( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
- 205: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/12(月) 01:47:13.05 ID:i7xK8VrS0
(*゚ー゚)「ほら、早く早く!!」
2月のある日。
俺は彼女と近くの大型ショッピングセンターを歩いていた。
( ,,゚Д゚)「へいへい……」
俺の両手にはたくさんの紙袋。
全て、彼女が衝動買いした物だ。
(*゚ー゚)「あ、これ可愛くない?」
( ,,゚Д゚)「微妙」
(*゚ー゚)「可愛いよね!!!!!」
( ,,゚Д゚)「うん」
(*゚ー゚)「これくださーい!」
こんな感じで、また一つ紙袋が増えた。
- 211: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/12(月) 01:50:09.02 ID:i7xK8VrS0
(*゚ー゚)「今日は一杯あそんだねー!」
帰り際、荷物を全て俺に持たせたしぃが言う。
遊んだというより、買い物に来たんじゃね?
(*゚ー゚)「あー。怒ってる?」
( ,,゚Д゚)「べっつにー。ふてくされてなんかいませんよー」
(*゚ー゚)「ごめんごめんw あ、今日、何の日か知ってるよね?」
( ,,゚Д゚)「俺がしぃの買い物に奴隷として連れてこられた日」
(*゚ー゚)「も〜!2月14日だよ!!」
彼女はそう言うと、ポケットから一つの小包を取り出した。
そういえば、今日は……。
(*゚ー゚)「はい!チョコレート!」
俺は黙ってそれを見つめる。
貰っていいのか?うん、貰っていいんだろうな。
- 216: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/12(月) 01:54:15.69 ID:i7xK8VrS0
(*゚−゚)「手つくりだから、あんまり美味しくないけど……」
そんな事はない。
俺は一日の疲れが全てふっとんだような気がした。
( ,,゚Д゚)「んじゃ、今食べよっかな」
(*゚ー゚)「あーダメダメ!汚いから、手とか汚れちゃうから!」
( ,,゚Д゚)「……んじゃ、後で電話するな」
二人が別れる場所。
そこで俺は脚を止めた。
(*゚ー゚)「うん……。えとさ、今日──ウチ、誰もいないんだ」
(*゚ー゚)「お姉ちゃんは東京に戻っているし、両親は仕事だし……」
(*゚ー゚)「だから…・…ね?」
(*,,゚Д゚)「ゴルァ!!」
しぃが差し出した手。
俺はそれに紙袋を渡した。
(*゚ー゚)「……本当にギコ君って、空気読めないよね……」
〜エピローグ完〜
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