwwwww(よしよし)」

('A`)

( ^ω^)「あ」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:52:41.52 ID:Yvb5jYuPO
(;^ω^)「つ、続けてくれお」

(´・ω・`)「まあ別れを切り出したのは彼女なんだ。
      で理由を聞いたら他に好きな男が出来たと。
      あのメスブタちゃっかり腰振ってやがった。」

( ^ω^)「なんか段々重たく……」

('A`)「ふ〜じの樹海はね〜僕らのふる〜さと〜」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:55:30.63 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「テメェの音痴な声聞かされると耳が腐る。
      一人でカラオケでも言ってろ。
      んでそれってやっぱり納得行かないじゃない?」

( ^ω^)「まあそれはそうだおね」

('A`)「俺は空気だ。傷なんて付かない。傷なんて……」

('A`)「でも傷付きたい夜もあるのさ」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 21:58:32.38 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「それで何日かあいつを問い詰めてたんだけどさ……
      ある日あいつの家で待ち構えてたらあいつの母親に見つかってね」

(;^ω^)「おおおぉ……」

('A`)「目覚めのコーヒー、敵は死んだ。クリープ(白)」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:01:52.54 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「どちらですか?って聞かれてオロオロしてたらちょうどあいつが帰ってきて」

( ^ω^)「それでどうなったんだお?」

(´・ω・`)「あいつが母親に『この人ストーカーよ!最近付けられてるの』って……」

(;^ω^)「犯罪者の出来あがりだお……」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:05:58.78 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「それからはあんまり覚えてないな。
      パトカーのシートが固いことぐらいしか覚えてないや」

(;^ω^)「続きは聞かないでおくお。」

(´・ω・`)「ありがとう。心遣い感謝する。」

( ^ω^)「にしてもそれが軽いのって……」

(´・ω・`)「なんか気がついてたら重たくなってた。反省は拘置所でしたよ。」

(;^ω^)「……」

(´・ω・`)「さあ次はブーンの番だよ。ちょっとドクオを棄ててくる。」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:09:55.11 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「う〜み〜は広い〜な、おっきいな〜」

('A`)「少年、君には広大に見えるかもしれんが世界ではこれが普通だ。」

('A`)「強くなれ!世界を変えるんだ。」

(´・ω・`)「まずはお前の腐った脳みそ取り替えろ。」

('A`)「あれ?ショボン終わったよ。」

(´・ω・`)「ああ、終わったよ。ブーンの話は聞いてあげてくれ」

('A`)「分かったよ。よっこらセックス」

(´・ω・`)(こいつはいらないかもな……)



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:15:01.68 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「じゃあどうぞ。」

( ^ω^)「ブーンもあんまり大した話しじゃないけど
       自己紹介代わりにこの部に来た理由を話すお。」

('A`)「ああ、それは気になるな。野球部だったんだよね?」

( ^ω^)「おっおっ。その通りだお。ブーンは野球部だお。」

(´・ω・`)「その上エースで主将で一番打者さ」

('A`)「すげぇな。っていうか投手で一番て珍しいな。」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:19:27.59 ID:Yvb5jYuPO
( ^ω^)「まあそれはおいといて、ブーンはかれこれ十年野球をやってるお。
       でも高校受験に失敗してクオリティ学園に来たら野球部が無かったんだお。」

('A`)「まあここ元女子校だしな」

( ^ω^)「それで部員を集めて甲子園を目指すことにしたんだお。」

('A`)「おお、王道的な漫画のパターンじゃないか」

(´・ω・`)「そうだね。でも……」

( ^ω^)「おっ、三年間勧誘したけど……」

(´・ω・`)( ^ω^)「部員はブーン一人だった(お)」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:23:50.17 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「……」

( ^ω^)「毎日の朝練から放課後、それから休日までずっと一人。
       一人での声出しは指差されて、球技大会では得意のソフトボールで将棋部に負け
       何度辞めようと思ったかは忘れちゃったね。」

('A`)「なんか口調変わってないか?」ヒソヒソ

(´・ω・`)「悲しさを思い出してキャラを見失ってるのさ」ヒソヒソ



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:26:54.65 ID:Yvb5jYuPO
( ;ω;)「そして先週のメンバー登録に間に合うことなく僕の野球人生は終わったんだお……」

('A`)「ああよしよし、泣くな泣くな。」

('A`)「モンダミンの容器に精子貯めてたのカーチャンに見つかかった俺よりマシさ。」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:29:09.84 ID:Yvb5jYuPO
( ^ω^)「え……」

(´・ω・`)「ドクオ、まだ君の番じゃないよ?」

('A`)「ん?わかってるぞ。こんな話ここで話すほどのもんじゃないしな。」

(´・ω・`)「なん……だと……」

( ^ω^)「こいつはクレイジーだぜっ!」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:32:59.16 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「ブーンは終わりか?なら俺行くよ」

(;^ω^)「お、終わりだお」

(;´・ω・`)「じゃあドクオ、どうぞ。」

(;´・ω・`)(;^ω^)(警戒しとくしかない)

('A`)「あれは中学のころかな。あれくらいになると好きな女子とか出来るだろ?」

(´・ω・`)「あれ?以外に軽い入りだな。っていうかドクオからその手の話するの珍しいね」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:36:10.44 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「まあね、実際話すの初めてだし。」

(´・ω・`)「ふうん、続きを」

('A`)「でさあその頃は俺イジメられてたのよ」

(´・ω・`)「その頃は、って……」

('A`)「ん?だって今はイジメなんかないし」

(´・ω・`)(こいつ毎日公開オナニーさせられてるのに……)



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:39:07.03 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「で、マジブルー入っててぇ」

(´・ω・`)「ぶち殺すぞ」

('A`)「どうもDOKUOでーす。ロックロック!」

(´・ω・`)「DOTEIの間違いだろうが」

('A`)「HOKEIもだけどな。まあイジメられてて少しおかしくなってたのよ。」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:42:11.73 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「引きこもってネトゲしてたんだよね」

(´・ω・`)「まあ一般的な廃人パターンだな」

('A`)「んでネトゲってなかなか手が話せないわけよ。
    だからペットボトルに排泄物貯めてたんだよ



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:44:22.45 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「手が話すわけないだろ……常識的に考えて」

('A`)「だが手話がある。で何を思ったか小便だけじゃなくて
    ウンコとか精子も貯めるようにしたのよ。」

(´・ω・`)「うわ……」

( ^ω^)「こ れ は 酷 い」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:47:45.72 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「である日それを配合したわけだ。」

(´・ω・`)「は?」

( ^ω^)「配合?」

('A`)「まあ混ぜ合わせたわけだゴム手袋はめてな。
    ネチャネチャネチャネチャと」

(;^ω^)「……」

(;´・ω・`)「さすがにホモの俺でもそれは引くわ」

('A`)( ^ω^)「え?」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:53:45.43 ID:Yvb5jYuPO
(´・ω・`)「いや何でもない。でも女は信用ならんし……」

(;^ω^)「つ、続きを」

('A`)「で当時同じクラスだった高ビーな女の机に突っ込もうと思ったのよ」

(;^ω^)「学校休んでた癖に……」

('A`)「だから怪しまれないと思ったんだよね。
    でも大変だったな……渇いたウンコを精子と小便で潤して……」

(;^ω^)「あ、あの……」

(;´・ω・`)「僕達はこの変で失礼します……」

ガチャッ

マジデキモカッタナ……
キョウゴハンタベレナイオ……



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/26(土) 22:58:01.28 ID:Yvb5jYuPO
('A`)「んで日が経つに連れて色が緑っぽくなってさあ……
   そうして出来た特製の『臭い玉』を見たときのあいつの顔……
    かなりオカズにさせてもらったわ……やべ、なんかムラムラしてきた。一発抜くか」

シコシコ シコシ…ウッドピュッ!

('A`)「ふう……あれ二人は?」

('A`)「……」

('A`)


第一談 了



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