('A`)ブラックジャックのようです

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:23:53.27 ID:6cvt4BAf0

  ,,..    毒尾鬱路の                               ,,,,,ヽヽ
  ,;;,;''''''彡   4____i、,4__i、   ,4___i、 __          ,4___i、 ,,″///ノノノ
 ミ 'A`)   《   00 |、    》 《     》《  》《》《》     《     》 川ヽ^ω^)
 /フ┃フ   v ̄|  /,4====v、  / /“7 / 》==《  /!    / /“7 /  { ̄フ o フ
./.| |.┃|}ハヽ*  |  /《     |_/ / / / 《__》 //┌i_ _/ / / /   }  〉〈||〉ヽ
| ,∪、 |゚ -゚)  / /  v ̄]  ノ\/ / /   _//《_  》\/ / /   |,U、|__)
| ̄ ̄| と/  / /    / /00「| / /_人_ /   /   | |レ00「| / /   | ̄| 〉  〉
|__|Lつ   レ      レ   ヒノ レ' `V´ V ̄     ┘ ヒノ レ'   .|_|_〕 _〕

14.二人のグロい医者



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:25:11.75 ID:6cvt4BAf0

 □
□(;'A`)
□ノ )
  > >


   
     \

        川 ゚ -゚)
       と   ノ⊃
    テテテ `、_)´



(;'A`)「こらっ、先に行くな」

(゚- ゚ 川「歩くの遅いんだもの」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:27:02.47 ID:6cvt4BAf0
(;'A`)「買い物全部持たせておいて何を」

川 ゚ -゚)「レレィに荷物持たせるちゅもり?」

(;'A`)「分かったからもうちょいゆっくり歩け。迷子になっても知らんぞ」

川 ゚ -゚)「ふんだ」

(;'A`)「やれやれ」



( 'A`)「ん?」


(ヽ^ω^)



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:28:13.77 ID:6cvt4BAf0
 
('A`)(アイツは……)

川 ゚ -゚)σ「だぁえ、あの人」

('A`)「シッ、指を差すな」

川 ゚ -゚)「なんらかユーユーハクショの左京の出来損ないみたい」

('A`)「誰だよ」


ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org24923.jpg
※コイツ



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:30:29.40 ID:6cvt4BAf0
 
(ヽ^ω^)「ククク……久しぶりだお、ブラックジャック」

( 'A`)「……ふん」

川 ゚ -゚)「知ってゆ人?」

('A`)「ああ。コイツの名はドクター・イベリコ」



('A`)



('A`)「豚だ」Σ(゚ω゚#)「豚って言うんじゃねーお!!」


・イベリコ豚(イベリコぶた)とは

 スペイン西部地方のみで飼育されるイベリア種というスペイン原産の黒豚。
 黒い脚と爪をもつ傾向があり、スペイン語では「黒足の豚」(pata negra)と表現される。
 (wikipediaより抜粋)



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:32:12.06 ID:6cvt4BAf0
 
( 'A`)「お金やるからちょっとそこで遊んでろ」

川 ゚ -゚)「はあく」


    川 ゚ -゚)
 三 _/ っI
   └ー、_)
        テテテ

( 'A`)「……」

(ヽ^ω^)「……」

('A`)「で? こんな所で何をうろついてるんだ?」

(ヽ^ω^)「俺がどこを歩こうが勝手だお」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:33:23.17 ID:6cvt4BAf0
 
( 'A`)「……また、人を殺すつもりなんだな?」

(ヽ^ω^)「物騒な事言うんじゃねーお。俺は人助けをやってるんだお?」

('A`)「何?」

(ヽ^ω^)「死にたい、死にたいと言う人間を、
      法律に触れずにあの世へ送ってやる……それが俺の仕事だお」

( 'A`)「厨ニ病乙」

(ヽ^ω^)「お前は金次第で命を助ける、俺は金次第で安楽死をさせてやる、
      どっちも似たようなモンじゃないかお」

('A`)「一緒にするんじゃない」

(ヽ^ω^)「まあいいお。ところで、あの娘……」

( 'A`)「あん? ピノクーの事か?」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:34:09.96 ID:6cvt4BAf0

        ___
         /≡|   |<ソニブ-
 川 ゚ -゚) ./  .|   |  プワッ
  ( っ゙o/   | =.|
  ||`J[     .|   |

        ___
         /≡|   |<ウーワ
 川 ゚ -゚) ./  .|   |  ウーワ
  ( っ o/    | =.|
  ||`J[     .|   |

        ___
   _, ,_   /≡|   |<ユールーズ
 川∩-゚) ./  |  |
  ( ミ⊃バンバン =|
  ||`J[     .|   |



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:36:35.94 ID:6cvt4BAf0
 
(ヽ^ω^)「どういうルートで買ったんだお?」

('∀`)「テメーには教えてやんねーwwwwwww」

(ヽ^ω^)「通報したwwwwwwwwwww」


( 'A`)「真面目に言うと、ちょっと事情があってな……」

(ヽ^ω^)「おん、孤児かお?」

('A`)「似たようなもんだ。可哀想な話だ」

(ヽ^ω^)「お前に引き取られた事のがよっぽど不幸だお」

('A`)「うるせぇ。いつも酷い目に遭ってるんだぞこっちは」

(ヽ^ω^)「おっと、そんな無駄話をしてるヒマなかったんだお。ばいぶー」

('A` )「……ふん」


('A`)(イベリコめ。一体何を……)



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:37:26.13 ID:6cvt4BAf0
 
( 'A`)「おーいピノクー、そろそろ帰るぞー」

       ___
       /≡|  |
       /  |  |
  |_ o/    | =.|
  ||  [     |  |


( 'A`)「……ピノクー?」


(;'A`)「おい、ピノクーどこだ?」


('A`;)「え……マジで……?」



|<●>)「……」




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:38:53.46 ID:6cvt4BAf0


 [+]
*(‘‘)*「お客様ですよ」

(*‘ω‘ *)「どうぞっぽ」

(ヽ^ω^)「……」

(*‘ω‘ *)「あんたがイベリコ先生っぽ?」

(ヽ^ω^)「そうだお。話を聞かせてもらえるかお?」

(*‘ω‘ *)「……二年前の事だっぽ。ウチにトラックが突っ込んできて、
      背骨を折ったんだっぽ。それから全然体が動かないっぽ」

(ヽ^ω^)「おっおっ、それは大変だったお」

(*‘ω‘ *)「チラッと先生たちの話を盗み聞きしたら、
       もう一生涯体を動かせない体って言ってたっぽ」


 [+]
*(‘‘)*(ぽっぽぽっぽおっおおっおウルセーなコイツら……)

(ヽ^ω^)「……」

(*‘ω‘ *)「……」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:43:14.22 ID:6cvt4BAf0
 
 [+]
*(‘‘)*「なんですか?」

(ヽ^ω^)「看護婦さん、すまんがちょっと二人にしてくれないかお?」

(*‘ω‘ *)「空気嫁っぽ」


  [+]
*(;‘‘)*「あ、すんません」


ガチャ バタン


(ヽ^ω^)「……それで?」

(*‘ω‘ *)「はいだっぽ」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:44:52.13 ID:6cvt4BAf0
    ____
    |::: [ ]  |
(  >) |7|7|7| |
(   つ・ ・ ・ .|
 ̄|| ̄J ̄ ̄ ̄

子ども達はずっと看病してくれてるっぽ。

( <●><●>)
(  つ と )
ハシシ→ γγγ 
      甘甘甘

働いて得た収入もほとんど入院費にあてているっぽ……。


(ヽ^ω^)「おん……今時の若者にしては出来たお子さんですお」

(*;ω‘ *)「子ども達の苦労を思うとかわいそうでたまらんっぽ……」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:46:41.65 ID:6cvt4BAf0

(ヽ^ω^)「おっおっ、それで死にたいと言ってるんだお?」

(*;ω; *)「そうだっぽ……」


(*‘ω‘ *)「一生子ども達に迷惑をかけるより、こんな役立たずは
      一思いに死んでしまったほうがいいっぽ」

(*-ω- *)「先生、お願いだっぽ。そっと死なせてほしいっぽ。
       子ども達は悲しむだろうけど、すぐ諦めてくれるっぽ……」

(ヽ^ω^)「安楽死代の100万円は?」

(*‘ω‘ *)「生命保険から出すっぽ。残りは子ども達にあげてほしいっぽ」

(ヽ^ω^)「把握したお。いつがいいかお?」

(*‘ω‘ *)「いつでもいいっぽ」

(ヽ^ω^)「おk。あさっての晩に実行するお。方法は俺に任せてもらっていいかお?」

(*‘ω‘ *)「苦しまないのなら何でもいいっぽ」

(ヽ^ω^)「その点ならまったく問題ないお。じゃあの」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:48:34.24 ID:6cvt4BAf0
(翌日)

( ><)「お母さんを助けてほしいんです!」

( <●><●>)y-~~「まあ死のうが死ぬまいがどうでもいいんですがね」

(;><)「兄ちゃん! そんな言い方ないんです!
      あと人前でハシシ吸うのはやめてほしいんです!」

( <●><●>)y-~~「これだけが楽しみで生きてるのはワカッテマス」

(;'A`)「あー。で?」

( ><)「お母さんは事故で全身不随になってるんです。
      先生なら治してくれると聞いたんです!」

('A`)「なるほど。手術代はもちろん用意しているんだろうね?」

(;><)「それが、その……」

('A`)「?」




( ><)「スロに突っ込んで飲まれちゃったんです」

(゚A゚)「ふざけるな!」



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:50:03.08 ID:6cvt4BAf0

( <●><●>)「ビロードも大概ダメ人間なのはワカッテマス」

( ><)「一応50万はあるんです。コレでなんとか……」

(;'A`)「事故なんだろう? 慰謝料とかはどうしたんだ?」

( ><)




( ><)ゞ「テヘッ☆」

(゚A゚)「ちっとも可愛くねーよ!!!」

(;><)「お願いなんです! 残りは何としてでも取り返すんです!
      今度駅前の店で新台入替があるんで多分イケるんです!」

Σ(;゚A゚)「スロットで返すって考えを捨てろよ!」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:51:52.55 ID:6cvt4BAf0

(#'A`)「悪いが、金が用意できないんじゃあ、この話は受けられないな」

(;><)「そ、そんな!」

(;'A`)「いきなり捕まえられたから言い出せなかったが、
    そもそも私はそれ所じゃないんだ。人を探しているんだ」

( <●><●>)y-~~「あなたがこの依頼を受けるのはワカッテマス」

('A`)「どういう意味だ?」

( <●><●>)つ[]「これを」

( 'A`)「携帯がどうかしたのか?」
つ[]


(;゚A゚)「こ、コレは……!」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:53:14.82 ID:6cvt4BAf0
┌────┐
│   _, ,_   |
│ 川 ゚ -゚) |
│ (====) │
│ と_)_)  |
└────┘

 『ピノクー!』


(*'∀`)、「こ、この外道オオ〜!」

Σ( ><)(セリフと表情が合ってないんです!)

( <●><●>)「どうです? 手術したくなってきたんじゃありませんか?」

(#'A`)「貴様……!」

( <●><●>)「手術の成否は問いません。引き受けてくれますね?」

(#'A`)「ああ、やってやるさ。だがコレだけは言っておく。
    ピノクーに手を出してみろ。地の果てまで追いかけてやるからな」

( <●><●>)「ワカッテマス」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:55:42.48 ID:6cvt4BAf0
('A`)「それと、あまり私を舐めない方がいい」

( ><)「?」

('A`)「手術の成否は問わないと言ったな?
    私を誰だと思っているんだ? 受けた以上は必ず成功させてみせる」

( <●><●>)「頼もしいお言葉ですね」

( ><)「よろしくお願いしますんです!」

('A`)「と、まずはピノクーの所へ案内してもらおうか」

( <●><●>)y-~~「それはできません。女の子を引き渡すのは手術が終わってからです」

(#'A`)「卑劣な……!」

( <●><●>)y-~~「いいですね?」

(#'A`)「……まずは入院している病院に行こう。
    患者を診てみない事には始まらないからな」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:56:22.73 ID:6cvt4BAf0


( ><)「お母さん、ブラックジャック先生を連れてきたんです!」

(*‘ω‘ *)「!」

( <●><●>)y-~~「動かせるのはわずかに首だけ、寝返りさえ打てないのはワカッテマス」

(;´∀`)「ココは禁煙だモナ!」

( <●><●>)チッ

(;´∀`)(なんで今舌打ちされたモナ……)

( 'A`)「院長、レントゲンを」

( ´∀`)「うむ。第六頸椎と第八胸椎がやられているモナ」

( 'A`)「ふむ……」
 つ□



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:57:25.03 ID:6cvt4BAf0

( ´∀`)「いくら君でもこいつは無理だモナ。免許があるなしに関わらず、
      やめておいた方がいい、失敗するだけだモナ」

( 'A`)「! 第三頸椎にもヒビがあるのか」
 つ□

(;´∀`)「ヘタに首を動かすと呼吸マヒを起こしかねんモナ。
     やはりやめておいた方が……」

('A`)「いや、オペは明日の晩だ」

Σ(;´∀`)「本気で言ってるモナ!?」

('A`)「院長、お願いします。私はこの手術を必ず成功させねばならないんだ!」

(;´∀`)(この気迫、一体何があったモナ……?)

( ´∀`)「……分かったモナ。準備はこっちで進めておくモナ」

('A`)「恩に切ります」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:58:11.44 ID:6cvt4BAf0

(一方その頃)




 川 ゚ -゚)
 (====)
 と_)_)



 川 ゚ -゚)
 (====) グー
 と_)_)


   _, ,_
 川 ゚ ‐゚)
 (====)
 と_)_)



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 20:59:58.54 ID:6cvt4BAf0


(翌日、VIP病院・夜)


(*‘ω‘ *)「……」


コンコン


(*‘ω‘ *)「!」


ガチャ

(ヽ^ω^)「おいすー」

(*‘ω‘ *)「先生」

(ヽ^ω^)「約束の時間だお」


  (ヽ^ω^)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/
   \/    / カタカタ
     ̄ ̄ ̄



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:01:40.23 ID:6cvt4BAf0


(*‘ω‘ *)「それは何だっぽ?」

(ヽ^ω^)「これは安楽死のための装置だお」

(ヽ^ω^)つ-<「この電極を後頭部にあてて、超音波をゆっくり流すんだお。
         すると、人間の延髄は徐々にマヒしていくんだお」


(;‘ω‘ *)ゴクリ

(ヽ^ω^)「延髄には呼吸中枢があるお。そこがマヒして死ぬんだお」

(*‘ω‘ *)「っぽ……」

(ヽ^ω^)「安心するお。死ぬ前に眠くなって、夢うつつになるお。
      そしてそのまま最後の息を引き取るんだお。
      絶対に誰の目にも自然死に見える仕掛けだお」

(*‘ω‘ *)「なるほどっぽ……」

(ヽ^ω^)「もう始めてもいいかお?」

(*‘ω‘ *)「お願いするっぽ」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:02:47.99 ID:6cvt4BAf0
  (ヽ^ω^)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/
  \/    / カタカタ
     ̄ ̄ ̄

≫<(*-ω-*)>≪ ピーーーーーー


(ヽ^ω^)「どうだお?」

(*-ω-*)「なんだか……眠くなってきたっぽ……」

(ヽ^ω^)「そのままゆっくり最期の時を味わうがいいお……」



≫<(*-ω-*)>≪ ピーーーーーー

(ヽ^ω^)


≫<(*-ω-*)>≪ ピーーーーーー

(ヽ~ω~)


≫<(*-ω-*)>≪ ピーーーーーー

(ヽ~ω~)「おっおっおっwwwwwwwwwwwwww」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:05:43.49 ID:6cvt4BAf0


ガチャッ!


(~ω~r)「!」

('A`;)「イベリコ! この町に来たのはコレが理由か! っていうか目怖っ!」

(#^ω^)「俺の商売の邪魔すんじゃねーお!」


(;'A`)っ<(*-ω-*)> ピ


(*‘ω‘ *) ハッ

(。゚><)「お母さん! 死んじゃイヤなんです!!」

(*‘ω‘ *)「び、ビロード……」

('A`)「この男は【死神の化身】を自称していてな。患者を殺して回ってるピザだ」

(ヽ゚ω゚)「だからピザっていうんじゃねーお! 俺は痩せてるお!」

(゚A゚)「顔だけ痩せても他は贅肉だらけじゃねーか!」

(ヽ゚ω゚)「これから少しずつ痩せてく予定なんだお!」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:07:10.95 ID:6cvt4BAf0
 
(#'A`)「お前の予定なんざ知るか! とにかくここから出ていってくれ!」

(ヽ^ω^)「そうはいかんざきwwwwwwww俺はその女と契約したんだお!」

('A`)「ここに50万ある。もし手術に失敗したらお前が取れ」

(ヽ^ω^)「契約料は100万だお」

Σ('A`)「なぬっ」


( 'A`) チラッ

(;><)(立て替えといてくださいwwwwwwwサーセンwwwwwwww)

:( <○><○>):(あーやべハシシ吸いてー)

(#'A`)「わかった、100万出そう。その代わり、
    手術がうまくいったらこの患者は私のものだ! いいな!?」

(ヽ^ω^)「……把握したお」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:08:27.86 ID:6cvt4BAf0


∩('ロ`)∩「お母さん。これからあなたを助けるつもりだ」

(*‘ω‘ *)「……」

∩('ロ`)∩「もし助かったらあなたのお子さんに感謝するんですな。
       もうあんまり死ぬなんて事は考えなさんな」

(*-ω-*)「……」

( 'ロ`)「まず第三頸椎を切開し、脊髄、神経根を点検し、修復する」

( 'ロ`)「しかるのち、第六頸椎、第八胸椎の椎弓を切除する手順で行く!」

(-´ロ`)「気を付けるモナ」

( 'ロ`)「お気遣いは無用です」


―――
――




62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:10:42.33 ID:6cvt4BAf0
 
( ><)「……」

(ヽ^ω^)「……」

( <●><●>)y-~~「……」

( ><)「あなたは……」

(ヽ^ω^)「お?」

( ><)「あなたはどうしてこんな惨い考えを思いつくんです!?」

(ヽ^ω^)「おっおっ、俺はフリーの医者として戦地で医者をやってたお。
      戦場で体を半分吹っ飛ばされて、死ぬに死ねないけが人をイヤって程見てきたお」


(ヽ^ω^)「そういう人間を穏やかに死なせてやると、みんな凄く喜ぶんだお。
      誰も彼も、俺に心から感謝して死んでいったお……」

( ><)「だ、だからって……」

( <●><●>)y-~~「うん? 手術が終わったらしいですね」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:11:54.24 ID:6cvt4BAf0
 
(;'A`)「ふー」

( ><)「先生! お母さんは!?」

( 'A`)「ギブスが取れたら、精々運動の練習をさせるんだな」

(。゚><)「せ、先生!」

( <●><●>)y-~~「流石ですね」

('A`)「イベリコ、ここはお前には場違いだぞ。出て行ってくれ」

(ヽ^ω^)「こんなメソメソした場面が似合わない事くらい、自分で分かってるお」


('A`)「さて、ピノクーの所へ連れて行ってもらおうか」

( ><)「あっ! すっかり忘れてたんです!」

( <●><●>)y-~~「ふん縛ったままだから飢え死にしてるかもしれませんね」

(;゚A゚)「とっとと連れて行け!!!」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:13:19.36 ID:6cvt4BAf0
(ちんぽっぽ達の自宅)


 川 ゚ -゚)
 (====) グーグー 
 と_)_)



 川 ゚ -゚)! 
 (====)      
 と_)_)

     \ガチャッ/



(゚A゚;)「ピノクー! 無事か!?」
  _, ,_
川 ゚ -゚)「おそい」

( <●><●>)y-~~「いきなり攫ったりして怒ってるのはワカッテマス」

( ><)「ごめんなさいなんです!」



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:14:52.84 ID:6cvt4BAf0
 
('A`)「今縄を解いてやるからな」


川 ゚ -゚) ('A` )「よし、解けたぞ」



∩川川 ) ('A` )?
スッ



川 ゚ -゚)⊃)'A`))、 ゴツッ

    
(#)A゚)「なんだよ!」

  _, ,_
川 ゚ -゚):

  _, ,_
川 ;‐;): ブワッ

('A`;)「ちょ」
  _, ,_
川 ;‐;)「おながずいだ!」

(;'A`)「おい! お前ら昨日一日何をやってたんだよ!」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:16:57.01 ID:6cvt4BAf0
 
( <●><●>)y-~~「ハシシを売りに行ってました」

( ><)「ネカフェでゴルゴ13読破してたんです!」

(#゚A゚)「いい加減にしろ!!」


川 ぅ-゚)「パヘがくいたい」

('A`;)「ああパフェな。たらふく食わせてやるから帰ろうな」

( ><)「あのー」

( <●><●>)「この事は警察には黙っていてほしいんです」

(#'A`)「何から何まで虫のいい連中だな……まあいい。
    その代わり、金は必ず払えよ?」

( <●><●>)「ワカッテマス」

( ><)「ちゃんと真面目に働くんです!」

(;'A`)(不安だ……)



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:18:51.28 ID:6cvt4BAf0
(数ヵ月後)

川 ゚ -゚)「あっ、またあのキモーイ人」

('A`)「なに?」

(ヽ^ω^)「……あれからあの患者は元気にしているかお?」

('A`)「もちろんだ。無駄足だったな、イベリコ」

(ヽ^ω^)「そうかお。ククク……」

('A`)「何がおかしい」

(ヽ^ω^)「俺は別にお前に負けを認めたワケじゃないお。
      これからも頼まれればいくらでも死なせて歩くお」

 。。
  ヽヽ
>(^o^)<〜 チョーウーチョー


(ヽ^ω^) ガシッ
 つ>(^o^)<?

(ヽ^ω^) ブチッ
つ>三◎三<と
   ◎
    ティウン



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:20:13.52 ID:6cvt4BAf0
 
(ヽ^ω^)「生き物は死ぬときは自然に死ぬモンだお。
      それを人間だけが、無理に生きさせようとするお……。
      お前はどっちが正しいと思うお?」

(;'A`)「今自分がやった事分かって言ってんのか」


(ヽ^ω^)「ブラックジャック……お前はなんの為に患者を治すんだお?」

( 'A`)「私は……」

(ヽ^ω^)「富かお? 名声かお?」

( 'A`)
「……」

(ヽ^ω^)「それとも……女にモテたいからかお?」


(((;゚A゚)))「もももももモテたいんとちゃうわ!
      わ、わ、私は自分が生きる為に治すんだ!」
    
川 ゚ -゚)(アホか)



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:20:46.21 ID:6cvt4BAf0

(ヽ^ω^)「生き物は死ぬときは自然に死ぬモンだお。
      それを人間だけが、無理に生きさせようとするお……。
      お前はどっちが正しいと思うお?」

(;'A`)「今自分がやった事分かって言ってんのか」


(ヽ^ω^)「ブラックジャック……お前はなんの為に患者を治すんだお?」

( 'A`)「私は……」

(ヽ^ω^)「富かお? 名声かお?」

( 'A`)「……」

(ヽ^ω^)「それとも……女にモテたいからかお?」


(((;゚A゚)))「もももももモテたいんとちゃうわ!
      わ、わ、私は自分が生きる為に治すんだ!」
    
川 ゚ -゚)(アホか)

(ヽ^ω^)「おっおっ、ちょっと聞いてみたかっただけだお」

(;'A`)「大体、お前だって女にモテた試しなどなかろうに」

(ヽ^ω^)「……ククク」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:24:22.45 ID:6cvt4BAf0
ξ゚听)ξ「お兄ちゃん! 探したわよ!」

Σ(;゚A゚)「!?」

(ヽ^ω^)「おっお、すまんお」

ξ゚听)ξ「あら、お知り合い?」

(ヽ^ω^)「なあに、腐れ縁みたいなモンだお」

ξ゚听)ξ「初めまして。イベリコの妹です」

(;'A`)「あ、ど、どうも……」

ξ゚ー゚)ξ「お兄ちゃんってこんな性格でしょ?
      だからお友達なんていないと思ってたけど、少し安心しました」

(;'A`)「は、はいっ、こちらこそ!」

(ヽ^ω^)「まったく、外面だけはいいヤツだお」

ξ#゚听)ξ「うるっさい! いっつもあちこちほっつき歩いて、
       たまに帰ってきたと思ったら、すぐいなくなるんだから!」

(ヽ^ω^)「すまんこすまんこ」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:25:17.68 ID:6cvt4BAf0
ξ )ξ「まったく……少しくらい一緒にいてくれたっていいじゃない……」

(ヽ^ω^)「おん? 今なんか言ったかお?」

ξ;゚听)ξ「なななな何でもないわよ! ほら、行くわよ!」


('A`)「……」

(ヽ^ω^)「どうしたお? 気分でも悪いのかお?」

(;'A`)「えっ? いや別に?」

⊂(ヽ^ω^)'A`;)ガシッ
         
)'A`;)(何だよいきなり。離れろデブ)

(ヽ^ω^)「Bまでいったお」(ボソッ)

:(゚A゚;):「なん……だと……?」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:26:00.99 ID:6cvt4BAf0
 
(ヽ^ω^)「ちなみに血の繋がってない義理の妹だお」

('∀`;)「ウソつくなよ……そんな都合いい話があるワケないだろ……な?」

(ヽ^ω^)「ククク……信じる信じないはお前の勝手だお」

ξ゚听)ξ「おにーちゃーん! 早く来なさいってばーーーっ!」

(ヽ^ω^)「今いくおーーっ!」


(ヽ^ω^)ノシ「また会おう、ブラックジャック! おーっおっおwwwwwwwwwwwwww」


('A`)



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/13(木) 21:26:36.24 ID:6cvt4BAf0

('A`)「ちくしょう……」

  __,冖__ ,、  __冖__   / //
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /――----、..,
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    /        ヽ.
  __,冖__ ,、   ,へ      ,ィ         i
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_// /   \ io +
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     / /   ∧  | ゚
   n     「 |      /。゚    / |  |・ °+
   ll     || .,ヘ   /    /―‐|  /
. n. n. n  ヽ二ノ__  {         ノ
  |!  |!  |!      _| ゙っ  ̄フ     ‐´
  o  o  o     (,・_,゙>  / 

川 ゚ -゚)(バカだ……)


(その後ちんぽっぽ達三人はハシシの栽培がバレて逮捕されました)



戻る15