( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

2: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:27:13.60 ID:p2x6Jex80




           ( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)





                 1、ニューゲーム(残数0)
                ⇒2、ロードゲーム(4)


ロードします。

4: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:28:57.85 ID:p2x6Jex80
メモリーカード1
主人公:( ^ω^)   ((=゚Д゚=)
時:夜
場所:街路
参考:にゃ?

メモリーカード2
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:?
場所:病室
参考:繋がる

メモリーカード3
主人公:从'ー'从
時:ニート生活中
場所:
参考:今からクーちゃんと、デート……?

メモリーカード4(おまけ)
主人公:( 'A` )
時:高校1年生、中退
場所:公園
参考:ホームレス王に、俺はなる!

>>5

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/07(火) 00:29:09.87 ID:Vx6R5We30




8: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:33:50.23 ID:p2x6Jex80
冷たい風が俺の横を通り過ぎていく。
寒すぎず、暑すぎず。
空調設備のないホームレス達にとって、このちょうど良い気候は嬉しいものであった。

('A`) 「……」

俺は空虚を見つめながら、公園のブランコに揺られていた。
足を伸ばし、そして縮める。
この行動を、意味もなく繰り返しては、ブランコを揺らし続ける。

('A`) 「ホームレス王……ゴミピース……」

俺が目指すもの。
それはホームレス王だ。

ならば、そのホームレス王になるためにはどうしたらよいか。
『ひとつなぎのゴミ』、ゴミピースを手に入れればいいのだ。



11: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:37:41.71 ID:p2x6Jex80
ゴミピースを手に入れた、元ホームレス王。
ゴール・D・荒巻。
俺は、そいつにホームレスの極意を学び、そして手に入れた。

もう、自分に適う者はいないと思っていた。

('A`) 「……くそっ」

だが、現実は甘くなかった。
ゴミピースを見つけ出そうと、血眼になって探し続けたが
たった一つの情報すら手に入らなかった。

('A`) 「どこに隠した……荒巻ッ!!」

師匠の名を、そして、俺の最大の敵の名を呼んだ。
もちろん返事があるわけではなく、その声は公園に響くだけ。
ベンチに座る子連れの親が、厳しい目で俺を睨んでいた。

('A`) 「……」

だが、俺はホームレス王を目指す男だ。
近所のおばさんに睨まれる位でたじたじする男ではない。
むしろ、そのおばさんと子供を睨みかえす位だ。



12: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:43:10.13 ID:p2x6Jex80
子供「ママー!あの人知り合いー?」

母親「ダメよ翔ちゃん……。帰りましょう」

親が子供の手を握り、公園を後にする。
勝った。
果てしない勝利に、俺は小さくガッツポーズをした。

('A`) 「……ん?」

俺がブランコから降りた時。
公園の隣にある、小さなゴミ捨て場が目に付いた。
そういえば、このゴミ捨て場はまだ調べていなかったのだ。

なにやら、胸騒ぎがする。
このゴミ捨て場に、何かがある気がする。

('A`) 「よいしょ……」

ゴミ捨て場をあさくる俺。
すると、一つのゴミ袋から……


>>12
『○○が出てきた』
○○に当てはまる物をどうぞ。

13: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:43:40.89 ID:p2x6Jex80
最安価
>>15

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/07(火) 00:45:17.82 ID:gYKpQoXH0
伝説のエロ本



17: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:48:48.43 ID:p2x6Jex80
('A`) 「伝説のエロ本……」

それはまさに、伝説のエロ本であった。
見るものを虜にし、廃人にまで追い込む力を持つという。

('A`) 「……ごくり……」

中を見るべきか、否か。
俺の心は、震度7のごとく揺れていた。

この本を見ると、もう脳が正常でなくなるという。
だが、俺も男だ。
見たいという好奇心、性欲という本能。

('A`) 「……どうする」


1、もちろん……見るぜ
2、誰かに売るか
3、むしろ僕がエロ本に出る!

>>19

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/07(火) 00:51:02.99 ID:gYKpQoXH0
見るしかないだろう



20: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:52:36.16 ID:p2x6Jex80
('A`) 「俺は……男だ!!!!!」


そして、俺は本を開いた。







(゚A゚) 「──────────────」




俺は、衝撃に襲われた。



22: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:55:43.41 ID:p2x6Jex80
J( 'ー`)し



(;A;) 「カーチャン………」


エロ本に写っていたのは、己の母親の淫らな姿だった。

脚を開き、モザイクの無いリアルな秘部を映し出している。


次のページにも、その次のページにも。

次々と、己の母親の写真が載せられていた。


(;A;) 「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!!」


自分が発狂していくのが分かる。

思考が働かないのが分かる。


これが、伝説のエロ本の力なのか──!!



25: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:57:32.86 ID:p2x6Jex80

俺は……まだ


俺は……まだ、夢を


俺は……まだ、夢を成し遂げていない……



俺は……ホームレス王に、



俺は、ホームレス王になるんだ!!!



26: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 00:59:55.90 ID:p2x6Jex80
(#'A`) 「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

大声で叫んだ。
自分の意識を保つため、大声で叫んだ。

そして、目の前のエロ本を破り捨てる。
力の限り引き裂き、二度と見れないようにする。

(#'A`) 「はぁ───はぁ───」

勝ったのだ。
俺は、伝説のエロ本の力に、勝ったのだ!

('A`) 「はは……」

誰も勝つことが出来なかった伝説の本に、俺は勝ったのだ!



28: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 01:04:30.83 ID:p2x6Jex80
「すいません!テレビ局の者ですが……!」

「こちら△△雑誌の者です!是非、是非お話を!!」

俺がエロ本を破り捨てた瞬間、次々とマスコミが現われた。
流石マスコミと言った所だ。情報をGETするのが早い。

「あなたが、伝説のエロ本に勝ったというドクオパパさんですね!是非お話を!」

('A`) 「はは……みなさん落ち着いて」

押し寄せるマスコミを落ち着かせる。
自分の中で、整理をつけながら、口を開く。

('A`) 「大丈夫、どこの会社にも均等にお話をさせていただきますよ」



30: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 01:07:50.93 ID:p2x6Jex80
俺の名前が全国に知れ渡るまで、そうそう時間はかからなかった。
情報社会と呼ばれる今、2社程度顔出せば、すぐにテレビに出演できたのだ。


〜〜

「今回のゲストは、あの!あの伝説のエロ本に勝った、ドクオパパさんです!!」

「おおーー!」

('A`) 「はは、どうも」

「ドクオパパさん、伝説のエロ本を見つけたときの感想は!?」

('A`) 「ビビッ、ときましたよ。このゴミ捨て場に、伝説のエロ本があるってね」

「流石です!中身を見ようとした、その心意気は!?」

('A`) 「負ける気がしませんでした。中に何が書かれているかは口外できませんが、恐ろしいものでしたよ。
    ですが、私は負ける気がしませんでした。必ず、この本に勝つと思っていました。」

「おおー!素晴らしい!素晴らしいの一言です!!」

〜〜



31: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 01:11:30.32 ID:p2x6Jex80
テレビ、新聞、雑誌、ラジオ。
次々とメディアに取り上げられる俺。
自然と収入は増え、いつの間にか、俺はホームレスから脱け出していた。

( 'A` )「HAHAHAHA」

手に入れた金で、自分の会社を建てた。
その名も、『自分に負けない道場』

精神を鍛える商品を、次々と発売。
もちろん商品は爆発的大ヒット!

作者もびっくりなご都合的展開に、自分も舌をまくしかなかった。

( 'A` ) 「人生って分からない……」

社長になり、食べることも増えた。
体重は以前の2倍以上になり、昔を思い出しそうになる。
流石にあそこまでとはいかなかったが、肥満体系であることに代わりは無かった。



33: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 01:17:44.94 ID:p2x6Jex80
会社も相当大きくなっていた。
暮らしも上場だった。

だが、いつまで経っても、女は出来なかった。


( 'A` ) 「何故だ……」

自分はお金持ちだ。
それに加えて、顔もかっこいいし、性格もいい。
何故、自分に女が寄ってこないのか。

( 'A` ) 「地位が違いすぎて、みんな諦めているのか……?」

そんな遠慮はいらないのに、と呟く。

いつしか自分も、30を迎えようとしていた。



34: ◆sHNGWXTAUA :2007/08/07(火) 01:18:39.94 ID:p2x6Jex80
メモリーカード4(おまけ)
主人公:( 'A` )
時:もうすぐ30
場所:
参考:社長になりますた

セーブしました。



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