( ^ω^)ブーンは大人嫌いのようです。

20: ◆NoxMiNDgA2 [視点変更。] :2006/10/19(木) 22:33:15.11 ID:qynpSQBL0
  
【('A`)】

 あれから一週間が経った。
 プーン君はブーンと共に今日からコンビニエンスストアで働いているそうだ。
 店長には何度も断られたらしいが、プーン君は土下座までして必死で頼み込んで、何とか雇って貰える事になったのだとか。
 あいつにそんな根性があったなんて意外だ。



21: ◆NoxMiNDgA2 :2006/10/19(木) 22:35:26.39 ID:qynpSQBL0
  
( ^ω^)&( ´;^;ё;^;)「いらっしゃいませー」
 俺が店に入ると、ブーンとプーン君に挨拶をされた。
 プーン君、本当に働いているんだな。
( ^ω^)「兄ちゃんがお店に来るなんて珍しいお」
('A`)「おう、仕事帰りにちょっと寄ってみた。ところでどうだプーン君。仕事の方は」
( ´;^;ё;^;)「順調です」
('A`)「へぇ、そりゃ良かった」
 そんな事を話していると、店の奥から店長らしき人が顔を出した。
( ゚д゚ )「プーン君、さっきお客さんにお釣りの金額間違えて渡してたでしょ。困るよ、そんな事では」
( ´;゜;ё;゜;)「す、すみません……」
 順調です、ね。



22: ◆NoxMiNDgA2 :2006/10/19(木) 22:37:13.11 ID:qynpSQBL0
  
( ^ω^)「初日だし、失敗は仕方無いお! これから気を付ければいいんだお」
( ´;^;ё;^;)「ひひひwww」
 全くこいつは。
('A`)「…………」
( ´;゜;ё;゜;)「…………」
('∀`)「まぁ、頑張れ」
( `;゜;ё;゜;)「!!」

( ´;^;∀;^;)「はい!」
 プーン君は清々しい笑顔を見せた。



23: ◆NoxMiNDgA2 :2006/10/19(木) 22:38:35.27 ID:qynpSQBL0
  
 人は、一歩、また一歩と、毎日前進している。
 何気無い日々の中でも少しずつ成長しているのだ。
 いつまでも子供のままでは居られない。
 大人になるという事は、大きく成長したという確かな証。
 それならば、大人になるのもそう悪い事では無いのかもしれないな、と俺は思った。

End.



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