( ・∀・)どーして!のようです

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 21:55:05.75 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)

や、諸君。

突然だが、僕の彼女はとても可愛いんだ。

自慢だ。あぁ自慢だとも。

どこが可愛いかって?

そうだな・・・例えば、僕のことなら何でも聞いてくるところとかかな?

え?聞いてないって?

そう言うなよ。たまにはリア充ののろけ話でも聞いてみろって。面白いかもよ?



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 21:57:53.52 ID:x4ElVrom0
そう、それで彼女・・・本当に何でも聞いてくるんだ。

それこそ、「どうして」が口癖なのかってくらいね。

たまにそれがめんどくさくもなるんだけど・・・

あ、今は目の前にいるからめんどくさいなんて口が裂けても言えないけどねっ☆

ま、とにかくそんなとこがまた可愛いわけなのよ。

疑問に思ってくれるってことは、それだけ僕を見てくれてるってことだからね。

ほら、例えばこんなことも彼女には疑問になるんだ───



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:01:26.28 ID:x4ElVrom0
─午後2時38分 ナナ公前─


( ・∀・)(遅いな・・・2時にナナ公前って言ったんだけどな)

ナナ公前で一人待ち呆ける僕。時計を見ながら、既に30分以上遅れている彼女を待つ。

すると、遠くから一人の女の子がこちらに走ってくるのが見えた。彼女だ。

携帯で自分の髪型を見てから、彼女の方を見る。

ζ(゚ー゚;ζ「モララーくーん!」

( ・∀・)「お、来たね〜」

ζ(゚ー゚;ζ「ご、ごめんね、ちょっと準備に時間がかかっちゃって・・・」

肩で息をしながら謝る彼女。

本当に急いできたのだろう、そんなに暑い時期でもないのに額に汗をかいている。



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:04:39.86 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)「大丈夫。僕も電車が少し遅れちゃっててね、今来たところなんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「そ、そうなの?」

遅刻位で怒るような僕ではない。さりげないフォローも忘れずにいれる。

( ・∀・)「うん、それよりデレ、今日の服可愛いね。新しく買ったの?」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、そうなの!この前行った店で一目惚れして買っちゃったw」

( ・∀・)「すごく似合ってて可愛いよ。髪も少し切った?」

ζ(゚ー゚*ζ「えー!よくわかるねモララー君!前髪少し切ったんだ〜」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:07:20.46 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうしてそんなに私にはいつも優しいの?」





9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:10:55.32 ID:x4ElVrom0
ふふ、服の事も髪の事も事前に彼女の友人から情報を貰ってるからチョロいもんだ。

( ・∀・)「うんうん、今日もデレは可愛いよ。」

ζ(゚ー゚*ζ「うふふ、ありがとうモララー君。モララー君も今日の服カッコイイねぇ!」

( ・∀・)「あはは、ありがとう。でもみんなが着てる服と同じようなものだよ?」

ζ(゚ー゚*ζ「え〜、なんだかモララー君が着てる奴は高級感っていうか、気品みたいのが漂ってるよ!
      あ、モララー君が着てるからかな?w」

( ・∀・)「そうかな?じゃあそういうことにしておこうかな〜w
      さ、じゃあそろそろ行こうか?デレ」

ζ(^ー^*ζ「うん!」

高級感、気品ね。

・・・まぁ、僕の着てるのはどれも結構なブランドモノだから、出てしまうかもしれないなぁ。



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:14:08.09 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうしてあなたの洋服はいつもオシャレなの?」





14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:17:04.06 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)「さぁて、じゃあデレはどこか行きたい所あるかい?」

ζ(゚ー゚*ζ「う〜ん、あ、私映画行きたい!ポニョ見たいの!」

( ・∀・)「ポニョね、わかった。じゃあ映画館にご〜だね」

ζ(゚ー゚*ζ「ご〜だね!」

(,,゚Д゚)「アレ?モララーじゃん。お、なんだよ彼女連れ?」

彼女と映画館へ歩き出そうとしたところで横から声をかけられた。

あれは・・・あぁ、同じ学部のギコか。

(*゚ー゚)「ギコ君どしたの〜?ってモララー君じゃん!
    何その子〜!まさかデート?デートなの〜?w」

と、その後ろにはギコの彼女、しぃも・・・って?



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:20:14.69 ID:x4ElVrom0
( ^ω^)「なんだおなんだお、彼女連れとはリア充は羨ましいですおねー!!」

('A`)「全くだ。イケメン氏ね。ねじきれろ」

川 ゚ -゚)「こんなところで出くわすとは、奇遇だな、モララー」

わんさかわんさか。

どうやらサークルか何かの集まりでもあったらしい。まぁ、今の僕には関係ないかな。

( ・∀・)「あはは、まぁ今日はこの子とデートなんだ。みんなまたね」

なんとかかわせた。口って便利だなぁ。

数人に氏ね氏ね言われたが気にしない。だって僕勝ち組だもん。

ζ(゚ー゚;ζ「と、友達たくさんいるんだね・・・」

( ・∀・)「あ、ごめんね。ちょっと大学の奴らで。じゃあ改めて映画館にご〜!」

ζ(゚ー゚*ζ「お〜!」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:23:14.56 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうしてそんなに色んな友達多いの?」





18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:26:24.40 ID:x4ElVrom0
歩いていたら、ふと彼女が僕の顔をしきりに見ていることに気付いた。

( ・∀・)「デレ?どうかした?僕の顔なんかついてる?」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、ううん。モララー君、なんだかこの前と印象少し変わったね?」

( ・∀・)「そう?・・・あ、そういえば一昨日髪染めたから少し茶色いかもね」

ζ(゚ー゚*ζ「あぁ、なるほど!確かにちょっと茶色い〜w
      うんうん、モララー君ずっと黒いままだったからそのくらいの方が似合ってるよ!」

( ・∀・)「あはは、ありがとう。まぁ、たまには髪を染めるのも気分転換に良いよね」

ζ(゚ー゚*ζ「気分転換なんだ?」

( ・∀・)「あぁ、・・・まぁね。あ、映画館見えてきたよ」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、ホントだ!ほら行くよモララー君!」

( ・∀・)「あはは、急がなくても映画は逃げないよ〜w」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:29:11.14 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして突然髪を染めようと思ったの?」





21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:31:38.70 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)

・・・さて、どうだろう。

少しは僕の彼女のことがわかってもらえたかな?

ふふ、可愛いでしょ。

ま、ちょっと好奇心が強すぎるんだけどね。

いつもは会えば一言目は絶対に「どうして」、って言う位なんだよ。

あ、僕ののろけ話だけどね、まだあるんだよ。

もうちょっと聞いてね。

ほら、例えばこんなことも彼女には疑問になるんだ───



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:34:17.74 ID:x4ElVrom0
─午後5時47分 映画館─

ζ(゚ー゚*ζ「はぁ〜、楽しかったねぇ、ポニョー」

( ・∀・)「そうだねぇ、宮埼駿もなかなか侮れないね」

正直僕はあまり面白いとは思わなかったけど、まぁわざわざそんなことを言う程僕もバカじゃない。

こういうのは大抵無難なこと言っとけば納得してくれるものだし。

( ・∀・)「結構遅くなっちゃったね。ご飯でも食べに行こうか?」

映画館から出たらもう夕方だった。

日が落ちたら風が出てきた。なかなかの強さで僕たちに吹き付けてくる。



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:36:24.76 ID:x4ElVrom0
ζ(゚ー゚*ζ「そうだね〜、そろそろお腹空いてきたし、ご飯にしよっ!」

( ・∀・)「わかった、じゃあ僕の行きつけの店があるから、そこでいいかい?」

横に止まっていた車の窓ガラスを見て、髪型を整えながら聞く。うん、大丈夫。イケメンだ。

ζ(゚ー゚*ζ「いいよ!モララー君の行き着けかぁ、楽しみだなぁ!」

( ・∀・)「あはは、期待に応えられる品質は僕が保証するよ」

やはり風が強い。

店に向かいながら、何度か髪型と顔をチェックする。

ふふ、やっぱり僕はイケメンだ。



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:38:46.19 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうしてそんなに鏡で顔見るの好きなの?」





26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:41:01.28 ID:x4ElVrom0
ζ(゚ー゚;ζ「案外遠かったんだね〜」

( ・∀・)「あはは、ごめんね。ちょっと奥まったところにあることを言うのを忘れてたよ」

ζ(゚ー゚*ζ「でも、なんだか隠れ家的で素敵かも!」

隠れ家的(笑)スイーツ(笑)

( ・∀・)「外観は気に入ってもらえたみたいで良かったよ」

ζ(゚ー゚*ζ「うふふ・・・あれ?」

( ・∀・)「ん?どうかした?」

彼女は何かに気付いた様にポケットを叩き、バッグを探し始めた。



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:44:19.81 ID:x4ElVrom0
ζ(゚ー゚;ζ「け、携帯がないの」

( ・∀・)「ありゃま、どこかに置き忘れちゃったかな?」

ζ(゚ー゚;ζ「モララー君、携帯貸してもらえる?」

( ・∀・)「え?携帯?良いけど」

ζ(゚ー゚;ζ「ありがと、ちょっと私の携帯にかけてみるね。リダイヤルで大丈夫?」

(;・∀・)「あっ、いや、リダイヤルはちょっと」

ζ(゚ー゚;ζ「え?でも昨日の夜モララー君から電話してくれたし・・・」

(;・∀・)「いや、あの後ちょっと親に用があったのを思い出して電話してね。
      ・・・あ、そういえばオートロックかけてあったんだった。デレの携帯には僕がかけるよ」

ζ(゚ー゚;ζ「そ、そう?じゃあお願い」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:47:26.93 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして携帯リダイヤル押すの嫌がるの?」





33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:49:50.18 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)「携帯、見つかってよかったね」

ζ(゚ー゚*ζ「うん〜!コートの方のポケットに入れたのすっかり忘れてたよ〜w」

( ・∀・)「良かった良かった。 ・・・あ、注文決まった?」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、うん!私この『ふわモテカールのガーリッシュな小悪魔パスタ』にするよ!」

スイーツ(笑)っていうかどwwwんwwwwwだwwwwけwwwwww

( ・∀・)「わかった。じゃあウェイター呼ぶよ」

チンチーーン
  _
( ゚∀゚)「お待たせいたしま・・・ってオイ!ジューコンじゃねぇか!お前またあたrヘブッ」

( ・∀・)「ごめんデレ、僕コイツと知り合いだから少しあっちで話してくるね」

ζ(゚ー゚;ζ「え?う、うん、わかった」


( ・∀・)ボソボソ「お前・・ざけ・・よ・・・の事は・・・・・わないって・・・」
  _
(;゚∀゚)ボソボソ「・・お前が突然・・・・・それに・・・・・前のせい・・・」

ζ(゚ー゚;ζ「・・・また違うお友達かな?」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:51:31.33 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうしてそんなに変なあだ名がついてるの?」





35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:54:45.29 ID:x4ElVrom0
ζ(゚ー゚*ζ(・・・あ、モララー君、テーブルに手帳置きっ放し)

ζ(゚ー゚*ζ(そういえば手帳の表紙には二人で初めて撮ったプリクラを貼ったんだっけ・・・)

ζ(゚ー゚;ζ(・・・?)

ζ(゚ー゚;ζ(・・・あれ・・・?)

ζ(゚ー゚;ζ(おかしいな、この手帳じゃなかったかな、でもこの縁の傷、確かにそうなんだけど・・・)

( ・∀・)「いやーゴメンね。つい懐かしくてね」

ζ(゚ー゚;ζ「あ、ううん。今のもお友達?」

( ・∀・)「あぁ、うん、まぁ・・・高校の時の、ね」

ζ(゚ー゚*ζ「そっか。あ、注文は大丈夫だった?」

( ・∀・)「そっちは大丈夫。ちゃんとしてきたよ」

ζ(^ー^*ζ「うふふ、楽しみ〜っ!」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:56:39.64 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして手帳の私のプリクラ剥がしたの?」





39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 22:59:39.98 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)

・・・ふぅ、ここでまたちょっと小休止と行こうか。

どうかな?やっぱり僕の彼女は可愛いだろう?

そうそう、僕は彼女の笑顔が特に好きでね〜。

あの笑顔だと何を聞かれても無視することなんかできないんだ。

それが答えにくい事でもね。

本当に困っちゃうよね。

あ、そういえばこの時は「どうして」をあまり聞かなかったな。

・・・ま、いいさ。

さて、そろそろ僕ののろけ話も残り少なくなってきた。

君ももう少しだから、どうせだし全部聞いてくれよ。

そう、後は・・・そうだね。

ほら、例えばこんなことも彼女には疑問になるんだ───



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:03:02.16 ID:x4ElVrom0
─午後7時5分 モララー行き着けの店─


( ・∀・)「どうだろう、口に合ったかな?」

ζ(>ー<*ζ「これ、す〜〜〜〜〜〜〜〜〜っごく美味しい〜〜〜〜!!」

( ・∀・)「あはは、よかった、味も好評だったようだね」

ζ(゚ー゚*ζ「すごーい、こんな美味しい店連れてって貰ったの初めてだよモララー君!」

( ・∀・)「それはよかった。せっかく初めて僕の地元で遊ぶんだから、堪能して帰って貰わないとね。
      ・・・っと、ごめん、ちょっとトイレに行ってくるよ」

ζ(゚ー゚*ζ「わかった、待ってるね」

( ・∀・)「ごめんね、すぐ戻ってくるから」

ζ(゚ー゚*ζ「行ってらっしゃーい」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・」

ζ(゚ー゚*ζ(・・・トイレに入る前に、携帯で誰かに電話かけてる・・・?)

ζ(゚ー゚*ζ(・・・)



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:06:00.46 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして私に隠れて電話をかけてるの?」





44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:09:07.72 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)「いやぁ、待たせてゴメンね。もう出ようか?」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、ううん。もう少しいていい?」

( ・∀・)「ん、わかった。じゃあもう少しここにいよう」

ブルルルルルルッブルルルルルルルッ

テーブルに置いた僕の携帯が震える。

・・・。

( ・∀・)「ゴメンね、ちょっと着信みたい。すぐ切るね」

ピッ

ζ(゚ー゚*ζ「・・・うん。・・・モララー君、携帯、貸してもらっていい?」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:12:22.56 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)「また? まぁ、良いよ。・・・あ、待って、オートロック解くから」

ζ(゚ー゚*ζ(・・・)

カチカチ・・・

( ・∀・)「はい、良いよ。どうかしたの?」

ζ(゚ー゚*ζ「私の携帯古くてね、メールがあんまりたくさん残らないの。
      久しぶりに読もうと思ったモララー君に送ったメールが残ってなかったから、モララー君の方なら残ってるかな〜って思って」

ζ(゚ー゚*ζ(確かめるだけ、確かめる、だけ)

ζ(゚ー゚*ζ(もし、ただの私の思い過ごしだったら、ちゃんと謝ろう)

ζ(゚ー゚*ζ(・・・)

ζ(゚ー゚*ζ(・・・発信記録、一件も、ない)

ζ(゚ー゚*ζ(・・・着信記録も、一件も、ない)

( ・∀・)「なるほどね。でも僕のもあんまりたくさん残る機種じゃないから、ないかもしれないなぁ〜」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・う〜ん、ホントだ。やっぱりなかったよ。ありがと、モララー君」



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:14:41.64 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして携帯着信記録をすぐ消すの?」





48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:18:03.67 ID:x4ElVrom0
ζ(゚ー゚*ζ「はぁ〜、お腹一杯だと気持ちよくなるね〜」

( ・∀・)「そうだね〜、眠くなるよね」

ζ(゚ー゚*ζ「うんうんw ・・・あ、モララー君、今度の私の誕生日、一緒にいれそう?」

( ・∀・)「・・・え?」

ζ(゚ー゚*ζ「だから、私の誕生日。もうすぐでしょ?」

(;・∀・)「あ、あぁ。そうだったね。多分大丈夫だと思うけどなぁ」

ζ(゚ー゚*ζ「もう、本当に大丈夫なの?いつだかちゃんと言えるんでしょうね〜?w」

(;・∀・)そ「え!?いや、そんな、あたりまえじゃないかあははは」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・じゃあ言ってよ?」

(;・∀・)「あはは、そんな当然の事を言ってどうするんだよw
      あ、もう結構外暗くなっちゃったね。ツあ、じゃないデレ、もう出よう」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・わかった」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:20:19.89 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして私の誕生日も憶えてないの?」





52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:23:31.99 ID:x4ElVrom0
ζ(゚ー゚*ζ「今日は楽しかったね〜っ」

( ・∀・)「そ、そうだね」

ζ(゚ー゚*ζ「ん〜っ!星が綺麗!」

( ・∀・)「あはは・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・ねぇ、モララー君」

(;・∀・)「・・・なに?デレ?」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・今日、この後ウチに来ない?」

( ・∀・)「・・・あぁ、なんだ。いや、ぜひ行かせてもらうよ」

ζ(^ー^*ζ「ホント!?やった!じゃあウチにご〜!」

( ・∀・)「あはは、ご〜」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:26:07.04 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうしてそんなに引きつった笑顔しているの?」





56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:30:40.38 ID:x4ElVrom0
( ・∀・)

・・・どうだったかな?僕と彼女の「のろけ話」。

僕はなかなか楽しかったよ。

そう、そんな可愛い彼女なんだけどね、やっぱり大変なこともあるんだよ。

いや、彼女ね、あんな可愛い顔してたまにキツイことも聞いてくるんだ。

それにひとつ答えればまた次の「どうして」が飛んでくるしね。

あ、ちなみに今言った話は全部最近のものだよ。鮮度抜群さ。

そして、今僕の前には彼女がいて、僕は例の「どうして」を受けている、ってわけ。

そう、今日はそういえば一度も「どうして」を聞かないな、と思ったら・・・

ほら、今日の彼女の「どうして」は大分溜まってたみたいなんだ───



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:34:02.59 ID:x4ElVrom0
ζ( ー *ζ「・・・モララー君?」

(;・∀・)「は、はいっ」

ζ( ー *ζ「もう、そんなに堅くならないでよぉ」

ζ( ー *ζ「私はただちょーっとしたことを聞いてるだけだよ?」

おかしい。僕はただいつものようにデレの家に行って、いつものようにイチャイチャして帰るんじゃなかったのか。

あの後デレの家についてすぐに、例の「どうして」攻撃がまた始まって、僕はそれを軽くいなしてた。それだけなんだ。

それなのになんでこんな空気に・・・っ!!!

(;・∀・)「はい・・・」

ζ( ー *ζ「そう、次は・・・ちょっと前から思ってたんだけどさぁ・・・」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:36:12.78 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして携帯夜かけても繋がらないの?」





61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:39:17.37 ID:x4ElVrom0
(;・∀・)「・・・や、それはほら、携帯って充電中に使うと寿命縮むって言うじゃん?
      だから、夜は大体充電してて電源切ってるんだよ」

ζ( ー *ζ「へぇ?電源切ってる携帯に電話すると『通話中』になるんだ?」

(;・∀・)そ「えっ!?いや、それは、な、なんでだろうね」

ζ( ー *ζ「なんでだろうねぇ?」

(;・∀・)「おかしいなぁ、ツ、じゃないデレからの電話はできる限り取る様にζ( ー *ζ「そうそう」

(;・∀・)「・・・え?」

ζ( ー *ζ「これも、前から思ってたんだけどさぁ」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:42:13.05 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして時々私の名前間違えるの?」





66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:45:56.58 ID:x4ElVrom0
(;・∀・)「・・・ほら、それは、よくある、ことだし・・・」

ζ( ー *ζ「へぇ〜・・・でも毎回同じ、『ツ』で間違うよね?」

(;・∀・)「それは、そう、前、俺実家で犬飼ってるって言ったじゃん?
      俺あいつが大好きでさ、名前『ツン』って言うんだけど、ずっと口癖みたいに呼んでたせいか口が勝手にこう・・・ね?」

ζ( ー *ζ「ふぅ〜ん・・・そうなんだぁ・・・」

(;・∀・)「そ、そうそう。俺犬大好きだし!あはははw」

ζ( ー *ζ「・・・せっかくだからこれも聞いちゃおうかなぁ」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:48:16.39 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして嘘吐く時鼻の穴が膨らむの?」





70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:50:16.27 ID:x4ElVrom0
(;・∀・)「・・・え?」

(;・と・)バッ「・・・」

ζ( ー *ζ「ふふ、なんで隠すの? ・・・嘘、吐いてたんだ?」

(;・∀・)ハッ「・・・」

ζ( ー *ζ「あはは、そんなわかりやすいクセ持ってる人なんているわけないじゃ〜んw」

(;・∀・)「・・・」

ζ( ー *ζ「・・・そういえばさぁ、モララー君っていつも高そうな服着てるけど、わりとドジだよね?w」

(;・∀・)「・・・え?」

ζ( ー *ζ「そう、ちょうどその服だったよね?
      ・・・大学で、鞄に引っ掛けて、袖のボタンが取れちゃった奴って」

(;・∀・)「・・・そう、だけど・・・!」

ζ( ー *ζ「だったら・・・」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:51:55.69 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして取れてたボタン、綺麗につけられてるの?」





73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:54:09.73 ID:x4ElVrom0
(;・∀・)「いや、これ、は・・・」

ζ( ー *ζ「モララー君」

(;・∀・)「・・・はい」

ζ( ー *ζ「好きって、言って」

(;・∀・)「・・・え?」

ζ( ー *ζ「私を、好きだって、言って」

(;・∀・)「・・・」

(; ∀ )「・・・僕は、デレが、好きだよ」

ζ( ー *ζ「・・・ふふっ」

(;・∀・)「・・・?」

ζ( ー *ζ「そっかぁ・・・」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:56:02.38 ID:x4ElVrom0





ζ( ー *ζ「ねぇ、どうして目を見て私を好きって言えないの?」





77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:57:46.40 ID:x4ElVrom0
(; ∀ )「・・・」

ζ( ー *ζ「・・・」

ζ( ー *ζ「ふふふ・・・」

ζ( ー *ζ「・・・じゃあ、そうね、これで最後かなぁ?」








ζ( ー *ζ「ふふ、ねぇ、どうしてそんなにソワソワして落ち着かないの?」



79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/18(木) 23:59:17.25 ID:x4ElVrom0





ζ(^ー^*ζ「・・・ねぇ、どうして?」





81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/12/19(金) 00:01:11.90 ID:0RZXXImV0





僕の彼女はニコニコ笑う。だけど、その笑顔が今は怖い。

とても、ごまかせば済むような様子ではないわけで・・・








(;・∀・)どーして!のようです おわり



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