('A`)ブラックジャックのようです
- 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:16:53.14 ID:vaxLiRWQ0
- _ 从
) ) _____从从 _____从从 / /___ / /__.┌─────┐
( 《;;;||;;》)ヽ_____ 》ヽ____ 》 / __ 》 / /___|└‐─┐┌─‐┘
/~⊂ニ~) ,、 《 || 》 / / / / 《 || 》《_ |└―‐┐《 ̄ ̄  ̄ ̄》
/<つ∞〈 く ヽ / / / 《 \/. / ≡/ | | ▽ / | | ̄[=] ̄|.|
〈ノ/ /ヽ ヽ \ ≡/ / ヘ≡\ / /. | | |〉. \ | |_[=]_|.|
し `J \ \ ヽ_/ \_ゝ ∠_/ | |__|/\ \_____/
 ̄ \|  ̄
第28話 対決! 宇宙大魔王!
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:18:34.53 ID:vaxLiRWQ0
/ ,゚ 3『がああああああ!!』
(;《;;;||;;》)『おやっさん!? どうしたって言うんだ!?』
*( ゚‘)*『ギョエエエエ!』
(;《;;;||;;》)『くっ! しっかりするんだお嬢ちゃん!』
( 0ш0)『マスク仮面! これは一体!?』
( 《;;;||;;》)『分からない……突然、おやっさんや普通の人が襲い掛かってきたんだ』
( 0ш0)『……もしや』
( 0ш0)σ『マスク仮面! ここは俺に任せて、あそこに行け!』
( 《;;;||;;》)『!? 東京タワー!?』
( 0ш0)『最上部に不審な光が見えた! 恐らくは――』
―――
――
―
- 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:20:16.59 ID:vaxLiRWQ0
( ФωФ)『……来たか』
( 《;;;||;;》)σ『宇宙大魔王! やはり貴様の仕業だったか!』
( ФωФ)『ククク……よくここが分かったな。どうだ? 面白い余興であったろう?』
三(#《;;;||;;》)⊃『面白いワケあるかぁ!!』
⊃)ФωФ).・∵『ちょ』
ボグシャー
:(メメ+ωФ):『最後まで聞けよ!』
( 《;;;||;;》)『すまん!』
(メメФωФ)『人間とは弱い生き物だ。ほんの少しこちらが囁きかけただけで、
いとも簡単にその身を魔に落とす……』
( 《;;;||;;》)『だからこそ……だからこそ、人は強くなれるんだ!
俺は、人間の強さを信じている!』
( ФωФ)『……愚かなヤツめ』
三(#《;;;||;;》)⊃『馬鹿にするなぁ!!』
⊃)ΦωΦ).・∵『だから我輩の話を聞けよ!!』
ボグシャー
- 15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:21:52.26 ID:vaxLiRWQ0
* 以下、何事も無かったかのように本編 *
,,.. 毒尾鬱路の
,;;,;''''''彡 4____i、,4__i、 ,4___i、 __ ,4___i、
ミ 'A`) 《 00 |、 》 《 》《 》《》《》 《 》
/フ┃フ v ̄| /,4====v、 / /“7 / 》==《 /! / /“7 /
./.| |.┃|}ハヽ* | /《 |_/ / / / 《__》 //┌i_ _/ / / /
| ,∪、 |゚ -゚) / / v ̄] ノ\/ / / _//《_ 》\/ / /
| ̄ ̄| と/ / / / /00「| / /_人_ / / | |レ00「| / /
|__|Lつ レ レ ヒノ レ' `V´ V ̄ ┘ ヒノ レ'
15.アンちゃんをかえせ!
- 17: ◆AXQl/ELPPk :2008/11/28(金) 23:23:48.83 ID:vaxLiRWQ0
┌────────┐
│┌──────┐|
||8:25 ||
│| (メメ+ωФ) |<もう堪忍してっ!
││ ||
|└──────┘│
└────────┘
ヾ(*^ω^)ノ「やっぱりマスク仮面は強いお!」
ξ゚听)ξ「男の子ってよーちねー」
lw´‐ _‐ノv「最近の井上はどうかしてると言わざるを得ない」
(,,゚Д゚)「ヒートは見ないのか? こういうの好きだろ?」
_, ,_
ノハ ゚n゚)「……面白くないもん」
(-_-)「ボク、知ってる……宇宙大魔王は……ヒートのお兄ちゃん……」
(;゚Д゚)「シーッ! 言うなって!」
( ^ω^)「マジかおwwwwwwwヒートのにーちゃん悪者wwwwwwプッギャーwwwww」
ノハ#゚д゚)「む。アンちゃんは悪者じゃないぞ!!
テレビじゃ悪役やってるけどホントはいい者なんだぞ!!」
- 19: ◆AXQl/ELPPk :2008/11/28(金) 23:25:51.04 ID:vaxLiRWQ0
( ^ω^)「ワロスwwwそいじゃマスク仮面に一度くらい勝ってみるおwwww」
ノハ#゚〜゚)「ううう……!」
( ^ω^)「ヒートのにーちゃんわっるもの! あ、そーれヒートのにーちゃんわっるもの!」
三ノハ#;凵G)「わーーーーっ!!」
三ξ#゚听)ξ⊃)ω゚).・∵メキメキメキ
「いい加減にしろやヴォケェ!!」
(#)ω;)「おーんおーん! ツンがぶったおー!」
ξ#゚听)ξ「少しは反省しろ!」
ノハぅ凵G)「……ツンちゃん、あんがと」
ξ;‐凵])ξ「お、お礼言われる筋合いなんてないわよ。
ブーンが調子づいてるからお仕置きしただけだからねっ」
- 20: ◆AXQl/ELPPk :2008/11/28(金) 23:27:07.47 ID:vaxLiRWQ0
- ※
( 《;;;||;;》)⊃『仮面パーーーンチッ!!!』
⊃)ФωФ)『ぬうぅ!!』
(;《;;;||;;》)『いけたかっ!?』
(メメФωФ)「ククク……」
(;《;;;||;;》)『っ!? 効いてない!?』
( ФωФ)、『……そんなヤワな拳で、我輩が打ち砕けられりっ』
(#’e’)「はいカットカットカーーーット!」
(;ФωФ)「……申し訳ねっス」
(;’e’)「ホ〜ント頼むよ杉浦ちゃ〜ん。最近NG多いよ〜?」
( 《;;;||;;》)「杉浦さん、もしかして体調悪いんじゃないんですか?」
(;ФωФ)「いやぁ、新しいコスチュームが体に合わねんっスよ……。
フォックスさん、コレどうにかなんねっスか?」
- 22: ◆AXQl/ELPPk :2008/11/28(金) 23:29:04.07 ID:vaxLiRWQ0
爪'ー`)y‐「そんな事言われてもねぇ。スケジュールはカツカツだし、
暮れから正月にかけて5本分撮りだめしなきゃおっつかないんだよ」
(;ФωФ)「イテテ……またぐらが窮屈でヒリヒリするッス……」
爪'ー`)y‐「ん? どこが?」
(;ФωФ)「ま・た・ん・きっス!」
(・∀ ・)「よんだー?」
(;ФωФ)「な、なんでもねっス!」
( ’e’)「今日は撮影中止! 杉浦ちゃん、体調悪いならちゃんと治しといてね!」
(;ФωФ)(このままだとココが擦り切れちまうっスよ……)
―――
――
―
- 25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:30:23.80 ID:vaxLiRWQ0
ノハ´凵M)「……」
ガラガラガラ
ノパ听)「!」
( ФωФ)「ただいまーっス」
_, ,_
ノハ ゚n゚)「……」
( ФωФ)「ヒート? どうしたっスか?」
ノハ#゚听)「アンちゃんのバカッ!」
( ФωФ)「叔母さん、ヒートのヤツどうしたっスか?」
从'ー'从「ヒートはねぇ、あんたが悪役ばっかりやってるモンだから、
幼稚園のお友達に冷かされたんで、怒ってるんだよ」
( ФωФ)「なぁんだ、そういう事っスか」
ノハ#゚听)「バカバカバカッ!」
( ФωФ)「……そらぁ、アンちゃんだっていい役をやりてっス」
( ФωФ)「でもこれは、番組を作る時に決められちゃった役なんスよ」
ノハぅ凵G)「……アンちゃんなんか嫌いだっ!」
- 26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:32:28.27 ID:vaxLiRWQ0
( ФωФ)b「ワシだっていつかは主役を張ってやるっス!
かっこいい正義のヒーローの役っス!」
ノハ ゚听)「……ホントに?」
( ФωФ)「そうだ! ちょっと待っててけろ……」
┌──┐
∪ |::━◎┥∪
V| |V
|:日 日:|
└┬┬┘ジャーン
亠亠
( ФωФ)「さあ、アンちゃんがマスク仮面っス!
つ つ 歯車王、覚悟するっス!」
- 28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:34:09.34 ID:vaxLiRWQ0
┌──┐
∪ |::━◎┥∪
V| |V (ФωФ )
|:日 日:|⊂≡∩ ∩)
└┬┬┘シュシュ ) ノ
亠亠 し´ し
┌──┐
∪ |::━◎┥ ゴシャ
V| |―E .・三)ωФ)
|:日 日:| 三 ⊂ とノ
└┬┬┘三 ⊂ ⊂ノ
亠亠
Σノハ;゚听)「アンちゃーーん!!」
- 31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:35:53.33 ID:vaxLiRWQ0
(#)ω+)「ホーイテェ!! 勢いあまって股間をぶつけちまったっス!」
从'−'从「ロマや、体の調子が悪いんなら休んだらどうなの?」
(;ФωФ)「そんなワケにゃいかねっス! 今は追い込みの時期なんス!
四週分の撮影を終わらせないとテレビ放映に間に合わねんスよ!」
从'−'从「そうは言ってもねぇ……」
( ФωФ)「明日からしばらくスタジオに泊り込みになるっス。
叔母さん、ヒート、家の事は頼んだっスよ」
_,
ノハ ゚ -゚)「……」
- 34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:37:44.51 ID:vaxLiRWQ0
(翌日・撮影スタジオ)
爪'ー`)y‐「おいおい、本当に大丈夫かよ」
( ’e’)「炎症か何か起こしてるんじゃないのかい?」
(;ФωФ)「な、なんとか我慢するっス!」
(・∀ ・)「いしゃにみせたらどうだ? おれのしりあいにいいのがいるぞ」
(;ФωФ)「ううん……」(ぬぎぬぎ)
爪;'ー`)y‐「うわ、こりゃ酷い! 足が腫れ上がってるじゃないか」
:(;+ωФ):
「追い込みなんス……どうあってもやらなきゃ……」
(((;+ωФ)))「ううっ!」
どたっ
(;’e’)「こりゃダメだ……。誰かお医者さんに連絡して! 早く!」
- 38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:41:00.22 ID:vaxLiRWQ0
- ※
ノハ´凵M)φ...
あんちゃんは あれっきり かえってきません
どうしたのでしょう ぼくは あんちゃんが しんぱいです
ピンポーン
ノパ听)「!」
ノハ*゚听)(アンちゃんが帰ってきた!)
三ノハ*゚∀゚)「アンちゃーん! おかえりーー!」
('A` )?
三ノノハハ‐)と ボフッ
/ つ
- 41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:42:21.86 ID:vaxLiRWQ0
ノハ*><)「アンちゃーん! ボク寂しかったよー!」
('∀`*)「どぅふ、どぅふ、情熱的なアプローチだね……」
ノハ*><)「?」
('∀`)「?」
ノハ;゚听)三「臭っ!! アンちゃんじゃない!?」
Σ('A`lil)(臭い!?)
ノハ;゚听)「おじさん誰!?」
('A`)「……お嬢ちゃん、お母さんはいるかい?」
ノハ;゚听)「う、うん」
('A`)「そうかい。ちょっとお邪魔するよ」
ノパ听)(バケモノみたいな顔だ……きっと悪いヤツに違いないぞ!)
ノパ听)(そうだ! きっと歯車王の手先かもしれないぞ)
- 44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:44:08.33 ID:vaxLiRWQ0
|
|听)
|とノ
|
('A`)「ロマネスクさんは確かに預かりました」
('A`)「当分お返しする事はできないでしょう」
('A`)「……場合によっては切ります」
ノハ;゚听)(切る!?)
ノハ;゚听)(大変だ……! あいつ、アンちゃんを人質にして切っちゃうかもしれないんだ!)
('A`)「それでは失礼します。お嬢さんにもよろしくお伝えください……フヒッ」
ノパ听)(……よし! アイツの乗ってきた車にこっそり乗り込んで……)
- 48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:46:01.20 ID:vaxLiRWQ0
((((*'∀`)「グフ、さっきのおにゃのこ可愛かったなぁ〜」
ガチャ バン
ノハ;゚ -゚)(……よし、気付かれてないぞ)
( 'A`) 〜♪
つ⌒と ブロロロロー
ノハ;゚ -゚)(……この車、なんかイカ臭い)
(一時間後)
ノパ听)(ここがヤツのアジトか……薄気味悪い場所だなあ)
ノパ听)(よし、暗くなってから忍び込もう!)
―――
――
―
- 51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:48:00.55 ID:vaxLiRWQ0
ノハ‐凵]) グゥ
Σノパ听)「はっ」
ノハぅ听)「いけない、うっかり寝ちゃってたや」
ノパ听)「よーし、潜入開始!」
ギイィ…
ノハ;゚听)(ドキドキ)
( ω )「……」
ノパ听)(あっ! アンちゃんだ!)
( +ωФ)「うん……?」
ノパ听)(アンちゃん! ボクだよ!)
( ФωФ)「ヒートっスか? どうしてこんな所に……」
ノハ;゚听)「っ!?」
- 53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:49:48.47 ID:vaxLiRWQ0
人人人人人人人人人
< ∧_∧ >
< ( ФωФ) >
< / \ >
< と つ >
< ( ̄ ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄) >
< ( ̄ ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄) >
< ( ̄ ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄) >
< ( ̄ ̄) ( ̄ ̄) >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
ノハ;凵G)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 足がタイヤみたいになっちまったァァァ!!」
(;ФωФ)「シーッ! 静かにするっスよ!」
- 56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:51:53.19 ID:vaxLiRWQ0
<ガチャ ペタシペタシ
ノハ;凵G)(!? 誰か来た!)
,へ
○*⌒ヽ
川ぅ-`)。゚
し'*:*|}〉
」* |*|
.レ' こ!) ペタシペタシ
_, ,_
川 ぅ-゚)「うゆさいなぁ……だえ?」
ノハ;゚听)「き、キミは?」
川 ´-`)、「ピノクーだけど?」
ノパ听)「も、もしかしてキミも、あの気持ち悪いのに捕まってるのかい!?」
川 ‐ -‐)「んん……」
川 ゚ -゚)「そうともいう」
- 60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:53:25.90 ID:vaxLiRWQ0
ノハ;゚听)(やっぱりアイツは、色んな人をさらって改造してるんだ!)
ノハ;゚听)「君も改造されたりしたのかい!?」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「改造っちゅーか、センセーが造ってくえたっちゅーか」
ノハ;゚听)「なんだってー!」
ガチャッ
川 ゚ -゚) ノパ听)「!」
( 'A`)「おい、さっきの声はなんだ……って」
(;'∀`)「えっ? あれっ?. 何でお嬢ちゃんがココにいるのかなぁ〜?グヒュッ!」
ノハ;゚听)「ででで出たあああああああ!」
- 63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:55:22.20 ID:vaxLiRWQ0
(*'∀`)「もしかして、オジサンを追いかけて来てくれたのかなぁ?」
(;ФωФ)「先生、その子は自分の従兄妹の」
(*'∀`)「ンフッ! 逆夜這いだなんて、いじらしい子だなぁ〜!ンフッ!!ンフフッ!!」
:ノハ;゚听):「あわわわわ……」
_, ,_
三川 ゚ -゚)o「おい」
三6 ノ シュッ
('∀`*)「ん?」
人从
(`A`)そ「グッ!」
 ̄ _, ,_ _ ヽノ〉
川 ゚ -゚)ニ⊃グチュン
-∩ / ̄ 〈〈
―― ̄
ノハ;゚听)(速い!)
- 68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:57:32.66 ID:vaxLiRWQ0
:(`A`;):「か、か……」
川 ゚ -゚)「はやくここかや逃げて」
ノハ;゚听)「えっ、で、でもキミは!?」
川 ゚ -゚)「いいかや、はやく」
ノハ;゚听)「でもアンちゃんが!」
( ФωФ)「なんだかよくわかんねっスけど、心配はいらねっス。
ちゃぁんと帰って来るっスから」
ノハ;゚听)「……絶対だよ! じゃあね!!」
三ノハ;゚听)ダダダダ
- 74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/28(金) 23:59:12.19 ID:vaxLiRWQ0
(`A`;)「き、キンタマが……」
_, ,_
川 ゚ -゚)「小さかったや だえでもいいのかお前は」
(`∀`;)「アハッ! ピノクーってば、独占欲が強いんだもんなぁ〜!」
三川川#゚)
三ニ⊃)` ).・∵
 ̄― ボグン
:);;゚ж;;`(: ピクピク
_, ,_
川 ゚ -゚)、「そのままちね」
(;ФωФ)(こええっス……)
- 76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:01:11.16 ID:/Nc2Edqh0
(二日後)
从'−'从「ヒートったら毎日泣いているんだよ?
あんたが怪人に変身させられたと思い込んで……」
(´ФωФ)「変身っスか……まあこの足を見たら、そう思うッスよねぇ」
('A`)「杉浦さんの足は象皮病といって、
下半身の組織が異常に膨れ上がる奇病なのです。
段々と膨れ上がってくるので、最初は気が付きません」
从'−'从「そうなんですか……」
('A`)「原因は考えられますが、この場合は不潔さと炎症のせいでしょう」
从'−'从「あの、手術をしてくださるんでしょうか」
( 'A`)「私は手術をするにはそれなりの費用を請求しますのでね」
从'−';从「にゅ、入院費だったら私の貯金を」
(;ФωФ)「そういうワケにゃいかねっス! 自分が会社から前借りするっスよ」
('A`)「残念ながら、私の手術費はケタ違いでね」
从;' -'从(ФωФ;)「……」
- 78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:02:54.32 ID:/Nc2Edqh0
( ФωФ)「……他所の医者に頼んでみるッス」
从'−'从「お世話になりました」
('A`)「待ちたまえ。手術をやらないとは言っていないぞ」
(ФωФ )「?」
('∀`)「お宅のトコの妹さん――ヒートちゃん、でしたかねぇ?」
从'ー'从「ヒートが……何か?」
(*'∀`)「たとえばぁ〜、あの子を一日ウチであずか川 ゚ -゚)⊃)'∀`)).・∵ゴン
川 ゚ -゚)「で?」
(#)A`)「いえ、何もないです。すいませんでした」
(;ФωФ)「……」
- 81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:04:50.48 ID:/Nc2Edqh0
川 ゚ -゚)「おじちゃんって、マスク仮面の宇宙大魔王の人?」
( ФωФ)「え? そっスけど……」
川 ゚ -゚)「大ファンなの。サインちょーらい」
( ФωФ)「!?」
川 ゚ -゚)「なんでビックイしてゆの?」
( ФωФ)「そんな事言われたの初めてなんス」
川 ゚ -゚)「ふぅん。といあえずサインちょーらい」
( ФωФ)
つ| ̄|サラサラ
( ФωФ)つ□「どーぞっス。サイン書いたのも初っスけど」
川*゚ -゚)「あんがと」
つ| ̄|
- 84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:06:44.59 ID:/Nc2Edqh0
(゚- ゚ 川「手術代はこのサインでいいよね?」
(;'A`)「はぁ!? 何勝手な事を」
(゚- ゚ 川「いいよね」
(;'A`)「最近どんどん暴力的になってるよな、お前……」
(゚- ゚ 川「返事は?」
(;A;)「分かったよ! やればいいんだろが!」
( ФωФ)「ほ、ホントっスか!?」
从'ー'从「ありがとうございます!」
( 'A`)「まったく、どこで育て方を間違えたのか……」
川 ゚ -゚)「親がわゆいからに決まってゆでしょ。
育てらえた覚えもないけど」
(;'A`)「おま……まあいい、とっとと手術を始めるぞ」
川 ゚ -゚)「はあく」
- 85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:08:18.35 ID:/Nc2Edqh0
※
(一週間後)
( 'A`)
つ⌒と ブロロロー
( ФωФ)「先生、本当にありがとうっス。まさか完治するだなんて、
夢にも思っていなかったっス」
( 'A`)「ああ、お陰で私は大損だ」
( ФωФ)「……申し訳ねっス」
( 'A`)「ちゃんと仕事して、あのサインを価値あるものにしてくれよ」
( ФωФ)「! も、もちろんっス!」
( 'A`)「……おや? 家の前に誰かいるな」
( ФωФ)「ヒートっス!」
('A`)「完治した事をはっきり見せてやるんですね」
( ФωФ)「……あの、大変言いにくい事なんスけど」
('A`)「なんだ?」
- 92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:10:00.14 ID:/Nc2Edqh0
( ФωФ)「どうもヒートは、先生を悪の組織の手先と思い込んでるらしいんス。
だから、先生はヒートの前に姿を見せない方が……」
( 'A`)「……ふぅむ」
!
( 'A`)
('∀`)「それなら尚のこと、私の姿を見せておいた方がいいでしょう。ドゥフフ……」
( ФωФ)「えっ?」
('∀`)「なあに、筋書きはこうです――」
―――
――
―
- 94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:12:10.33 ID:/Nc2Edqh0
ノハ´凵M)「アンちゃん、遅いな……」
( )「こんにちわ」
ノパ听)「!? アンちゃん!?」
( '∀`)「ククク……」
ノハ;゚听)「あ、ああ……」
( '∀`)「君のお兄さんは私が預かっている。
返して欲しかったら、私の言う事を聞くんだな!」
ノハ;゚听)「う……」
(;'∀`)「さぁぁぁどぉぉするぅぅぅ?ハァハァ」
ノパ听)(こんな時、マスク仮面なら……!)
ノハ#゚听)9m「お前の言う通りになると思ったら大間違いだぞ!
お前を倒して、アンちゃんも取り戻すっっ!!」
( '∀`)「ほぉ……いい度胸だ……よろしい、ならばかかって来るがいい!」
三ノハ;゚听)「う、うおおおおおおおお!!!」
(;'∀`)「食らえ――」
- 96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:14:11.20 ID:/Nc2Edqh0
m m
<<(*'∀`)>>
⌒\ \
(((ヽ っ゙ チンポロリン
// //
U U
ネガティブ レインボウ
『歪曲性癖 早 漏 棒ッッ!!』
Σノハ;凵G)「わああああああ!!」
(;'∀`)「ほぉ〜れ、どうしたどうしたぁ!?」
ノハ;凵G)「いやああああああ!!」
(;'∀`)「ひ、ヒヒッ! おじさん毒液ぴゅっぴゅって出しちゃうぞ〜?」
:ノハ;凵G):「た、助けて……」
(;'∀`)「来ないのならばこっちからイクぞ? んっ? んっ?」
(;'∀`ノハ;凵G)「やだ、やだ……助けて……」
- 103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:16:32.56 ID:/Nc2Edqh0
ノハ;凵G)「たすけてアンちゃーーーーん!!」
从从从从从从
|li(#ФωФ )il|「キサマーーーーーーーーッッ!!」
ドドドドドドドド
(;'∀`)「あっ! まだ出てくるのが早いってば!
さっき打ち合わせした通りにしてくれないと――」
(ФωФ#)「ヒートが診療所に来た時も! 何か妙だと思っていたのだ!」
(;'∀`)「演技……演技だってば……ね?」
(ФωФ#)「こんな……こんな年端も行かぬ子に! 貴様だけは絶対に許さん!」
(:'∀`)「落ち着こう? ね?」
(ФωФ#)「問答無用!!!」
- 110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:18:33.69 ID:/Nc2Edqh0
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゙l ゙、_
.j´ . ハ_, ,_ハ (.
{ (ФωΦ) /
). c/ ,つ ,l~
´y { ,、 { <
ゝ lノ ヽ,) ,/
「るうううううううう!!」
⊂ニ(ФωФ#)三「くらええええええええええ!!」
(;'∀`)(あ、死んだわコレ)
- 117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:20:29.56 ID:/Nc2Edqh0
_ ――
('A(⊂ニ三(ФωФ#
。゚・ ―― ̄_―=
ドッ
_
/ /|
/ /|..|
/ /| 从.|
ギャアアア / /| ,、/.・そ
(゚A(#) 三| ̄|/・―_そ _
ヽつ つ |_|〈 ―― ―
\つつ..| |) ̄◇三 ゴオオォォォン
/.|_|从゚ ・。 |/
。 .| | て .|/―
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- 123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:23:24.95 ID:/Nc2Edqh0
:(゚A(#):「……」
( ФωФ)「貴様は我輩を怒らせた……それが貴様の敗因である」
ノハ;凵G)「アンちゃーん!」
(;ФωФ)「ヒート! 無事だったっスか!?」
ノハ;凵G)「怖かったよーーーー!!」
( ФωФ)「良かった、本当に良かったっス……」
ノハぅ凵G)「アンちゃんが勝ったんだねっ!?
やっぱりアンちゃんは正義のヒーローだ!」
( ФωФ)「そうっス、分かってくれたっスか?」
ノハ*゚听)「うん!!」
:(゚A(#):「た……たすけてくれ……あ、アバラが……」
( ФωФ)「……」
- 128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/11/29(土) 00:25:25.93 ID:/Nc2Edqh0
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( ФωФ)
つ】 ピ ピ ピ
( ФωФ)】
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| 警察病院 |
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[警]__ [警]__
( ) :( ):( )
( ) :( )V( )
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( )ノハノハ)
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