( ^ω^)ブーンがカービィに代わりスパデラを攻略するようです

5: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 21:24:49.12 ID:lXJosk3i0
  

ドゥーレン

『リアクター1出力良好』

ドゥーレンデデデン

『バランサー調整0003だス!錨をあげるだス!』

ドゥ――

『反重力プラントチェック 1.2.3番おk』

レンデデデン

『セイル解放ソーラレベル288!』

『機は熟した。今こそ我等が力を見せる時、
 堕落に満ちたプププランドをこの手で変えてみせる』






            メタナイトの逆襲

                    デーレーデデーン



9: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 21:26:26.62 ID:lXJosk3i0
  
戦艦ハルバード離陸寸前、そいつは星に乗りやってきた。

この世界を守るため。

カービィ「戦艦ごと潰してやんよ」

カービィの相棒、ワープスターは一段と加速する。
光の速さで迫る危機に、メタナイト軍は驚愕した。

【;●ω●】「カ、カービィがやってきました!
       真っ直ぐこちらに飛んできます!」――――アックスナイト

(;゚ー゚)「大変!大変!どうしよぉ!」――――ワドルディ

( <●><●>)「こんな所で邪魔されたくないだスよ!」――――メイスナイト

鳥「メタナイト様、いかが致しましょう?」――――鳥

( ,_ノ` )y━・~~~「甲板付近の者は戦闘準備!他の者は離陸に備えよ!」








( ,_ノ` )y━・~~~「と、言いたい所だが、やっぱ俺が出るわ」

鳥「いってら」



10: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 21:28:19.60 ID:lXJosk3i0
  
甲板に到着したカービィは、早速袋のネズミとなった。
左右前後、何処を見渡しても敵。四面楚歌とはよく言ったものだ。

カービィ「懸かって来い、それとも俺が怖いか?」

挑発の台詞を合図に、クルー達が攻撃を仕掛けた。
ある者は剣、ある者は銃、ある者は槍、ある者は核兵器、
しかし、どれもカービィの前では無に等しい。
気付けば五分もかからず、甲板のクルーは全滅していた。

カービィ「こんなものか、所詮戦闘力5の雑魚戦闘員だったな」

唾を吐きかけ、内部に侵入しようとする手前の事だった。

「そこまでだ」

頭上の声と共に、足元へと剣が落ちる。

カービィ「早速お出ましか。ラスボスはにしちゃ、せっかちだな。
     それとも俺に会えなくて寂しかったのか?」

( ,_ノ` )y━・~~~「ああ、貴様を斬れなくて寂しかったよ。
          しかし、それも今日まで。自分から来てくれるとはな」

カービィ「こんな剣まで用意してくれて……俺とタイマン張ろうってか」

足場が揺れ、両者一瞬バランスを崩す。
離陸は既に始まっているようだ。野望を翼に込めて。



13: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 21:29:19.55 ID:lXJosk3i0
  
( ,_ノ` )y━・~~~「貴様、何故今日が計画の実行予定日だと分かった?」

カービィ「テメーがブログに書いたんだろうが……丁寧に赤文字でな。
     そんな馬鹿には……制裁を」

血に塗れたクルーを勢いよく吸い込むと、星の弾丸に形を変え、発射した。
爆音と爆風に乗せて、メタナイトが飛ぶ。藍色のマントが靡いた。
次に空中で剣を構える。カービィも同様に、床に突き刺さった剣を抜いた。

そして互いの剣が交わる。スピードは常人が出来る想像のそれじゃない。
唸る金属音、痺れる空気、二人はこれが「戦い」なのだと再認識した。
両者一歩も退かない接近戦、距離を取るなど甘ったれた概念は無い。
カービィのソード能力は体力が満タンであれば、剣の先から波動とも言うべき、
ビームソードが射出される。メタナイトはそれも計算し、戦略を練らなければならない。
だが、カービィに剣を持たせたのは他でもない本人。
それは全身全霊を懸けて、目の前の男を倒そうとする闘志の表れか。
はたまた何か策があっての事か。
どちらにせよ無謀。事実、カービィの放ったビームソードが一発メタナイトを直撃した。

( ,_ノ` )y━・~~~「ぐ……」

これを見逃す者はいない。隙の出来たメタナイトを、一閃。渾身の斬撃を浴びせた。

カービィ「勝った……!!」

戦いの中で、誰もが最も油断する場面がある。
それは戦いが終わった瞬間だ。
安堵の後の絶望。今のカービィがその例である。
切裂いたものは、ただのマントだ。間違ってもメタナイト本体では無い。



14: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 21:30:52.64 ID:lXJosk3i0
  
ならば何処に。
そう考える暇も無く、背中を一刀両断。
致命傷にはならないが、現状ではこれで十分と加害者は判断した。
一方のピンクの男に意識は無い。それを確認したメタナイトは、男を海へと放り投げた。

( ,_ノ` )y━・~~~「さらばだ」

その言葉を受けた男は、紺碧の波に飲み込まれていった。
もう二度と這い上がってはこれない。
勝敗は完全に着いた。勝者は天空、敗者は海の底、この世の理に叶った結果である。



戦艦ハルバードは轟音と共に上昇していく。
風を裂き、雲を抜け、やがて誰の手も届かない天空へ。

















16: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 21:32:42.62 ID:lXJosk3i0
  



















場面は変わり、ここは暗黒の深海。
ピンク色の戦士は怨念と共に沈没していく。
力を失い、正義は崩れ、やがて誰の声も届かない海底へ。

   (希望はまだ……途絶えてはいない……)


( ^ω^)ブーンがカービィに代わりスパデラを攻略するようです

     PLAY『REVENGE OF META KNIGHT』この英語あってんの?



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