('A`)ブラックジャックのようです

67： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:39:29.54 ID:poiN/5w20: 　　,,..　　　　毒尾鬱路の
　 ,;;,;''''''彡　　 4＿＿__i､,4＿＿i、　 ,4＿＿_i､　＿_　　　　　　　 ,4＿＿_i､
　ミ 'A`)　　《　　　00　|、　　　》　《　　　　　》《　　》《》《》　　　《　　　　　》
　/フ┃フ　　 v￣|　　/,4====v､　 /　/“７　/ 》==《　　/!　　　　/　/“７　/
./.| |.┃|｝ﾊヽ*　　|　 /《　　　　　|_/　/　/　/　《＿_》　//┌ｉ_　_/　/　/　/
| ,∪、　|ﾟ -ﾟ)　　/　/　 v￣]　　ﾉ＼／ /　/　　　＿／/《_　　》＼／ /　/
|￣￣|　と/　　/ ／　　　　/ ／00｢|　/　/_人_ / 　／　 | |ﾚ00｢|　/　/
|＿＿|Lつ　　レ　　　　　レ　ヒノ　レ'　｀Ｖ´ V￣　　　 ┘ ヒノ　レ'
69： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:40:52.82 ID:poiN/5w20: ３．ピノクー愛してる

(‐A‐)Zｚｚ...

川ﾟ -ﾟ)「センセイ、起きて」

(‐A‐)「ぐごご」
　∩ﾞ

川ﾟ -ﾟ))ﾋﾟｸｯ

ぐちゃ

≪ﾟAﾟ≫「ギィや嗚呼ああああぁぁあああぁあ！！！」

川ﾟ -ﾟ)「やっと起きた」
74： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:42:07.79 ID:poiN/5w20: :(；A；):「あっ、あっ……おちんぽが……ぼくのおちんぽが……」

川ﾟ -ﾟ)「朝ごはんできてゆかやはやく来い」

(ぅA；)「うっうっ……」

川ﾟ -ﾟ)「はやく」

(；A；)「はい……」

川ﾟ -ﾟ)「はい、ごはん」

( 'A`)「……」
76： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:43:02.47 ID:poiN/5w20: 　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　〃⌒::::::::‐-⌒＼＿
　　　　　　　　ｌ￣/＿＿‐‐:::　ー´::::｀´⌒:::ヽ"｀⌒::⌒ 〉
　　　　　_-‐‐￣＿ﾉ::ヽ::::::)　　＼/:::　::ｉ　´⌒ｒ‐ｉ"-::　::{
　　　　　 }　　/::::::::::::ゝ::::::::　⌒　r　Y　..ヽ:::...　-‐‐‐､:::`ヽｉ
　　　　　ｒ::〃´ ￣ゞ´:::::‐‐‐|　　　├‐ｉ::::::ゝ;;;:::::..　　　):::::､´
　　　ｒ⌒::・ゝ＿〃／::::＼ｉ　　　　|:::i　,,　/::::⌒＼-ｉヽ::::: 〉
　　ゝ､::::｀￣ヽ;:::::ゝ:::::::::::::〃ヽ,:::　⌒ヽ´::::＼::::::　　ｒ‐ヽﾆ´　　　
　　ト＿::::`‐‐---ｌ:::::::´⌒￣ヽ:::＿||ニ::::⌒〃‐‐‐‐´:::::::)::::: )
　＿ :::::ｌ___/::::∥￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣`ヽｉ::　　| /
〈＿＿ノ::　　　||＊＊＼＃＃＃ｉ＃＃＃＃-‐‐-＃＃|::::　ｉ／
　　　ｌ:::::　::::　||＊＊＊＼＃＃ｉ＃＃／　　　　＼＃{::::　ｌ
　　　ヽ::::::::::　||＊＊＊＊＼＃ｉ＃/　　　　　　　ｌ#/ゝ::::: ゝ
　　　　ヽ:::::　人＊＊＊＊＊|＃｜　　　　　　　//
　　　　　ヽ::::::{　＼＊＊＊＊|＃ヽ､　　　　　´／
　　　　　　}:::::|　　　ヽ､＊＊｜＃＃￣￣_／
　　　　　　￣　　　　　ゝ￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　｀‐‐-------‐‐"
79： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:43:56.76 ID:poiN/5w20: (；'A`)「……何スか、これ」

川ﾟ -ﾟ)「てやぶやどん」

('A`)「はい？」

川ﾟ -ﾟ)「だかや、てやぶやどん」

('A`)「ああうんテラ豚丼ね、うん……」

川ﾟοﾟ)「あーん」

('A`；)「こんなクソ重いモン朝から食えないって」

川ﾟ -ﾟ)つ┫ニニフ+「くわないとのろかっきゆぞ」

(ﾟAﾟ；)「ひぃ！　食べます！」
80： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:44:33.54 ID:poiN/5w20: ( ；'A`　)「げふぅ……」

川ﾟ -ﾟ)「おそうじおそうじ」

('A`；)「だからそんな事しなくっていいって……」

川ﾟ -ﾟ)「コーヒーわいてゆかや飲め」

('A`)「はいはい……」

(ﾟ- ﾟ川「～♪」

( 'A`)「はぁ……うまくいかねぇな（調教的な意味で）」
( つ旦~

がしゃーん　どしゃーん　わーっ

('A` )?
( つ旦~

('A` )「おーいピノクー？　今の音は何だー？」

川ﾒﾟ -ﾟ)「ちょっとややかした」

('A` )「は？」
81： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:45:07.76 ID:poiN/5w20: 　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　｜ノ( |
　　　　　　　　　　　｜.⌒｜　　
　　　　　　　　,＿　 |　　｜　　　　
　　　　　　　　/。ﾟ＼.|　　| 　　　　　　　／⌒ヽ
　　　　　　　　 l　　 ⊃　⌒_つ　　　　　(　人　 )
　　　　　　　3 `'ｰ---‐'''''　　　ｰっ　　　|...,,.　　|　　　　　　　　　
　　　　　　　　_,,..,,,_　　　　　　　　
川ﾒﾟ -ﾟ)σ

　　　　(　　')

Σ(；A；)「16億円もしたフィギュアがーーーっ！！」

川ﾟ -ﾟ)「こんなのに16おくえん？　きがくゆっとゆ」
82： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:46:09.33 ID:poiN/5w20: (#'A`)「～～～っ、もういい！　お前は何もするな！」

川ﾟ -ﾟ)「なしてさ」

('A`)「あのなぁ、お前はまだ赤ん坊と変わらないんだ。
　　　余計な事はせずに、子どもらしく遊んでりゃいいんだよ」

川ﾟ -ﾟ)「たまにいややしい目で見てゆクセに」

Σ('A`；)「そ、それは今関係ないだろ！　とにかく、お前は何もしなくていいんだ！」

川ﾟ -ﾟ)「センセイ一人じゃ大変だかや、お手伝いしてゆのに」

('A` )「ああ、いらんいらん。近くにコンビニあるし手術室さえ清潔にしときゃいいし」

川ﾟ -ﾟ)「れも」

('A`)「大体、俺は人から命令されたり干渉されるのが嫌いなんだ。
　　　そうやって三十年間生きてきたし、これからも変えるつもりはない」

　　_, ,_
:川ﾟｈﾟ):
84： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:47:19.04 ID:poiN/5w20: ('∀`)「はい論破ｗ　今や念力も使えなくなったお前に何ができる？
　　　　分かったら大人しく絵本でも読んでろ！　な！」

川　 - )「センセーの……」

('∀`)「ん？」

⊂川；д；) 「センセーのアホンダヤーーッッ！」
　　　⊂彡☆)ﾟAﾟ).・;∵ぅゎょぅι゛ょっょぃ

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ　ﾊﾞﾀﾞﾑ　ｶﾁﾘ

(#)A`)「アタタタタ……なんだってんだよ……」

('A` )「おい、ピノクー？」

('A` )「……ち、カギかけてやがる」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

( 'A`)「ん？　来客か？」

ﾋﾟﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

( 'A`)「はいはーい！　今行きますよーっ！」
86： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:48:15.41 ID:poiN/5w20: ※

('A`)「ふむ……整形、ですか」

(#ﾟ;;-ﾟ)「はい。その写真のように変えて欲しいんです」

('A`)「傷を消すだけではご不満なんですか？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「いけませんか？」

('A`)「いえいえ、不細工な顔で生まれた者のひがみですよ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「……」

('A`)「ま、いいでしょう。準備をするので、ここでしばらくおくつろぎになってください」

(#ﾟ;;-ﾟ)「はい」

(#ﾟ;;-ﾟ)「……」

(#ﾟ;;-ﾟ)(汚い部屋だなあ……）

ｶﾁｬ

(ﾟ-;;ﾟ#)「？」
88： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:49:40.35 ID:poiN/5w20: 　|
　|'ﾊヽ*
　|ﾟ -ﾟ)
　|と
　|

(ﾟ-;;ﾟ#)（……子ども？）

川ﾟ -ﾟ)「……」

(#ﾟ;;-ﾟ)「こんにちわ。お名前は？」

川ﾟ -ﾟ)「……ぴのくー」

(#ﾟ;;ｰﾟ)「いくつ？」

川ﾟ -ﾟ)「18。ふえっしゅぎゃゆ」

(；ﾟ;;-ﾟ)「あ、そう……。せ、先生の娘さんなのかな？」

川ﾟ -ﾟ)「んーん。じょしゅ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「助手なの？」

川ﾟ -ﾟ)「そう」
90： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:50:22.47 ID:poiN/5w20: (#ﾟ;;ｰﾟ)「ふふ、ちいさな看護婦さんね」
　　_, ,_
川ﾟ -ﾟ)「わやうトコじゃない」

(；ﾟ;;-ﾟ)「ごめんなさい……」

川ﾟ -ﾟ)「れも、センセイがお手伝いさせてくんない」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あら、どうして？」

川ﾟ -ﾟ)「知やない。たぶん私が嫌いなんだ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「そうなの？」

川ﾟ -ﾟ)「……おねえさんは何しにきたの？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「え、私？　私はね、顔の怪我を治してもらいに来たのよ」

川ﾟ -ﾟ)「ふーん」

『あーっ、ちくしょう！』

川ﾟ -ﾟ)「！」
91： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:51:15.69 ID:poiN/5w20: ('A`；)三「モルヒネの在庫どこに置いてたっけな～？　ああもう、クソっ」

('A`)「あ、もう少し待っててください。ちょっと探し物があってね」

('A` )「コレはアナニー用に買ったローションか……。ん？　あったあった、コレだ」

(；ﾟ;;-ﾟ)（……本当に大丈夫なのかしら）

(ﾟ-;;ﾟ#)「あら？」

('A`)「どうかしましたか？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「いえ、さっきまでここに女の子が」

('A`)「ああ、ピノクーですか。ったくまだスネてんのか、アイツめ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あの、ピノクーちゃんって……」

('A`)「話せば長くなるんですがね――」

　　　　_,,..,,,,_
　　　./ ・ω・ヽ＜中略でごんす
　　　l　　　　 l
　　　`'ｰ---‐´

('A`)「――とまあそんなワケで、ウチの居候になってるんですな」
93： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:51:51.65 ID:poiN/5w20: (#ﾟ;;-ﾟ)「そんな事って……」

('A`)「信じられないのも無理はないでしょうな」

(#ﾟ;;-ﾟ)「でも、先生であればそんな神業も朝飯前なのでしょう？」

('A`)「褒めたって手術料は安くなったりしませんぜ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「そんなつもりは」

('A`)「ま、形だけならいくらでも取り繕える自信はそれなりにありますがね……」

(#ﾟ;;-ﾟ)「……」

('A`)「ピノクーは他に何か？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「私は助手だ、って」

( 'A`)「助手……」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あと、先生が自分の事を嫌ってるんじゃないか、って」
95： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:52:33.23 ID:poiN/5w20: ( 'A`)「なるほどね……」

('A`)「さっきお話した通り、アイツは精神的にはまだまだ未熟だ。
　　　まあそれはそれでオツなんですがね。それに、ただでさえ不完全な肉体でもある。だがそれがいい。
　　　今だって治療を続けている状態なんです。無理をして、何かあってからじゃ遅い。
　　　そういうワケで、今はゆっくりと育って欲しいんですよ。
　　　果実が成長していく様を見守るのも、なかなかそそるでしょう？
　　　念願かなって幼女と一つ屋根の下暮らす事になりましたが、なかなか難しいものですな。
　　　私はこの通りの男やもめで、ロクに小さな子と接した事がないものでね。
　　　言葉が足らない時もままあります。しかし、嫌ってなどないですよ。むしろ愛している」

('A`)「……と、長話が過ぎましたな。手術にとりかかりましょう」

(；ﾟ;;-ﾟ)（頭おかしいんじゃないかこの人……）
98： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:54:11.64 ID:poiN/5w20: （５時間後）

('A`)「手術は完了しました。二、三週間もすれば包帯も取れるでしょう。
　　　その間、ここで過ごしてもらいますが、よろしいですかな？」

（三）『はい、ありがとうございます。それで、あの』

('A`)「ああ、料金ですか。それは治ってからキッチリ支払ってもらいますよ」

（三）『はい』

('A`)「……」

（三）『先生？』

( 'A`)「ピノクー、そこにいるんだろ」

川；ﾟ -ﾟ)「ぎくい」

('A`)「口でぎくりって言ってどうする。彼女の身の回りの世話を頼む」

川ﾟ -ﾟ)「え、れも」
100： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:54:56.01 ID:poiN/5w20: ('A`)「俺だってヒマじゃないからな。色々とやらないといけない事もあるんだ」

( 'A`)ゞ「それに、なんだ？　女性の身の回りの世話を俺がするのはアレだろ？」

（三）『……』

('A`)「そのかわり、彼女に失礼のないようにな」

川*ﾟ -ﾟ)「……はあくした！」

（三）『おねがいね、看護婦さん』
104： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:55:45.98 ID:poiN/5w20: ※

('A`)「さて、もう包帯を取ってもいい頃合でしょう」

（三）『……』

('A`)「鏡をどうぞ」

(*ﾟーﾟ)「え、コレって、私の元の顔……？」

('A`)「何か不都合が？」

(*ﾟ -ﾟ)「困ります！　ちゃんと依頼した通りの顔にしてくれないと！」

('A`)「旦那さんに見つかってしまう、ですか？」

(*ﾟ -ﾟ)「……どうしてそれを」

('A`)「これでも私ぁ外科医の端くれでしてね。傷を見れば大体の見当は付きますよ。
　　　それでまあ、ちょっと調べてみたんですな」

('A`)「旦那さん、あなたが思っている以上にヤクザな男だったようですな。
　　　余罪がゴロゴロ出てきたそうですよ。ま、まず死刑は免れないでしょう」

(*ﾟ -ﾟ)「それって……」
106： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:56:28.35 ID:poiN/5w20: ('A`)「私ァ、人から干渉されるのは嫌いだが、干渉するのは三度の飯より好きでしてね。
　　　それでも別の顔に変えたいって言うんなら、他を当たりなさい」

(*； -；)「ありがとう、ございます……」

('A`)「あなたは整形するまでもなく十分美しい。だから私は、傷跡だけを消したまでですよ」

川ﾟ -ﾟ)「くせえ」

(ﾟAﾟ；)「やかましい！」

川ﾟ -ﾟ)「れも、おねえちゃんって美人だ」

(*；ー；)「……ありがとう、ピノクーちゃん」
107： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:57:02.86 ID:poiN/5w20: （数ヵ月後）

(*ﾟーﾟ)（ようやく手術料が溜まったわ）

(*ﾟーﾟ)（最初は怖い人だと思ったけど、素晴らしいお医者様だったわ）

(*ﾟ -ﾟ)（……顔はアレだけど）

(*ﾟーﾟ)「ごめんくださーい」

(*ﾟーﾟ)

(*ﾟーﾟ)「あら？　留守かしら？」

『わーーーッッ！』

『こらっ暴れるな！　大人しくしろ！』

(；ﾟーﾟ)「！？」
108： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:57:43.67 ID:poiN/5w20: 『痛いのは最初だけだから！　すぐ終わるから！』

『やー！　痛いのやー！』

(；ﾟーﾟ)ｺﾞｸﾘ

(；ﾟーﾟ)「お、お邪魔しますっ！！」

　　(；'∀`)
　 /ヽヽ ,,ﾉﾊヽ*
　と＿)つ； -；)つ

　　　　　　　　　　(ﾟ*　　)

(*　- )「何を……なさってるんですか……？」
109： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2008/08/17(日) 23:58:15.86 ID:poiN/5w20: (；'∀`)「あ……ﾊｧﾊｧ……コレは違うんですよ……治療の一環でして……ﾊｧﾊｧ」

川； -；)「たすけてっ！」

(；'∀`)「んっ？　お注射がイヤなら苦ぁ～いお薬飲む方がいいか？　んっ？　ﾊｧﾊｧ」

(*ﾟ -ﾟ)
　つ】

(*ﾟ -ﾟ)】

__[警]
　(　 ) (　 )
　(　 )Ｖ(　)
　 | |　　| |

　　　　　　　　　　　　(ﾟ川川(ﾟ*　　)

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