( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
- 4: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:04:56.08 ID:F+XSpqwx0
( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
1、ニューゲーム(残数0)
⇒2、ロードゲーム(4)
ロードします。
- 6: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:06:29.40 ID:F+XSpqwx0
- メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:夕方
場所:ベンチ
参考:キミがいつか言ってくれた言葉『付き合ってくれ』
メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:夜
場所:ギコの家
参考:Don't worry
メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:風呂場
参考:今日は疲れた
メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:夕刻
場所:家
参考:ウツダシノウ
>>8-11
- 8: 保母さんと初詣 :2006/12/17(日) 00:07:00.61 ID:p2vUVl/b0
- 3
- 9: 猪(vipper) :2006/12/17(日) 00:07:10.28 ID:khGBEOtsO
- ξ゚听)ξ
- 10: 猪(委員長) :2006/12/17(日) 00:07:20.29 ID:fi2mI2CpO
- 1
- 11: 牧師と初詣 :2006/12/17(日) 00:07:36.29 ID:XEnpVXUuO
- しぃ
- 21: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:13:39.47 ID:F+XSpqwx0
- ξ゚听)ξ 「ふぅ〜」
湯であがった体をバスタオルが包む。
ふんわりとした感触が私を包み込んだ。
水気がなくなった事を確認し、私はタオルをハンガーに掛けなおした。
棚に入れている下着を取り出し、それを身に着ける。
高校一年に買ったものだから、少し圧迫されている。
その上からパジャマを着、私はリビングへと向かった。
ξ゚听)ξ 「……」
母親は既に床についていた。
今日は仕事が大変だったのだろう。
私は冷蔵庫から牛乳を取り出し、コップへ注いだ。
冷たい液体が私の喉を通る。
一気に飲み干し、私は自分の部屋へと戻っていく。
- 23: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:17:42.17 ID:F+XSpqwx0
- 机の上にある携帯を手にした。
自分で稼いで、自分で買った。
そのため親は私が携帯を持っていることを知らない。
ξ゚听)ξ (携帯がないと、高校じゃヤバイからね……)
私はこの家庭の事を誰にも話していない。
仲のいい女子、クー、幼馴染のブーン、ドクオ。
誰一人として、だ。
アドレス帳を開いてみると、そこには名前がずっしりと詰まっていた。
これが私の学校での功績。
偽りの笑顔を作った結果。
アドレス帳を進めて行く内、ふと目に留まった名前があった。
1、ブーン
2、ドクオ
3、クー
>>27
- 27: 年賀状(裏も表も印刷のみ) :2006/12/17(日) 00:20:56.06 ID:xeAxD/cN0
- 1
- 30: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:25:36.87 ID:F+XSpqwx0
- ξ゚听)ξ 「ブーン……」
彼の事は昔からよく知っている。
小学校低学年の頃、私がココに来て初めて話した人物だった。
彼とは何か縁があるのか、中学、高校と一緒の道を歩いてきた。
ξ゚听)ξ 「メールでも……してやるかな」
小学校の頃は仲が良かった。
一緒に遊びもしたし、彼の家に泊まったこともあった。
親に物凄く怒られたのを覚えている。
中学に入った頃だったかな……
『付き合う』とか『両思い』とか、そういうのが一番流行った時期だった。
それでかな……今までのようには話せなくなってしまった。
ξ゚听)ξ 「なんて送ろう……」
>>34
自由に記入してください
- 34 : 猪(はげ) [sage] :2006/12/17(日) 00:27:37.26 ID:5okhB5g+0
- 好き
- 36: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:33:13.34 ID:F+XSpqwx0
- ξ゚听)ξ 「『好き』っと……よし、送信〜♪」
ξ#゚听)ξ 「なんてできるかあああああああ!!」
私は、たった二文字しかかかれていないメールを速攻で取り消した。
いきなりメールで好きなんて送れると思いますか?
ξ゚听)ξ 「全く……近頃のビッパーは……」
私はもう一度新規作成を押した。
宛先はブーン、題名はなし。
ξ゚听)ξ 「うーん……なんて書こうか」
悩みに悩む。しかし、中々答えは現れない。
さすがに考えるのを疲れた私は、もう一度あの二文字を入力した。
ξ///)ξ「い、いきなり好きなんて言ったら怪しく思われるよね……」
いくら古くからの知り合いといっても、男と女だ。
好きなんて言葉は軽く使ってはいけない。
でも……私はブーンの事が……
ξ///)ξ「す……す……すk
『ピリリリリリリリリリ!!!』
突然鳴り出す携帯電話。
以上に反応してしまった私は、そのまま送信ボタンを押してしまった。
- 38: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:36:24.57 ID:F+XSpqwx0
- ξ;゚听)ξ 「ああああああ!!」
画面を見る。
可愛いプーさんが、風船を持ってどこかへ飛んでいっている。
送信中の画面だ。
ξ;゚听)ξ「やば……」
本文には『好き』の二文字しか書いていない。
これは本格的にやばいかも分からんね。
『ピリリリリリ』
それよりもこの電話だ。
一体こんな時間に誰だ!この糞野郎!
私は電話相手も確認せず、通話ボタンを押した。
ξ#゚听)ξ 「もしもし!」
- 40: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:42:05.65 ID:F+XSpqwx0
- 「ツンかお?ブーンだお〜」
ξ;゚听)ξ 「ちょ!!ブーン!?アンタまだメール見てないよね!」
当然だ。こいつが電話掛けてきたせいでメールを送ってしまったのだから。
ブーンは、何のことだお?と返事を返してきた。
ξ;゚听)ξ 「今間違ってアンタの所にメール送ったんだけど、気にしないでね!!」
「間違いメールかおwwww誰に送る予定だったんだお?」
ξ;゚听)ξ 「え?」
やばい、誰の名前を出せばいいんだ。
最初に思い浮かんだのはドクオ。
しかし、こんな事を言えば100%勘違いされてしまう。
誰に……誰に送った事にしよう……
「誰だお?」
ξ;゚听)ξ 「えーっと……。。そうよ!クーよ!クー!分かる?」
- 48: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:47:22.73 ID:F+XSpqwx0
- 「クーかお。分かったお」
ξ;゚听)ξ 「そういう事だから、メールの事は気にしないでね」
「把握。それで、聞きたい事があるんだお・・・・・明日の時間割教えてくれお!」
時間割?なんだ、それだけか……
ξ゚听)ξ 「現国、数学、英語、現代日本・・・・・・・」
私は明日の時間割を的確に答える。
こんな事で電話してこないでよね……
「了解だお!!本当にありがとうだお!!」
ばいぶー。
おかしなあいさつを言い、ブーンは電話を切った。
私は携帯を机に置き、一つ溜息。
ξ;゚听)ξ 「ふぅー……危ない、ごまかせたわ」
何とかメールの事をごまかせた。
うん……あれはクーに送るはずだったという事で……
ξ゚听)ξ 「……クー……」
いやああああああああああああああああああああああああ!!!
ξ;゚听)ξ 「やばいやばい!!いまさらだけどヤバイ!!!」
ξ;゚听)ξ 「クー女じゃん!女じゃん!!!」
- 57: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:53:32.92 ID:F+XSpqwx0
- 混乱する私。戸惑う私。
しかし、もうどうすることもできなかった。
ξ;゚听)ξ (絶対ブーン勘違いしてるよ……)
ξ;゚听)ξ (いや、でもアイツバカだから、冗談メールと勘違いするかも……)
ξ;゚听)ξ (でも、本気にしちゃったら?私がクーの事好きって勘違いしたら?)
答えは最悪な結果になる。
ブーンからは冷たい目で見られ、クラスからは軽蔑される。
挙句の果て、クーからも見捨てられ私は一人となるのだ。
ξ;゚听)ξ 「嫌よ!せっかく3年掛けてこの地位を作り上げたんだから!」
そうだ!偽りの笑顔を使ってでも作ったこの"ツン"というキャラクター。
笑顔で、いつでも明るい。そのキャラクターを崩してはいけない。
ξ;゚听)ξ 「どうする──どうする──」
1、そうだ!ブーンの携帯にウィルス送ろう☆
2、そうだ!ブーンの頭を殴って記憶喪失にしよう☆
3、そうだ!巧みな話術を使ってブーンを混乱させちゃえ☆
>>62
- 62: (´<_` ) ◆KlJl2kUtuk :2006/12/17(日) 00:54:40.00 ID:zf6Vmli70
- 1
- 70: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 00:58:21.50 ID:F+XSpqwx0
- ξ゚听)ξ 「そうだ!ブーンの携帯にウィルス送ろう☆ 」
ウィルスを送れば、携帯は壊れる。
携帯さえ壊れればこっちの物だ。
証拠はなくなるし、ブーンはそれどころじゃなくなる。
ξ゚听)ξb 「我ながらナイスアイデアよ!」
誰もいないドアに向かって親指を立てる。
さて、早速準備に取り掛かろう。
ξ゚听)ξ 「ウィルス、ウィルスー」
WEBに接続し、ウィルスで検索。
のーとんあんちういるす?これでブーンの携帯を壊せるのだろうか。
ξ゚听)ξ 「文章を見たところ──ウィルス対策ソフトのようね」
だめだ。私がほしいのは対策じゃなくてウィルス自体なのだ。
検索で出てきたページを次々と見ていく。
──そして朝になった。
- 73: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 01:02:07.67 ID:F+XSpqwx0
- ξ゚听)ξ 「……」
私は口を空けたまま携帯を閉じた。
そして、ニヤリと口元を上げる。
ξ#゚听)ξ 「なんでウィルスの作り方載ってないのよ!!」
一晩中検索したが、ウィルスらしきものは一つもでなかった。
なんで……日本で一番有名な「YAHOO」で検索したのに……
気づけば朝になっていただけだった───
ξ゚听)ξ 「あーもう!一睡もしてないのに!!」
私はハンガーにかけてある制服を着る。
眠い〜。徹夜しちゃったよ〜。
ξ゚听)ξ 「ぶすぅ……学校行こう……」
鞄をかるい、私は家を出た。
- 76: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 01:10:02.69 ID:F+XSpqwx0
- いつもと同じ時刻、私は電車に乗った。そして、いつものように痴漢にあってしまった。
ξ#゚听)ξ (うぜええええええええええええ)
睡眠不足でイライラしていた私の怒りは、痴漢へと向けられた。
ξ#゚听)ξ 「この痴漢めええええええええええええええぇええええ!!」
満員電車の中、私は持っていた鞄を振り回した。
ジャイアント・スイング!
ξ#゚听)ξ 「せめて手鏡持って覗くぐらいにしてやがれええええええええ!!」
鞄は回りにいるお客さんに命中。しかし尚その勢いは止まらない。
ξ#゚听)ξ 「三回も捕まっておいて、『天地に誓ってしていない』とかうぜええええええええ!!!」
クライマックス!私は鞄を上空(電車内)へと投げ飛ばした。
周りにいる乗客は、私を異質の目で見ている。
ξ゚听)ξ 「はっ……」
私は正気を取り戻す。
なんて事を……これは……本当にやばい……
ξ゚听)ξ 「ま、いっか」
どうせ学校の人はこの電車に乗っていないだろう。
これは私の長年の研究ではっきりしている。
それで、わざわざこの電車に毎日乗っているのだから。
- 77: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 01:14:11.37 ID:F+XSpqwx0
- 私の研究の成果は見事だった。
何食わぬ顔をして学校に着いたが、誰としてこの話を知っていない。
クラスはもちろん、学年、学校中探してもあの事件を知っている人はいないだろう。
ξ゚听)ξ (いいストレス発散になったわね)
痴漢を撃退すると言うのは実に気持ちがいい。
先ほどまで感じていた不快感は全て拭い去られていた。
そうだ。学校でこの顔をしてはいけない。
私は急いで笑顔を作り直す。
ξ゚ー゚)ξ 「よし……」
女子A「おっはよー!ツン1」
ξ゚ー゚)ξ 「おはよー」
女子A「今日も可愛いねーww」
ξ゚ー゚)ξ 「そんな事ないよww女子Aも可愛いじゃんww」
ふん……アンタなんて全然可愛くない……
大体、もう少しは女の子らしくしたら?
汚い足……もうちょっと手入れしたらいいのいに。
- 78: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/17(日) 01:14:52.38 ID:F+XSpqwx0
- メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:朝
場所:学校
参考:電車でGO
セーブしました。
戻る/第四話