（　＾ω＾）ブーンがカービィに代わりスパデラを攻略するようです

58： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:21:01.35 ID:L9bn2y+T0

　　

――ＰＬＡＹ１５――

前回までのあらすじ
ベッドの中ではいたって普通でした。


ブーン達が洞窟に入り、かれこれ3週間が経った。

洞窟大作戦第二ステージ『水晶の畑エリア』

从ヽ'ー'从「たべ……もの……」

バードンは飢えていた。
周りの水晶は全て食い尽くし、更には自分の羽根までも食べた。

(ヽ'A`)「ああ……ぁ、と、鶏肉が見える……」

ここずっと、まともな物を口にしていないサーキブル。
食したのは『じょうぶなおなべ』『こはくのバラ』そして『リーのヌンチャク』だ。

どれもこれも、この世に生きている者が食べていい代物ではない。

(ヽ'A`)「三つ扉があったけど……俺達左の扉と真ん中の扉しか行ってないよな」

从ヽ'ー'从「でもどっちも出口じゃなかった……もうお終いよ！どうすればいいの！？」



(ヽ'A`)「脳が働かない、だが頑張って頭を動かすぜ……ん？まてよ？三つの扉！？」

60： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:23:01.86 ID:L9bn2y+T0

　　

　　ヽ､.三 ﾐﾆ､＿ ＿＿＿ _,. ‐'´／/-─==＝＝=-､ヾ 　 　 　 ／ヽ
　　　　　　　 ,.‐'´　`''‐- ､._ヽ 　 /.i　∠,. -─;==:- ､ゝ‐;----//　ヾ.､
　　　　　　　[　|､!　 /'￣r'bゝ]二. {`´ '´＿_ （_Y_）,. |.r-'‐┬‐l l⌒　| }
　　　　　　　 ﾞl |｀]　..:ヽ--ﾞ‐´ﾘ￣ヽd､　''''　 ￣￣　 |l　　　!ﾆ! !⌒ //
.　　　　　　 　 i.! l .:::::　　 　 ｿ;;:..　 ヽ､._　　　　　_,ノ'　　　　　ゞ]ノ./
　　　　　　　　 ｀ ｰ＝=--‐'´(__,. 　 ..、　￣￣￣　　　　　　i／‐'／
　　　　　　　　　 i　　　　 　 .:::ﾄ､ ￣ ´　　　　　　　　　　　 l､_／::|
　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:　 　 |
　　　　 　 　 　 　 ヽ　　　　　ｰ‐==:ﾆﾆﾆ⊃　　　　　 　 　 !::　　　ト､
おれたちはとんでもない思い違いをしていたようだ。これを聞いてみろ。
まず我々がいる『水晶の畑エリア』を平仮名で表記する
『すいしょうのはたけえりあ』
これを逆にすると、
『ありえけたはのうょしいす』
そしてこれに更に鍵である『三つの扉』を付け足すと
『ありえけたはのうょしいよ三つの扉』
我々がまだ足を踏み入れていないのは右の扉だから、右の扉を加えるのが当然だ。
すると導き出される解は
『ありえけたはのうょしいよ三つの扉右の扉』
そして最後の仕上げに意味不明な文字『ありえけたはのうょしいよ三つの扉』
これは意味不明なので削除し残りの文字を取り出す。
するとできあがる言葉は・・・・・・『右の扉』。

61： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:25:23.49 ID:L9bn2y+T0

　　

　　　 ,ｨｨr--　 ..__､j
　　 ﾙ! {　　　　　　 ｀ヽ,　　　　　　　∧
　 N { l `　　　　,、　　　i　＿|＼/ ∨　∨
　 ゝヽ　　　_,,ｨjjハ、 　 |　＼つまり我々は
　　`ニr‐tﾐ-rr‐ｔｭ<≧rﾍ　　 >右の扉に
　　 　 {___,ﾘ ヽ二´ﾉ　 }ｿ　∠進めばよかったんだよ！！
　　　　'､ `,-_-ｭ　 u /|　　 ∠
　　　 　 ヽ`┴ '　／／l＼　　|／＼∧　 /
--─‐ｧ'|　｀ニ--‐'´　/　 |`ｰ　..__　　 `´
　 　 く__レ1;';';';>､　 /　__ |　 ,=､　___
　　 「　∧ 7;';';'|　ヽ/ _,|‐､|」 |Ｌ..! {L..l　}}
　　 |　 |::.V;';';';'|　/.:.|トl｀´.!　l _,,,ｌ | _,,|　 , -,
　 　 !　|:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; |　| 　 | |　.l /　〃 }}
　　　 l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ　＼!‐=:l/ `:lj　 7
　　　 | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::＼::　 ::::|　 ::l　/
　　　　　,ｨ, (fー--─‐- ､、
.　 　 ,ｲ/〃　　　　　　　　ヾ= 、
　　 N ｛　　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　 ﾄ.l ヽ　　　　　　　　　　　　　　 l
　､ゝ丶　　　　 　 　 ,..ｨ从　　　　|
　 ＼`.、_　　__ ,. _彡'ﾉﾘ _,.ゝ、　 |　　　　　　　　 ∧
　　　｀ゝf‐ゞﾞujヾ二r^ｧｕj＜ y=ﾚヽ.　　 　 l＼　/
.　　　 |fjl、　￣.ﾘj＾ヾ.｝ ￣ 　ﾉ ﾚ ﾘ 　 ＿＿|　 `
　　　　ヾl.`ｰ- べ!ﾞ‐ ｀ ｰ-‐'　 ,ン　　　＼　　な、
　　　　　 l　 　 f,.ﾆﾆﾆヽ　u　/:|　　　＿∠,　なんだってー！！！
　　　　 　 ﾄ､　 ヽ.＿_.丿　 ,ｲ　|　　　　　/
　　　　　_亅::ヽ、 ー 　 ／　i　:ﾄ､　　　 ´￣|
　　-‐''｢ F′::　 `:ー '´　　,.'　 ﾌ ＞ｰ､　　 l／､　 ,ﾍ
　　　　ﾄ､ヾ;､..__　　　　　, '_,.／ ／l　　　　　　　∨
　　　ヽl　＼＼‐二ﾆ二三／ ／ /

64： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:34:44.75 ID:L9bn2y+T0

　　

そんな訳で二人は右の扉をくぐり、先へと足を運んだ。

从'ー'从「すごい綺麗……水晶の壁に水晶の梯子……」

『水晶の畑』の名に恥じない、煌びやかさ。
全ての物が輝く水晶で作られている。

('A`)「あぁ、所々にトゲトゲがあるのが気になるが……気をつけて進もう」

从'ー'从「うん、じゃあ手ぇ繋ぐよ」

　　　　 　 __,,,,＿
　　　 ／´　　 　 ￣｀ヽ,
　　 / 〃　 _,ｧ---‐一ﾍヽ. 　 　━━┓┃┃
　　i　　／´　　　　　　 ﾘ}　　　　　　 ┃　　　━━━━━━━━
　　| 　 〉. 　 -‐　　 '''ｰ {!　　　　 　　┃　　　　　　　　　　　　　　　┃┃┃
　　| 　 |　　 ‐ｰ　 くー　|　　　｡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
.　 ﾔヽﾘ　´ﾟ　 ,ｒ "_,,>､ ﾟ'}　ﾟ　｡
　　ヽ_} 　 　 ト‐＝　‐≦　三
　　　ゝ i、 　 ゝ'ﾟ　　　　 ≦　三　ﾟ｡　ﾟ
　　　　ｒ|､｀ ｡ﾟ ｡≧　　　　　　　 三=-
　　 _／ | ＼　-ｧ,ゞ　　 　　　　　　≧=-　。
/￣/　　| ／｀ﾚ,､　ヾ　　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　ﾟ←胃液
　　　　　　,、≦｀Vヾ　　　　　　　　　ヾ　≧

男女二人の距離は少しずつ縮まっていく。
それはまるで少女漫画のようであった。
…………バードンに手が無いことに突っ込んだら負けである。

66： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:36:19.26 ID:L9bn2y+T0

　　

('A`)从'ー'从〜♪

('A`)（これはおっきしてきたかも分からんね）

一世同様、女性経験の無いサーキブル二世にとっておにゃのこと
手を繋ぐなんて事は、空前絶後の大事件だ。

そんな事を考えてると、目の前に宝箱がひとつ。

从'ー'从「わ〜何だろコレ？」

('A`)（無邪気な君の笑顔が、俺の下半身の邪気を増幅させる……）

しんじつのかがみ　をてにいれた！ﾃﾞﾚｰﾝ
ねうち：500000

从'ー'从「わ〜綺麗な鏡！真実の鏡っていうくらいだから嘘とか吐けないんじゃない？」

(；'A`)「なっ、お、俺はおっきしてないぞ！！」

鏡『いいえ、あなたはおっきしています』

／('A`)＼ﾅﾝﾃｺｯﾀｲ

从'ー'从




从ﾟдﾟ从

67： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:41:26.06 ID:L9bn2y+T0

　　

（゜３゜）「なぁ、イチャイチャもいいけど、そろそろ俺に触れてくれないか？」

二人の目の前には、ピチピチと跳ねるだけの情けないボス・ファッティホエールの姿が。
最初は『水を得た魚』だったが、今となっては
『オナヌー後に発生する強制イベント「静寂の空間」でフォルダを消した愚者』
と同じ様な状態である。

要するに何も出来ないのですね。
比喩が少々おかしいですね。

(；'A`)「床がめり込んでやがる……アンタあのまま落ちてきて今に至るのか」

（゜３゜）「穴があったら入りたいです」

从'ー'从「何を今更、洞窟という穴に迷い込んでるじゃありませんか」

（゜３゜）「とにかく、ボスとしてプライドがあるからね……
　　　　　　君達だけでも逝って貰おうか」

('A`)「地面の無いディグダに何が出来る」

てきのそばでＹ連打――カッターめったぎり

ﾁﾞｭｸﾞｼｬ
ﾋﾞｭｸﾞｼｬ
ｽﾞｽﾞｼｬ
ｽﾞｼﾞｬｼｬｧｧﾝ！
音だけで表すと、こんな感じ。

('A`)「ミッションコンプリート」

68： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:43:04.68 ID:L9bn2y+T0

　　

（゜３゜）「甘い甘い！クジラの巨体の前じゃ、そんなチンケな攻撃……」

　　　　　　　　　　　_,,,.-―''''""~~冖ｰ--､,_
　　　　　　　　 ,.‐'´　　_,,.. −─　− ‐ ､.. 　 "'、
　　　　　　／　　,.‐'　　　　　　　　　　　　` ‐ 、　`'‐、
　　　　／　　へ、　,.‐'Ｏ'ｒＯヽ、,,..-─- 、　　　` ､. 　ヽ、　　　　屁でもないわ！
　　 ,-'´　／）ヽ、ヽlｏＯＯＯＯｒ）::::::::::::::i::::ｊ:::｀''‐､　ヽ、　ヽ、
　　/　　　ヽ、'',.‐'／ヽｒＯＯＯ,ｊ`''ｰ-　ノ:::ノ:::　　｀''　｀''、　｀'、
　,.´　,.‐'´ヽ、　／,へ　)`''ー−゜　　　`''ｰ-､: :ｊ;;;ノ＿　　ヽ　 '、
,.i'　　ｌ　　_,,.. -──'‐､ 、　　i'＾￣￣ｌlllllllllll￣￣　...　｀'　　`､.`､
｜　/　`''/::/:::/:::/:::/ー−`''ー,.‐'´、＞ｌｌｌｌｌ　......　..　　｜　　,,　'、
.|　　i　〈:::〈:::〈:::〈:::〈:::〈:::〈: :: :: :　　　　＞ｌｌｌｌ　....　　　　　i　　｜｜
|　　|　　ヽ､l:::ｌ:::::ヽヽ、、:　_,,,.-Ｌ―''''"ｌｌｌｌｌｌｌ＿＿＿＿＿i　　　|　|
.|　　i　　へ　　 -─ヘ──'''ｒ"｀''-、ｒ:::::::::::::::｀''-、　　　　　　｜ |
｜　i　/　　｀''‐､　/: :: :｀''‐､/　　　　｀''-、::::::::::::::::::''-、　　　　 |　|
｀、　｀、　　　　　｀''-､: :: :: :: :｀''‐､　　　　｀''-、:::::::::::::::;;;　　　 ｊ 　|
.｀、　｀ヽ、　　　　　　｀''-､: :: :: :: :: :｀''‐、　　　｀''‐、:::;;;　｀'/'　|　|
　　、　　｀''‐､　　　　　　｀''‐､: :: :: :: :: :: :ｊ　　　　　｀''‐、ノ　　i　|
　　ヽ　｀、　　｀''‐､　　　ノ　　　`''‐-　　　`''‐−、ノ　　　　/　ｊ　
　　　｀、　ヽ、　　　　'＾ニニｖ'＾ニニ、＾ニニ＾ニニ`''　　／　/
　　　　ヽ、　｀'' ､　　　ｌ（::::::）l　（____）　l（:::::::::ｌ　l　　ｊ　,.-'　／
　　　　　　ヽ､　　　`'‐、ニニi＿＿＿ｌ＿￣ノ`'ー.-'　　,.‐'´
　　　　　　　　`''ｰ､　　　`''‐-、＿＿_,,,.-―''''"　　　:'
　　　　　　　　　　　`''ｰ-､　　　　　　　　　　_,,.-''''"
　　　　　　　　　　　　　　　`　''ー−.-―''''"
　　　　　　　　　　　　　　　　　寿司↑

从'ー'从「洞窟大作戦が始まりすぎて終わったな」

とりあえず二人は乾杯して、寿司をおいしく頂いた。

69： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:44:57.61 ID:L9bn2y+T0

　　

洞窟大作戦第三ステージ『古代の塔エリア』

（　´ω｀）「……この三週間……何だったんだお」

( ﾟдﾟ )「あれだけ時間をかけて……手に入れた宝が――――――」
　　　　　　＿
　 　 　 ／,.ｧ､＼
　　 　 (　ﾉo o ) ）　　
　 　 　 )ヽ ◎/(.　 　
　　　 （／.(･)(･)＼　.
　　　 （／|　x　|＼）
　 　 　 ／／＼＼
　　　. （／　　　＼）
マネキン　　ねうち：3000G

（　´ω｀）「どう見てもダッチワイフです、本当にありがとうございました」

二人の現在位置は塔の中。
灼熱の床を抜け、大砲地帯を抜け、何故かバックには空が見える。

縦長の空間にブーンとマルクは居た。

( ﾟдﾟ )「地下なのに大空が見えるとはこれいかに」

（　´ω｀）「パトラッシュ……僕もう眠くなってきちゃったお」

無理も無い。
ここ三週間、ずっと返事もしない嫁と遊んでいたのだ。
死ぬほど虚しかったろう、寂しかったろう。

70： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:46:28.71 ID:L9bn2y+T0

　　

（　´ω｀）「さっさと出たいお……でもこの城だか塔だかの
　　　　　　中が異常なまでに複雑で脱出出来ないお……」

( ﾟдﾟ )「諦めたらそこでゲーム終了だぞ、
　　　　　ただでさえデータ消え易いんだからな！！」

僕はこう考える。
何故あんなにも消え易いのか。
そうじゃない、何故あんなに消え易いのに、全てがパーになるのに、


な　ぜ　人　は　そ　れ　で　も　ス　パ　デ　ラ　を　や　り　続　け　る　か


答えはひとつ。

終わり無き旅だからだ。

73： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:49:46.05 ID:L9bn2y+T0

　　

視聴覚室

/ ﾟ、。 ／「敵を目の前にして逃げただと……？
　　　　　　お前らは忍者軍団の恥だ、絞り失せろ！！」

Ａ<ヽ｀∀´>「で、でもあいつら予想以上に強くてニダ……」

Ｂ<ヽ｀∀´>「もうオーラの量が違かったんですニダ！（数的に）
　　　　　　　ウリ達も一生懸命頑張ったニダよ！！」

/ ﾟ、。 ／「言い訳など……」

　ﾟ、　　「聞きたくない……」

　　　　「お前らはクビだ」

Ａ<ヽ｀∀´>「き、消えたニダ！！」

Ｃ<ヽ｀∀´>「そ、そんな！折角就職先が決まって……父ちゃんと母ちゃんに……
　　　　　　　ケーキでも買って……実家に帰ろうと……ｸﾞﾌｯ」

ドサッ

Ａ<ヽ｀∀´>「最愛のＣ――――――――――！！！」

Ｂ<ヽ｀∀´>「ウリも……就職先決まって……ニートな生活に……
　　　　　　　サヨナラしようと思ったのに……あべしっ！！」

Ａ<ヽ｀∀´>「溺愛のＢ――――――――――！！！」

76： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:53:40.10 ID:L9bn2y+T0

　　

Ａ<ヽ｀∀´>「畜生！消えるなんて卑怯ニダ！
　　　　　　　ガメレオアーム、正々堂々戦えニダ――――――！！」








　　　　　　　　　　　　　　ｒｰ ､
　　　　　　　　　　　　,.. ┴- '、　　　　　　　　　　　　　、′　　　　　、　’、　　′　　　　　’　　　　　　；　　、
　　　　　　　　　　 r'´　　　::::｀i　　　　　　　　　　　　　　　．　’　　　　　　’、　　　′　’　　　．　・
　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿　::::| 　　　　　　　　　　　　　　、′・．　’　　　；　　　’、　’、′‘　．・”
　　　　　　　　　　 !ﾞ'ﾉ､''｀　|　::|　 　　　　　　　　　　　　　　　　　’、′・　　’、．・”；　　” 　’、
　　　　　 _ril　　　 l￣￣￣ ,　!　　　　　　　　　　　.　　’、′　　’、　　(;;ﾉ;;　(′‘ ・．　’、′”；
　　　　　 l_!!! ,､ ,..-ヽ　　,,.. ' ノ｀丶--'ー--､ -―--､　’、′・　 (　（´;^｀⌒）∴⌒｀．・　 　”　；　　’、′・
　　　　　 | ! !_!|i::::::::: ﾞ＾＾ｰ''´:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::,..､::｀ヽ　.　､　’、　’・　､´⌒,;y'⌒(（´;;;;;ﾉ､"'人 　　　 　ヽ
　 　 　 　 ! ',　,|!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ／---‐'´｀＼::::＼　　､(⌒ ;;;:;´'从 ;'　　 ;:;;) ;⌒ ;; :） )､　　　ヽ
　　　　　　!､_,ｲ:::ヽ:::::::::::::::::::::::::Ｂ:::::::／::|　　　　 　　 ＼:::ヽ､_（　´;`ヾ,;⌒）´　 从⌒ ;） ｀⌒ ）⌒:｀．・　ヽ 　 　,[]
　　　　　　',::::::',::::::|ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l　　　　　　　　 ヽ'◎ ヽ:::::．　::: 　´⌒（,ゞ､⌒） ;;:::）::ﾉ　　　　ヽ／´
　　　　　　 ',:::::::',::::!　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::,!　　　　　　　 　 ヽ __　'､ﾉ　 ...;:;_）　　...::ノ　 ソ　...::ノ
　　　　　　　',:::::::::::|　　 ',::::::::::::::::::::::::::::/|　　　　　　　　　　ヽゞｰ'
　　　　　　　 ヽ_ ノ　　　ヽ::::::::::::::::::::::::::::::!

78： ◆R38CE/IWYU ：2007/01/04(木) 01:58:41.48 ID:L9bn2y+T0

　　

部下の尻拭いは済ませた。

あとは侵入者を殺すだけ。

しかしその前に……

/ ﾟ、。 ／「メジャーの再放送見ないと」

午前中ぶっ通しはやり過ぎだろう……これだからＮＨＫ教育はやめられねぇ！！

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