( ^ω^)ブーンが魔女を狩るようです

4: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 21:48:53.49 ID:xf06olQV0
  
第十五話『手土産』


大きな発砲音に反応してか、廊下から声がした。
そしてクーとツンがいる射撃場に皆がやってくる。

皆が向かってきた事に気付くとツンはすぐに涙を引っ込め、気丈に振舞ってみせた。

ξ゚听)ξ「皆してどうしたの?」

( ゚∀゚)「おお、ここにいたのか」

(;^ω^)「なんだか銃が一杯あるお……テラコワス」

川 ゚ -゚)「ジョルジュか、どうしたんだ?」

( ゚∀゚)「ああ、ショボンさんが帰って来てね」

ξ゚听)ξ「ショボン?」

ツンがその名前に反応した。

(´・ω・`)「初めまして、君がツンさんだね」

ショボンは出来る限り友好的に話を切り出したが、対してツンは渋っているようだった。
怪訝な顔をしながら、確認をとる。



5: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 21:50:42.56 ID:xf06olQV0
  
ξ;゚听)ξ「アナタが……魔女の裏切り者、人間側で魔女を狩り続ける……ショボンなのね?」

ショボンから出る僅かな光は魔女の証。
ツンは睨みつけるようにショボンを見た。

魔女にして魔女にあらず、噂は幾度と聞いた。
恐ろしいほどの魔女としての力を持ち、人間側に立って魔女を狩る者。

ただの噂かと思っていたその名前……ショボン。

(´・ω・`)「うん、残念ながら僕がそのショボンだよ」

幾分も表情を変えないショボンに、ツンはより睨みを効かせた。

ξ゚听)ξ「アンタが……そのショボン……。
   どうして、どうして私たちを裏切ったの!?」

(´・ω・`)「裏切った……か、今こちら側にいる君が言えた台詞じゃないよね」

ξ;゚听)ξ「……そうだけど」



6: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 21:52:21.72 ID:xf06olQV0
  
ジョルジュもクーもショボンについてはまったくといっていいほど知らなかった。

魔女であること、ただそれだけと言ってもいい。
だから討伐隊の長でありながら、表向き隊長はジョルジュでありメンバーにすら含まれていない。

ジョルジュもクーもショボンの事は信頼している、そして隊長としても認めている。
ただそれとこれとでは話が別だ。
『魔女の裏切り者』、むしろ今までショボンがこちら側にいる理由を聞かなかった彼らにこそ原因があるのかもしれないが。

川 ゚ -゚)「……ショボンさん」

(´・ω・`)「おや、なんだか僕が悪者みたいだね」

川 ゚ -゚)「そんなつもりじゃないです、でも……」

そこにタイミング良くか悪くか、ショボンの携帯が鳴った。

(´・ω・`)「悪いね」

言うとショボンは携帯を手に奥へ引っ込んでいく。
その場はなんとも言えない空気が漂っていた……。



8: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 21:54:04.99 ID:xf06olQV0
  
(´・ω・`)「もしもし?」

(,,゚Д゚)『ショボンか? 俺だ』

(´・ω・`)「……うん」

念の為後ろを確認したが、誰も来ていない。
ショボンは安心して電話を続ける。

(´・ω・`)「どうしたのいきなり?」

(,,゚Д゚)『しぃが殺されたらしいな』

(´・ω・`)「……」
   (やっぱり情報が早いな、彼女を殺しておいて正解だった。
    ツンがこちらに来るのは誤算だったからね……)

ショボンは考えた。
ツンが殺されたとあればきっと魔女の集団も慎重な動きを見せることになるだろう。
魔女が三人も殺されたのだ、流石に出足は鈍るはずだ。

同時、世間に殺されたと報道されているツンは生きて人間側に今いる。
そしてきっと人間と魔女の因果について話するだろう。
それでこちらの出足も鈍るに違いない、魔女側の言い分を一部でも知ってしまったならば。

双方が慎重になってこの事態が一時の制止を迎えるのは容易に想像が出来た。



10: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 21:55:50.20 ID:xf06olQV0
  
だからこそ、この崩れかけた関係を維持するためショボンはしぃを殺した。
これで相手は黙っているはずは無いだろうと見越して。
そうする事で魔女は憤怒し、守りの姿勢が無意味と知り、攻め込んでくるだろうと。

ショボンの行動の全ては、今の崩壊しかけたアンバランスな関係を保持するためだ。

(´・ω・`)「そうみたいだね、僕も流石に驚いたよ」

ショボンはツンを警戒してか、歩きながら話をした。
この会話が聞かれることはまず無いだろう、そこまで彼女の頭が回るとは思えない、それでも念の為だ。

(,,゚Д゚)『それに腹を立ててな、今既に二人が動いた。
   その基地はもうばれている、ショボンだけでも逃げた方がいいだろう』

(´・ω・`)「そうしたいのは山々なんだけどね、今偶然どこかから僕が裏切り者のショボンだっていう情報が渡ってさ。
   常に見張られている状態なんだ。
   残念ながらそうもいかないよ」

(,,゚Д゚)『ダッシュで有無を言わさず逃げろ』

(´・ω・`)「そうもいかないよ。
   そもそも、これからの人達は僕とギコと一緒に人間への敵討ちを果たす仲間なんだよね?
   だったら個人的にぜひ手合わせ願いたいからね」

ギコは「敵討ち」という言葉に弱い。
この言葉を言われたら納得するしかない事を知って、ショボンはこの言葉を使った。



11: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 21:57:41.45 ID:xf06olQV0
  
(,,゚Д゚)『……そうだな、ショボンにもぜひ強さを知っておいてもらいたい、同時にその二人にショボンの強さも見てもらいたいしな』

ほらね、と彼は口元を緩ませた。

(´・ω・`)「うん、だからちょっと戦ってみるよ」

(,,゚Д゚)『くれぐれも同士討ちだけは避けてくれな?』

(´・ω・`)「おっけい」

気の無い返事をして、電源を切るとショボンはふぅとため息を吐く。
ツンの事はややこしくなりそうなので黙っていた。

(´・ω・`)(今度は魔女が二人か……まぁ誰が来ても負ける気は無いけどね。
   とりあえずその人達が来るまでちょっと時間稼ぎでもしようかな?)

ショボンは射撃場に戻ると、広間にドクオを含めた皆を召集させた。



12: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 21:59:33.47 ID:xf06olQV0
  

(´・ω・`)「こんな夜だけど結局皆揃っちゃったし、ちょっと魔女について踏み込んだ話でもしようか?」

( ^ω^)「お、まだ何かあるのかお?
   ブーンも増強しか出来ないとか無いものを増強できない、マイナス方向に増強できないとかは聞いたお」

(´・ω・`)「うん、そこからさらに説明しようと思うんだ。
   ツンちゃんは『質』と『量』の話を知っているよね?」

ξ゚听)ξ「まぁ……ちゃんとした区分けは知らないけど……」

(´・ω・`)「いいよ、ちゃんとした区分けなんて無いし。
   せっかくだからそれを説明しようかなって」

ξ゚听)ξ「……わかったわ、説明する。
   私たち魔女では私達の力で増強できる種類のものを六つの区分に分けているの。
   それで、それぞれの区分で大体得意不得意が分けられるの」

( ゚∀゚)「得意不得意? 肉体の強化は得意だけど心の強化は苦手とかか?」

ξ゚听)ξ「そうそう、それの大まかな分け方なの。
   『質』と『量』、それが自分・物体・無形物の三種類にそれぞれあって六つの区分なの」

魔女といっても誰もが全てを得意としているわけでなく、得手不得手があるようだ。
そしてその区分けが六つあるということらしい。



15: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:01:20.72 ID:xf06olQV0
  
ξ゚听)ξ「ああ、ちなみにここで言う『質』と『量』っていうのは本来の質と量とは意味がまったく異なるから。
   私たち魔女が自分たちの能力を区切るために、勝手に作った言い方だからね。
   そもそも境界もアバウトだし」

ショボンが聞きながらうんうんと頷いた。

ξ゚听)ξ「まず、自分の『質』的変化。
   これは自分自身の精神的な面の増強を主にさすわね。
   反射神経、集中力、闘争心……この辺りの増強は主にこれに当たるわ」

( ゚∀゚)「反射神経のアップは基本皆使ってるよな? かなり重要な力か?」

ξ゚听)ξ「うん、基本的に自分に関する変化はすごく重要。
   次に自分の『量』的変化だけど、これは肉体的な変化を主にさすわ。
   肉体の強固や筋肉の増強、質量の増強なんかが代表的かな?」

(´・ω・`)「相手に攻撃されたら、自分の肉体を固めないと大ダメージを受けちゃうからね」

川 ゚ -゚)「つまり『質』とは精神的な面、『量』とは目に見える部位の強化をさす……みたいな感じか?」

ξ゚听)ξ「うーん、大まかに言うとそんな感じかな、その方がわかり易かったかもね。
   実際にちゃんとした区切りも無いから何とも言えないけど」

(´・ω・`)「つまり内面的な変化と外面的な変化があるってことだよ」

ショボンがそう付け加えると、ツンは続きを説明しだす。



16: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:03:13.02 ID:xf06olQV0
  
ξ゚听)ξ「それで次は物体に対する『質』と『量』、だから内面的変化と外面的変化ね。
   ただ、内面的変化の精神的なものは、他人に対してしか意味無いけど」

川 ゚ -゚)「物に心は無いから……なるほど」

(´・ω・`)「相手の油断を増幅させるのは内面的変化、相手の肉体を強化するのは外面的変化だ、自分に対するのと一緒だね。
   ただ例外として、魔女同士の場合これらの変化を拒絶することができるんだ」

( ゚∀゚)「どういうことですか? 油断の増強とかは普通にされていますよね?」

(´・ω・`)「うん、つまり『意識していれば相手の増強を拒絶できる』ってことかな?
   だから油断していない状況では相手の怒りや優しさ、筋力なんかは増強できないんだ。
   逆に望めば僕がツンちゃんの筋力を強化することだってできる」

( ゚∀゚)「魔女同士はって言いましたよね、つまり俺たち人間では意味ないんですか?」

(´・ω・`)「うん、無意味だね」

ξ゚听)ξ「私じゃ無理かもしれないけど、もっと上級の魔女なら指一本触れずに人間は殺せるわよ?」

ツンのその一言に、一気にその場が硬直した。
魔女の異常性、そして人間の無力さを大っぴらに示す一言に。

銃が利かないなどという次元ではない、人間そのものが『抗えない』のだ。



17: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:05:05.51 ID:xf06olQV0
  
(´・ω・`)「加えて物の強化っていうのはその物体をちゃんと知らないと強化できない、僕も筋肉を強化するために解剖書を読んだしね」

ξ゚听)ξ「私も読んだわ、経験が直で物をいうから、やっぱりある程度年齢が大切だって馬鹿にされたもん」

そんな絶望的な感情を知ってか知らずか、魔女の二人は当然のような顔をしながら話を進めていく。

ξ゚听)ξ「それで最後に無形物だけど、これについてはかなり境界があやふやなのよ」

(;^ω^)「おっおっ、どういう事かお?」

ξ゚听)ξ「捉え方がまちまちなのよ。
   無形物の内面的変化は、例えば回転力や音の大きさ、衝撃の増強。
   外面的変化は、例えば温度や明るさの増強がこれに該当するわね」

(;^ω^)「違いが良くわかんないお……」

(´・ω・`)「難しいだろうね、一般的には無形物の内面的変化は『一時的に発生させられたモノの増強』。
   無機物の外面的変化は『常にある一定に決められたモノの増強』っていう感じで習ったかな?」

分かり易く説明してくれたようだが、ブーンは依然首をかしげ続けた。
ジョルジュやクーも同じようにピンと来ない表情をしている。
ドクオは……良くわからないが。



19: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:06:50.69 ID:xf06olQV0
  
(;゚∀゚)「えーと……それで、ツンは何が得意なんだ?」

ξ゚听)ξ「私が得意なのは、物体の内面的的変化かな?」

(;゚∀゚)「相手の心の変化か……魔女相手には微妙だな」

ξ゚听)ξ「うるさいわね、別にいいでしょ? それでも戦いでは重要なんだから!」

物体の内面的変化は相手の緊張感や油断・同情の増強。
なお、そういった精神的な変化は人以外の物体に対しては意味が無いそうだ。
更に相手が魔女ならそれを拒絶されるという、使い方次第といった所か、癖の強い分野だ。

ξ゚听)ξ「そういうショボンは何が得意なのよ!」

(´・ω・`)「ん? 僕は何でもできるよ?
   あー、強いて言うなら一度に複数の強化を行うのが得意かな」

川 ゚ -゚)( ゚∀゚)ξ゚听)ξ( ^ω^)「……」

一同呆気に取られた。
全て得意で複数の強化が得意とは……最強ではないか。

一時の静けさが出来た、その時だった。



20: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:08:32.21 ID:xf06olQV0
  

  バゥン

「!!」

大きな音が廊下いっぱいに広がった。
この拠点の扉が強引に破壊されたのだろう、隠れもせずに堂々とした足音が響く。

魔女が攻めて来たのだ、この場の誰もがそれを察知し、息を呑んだ。

(´・ω・`)(やれやれ、ようやくか)

(;゚∀゚)「マジかよ……休みの日が少しくらい欲しいな……」

川 ゚ -゚)「連日連戦だな、しかし……相手は一人か?」

クーの言葉を聞き改めて足音を伺うと、確かに一人では無さそうだ。
とはいえ多くも無い、おそらく二人か。
しかし魔女が二人、そう考えると恐怖以外の何でもなかった。

何の構えもしていない、この状況でまさか相手が二人で来ようとは……。

ξ;゚听)ξ「複数……もしかして流石兄弟!?」



21: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:10:16.81 ID:xf06olQV0
  
( ^ω^)「お、何なんだおそいつらは」

ξ;゚听)ξ「魔女界きっての最強コンビといわれた兄弟で、チームワークが抜群……。
   二人揃った時はどんな強者でも打ちのめしたといわれる……。
   まさか、いやでももう他には考えられない……」

ツンがブルブルと震えた。
ツンの話からすると兄弟が揃った強さは魔女界最強だという事だ。

(´・ω・`)(なるほどね、骨はありそうだ。
   相手にするこちらは骨が折れそうだな……)

廊下を音を立てて歩いてやってくる、この堂々さは油断もしくは相手への圧迫感のどちらかだ。
ここで相手にうまく圧迫感を与えれれば良いが、逆に自分達が油断してしまってはいけない。
いや、むしろ自分たちを追い詰めることで自身の気持ちを引き締めているのかもしれない。

そして部屋の扉に手を掛けると、そのまま開いた。

(´<_` )「時に兄者、まったく薄暗い場所だと思わぬか?」

( ´_ゝ`)「同感だな弟者よ、設備がきちんと整っていないのかね?」

威風堂々とでもいおうか、その二人の登場は威厳あった。
空気が一気に変わった。

何気ないやり取り、それにすら恐怖を感じた。



22: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:12:17.37 ID:xf06olQV0
  
(´<_` )「おや、魔女が二人とは予想以上に面倒そうだな」

( ´_ゝ`)「いやいや弟者よ、片方はツンじゃないか。
   我々を裏切ったようだがあれ程度が相手では魔女の頭数に入らんさ」

(´<_` )「流石だな兄者、だが油断はするなよ?」

( ´_ゝ`)「弟者よ当然だ」

こちらを無視しているのか、二人の世界といった感じで勝手に話をしている。
本当に強いのかと少々疑念が沸いた。

( ´_ゝ`)「ちなみにツン、オレたちは言ったな?
   コイツらを殺せずに帰ってきたらオマエを殺すと」

ξ;゚听)ξ「……」

(´<_` )「お前もコイツらと一緒に消えてもらうこととするよ」

ツンがこちらにいることにも心を乱さず、その上で問答無用にツンも殺す事と宣言した。
仲間意識は無いのだろうか?
それがさも当然のような顔をする流石兄弟に、ブーンは怒りを覚えた。



23: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:14:23.27 ID:xf06olQV0
  
( ´_ゝ`)「さて、それでもう一人の魔女さん、アナタは誰かね?」

(´・ω・`)「失礼な人達だ、先にそちらが名乗るのが礼儀でしょう?」

( ´_ゝ`)「怒られちった」

(´<_` )「当然だな、オレは弟者、こちらが兄者だ」

(´・ω・`)「初めまして、裏切り者のショボンとは僕のことです」

(´<_` )「……魔女界の裏切り者、名士ショボン。……本当なのか?」

( ´_ゝ`)「しかし討伐隊データにこんなヤツはいなかった、魔女の裏切り者である可能性は極めて高いんじゃないか?
   魔女として飛び抜けた力を持ち、それを使って人間と供に魔女を狩った男」

(´・ω・`)「やれやれ、ツンちゃんもだけど初対面の相手に酷い言われようだよ、僕はただ独立独歩なだけさ。
   もっとも魔女である事は、魔女同士なら一目瞭然だろう?」

そう言うショボンに、弟者が歩み寄った。

(´<_` )「伝説の最強の男か……興味はあるな。ぜひ潰したい」

( ´_ゝ`)「残りはオレが相手しようか」

弟者と呼ばれた方はショボンの目の前に立った。
そして兄者と呼ばれた方はブーン・ドクオ・クー・ジョルジュ、そしてツンの五人の前に立つ。



24: ◆7at37OTfY6 :2006/11/25(土) 22:16:38.21 ID:xf06olQV0
  
( ´_ゝ`)「ああ、そういえば……お土産があるのだが、ドクオというのは?」

('A`)「俺だが……何だ?」

( ´_ゝ`)「オマエか、一番面白く無さそうなヤツだな……ほらよ」

そう言って兄者が風呂敷を投げる。
ゴロゴロと転がって……風呂敷からその生首が覗けた。
白く向き出た目、血みどろで髪の毛は乱れきってい、今にも虫が集りそうだった。


それでも分かった。


川;゚ -゚)「……!!」

ξ;゚听)ξ「ひっ!」

(;゚∀゚)「うおぉ!」

(;^ω^)「おおおおおっ!」


ドクオはそれでも、それが自分の母親の生首だと分かった。


('A`)「……」



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