(´・ω・`)の恨み代理店のようです

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 01:00:08.28 ID:pOF0GGGc0

<第4.5話 いつか>

私がこの店に来てどれくらい経っただろう。
まぁ、そんなことはどうでも良い。
・・・良くは無いか。

そんなことよりも、いつも思うのは「誰が悪いのか」ということ。
ここに来る人間が悪いのか。
ここに来させた人間が悪いのか。
恨みを晴らす垂れ眉が悪いのか。
私はそれが時々分からなくなる。

殺される側にも何らかの非があるのかもしれないし。
それで手を出してくる殺す側が悪いのかもしれないし。
やり返す垂れ眉が悪いのかもしれない。


そんなことを考えてるとお客さんが来る。
髪の長い、少し暗そうなお客さん。



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 01:01:20.62 ID:pOF0GGGc0

この客、貞子が言った「幼なじみ」、この言葉が何故か頭に引っかかる。
何か、記憶に関係があるのかもしれないし、無いのかもしれない。

未だに私の頭から大切なことが抜けているということは確かで。
どうやって元に戻るのか分からないことも確か。


でもって、この貞子という女性。
恨みを晴らすことにして、どんなことを考えているのだろう?
私も恨みを晴らそうと思ってここに残ったが・・・。
少し考えさせられる。


川д川「あの・・・どうかしたんですか?」

ずっと見ていたら話しかけられた。
と、とりあえず水を出そう。


何とかやり過ごしたな・・・。



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 01:02:02.83 ID:pOF0GGGc0

・・・・・。

恨みを晴らしたらすっきりするのだと想っていたが違うらしい。
後悔してる、貞子は確かにこういった。

しかも垂れ眉はその相手に向かって二度と会いたくないと言う。
失礼にもほどがある!
が、貞子も同じ事を口にする。

私にもいつかこの意味が分かるのだろうか?

その時は、しっかり笑えているのだろうか?

考えたって始まらないか・・・。
とりあえずそれまではここにいよう。

ここは意外と居心地が良い。


番外編 end



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