( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

  
15: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 23:47:01.69 ID:6NsPUKGr0
  





           ( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)





                 1、ニューゲーム(残数0)
                ⇒2、ロードゲーム(4)

ロードします。
  
23: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 23:52:15.25 ID:6NsPUKGr0
  
メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:昼
場所:屋上
参考:いただきます、ごちそうさま

メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:放課後
場所:生徒会室
参考:生徒会の仕事……盗撮だっちゃ☆

メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:ラウンジ駅周辺
参考:ねえ、説明してくれる?

メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:夕刻
場所:家
参考:ウツダシノウ

>>25-29
  
25: 初夢(競馬あたった) :2006/12/24(日) 23:52:29.81 ID:qoZlz/1S0
  
3
  
26: おせち(30,000円) :2006/12/24(日) 23:52:37.10 ID:yQU3e/050
  

  
27: サトイモ :2006/12/24(日) 23:52:34.51 ID:VSXfIkdh0
  

  
28: 猪(メイド服) :2006/12/24(日) 23:52:47.57 ID:GHds2xPpO 2
  
29: 書初め(合格祈願) :2006/12/24(日) 23:52:48.09 ID:qnRyAdRV0
  




  
45: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 23:59:54.11 ID:6NsPUKGr0
  
ξ゚听)ξ 「……」

目にしてしまった光景。
もう頭から離れる事はない──

ξ゚听)ξ 「……」

目にしてしまった光景。
それを信じることができない──

ξ゚听)ξ 「……」

目にしてしまった光景。
私は────



  
55: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 00:03:57.81 ID:vxMKWSDc0
  
ξ)ξ 「」

私は口を開けたまま足を動かす。
心はない。
ただ、肉の塊が動いているだけ。

どこからどう来たのか。記憶はない。
気づいたときには自分の部屋にいた。
布団を敷き、毛布に包まっている。

なぜ?
なんでブーンとクーが?
おかしいよね?おかしくないの?

自問自答を繰り返す。
だけど、答えは一つもでないんだ。
どれだけ考えても、答えは返ってこないんだ。

ξ)ξ 「ねぇ……なんでなのよ……」

不思議と涙は出ない。
悲しいなんて言葉じゃあらわせられない。



  
62: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 00:08:14.40 ID:vxMKWSDc0
  
震える携帯電話。
出る気がしない。誰からだろう。誰だっていいや。
そういやバイトサボッたんだっけ?もういいや。
そういえばご飯食べていないな。ま、いいか。

私はそのまま、眠りに付くことにする。
頭から離れない光景──それを忘れるために。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


今度は目覚まし時計が鳴り響く。
私は暴れる時計を止め、少し考えた。
今日、学校に行ける自信がない。
ブーンやクーに会ったら、なんだか自分を抑えられない気がする。

1、それでも……学校は行く
2、……休もう

>>67
  
67: 初夢(見るの忘れた) :2006/12/25(月) 00:09:12.32 ID:TpKAwwfy0
  
1



  
74: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 00:12:34.16 ID:vxMKWSDc0
  
ξ)ξ 「学校は……行かなくちゃ」

崩れそうになる私の足。
必死でこらえて、私は用意を始める。
ふと鏡に目をやった時、私は重大なミスに気づいた。

ξ)ξ 「髪ボロボロじゃん……」

昨日は風呂に入っていなかったなぁ。
もう、髪の毛なんてボロボロじゃん。
いつもあれだけ時間かけてセットしてるんだから、当然か。

ξ)ξ 「良いわよ。どうせ誰に見られたっていいんだし」

誰かに言ったわけではないが、いわなきゃいけない気がした。
もうブーンに好かれようとする努力はしなくていいんだ。
あはは……

ξ)ξ 「行って来ます」



  
80: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 00:16:41.88 ID:vxMKWSDc0
  
いつもと同じ電車。当然だが同じ学校の生徒はいない。
3年間の……努力の結果。
私が3年間頑張って手に入れたものは、偽りの友情。
本当の愛情や友情は、一つも手に入らなかった。

「次はVIP駅──VIP駅──」

いつもは聞こえない車掌の声。
この日だけは鮮明に聞こえた気がする。
私は駅を降りて、学校へと足を進めていく。

「ツンちゃんおっっはよー!」

クラスの女子が私に声をかける。
うるさい……気持ち悪い……

「シカトはやめ〜い!ほら、ツンちゃん!」

彼女が私の手を掴む。
私はそれを振り払った。



  
83: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 00:19:49.05 ID:vxMKWSDc0
  
ξ)ξ 「ごめん……ちょっとほっといてくれる?」
「え……あ、うん……ごめん……」

彼女は私の顔をニ三度確認し、足早に駆けていった。
そういえば、笑顔を作るの忘れていたな。
初めてじゃないのかな?彼女が私の笑顔以外を見たの。

教室では誰も声をかけてこなかった。
恐らくさっきの女子が私の事を伝えていたのだろう。
この髪の毛を見ても、私が普通の状態じゃないって事が分かるのかもね。

( ^ω^)「おいすー」

教室に入ってきたのはブーン。
バスケ部の連中がぞろぞろと教室に入ってきた。
なんだか今日は全ての事が新鮮に見える。
あれは確かキャプテンのジョルジュ君だったっけな?
上手いんだろうね。



  
88: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 00:22:41.85 ID:vxMKWSDc0
  
( ^ω^)「おいすー」

彼が私の席の前に立つ。
私は全く反応をしめさなかった。

( ^ω^)「ツーン、あいさつは大事だお!」

埋めている私の顔を彼が覗き込む。
少し火照る私の顔、それを隠すように叫んだ。

ξ゚听)ξ 「早く彼女のところにいけばいいじゃない!」
(;^ω^)「お……」

ブーンは意味が分かったのだろうか?それとも空気を読んだだけ?
彼は私の席から黙った離れ、自分の席へと戻る。

クラスの女子の、冷たい目線だけが感じられた。



  
94: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 00:26:49.31 ID:vxMKWSDc0
  
後で気づいた事なのだが、クーは朝学校に来ていなかった。
来たのは3時限目の途中。
ふん……私服の調達でもしてたんじゃないの?

川 ゚ -゚)「ツン、久しぶり」

休み時間になるなり、彼女が私に声をかけてきた。
その『久しぶり』と言うのが、私と彼女の距離を感じさせた。

ξ゚听)ξ 「今日は制服なんだ」
川 ゚ -゚)「あたりまえだろう」
ξ゚听)ξ 「女の魔法とかは、もういいの?」

私には皮肉をいう事しかできない。
彼女は少しむっと顔をしかめたが、すぐにいつもの顔に戻り声を返した。

川 ゚ -゚)「ああ、昨日だけで十分だ」
ξ゚听)ξ 「昨日一日で落としちゃったみたいだからね」

今度は言い過ぎたかもしれない。
彼女は確実に顔をしかめていた。
黙って自分の席に戻っていくクー。私はまた顔を下に向けた。



  
145: 神所謂ゴッド :2006/12/25(月) 01:28:13.05 ID:vxMKWSDc0
  
昼休み、私は一人教室の机にうつ伏せになっていた。
何もやる気が起きない。
周りの楽しい笑い声が、雑音に聞こえた。

ξ゚听)ξ 「……」

気づけばクーもブーンもいない。
一緒にお昼を食べに行ったのかな?
そういえば、私昨日の夜から何も食べてないじゃん。
ダイエットにちょうどいいかもね……

( ゚∀゚)「バスケやっぞ!バスケェ!」

昼ごはんを食べるだけで使い終わってしまうような短い昼休み。
ジョルジュ君はボールを片手に走り回っていた。
彼は本当にバスケが好きなんだろう。
……少しだけ、懐かしい感じがした。



  
152: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 01:34:02.42 ID:vxMKWSDc0
  
きーんこーんかーんこーん

学校の終わりを告げるチャイム。
私は黙って鞄に教科書を詰める。
昨日、バイト休んだから怒られるだろうな。
ああ……めんどうくさい。

( ゚∀゚)「あ、あのよ……ツン?」

残り二人だけとなった教室、ジョルジュ君が私に話しかけてきた。
私は静かに振り向く。

( ゚∀゚)「やけにやつれてるけど……大丈夫か?」
ξ゚听)ξ 「……大丈夫じゃないかもね」
(;゚∀゚)「大丈夫じゃないのかよ……」

ふぅ、と私は一つ溜息。
そして、突き放すように一言。

ξ゚听)ξ 「何?用件あるなら早く言ってくれない?」



  
154: 神所謂ゴッド :2006/12/25(月) 01:36:58.00 ID:vxMKWSDc0
  
(;゚∀゚)「まぁ……用件ってほどじゃないけど……」

彼は足をジタバタともがく。
何かを言いたいのに、言えないという感じ。

(;゚∀゚)「お前さ……付き合ってる人とかいんの?」

一瞬の沈黙。まさか、ジョルジュ君がそういう事を聞くとは思ってなかったから。
私は少し間を開け、答えた。

ξ゚听)ξ 「……いないわよ」
( ゚∀゚)「マジか!?」
ξ゚听)ξ 「それで?今日バイトなんだけど」
(;゚∀゚)「その……まぁ、落ち着けよ」

いつもの清楚なイメージと違うのだろう。
ジョルジュ君は私を困惑の目で見ていた。



  
158: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 01:39:20.54 ID:vxMKWSDc0
  
(;゚∀゚)「今日、機嫌悪いな」
ξ゚听)ξ 「別に……」

あの笑顔を作る必要もない。
というか、作れない。

(;゚∀゚)「まぁ……そんなコトよりだ」
ξ゚听)ξ 「どうでもいいなら聞かないでくれる?」
(;゚∀゚)「わ、悪かったな!……うん、それでだ」
ξ゚听)ξ 「何?このまま永久ループで終わるつもり?」

開いた窓から吹いてくる風。
私の髪が、少しだけ揺れた。


( ゚∀゚)「俺と付き合ってくれ」



  
167: 神所謂ゴッド :2006/12/25(月) 01:44:09.61 ID:vxMKWSDc0
  
ξ゚听)ξ 「……」

私は別にジョルジュ君の事が嫌いではなかった。
……だけど、好きじゃなかった。
いつも明るくて、どことなくブーンと同じ感じの彼。
私が必死に友達作っているのに、彼は自然体でも人気者だった。
嫉妬?憧れ?妬み?
ブーンとは違う感情を、彼には抱いていた。

( ゚∀゚)「頼む!後生だ!」

意外と言い回しが古い。
私はジョルジュ君の目を見つめた。

( ゚∀゚)「……それで、返事は?」

1、……いいよ
2、……悪いけど、興味ないから
3、……残念だけど、好きな人はいるの

>>170
  
170: スルメ :2006/12/25(月) 01:44:54.43 ID:Y37n3KLT0
  




  
183: 神所謂ゴッド :2006/12/25(月) 01:49:04.59 ID:vxMKWSDc0
  
ξ゚听)ξ 「残念だけど、好きな人はいるの」

冷たく言い放ち、私は教室を出ようとする。
その私の腕を、彼は掴んだ。

( ゚∀゚)「なぁ、ソイツってカッコいいか?」
ξ゚听)ξ 「少しピザね」
( ゚∀゚)「なぁ、ソイツって性格がいいのか?」
ξ゚听)ξ 「ただのバカよ」

沈黙

彼の握る手の力が少しだけ強くなっていた。

( ゚∀゚)「なんでソイツの事が好きなんだよ!!」



  
189: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/25(月) 01:53:05.71 ID:vxMKWSDc0
  
なんでソイツの事が好きなんだろう。
なんで私はブーンの事が好きなの?
ピザでバカでドジで、女の子の気持ちも考えない。

なんでブーンが好きなの?
中学校のときから想いを寄せていた。
もう4年近く彼の事を想っている。

彼は一度でも私に振り向いた?
彼は一度でも私に好きって言ってくれた?
彼は一度でも私の事を想ってくれた?

知らない。嫌だ。なんで?知らない。分からない。
好き?嫌い?付き合う?付き合わない?

私は彼の事が好き……
私は彼の事が……好き
私は……彼の事が……好き

私は……彼の事が……好き?



  
193: 神所謂ゴッド :2006/12/25(月) 01:56:38.27 ID:vxMKWSDc0
  
( ゚∀゚)「答えてくれ……」

ふと目を開けると、ジョルジュ君の目が私を捉えていた。
離そうにも離せない。彼の目から逃げられない。

ξ)ξ 「……わよ」

( ゚∀゚)「……?」

ξ)ξ 「……いいわよ」

(;゚∀゚)「悪い……聞こえな──

ξ゚听)ξ 「付き合ってもいいって言ってるのよ」



  
198: 2Get!! :2006/12/25(月) 02:02:41.77 ID:vxMKWSDc0
  
メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:放課後
場所:教室
参考:ワタシハイッタイダレガスキナノ

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