( ΦωΦ)おばけとかのようです
- 2: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:24:16.87 ID:JjuCrjhWO
- ぴんぽーん
('A`)「おいーっす、遊びに来たぞー」
【+ 】ゞ゚)「あ、いらっしゃいませドクオ様」
(#゚;;-゚)「こんにちはです」
('A`)「こんちゃー。おう、じゃあ注射すっから背中出しといて」
(#゚;;-゚)「はいです」
【+ 】ゞ゚)「これからお出掛けなのですか?」
(*#゚;;-゚)「は、はいです……」
('A` )「ホルマリンを注射にー」
( 'A`)「注射ーをゾンビ子にー」
プスッチュー
( 'A`)-(#゚;;-゚)
(*゚ -゚)ペカッ
- 4: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:26:07.80 ID:JjuCrjhWO
( 'A`)おばけとかのようです セブンブリッジ
( 'A`)「最近、主人公の影が薄いと思わないかの巻」
('A`)「はい、おめかしして行ってらっしゃい。これ予備の注射ね、警察とかに見つかったらあらゆる意味で危険だから気を付けて」
(*゚ -゚)「はいです! ありがとうございます、行ってきます!」
【+ 】ゞ゚)「デートですか……楽しそうですね、でぃさん」
('A`)「楽しそうだねぇ、腹が立つ程に青春しててハンカチ噛み千切って食いたくなるわ」
ミ,,゚Д゚彡「あ? んだ、客来てたのか」
('A`)「ようポチコロ、珍しく服着てるな」
ミ#,゚Д゚彡「ぽっ……」
- 7: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:28:16.36 ID:JjuCrjhWO
('A`)「ところで他に誰も居ないのか? 杉浦にオモチャ持って遊びに行くって言っといたんだけど……」
【+ 】ゞ゚)「御館様なら休日出勤なされた姉上様の会社に忘れ物を届けに行かれました」
('A`)「あー なる」
【+ 】ゞ゚)「つい先程お電話で『電車の事故があって帰るのが遅れる』とのご連絡を受けました、暫しお待ちくださいませ」
('A`)「おー、把握ックー」
ミ,,゚Д゚彡「オレンジはクソ人間についてって、ガキと水色は公園に遊びに行った」
('A`)「家の中は野郎祭りかよ……鬱だ……」
【+ 】ゞ゚)「お茶を淹れて参りますので、ソファでお待ち下さい」
('A`)「おー……」
('A`)
('A`)「お茶淹れれんのかオサム」
<ガチャーン! アツー!!
('A`;)そ
- 10: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:30:04.30 ID:JjuCrjhWO
('A`)「今は……11時か、お前ら昼飯は?」
ミ,,゚Д゚彡「クソ人間が飯作っていった、ガキと水色は弁当持参」
('A`)「なるほど」
ミ,,゚Д゚彡「……」
('A`)「……」
ミ,,゚Д゚彡「……喋れよ」
('A`)「……そっちこそ」
【; 】ゞ゚)「あつっ……お、お持ちしました……あちっ」
('A`;)「お、おうありがとう。手ぇ大丈夫?」
【; 】ゞ゚)「は、はい、火傷くらいなら直ぐに治りますので……」
('A`;)「そ、そっか……」
('A`;)(誰か会話を弾ませるスキルを俺にくれ)
- 15: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:32:02.08 ID:JjuCrjhWO
宇都宮ドクオ、17歳の男子高校生。
顔は切なく体は細く、背は微妙でナイス☆童貞。そんな男子高校生。
決して、そりゃあもう決してイケメンとは言えない俺の顔。
この顔と不健康そうなモヤシい体は、実は激しいコンプレックス。
頭の中身だけは微妙に自信があるけれど、それだけじゃ意味が無い。
仲の良い友人以外とはうまく話せないし、愛想笑いがフヒヒヒィwwwwwってなるし。
どうにも俺は、アレだ、ネクラだ。
エロゲを愛し女体を夢見て標本に囲まれながらチマチマ実験する理科部部長。
部員は多いのにみんな幽霊部員。
関係ないけど彼女欲しい。三次元の。
('A`)「鬱だ……」
ミ,,゚Д゚彡「何だいきなり」
('A`)「イケメンにはわかんねぇよ……」
【+ 】ゞ゚)「いけめん?」
('A`)「イケメンに聞き返されると腹の底に嫌な物が溜まってビックリするほどユートピアしたくなるわ」
- 16: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:34:11.16 ID:JjuCrjhWO
友人である杉浦も内藤もモララーも顔はイケてる寄り。
しかも彼女持ちが二人、老人の様に枯れてその手の事に興味無い癖にエロゲシチュエーション野郎が一人。死ねば良いのに。
そういやモララーの苗字ってなんだろう。
美人なボイン姉や可愛いロリゆきんこ、ゾンビな女の子
オレンジ色のおばけ、水色の一反木綿、狼男、吸血鬼。
あらゆる妙な物に囲まれた杉浦に嫉妬すべきか同情すべきか。
それより俺を挟んでソファに座るこのイケメン二匹を誰か何とかしてくれ。
死にたい。
('A`)「にしてもまぁ、人外祭りだな」
【+ 】ゞ゚)「ご、ごめんなさい! 居着いてごめんなさい!」
('A`)「いや、それだけ腰が低いとイメージもまだ良いけど……」
ミ,,゚Д゚彡「……んだよ」
('A`)「いいえ別に、相変わらずイケてるメンズでいらっしゃいます事」
- 17: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:36:07.81 ID:JjuCrjhWO
ギリギリギリギリ。
嫉妬パワー全開フルスロットル、イケメン死ねモードに移行します。
ミ,,゚Д゚彡「嫉みかよ童貞」
(#'A`)「あ?」
ミ#,゚Д゚彡「あ? ンだよ文句あんのかゴルァ?」
(#'A`)「あらまぁイケてるメンズは言う事が違いますわねぇ、んまぁ流石は顔だけはよろしいです事、頭と反比例?」
ミ#,゚Д゚彡「あ ん だ と テ メ ェ ?」
(#'A`)「い い え 別 に ぃ ?」
ミ#,゚Д゚彡
(#'A`)
左隣の狼男と睨み合い。
負けるか。
世界中の童貞よ、俺に力を分けてくれ。
- 19: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:38:08.04 ID:JjuCrjhWO
続く睨み合い、困惑する右隣の吸血鬼。
そして、俺達は勢い良く立ち上がり─────
ミ#,゚Д゚彡「やんのかゴルァアアアアァアアア!!!!」
(#゚A゚)「やったるわボケこらぁぁあぁああああああ!!!!」
双方ブチギレ。
怒ってもイケメン、もう死ねよもうバーカバーカ!! お前のかーちゃんデーベーソー!!
【; 】ゞ゚)「お、お二人とも落ち着いて下さい! 喧嘩は」
ミ#,゚Д゚彡「テメェは黙ってろこの虫が!!」
(#'A`)「イケメン増やすな畜生!! 畜生!!」
【; 】ゞ゚)「あわわわわわ……」
- 21: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:40:14.42 ID:JjuCrjhWO
俺はオサムが淹れたお茶を一気に飲み干して、持参した巨大な鞄を開ける。
鞄から取り出したのは、ごつい箱。
まっちかくのそれには穴が空いていて、全体的にしっかりラップをかけてある。
本当はエクストや妹者ちゃんが喜ぶかと思って持ってきたが、もう関係ない。
ローテーブルの上に飛び乗って、箱にかけたラップを剥ぐ。
丸い穴からもわりと白い煙が微かに漏れ、部屋の空気を少し白くさせた。
そして、いぶかしげに俺を睨む狼男に向かって
(#゚A゚)ノシ□そ =O
パン! モワッ
ミ;,゚Д゚彡「わぶっ! んっだこれ!? 煙!?」
(#゚A゚)「煙入り空気砲……再度、発射!!」モワッ
ミ;,゚Д゚彡「うぼっ、ぇほっげほっ! 前見えねぇだろ! 止めろ!」
(#゚A゚)「嫌だッ!!」モワッ
ミ#,゚Д゚彡「このクソがッ! 地味な攻撃しやがって!!」
(#゚A゚)「地味で何が悪い!! 地味は悪なのか!! お前もクラスメイトと同じなのか!!」モワッ
ミ#,゚Д゚彡「知るかボケがァッ!! モワモワさせんな!!」
- 25: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:42:08.90 ID:JjuCrjhWO
〜先日〜
('、`*川「ねぇクー、地味な男子ってどう思う?」
川 ゚ -゚)「お前も地味だろうチン子」
('、`#川「ぶっとばすぞ畜生」
川 ゚ -゚)「まあ地味にも種類があるからな、鬱々した地味はウザい」
('A`;)そ
('、`#川「やっぱ世の中派手さか……派手さなのか……くそう! 私は脱地味してみせる! 地味こそ悪!! ちくしょぉぉう!!」
て
( A ;)そ
〜以上〜
- 28: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:44:23.64 ID:JjuCrjhWO
(#;A;)「地味が悪なのかああああああああああ!!!!」
ミ#,゚Д゚彡「何だこいつウゼェ!!」
(#;A;)「イケメンに地味かつ鬱々の苦労が分かるかああああああああああ!! どうせ彼女とか難なく出来るんだろ!! 童貞なんて事無いんだろ!! 死ね! 死んでしまえ!!」
ミ#,゚Д゚彡「もう私怨じゃねぇかテメェ!! ああ女なんざ腐るほど居たよ! 今は居ねぇよ!! この童貞が!! 女が出来ねぇとか童貞とか都市伝説だろ!!」
(#゚A゚)「ンギィィイイイイイイイイイッ!!!!」
【; 】ゞ゚)←童貞
- 31: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:46:41.67 ID:JjuCrjhWO
ミ#,゚Д゚彡「ああもうかかってこいや童貞!! 食い殺す!!」
(#゚A゚)「全世界の非イケメンな童貞達の誇りをかけて!! 負ける訳にはいかん!!」
ミ#,゚Д゚彡「黙れ短小!!」
(#゚A゚)「剥けてますぅぅぅぅ!!」
ミ#,゚Д゚彡「包茎とは言ってねぇ!! この小指サイズが!!」
(#゚A゚)「見た事ねぇ癖に知った口をおおおおおお!! 狼男のモンスターサイズにちんこサイズで勝てるかぁあぁぁああああああ!!!!」
ミ#,゚Д゚彡「知るかバーカバーカ死ね!!」
(#゚A゚)「お前が死ねバーカ!!」
【; 】ゞ゚)「ああ湯飲みが落ちて割れたっ! 取り敢えず食器類を避難 ステーンパリーン! いてっ! あああみんな割れた!!」
- 33: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:48:27.95 ID:JjuCrjhWO
空気砲を撃ったり細長い風船で顔面押したり、静電気でバチッとさせたり。
飛びかかって来たり噛み付いてきたり、引っ掻いてきたり。
二人でリビングをしっちゃかめっちゃかにしての大暴れ。
何か視界の端に割れ物とかを慌てて集めて運ぶオサムが見えたけど、きっと気のせい。
転んで自分で割ってる様に見えたけどきっと気のせい。【現実】見えませーん。
ミ#,゚Д゚彡「このチビガリモヤシがああああああああああ!!」
(#゚A゚)「モヤシ童貞マジなめんなこらぁぁあぁあああああああ!!」
ミ#,゚Д゚彡「大体なんださっきからよぉ!! そのフザケた攻撃は!!」
(#゚A゚)「ドクオの!! ショーック・サイエーンス!!」
ミ#,゚Д゚彡「何だそれ!!」
(#゚A゚)「二代目でんじろうの名は俺が戴きマンゴスチンッ!!」
ミ#,゚Д゚彡「古いッ!! つか誰だでんじろう!!」
【+ 】ゞ゚)(でんじろう先生……)
- 36: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:50:02.61 ID:JjuCrjhWO
(#゚A゚)「ちくしょおおおおおどいつもこいつもデートだ何だってよおおおおおおお!!!!」
( ゚∋゚)
( ・∀・)「……ん?」
(*゚ー゚)「どうしたんですか? モララーさん」
( ・∀・)「あ、いや……何かまた変な顔と呪いっぽいのが脳裏に……」
(*゚ー゚)?
(・∀・*)「まあどうでも良いや、行こうか?」
(*^ー^)「はいです!」
イチャコラ
(*゚ー゚)つ⊂(*・∀・)
- 38: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:52:03.21 ID:JjuCrjhWO
(#゚A゚)「彼女持ちなんかみんな死ねよおおおおおお!!」
ミ#,゚Д゚彡「かなりの数が死ぬじゃねぇか!! お前が死ね!!」
(#゚A゚)「いぃぃぃぃやぁぁぁぁでぇぇぇぇすぅぅぅぅ!!!!」
ミ#,゚Д゚彡「もうお前ただの駄々っ子じゃねぇか!!」
(#゚A゚)「うっさいバーカ死ね死ね非童貞イケメン!!」
ミ#,゚Д゚彡「ガキかッ!!」
【; 】ゞ゚)(お部屋が……お、御館様に何と言えば……)
【+ 】ゞ゚)(……)
【+ 】ゞ゚)(お腹空いたなあ……)
【+ 】ゞ゚)(終わったらお昼ご飯を戴こうっと……)
- 42: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:54:05.51 ID:JjuCrjhWO
(#゚A゚)「仲間内で彼女いないの俺と杉浦だけなんだぞ!? 杉浦はなんか興味無さそうだしさあ!!」
ミ#,゚Д゚彡「知らねぇよ! あいつジジイみてぇだからしょうがねぇだろ!!」
【+ 】ゞ゚)(そんな事無いと思うけどなあ……)
(#゚A゚)「ぐぞおおおおおお内藤にもモララーにも彼女出来て付き合い悪いし内藤なんかいつ出来たかわかんねぇしムキィィイイイイイイイ!!」
ミ#,゚Д゚彡「知るか! 女作れ!!」
(#゚A゚)「出来ねぇからキレとんじゃああああああああああああ!!!!」
【+ 】ゞ゚)グーキュルキュル
((【+ 】ゞ゚)「もう食べちゃおう……」
- 44: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:56:11.04 ID:JjuCrjhWO
【+ 】ゞ゚)「お昼ご飯……あ、キッチンテーブルにおにぎりが」
【+ 】ゞ゚)「『簡単ですまんが、これを食っておいてくれ。ロマネスク』……あ、お味噌汁もある」
【+ 】ゞ゚)「お味噌汁温めて……ふぅ、御館様のおにぎりか……」
【+ 】ゞ゚)「御館様の手料理、初めて食べるなあ……」
コトコト クツクツ
【+ 】ゞ゚)「あ、お味噌汁温まった……よいしょ、味噌汁椀に入れて……」
【+ 】ゞ゚)「いただきまー ガシャーン!!
【+ 】ゞ゚)
- 47: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:58:11.69 ID:JjuCrjhWO
【+ 】ゞ゚)「……」
【+ 】ゞ゚)「お昼ご飯が……」
ミ#,゚Д゚彡「避けんなモヤシが!!」
(#゚A゚)「避けるわボケェ!! ローテーブル投げんな!!」
【+ 】ゞ゚)
三CD ) 】ゞ ) ゚「御館様が作って下さった……お昼ご スコーン! いてっ!」
ミ#,゚Д゚彡「CD投げんなゴルァ!!」
(#゚A゚)「お前が言うな!! 避けんな!!」
【# 】ゞ )ブチリ
- 50: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 20:59:59.59 ID:JjuCrjhWO
ミ#,゚Д゚彡「テメェもうイケメンが嫌いなだけじゃねぇか!!」
(#゚A゚)「ああそうさ嫌いだよ! 嫉妬だよ! 悪いか…………ん?」
ミ#,゚Д゚彡「あ?」
【# 】ゞ )┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙
(;'A`)「……オサム、さん……?」
ミ;,゚Д゚彡「ど……どうし……」
【# 】ゞ )「暴れるだけでは飽き足らず……御館様が拵えたお昼ご飯までも……」
(;'A`)「ひ、昼飯?」
ミ;,゚Д゚彡「あ゙……台所の机にローテーブルが……」
(;'A`)「……ヤバく、ね?」
ミ;,゚Д゚彡「……ヤベェ、かも……」
- 52: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:02:11.00 ID:JjuCrjhWO
【# 】ゞ )「その紅き滴りで……我が空腹を満たす……」
(;'A`)「厨二!?」
ミ;,゚Д゚彡「キレた! 虫がキレた!!」
('A`;)「キレたら厨二!?」
【# 】ゞ )「一滴残らず吸い絞り付くし、枯渇させてくれるわァッ!!」
ミ;,゚Д゚彡「ぎゃー!! 虫がキレたー!!」
(;'A`)「いやー! いやー!! こっちこんといてー!!」
ミ;,゚Д゚彡「うわー!! どけモヤシ!!」
(;'A`)「狼男ならなんか対抗しろよ!!」
ミ;,゚Д゚彡「テメェのせいで体力使い果たしたんだよボケ!!」
(;'A`)「ごめんね! 本当ごめんね!! ヒイッ死ぬ!!」
【# 】ゞ )「それ以上暴れるな野蛮人共め!! これ以上部屋を荒らさせはせぬ!!」
ミ;,゚Д゚彡「テメェも荒らしてる! 健在進行形で!!」
(;'A`)「部屋がしっちゃかめっちゃか過ぎて逃げづれぇぇぇ!! 五分前の俺のバカー!!」
- 53: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:04:09.54 ID:JjuCrjhWO
ミ;,゚Д゚彡「うおおおおおこえぇぇぇぇ!!」
(;'A`)「キレた吸血鬼やべぇ! やべぇ!!」
【# 】ゞ )「大人しく吸われろ貴様らァッ!!」
ミ;, Д 彡「うぎゃっ!」
(; A )「もげぅっ!」
【# 】ゞ )「あの世で後悔するが良い……我が主人に対する冒涜を……」
ガチャ<_プー゚)フ「ただいまー!」
バタン( ΦωΦ)「ただいまである、すまんな遅くな」
【# 】ゞ )
( ΦωΦ)
【+ 】ゞ )
( ΦωΦ)「何このカオス」
- 56: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:06:28.31 ID:JjuCrjhWO
<_プー゚)フ「部屋ぐっちゃぐちゃだ!」
【+ 】ゞ )「……あ、その、あの……」
( ΦωΦ)「あー、取り敢えず」
【+ 】ゞ )「はひ」
( ΦωΦ)「全員、正座」
【; 】ゞ )「はひ」
ミ;, Д 彡「はひ」
(; A )「はひ」
(ΦωΦ )「エクスト、取り敢えず台所のテーブルに乗っかってるローテーブル持ってきてくれんか」
<_プー゚)フ「ほーい」
( ΦωΦ)「さて、言い訳だけは聞いてやろう」
- 57: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:08:06.96 ID:JjuCrjhWO
( ゚∋゚)クックー
(#ΦωΦ)「つまり、アホウ二人が大暴れしてオサムがキレたと」
<_プー゚)フ「バカだ!」
(#ΦωΦ)「主にドクオがな。ドクオ、犬相手に本気にならない!」
(;A;)「ごべんなざい」
ミ,,゚Д゚彡「やーいやーい」
(ΦωΦ#)「犬! 人間相手に本気にならない!!」
ミ,,;Д;彡「ごべんなざい」
(#ΦωΦ)「オサム! めっ!」
【+ 】ゞ;)「ご、ごめんなさい! ごめんなさい!!ついカッとなって……うっ、ひぐっ……ぇっく……」
- 60: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:10:35.23 ID:JjuCrjhWO
( ΦωΦ)「全く、おにぎりくらい作ってやるから殺そうとするな?」
【+ 】ゞ;)「だっで……御館様が拵えた……ひぐっ……お昼ご飯……えぐっ」
(´ΦωΦ)「もー、晩飯は我輩が作るから泣くなである」
【+ 】ゞ;)「はぃ……」
(`ΦωΦ)「ほらみんなで片付け! ねーちゃんや鈴木が帰ってきたら大目玉であるぞ!」
(;A;)「はいぃ!」
ミ,,;Д;彡「片付けますぅ!」
<_プー゚)フ「バカいっぱいだな!」
(ΦωΦ`)「エクストも手伝ってやってくれんか?」
<_プー゚)フ「おう!」
(´ΦωΦ)「ぬー……やっぱり留守番は鈴木に任せるべきか……しかしまあ見事なまでに、うわあ我輩のCD割れまくり」
- 61: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:12:32.88 ID:JjuCrjhWO
( ・∀・)「こんにちはー」
(*゚ー゚)「ただいまです!」
( ΦωΦ)「おーモララーにでぃではないか、デートは楽しかったか?」
(*^ー^)「はいです!」
(*・∀・)「そ、それじゃあ僕はこれで。またねでぃちゃん、杉浦」
( ΦωΦ)「おー、今度は茶くらい飲んでけよー」
(*゚ー゚)「ありがとうございました、モララーさん!」
( ΦωΦ)「ふー」
(*゚ー゚)?
( ΦωΦ)「いやなに、ちょっとな、部屋が」
(*゚ー゚)「お部屋? ……うわぁ」
( ΦωΦ)「……帰ってきたところですまんが、手伝ってはもらえんだろうか? 五人がかりでも片付きゃしねぇ」
(*゚ー゚)「はいです、お任せあれです!」
- 63: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:14:19.38 ID:JjuCrjhWO
l从・∀・ノ!リ人「ただいまなのじゃ!」
/ ゚、。 /タダイマ
(*゚ー゚)「お帰りなさいです」
l从・∀・ノ!リ人「あれ、でぃなのじゃ?」
(*゚ー゚)「でぃです、皆さんはお片付けしてますです」
/ ゚、。 /カタヅケ?
(*゚ー゚)「はいです、フサさん達がお部屋をごった返したらしいです」
/ ゚、。 /……
l从・∀・ノ!リ人「猫目はー?」
(*゚ー゚)「ロマネスクさんは晩御飯のおにぎりをせっせと作ってます」
l从・∀・ノ!リ人「おにぎり!」
/ ゚、。 /「じゃあ、片付け、てつだうか」
(*゚ー゚)「はいです!」
- 64: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:16:01.47 ID:JjuCrjhWO
(*‘ω‘*)「あーちかれた、ただいまっぽー」
【+ 】ゞ゚)「お帰りなさいませ、姉上様」
(*‘ω‘*)「あん? みんなはどうしたっぽ?」
【+ 】ゞ゚)「その、あの……片付けを……」
(*‘ω‘*)「……」
【+ 】ゞ゚)「……」
(*‘ω‘*)「言い訳くらいは、聞いてやろう」
- 65: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:18:05.46 ID:JjuCrjhWO
( ΦωΦ)「おー、ねーちゃんおかえりである」
<_プー゚)フ「おけーりー!」
(*‘ω‘*)「たでーまっぽ、で、こいつら何したっぽ?」
(;ΦωΦ)「あ、いや、我輩が死ぬほど説教した後だからこらえてほしいのである」
<_プー゚)フ「壊れたのは猫目のもんばっかだしな!」
(ΦωΦ`)「そうだけど……我輩のCDラック倒壊してたけど……」
(*‘ω‘*)「ふむ……まあ良いっぽ、飯できてるっぽ?」
(´ΦωΦ)「申し訳ないが、時間がなかったため味噌汁とおにぎりしか作れなかったのである……」
(*‘ω‘*)「良かろうなのだ、着替えてくるから頼むっぽ」
( ΦωΦ)「把握である」
- 66: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:20:57.32 ID:JjuCrjhWO
/ ゚、。 /「味噌汁、もってきた」
l从・∀・ノ!リ人「おにぎり山盛りなのじゃー!」
(*゚ー゚)「簡単なおかず作りましたよー」
( ΦωΦ)「お茶も淹れたから、みんな休憩して飯にするのである」
<_プー゚)フ「飯だー!」
【+ 】ゞ゚)「あ、ありがとうございます!」
ミ,,゚Д゚彡「本気で腹減った……」
('A`)「超疲れた……」
( ΦωΦ)「貴様ら二人は自業自得であろうが」
- 67: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:22:16.64 ID:JjuCrjhWO
<_プー゚)フ「たまご! だし巻き玉子は俺の!」
(´ΦωΦ)「はいはい独り占めしない」
/ ゚、。 /「高菜」
(ΦωΦ`)「はいはいもう、自分で取りなさいよ……」
l从・∀・ノ!リ人「ちめたいお茶ほしいのじゃー」
(´ΦωΦ)「はいはいちょっと待つのである」
(*゚ー゚)「あ、私の分もお願いします」
(ΦωΦ`)「はいはい、ちゃっかりさんめ」
ミ,,゚Д゚彡「味噌汁おかわりー」
(´ΦωΦ)「はいはいもうこいつらは」
【+ 】ゞ゚)「あれ、こんぶどれだろ……」
(ΦωΦ`)「はいはいどうぞ、右端の列であるからな」
('A`)「杉浦ーしおむすび取ってー」
(´ΦωΦ)「はいはい全くもう」
- 70: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:24:37.39 ID:JjuCrjhWO
(*‘ω‘*)「……」
(ΦωΦ )「む? どうしたねーちゃん?」
(*‘ω‘*)「オカンかお前は」
(ΦωΦ`)「えぇ……」
(*‘ω‘*)「まあ流石は『しょうらいのゆめはおねえちゃんのおよめさん』なだけあるって事で、シャケ握り寄越せっぽ」
(ΦωΦ;)「ちょ、おま!! 我輩の黒歴史を!! はいシャケ!!」
<_プー゚)フ「何だ何だ、およめさん?」
(;ΦωΦ)「聞くな! 何も聞くな!!」
('A`)「杉浦が幼稚園の頃、将来の夢はぽっぽさんの嫁さんだったんだよ」
(ΦωΦ;)「貴様アアアアアアアアアアッ!!!!」
(*‘ω‘*)「いやあ、あの頃は可愛かったっぽ。今やただのガチムチ」
(;ΦωΦ)「いやガチムチじゃねぇよ!! 何だよもう!!」
/ ゚、。 /オチャクレ
(ΦωΦ;)「どうぞ粗茶ですが!!」
- 71: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:26:13.67 ID:JjuCrjhWO
(*゚ー゚)「でも可愛らしい夢だと思いますよ?」
(;ΦωΦ)「いやまあ……幼稚園児のざれ言だしな……」
l从・∀・ノ!リ人「じゃあ妹者もおっきい姉者のお嫁さんになるのじゃー!」
(ΦωΦ;)「えええ」
ミ,,゚Д゚彡「バーカ、メス同士じゃガキ作れねぇぞ」
(;ΦωΦ)「いやそう言う問題じゃないだろ!?」
【+ 】ゞ゚)「御館様がウエディングドレス……?」
(ΦωΦ;)「想像するな! それは死亡フラグであるぞ!!」
<_プー゚)フ「気持ちわりぃ!!」
(;ΦωΦ)「ですよねこの野郎!!」
- 73: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:28:09.51 ID:JjuCrjhWO
(´ΦωΦ)「はー……やれやれ全くもう……」
<_プー゚)フ「猫目のおにぎりうめー」
(ΦωΦ )「む、そうか?」
('A`)「無駄に料理上手いよな」
(´ΦωΦ)「無駄……」
/ ゚、。 /「流石はおよめさん」
(ΦωΦ;)「鈴木さん!?」
(*‘ω‘*)「おらおら味噌汁のおかわり寄越せっぽー」
(´ΦωΦ)「はいはい……食い終わったら片付け再開であるぞーみんな」
「『はーい!」』
( ΦωΦ)(……まあ、何時も通りであるな)
おしまい。
- 81: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:31:22.04 ID:JjuCrjhWO
おまけ。
狼男VS吸血鬼。
- 87: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:32:59.70 ID:JjuCrjhWO
ぎし、ぎし、ぎし
がちゃ、きぃぃぃ……
ミ,,゚Д゚彡「よし、寝てる間に部屋に忍び込んでガブリと……へっへっへっ、今日なら疲れて寝こけてるだろうしな……」
ミ,,゚Д゚彡コソコソ
ミ゚Д゚,,彡キョロキョロ
ミ,,゚Д゚彡【+ 】ゞ゚)
ミ;,゚Д゚彡【# 】ゞ゚)
- 88: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:34:38.47 ID:JjuCrjhWO
【# 】ゞ゚)「……何をしてらっしゃるんですか狼さん」
ミ;,゚Д゚彡「……食いに」
【# 】ゞ゚)「いけません」
ミ,,゚Д゚彡「あ?」
【# 】ゞ゚)「い け ま せ ん」
ミ#,゚Д゚彡「血ぃ吸おうとしてた奴が何言ってんだゴルァ?」
【# 】ゞ゚)「私はもう吸おうとしてません、お帰りください」
- 89: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:36:09.53 ID:JjuCrjhWO
ミ#,゚Д゚彡
【# 】ゞ゚)
ミ#,゚Д゚彡「どけゴルァ」
【# 】ゞ゚)「嫌です」
ミ#,゚Д゚彡「どけ、噛み殺すぞ」
【# 】ゞ゚)「どうぞ、それでも私は退きません」
- 92: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/30(日) 21:38:29.87 ID:JjuCrjhWO
ミ#,゚Д゚彡「上等だゴルァ! おもて出ろやァッ!!」
【# 】ゞ゚)「良いでしょう、私とて腐っても吸血鬼、夜は私の時間です。“夜ノ住人−ナイト・ピープル−”は退きません!」
ミ#,゚Д゚彡「なら俺もナイト・ピープルって奴だ! 満月の夜に狼男に喧嘩を売った事、後悔させてやらぁ!!」
【# 】ゞ゚)「掛かって来るが良い蛮族よ! 吸い尽くしてミイラにしてくれる!!」
( ΦωΦ)「何しとんねん貴様ら」
( ΦωΦ)
ミ,,゚Д゚彡
【+ 】ゞ゚)
( ΦωΦ)「正座」
ミ,,゚Д゚彡【+ 】ゞ゚)「はい」
おしまい。
戻る/次/次(携帯用)