( ^ω^)ブーンがカービィに代わりスパデラを攻略するようです

23:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:19:15.37 ID:MIwptQPP0
  
CHAPTER 6『排撃』

ブスピザ女が下着干す時、男物のトランクスで防御してるのを見ると、
なんだかなぁって思う。なんだかなぁって思う。

誰もお前の下着なんて興味ねーよ、と思うけど、
干してあったらやっぱり見ちゃいますよ。見ちゃいますよ。

ブーンと大王はリアクターの部屋寸前まで来ていた。
ドアには丁寧に『リアクター室』と明記してある。

二人は覚悟を決めた。ブーンは何度も攻略法を口に出して確認する。

(゚ω゚)「反射レーザーを利用するんだ、反射レーザーを利用するんだ
     反射レーザーを利用するんだ、反射レーザーを利用するんだ
     反射レーザーを利用するんだ、反射レーザーを利用するんだ
     逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ
     逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ
     ああもう嫌だもう嫌だもう嫌だ長門は俺の嫁」

その姿は、テスト前にブツブツ言う奴みたいだった。

(´・ω・`)「いや、逃げていいんだと思うよ……
      こっちから攻撃する必要は無いんだから」

( ,_ノ` )y━・~~~『クク……早くこい……その扉を開けば、地獄を垣間見るぞ』

(*゚ー゚)『攻略法が分かっても、そう簡単にくたばるタマじゃないもんね』



25:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:20:48.62 ID:MIwptQPP0
  
( ^ω^)「おじゃましまーすお」

ガラララッ

( ,_ノ` )y━・~~~『引き戸!?』

‖ スイーン
【◆】 ◎
〔 ◎ 〕

(´・ω・`)「コイツがリアクターか。露骨に手抜きが目立ってきたな」

( ^ω^)「あの宙ぶらりんのが、自動でターゲットを撃つ反射レーザーかお」

( <●><●>)『それだけじゃねーだス』

(´・ω・`)「!!」

足元の異変に気付いたのは大王だ。
何かが高速で移動し、自分達の真下で停止する。

(´・ω・`)「来るぞ!!」

肌は真っ先に熱を感じ、次に火柱が立ち昇る。
一、二秒程で攻撃は止んだが、自動で敵を感知する反射レーザーが二人に照準を合わせた。

‖    ピーーー
◎――――――――☆ω゚ )おぎゃあああああああああああ!!!

(´・ω・`)「ブーンの右目がああああ!!」



26:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:22:58.50 ID:MIwptQPP0
  
( ゛ω^)「く……右が見えないお……」

(´・ω・`)「これで左も失ったら終わりだぞ」

              ‖
( ゛ω☆――――――◎
      ピーーー

( ⌒ω⌒)

(´・ω・`)「きめぇwwwwwwwwww」

【◆】 ボゴオオオオ
〔 ◎※※※※※※※※λ←デデデ

(メメメω・`)「ぐぐ……下の口からは光線か……厄介過ぎる!」

戦艦の動力を守護してるだけある。
改めて敵の強大さが身に染みた。メタナイト……恐ろしい子!

(´・ω・`)「ッ、次は火柱だ! 間に潜り込むぞ!!」

    ボォォォ…
 炎     炎     炎
 炎     炎     炎
 炎     炎     炎
 炎(⌒ω⌒)炎(´・ω・)炎



29:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:25:38.16 ID:MIwptQPP0
  
 ≡≡炎   炎     炎
 炎     炎     炎
 炎     炎     炎
 炎(⌒ω⌒)炎(´・ω・)炎


  ヒュー
   川   炎     炎
 炎 炎   炎     炎
 炎     炎     炎
 炎(⌒ω⌒)炎(´・ω・)炎

( ^ω^)「魔法カードオープン! シフトチェンジ!」

       炎     炎
 炎 川  炎     炎
 炎 炎  炎     炎
 炎(´・ω・)炎(⌒ω⌒)炎
   パッ     パッ

デデデは丸焼きになった。

(#´・ω・`)「魔法カードってなんじゃああああああ!!!」

(#^ω^)「うるせえええええ迷宮兄弟で思い出したんじゃああああああああ!!!」

( ,_ノ` )y━・~~~『なんだ? 仲間割れか?』

(#^ω^)「大体、反射レーザーの奴! 正面から撃ってくるじゃねーかお!!」



30:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:27:21.83 ID:MIwptQPP0
  
(#´・ω・`)「確かに……これではリアクターに攻撃を当てられない!
       明らかにゲームバランスを壊してるぞ、反省しろメタナイト!!」

( ,_ノ` )y━・~~~『うるせー! お前らが攻略本とか読むのが悪い!
          急いで反射レーザーの設定を「背後」から「正面」にしたんだぞ!」

(#^ω^)「それじゃ倒せないお! 設定を変えてくれお!!」

【;●ω●】『そのお願いを聞くほど我々はバカじゃないぞ!!』

【◆】
〔 ◎ 〕

(´・ω・`)「あの菱形の部分が核だ。本来ならアレにレーザーを当てるのだが……」

軽く舌打ちをして、パンツから自慢のハンマーを取り出した。

( ^ω^)「打撃は多分通用しないお……」

(´・ω・`)「よもや、こんな所でお披露目するとはね」

ハンマーがバチバチと音を立て、電流が伝う。
若干の焦げた臭いが漂い、木槌が煌めいた。

(´・ω・`)「喰らえよ、雷神の一撃を!!」

【◆】 ボゴオオオオ
〔 ◎※※※※※※※※λ←デデデ

( ^ω^)「インスパイアの果てがそれか」



31:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:28:47.08 ID:MIwptQPP0
  
( ,_ノ` )y━・~~~『いいぞー! かっこいいぞー!』

カービィ『よくねーよ』

ブーンの、メタナイトの、背筋が凍った。

( ,_ノ` )y━・~~~『貴様、勝手にここに入ったらいかんざき!!』

カービィ『おいブーン、よく聞け。今、愉快なヘルパー三人組が、
     制御室で反射レーザーの設定を変更しに向かってる。
     暫く耐えてくれ、必ずリアクターを破壊できるようにする』

( ^ω^)「な、なんですと――――!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「馬鹿な! ……ガッデム! アックスナイト、メイスナイト!
          てめぇら早急にヘルパーとやらを始末して来い!!」

【;●ω●】( <●><●>)「ダー!!」

カービィ「さて、これで俺とお前の再戦が叶ったわけだ」

( ,_ノ` )y━・~~~「ここまで来たのは褒めてやる。
          だが――――……タダで済むと思うな」

橙色、不気味に光る剣が抜かれる。巨剣という程大きいものではない。
しかし、その刃からは只ならぬ威圧感が漏れ出している。

( ,_ノ` )y━・~~~「これが最後だ! カービィ!! いざ勝負!!」

(*゚ー゚)(どきどきどきどき)



32:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:30:04.44 ID:MIwptQPP0
  
( ,_ノ` )y━・~~~「はぁっ!!」

地面を瞬時に十回以上蹴り、消えてしまうような高速移動術。何かで見たけど忘れた。
丸腰のカービィに剣を突き立てたのも束の間、口内に隠し持っていた剣が攻撃を防ぐ。
無論、この剣は最初の戦いでメタナイトがくれてやったものだ。
それからの戦いは、肉眼では捉えられない超高速戦闘。
剣を振り、受け、流し、また振る。
この動作が1/000000000000000000の世界で何度も繰り返される。よーわからんけど。
それ故、影も無く形も無く、音も無い、まさに別次元での一騎打ちだ。
だから描写しようがないのよね。楽でいいね。

カービィ「                        」

( ,_ノ` )y━・~~~「                   」

カービィ「       !!            !?」


(*゚ー゚)(ぜ、全然聞き取れない……この戦い、ヤバイ!!)



↓喋ってた事

カービィ「そうだ、この前貸した64のイライラ棒のゲーム返せ」

( ,_ノ` )y━・~~~「やだね、イライラロボ夫人のおっぱい最高」

カービィ「あれで抜くなよ!!お前の人生それでいいのか!?」



33:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:31:04.40 ID:MIwptQPP0
  
便所・兼・制御室

( ゚∀゚)「まさか便所に制御システムがあるとは……予想GAYだぜ……」

(*'ω' *)「あった。反射レーザー! 確かに「正面」になってるっぷ」

レバーを引こうとしたその時、巨大な鉄球が降り注いだ。

【 ●ω●】「そこまでだ!」( <●><●>)

从メメ゚∀从「誰かと思えば雑魚じゃねぇか……まるで相手にならn


 .    /ヘミミミ/  ``'ー-.、,ヽ丶)ヽ、
  、. レ"ヾヘミミ/        ヽソノ;、ヾi
  _ヽlヾミミミン  -zュ、、     ´ ';ソ:|
  i A;ヽミミゾ   ,__,.、,、,..,、、.,、,、、..,_       /i
  | | iミミソ     ヽ;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
  | ヽiミソ       ''、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄    /i
  ゙iー:ソ           ,、-'  |ヽ,;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
 ノソ         ` = _, |  '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄
.  "!      ,.r===;-、, ` '′  ,'
  ハ.      / ヽ、  ヽ,)   ノ
,r'イ ',     l!、   ゙i ./   ,.'          メメタァ ナイト
. i |  ',      iゝヽ..ノ,イ   /
. !│ ヽ    ゝ.二 '´ /.│
. ! |   ヽ      /   !、
. | |     >‐‐ァ"     | \
 | |  ,、r'" ,、r''"      /   \



35:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:32:35.93 ID:MIwptQPP0
  
从メメ゚∀从「うぎゃ――――! 眼に斧が――――!!」

【 ●ω●】「嘗めてくれるなよヘルパー風情が」

( <●><●>)「我らメタナイト様の左腕右腕を担っているのだ。
       ゴミ虫の一匹や二匹、駆除出来ない訳なかろうだス」

斧を自在に操るのはアックスナイト。
語尾に特徴のある、鉄球使いがメイスナイトだ。

( ゚∀゚)「ほぅ、一筋縄じゃいかなそうだな」

( <●><●>)「ヘビーロブスターの敵討ちだス。ジェットは自分がやるだス」

从メメ゚∀从「オイオイオイオイ!! 斧の人! よくもやってくれたな。
      火達磨にしてやんよwwwwwっうぇうぇwwwwwww」

【 ●ω●】「面白い……貴様の弱点は知ってるぞ。尻尾の炎を消せば息絶えるんだろ?」

今ここに、二つの戦いが誕生した。
一人余ったね。

(*'ω' *)(はい二人組み作って〜……か……懐かしいな、この屈辱)

…………

(*'ω' *)「自殺するか」

いや、レバー引けよ。



36:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:34:10.50 ID:MIwptQPP0
  
‖ ガコン
◎   ( ゚ω゚)

(´・ω・`)「背後だ――――!!」

‖    ピーーー
◎――――――――( ゚ω゚)アッー

( ^ω^)「急にレーザーが来たので……」

(´・ω・`)「なぁに、チャンスが出来たんだ。落ち着いてレーザーを当ててやろう」


しかし挑戦する事二十分……
二人は上手くレーザーを当てられずにいた。

(´・ω・`)「……なぁに、チャンスが出来たんだ」

( ゚ω゚)「その台詞何度も聞いたお――――――!!!」

(´;ω;`)「何で一発も当てられないんだ――――――!!!」

‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ガコンガコンガシャーン
◎ ◎ ◎ ◎ ◎

( ゚ω゚)「増えてるし――――――!!!」

(´;ω;`)「なのに何で一発も当てられないんだ――――――!!!」



38:巡査(福島県) :2007/03/31(土) 21:35:39.99 ID:MIwptQPP0
  
( ゚ω゚)「任天○堂のバカヤロ――――――!!!」

ブーンのイライラは頂点に達した。
どうにもならない怒りの鉄拳が、菱形の核を直撃する。
するとどうであろうか。
核は崩れ、奥で動力を生み出していたウイリー達が逃げ出してはないか。

( ゚ω゚)「……」

( ^ω^)「ムシャクシャしてやった。今は反省している」

(´・ω・`)「いや、お手柄だ! これで動力を失ったハルバードは、
      最早飛行は出来ないだろう!!」

ついに最凶の戦艦である、ハルバードを落した。
メタナイトの野望はここで撃沈したのである。
そう、一人の男の気紛れな拳によって。



39:巡査(福島県) [もうなにがなんだか……] :2007/03/31(土) 21:36:34.43 ID:MIwptQPP0
  
【メメ●ω●】「嘗めていた……ヘルパー風情とか言ってた俺死ね……」

(メメメ<●><●>)「死んだ……俺も死んだし、リアクターを破壊された今、
        ハルバードもオワタ。このまま海へダイブか」

【メメ●ω●】「各部の機能が停止している、第三、第五エンジンも停止……」

从メメ゚∀从「ははは…………マジで?」

( ゚∀゚)「乗り込んだはいいが、脱出を考えていなかったな」

(*'ω' *)「いいや、諦めるのはベン・ジョンソンより早い。
     この戦艦の動力はウイリー。リアクターを破壊したとなれば逃げ出したハズ、
     その異納車に乗り込んで、その辺の岸にジャンピングすればあるいは……!!」

( ゚∀゚)「鬼才現る!!」



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