( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
- 4: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 00:27:03.09 ID:LBt21MHx0
( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
1、ニューゲーム(残数1)
2、ロードゲーム(3)
>>6
- 6: 愛のVIP戦士 :2007/03/02(金) 00:31:52.20 ID:AyMkboPCO
- 1
- 7: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 00:35:12.53 ID:LBt21MHx0
- キャラクターを選択してください。
1、从'ー'从渡辺
2、川 ゚ -゚)クー
>>8
- 8: 愛のVIP戦士 :2007/03/02(金) 00:35:41.90 ID:URIV1mfuO
- >>6
作者には悪いがGJ
- 11: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 00:37:05.50 ID:LBt21MHx0
-
遅くなって申し訳ない。
从'ー'从渡辺編、投下します。
また、この話は『過去』を中心とした話のため、安価行動は少なめです。
ご了承ください。
- 12: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 00:41:02.09 ID:LBt21MHx0
- 私には、好きな人がいます。
その人は、
と〜ってもカッコよくて
と〜ってもクールな人で
と〜っても素直な人で
と〜っても、と〜っても、優しい人です。
私には、好きな人がいます。
その人は、女の子です。
私も、女の子です。
この恋は、報われないのかな?
この恋は、成功しないのかな?
……成功は、自分で掴み取る物だよね。
〜从'ー'从渡辺編〜
- 14: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 00:47:31.53 ID:LBt21MHx0
- 「先輩……またいつか、会えますよね?」
「先輩!ずっと憧れていました!」
「来年、私もVIP学園に行きますね!」
涙を流しながら、一人の男を取り囲む後輩たち。
中心にいる男は、照れくさそうに、頭を掻いていた。
(=゚ω゚)「俺なんかより、もっとカッコイイ男子を見つけるよぅ」
「先輩よりカッコイイ人なんていません!」
「先輩は、私にとっての白馬の王子様なんです!」
「私もです!」
男は困った顔をして、私を見た。
私はわざと顔を背けて、手助けをしないことを伝える。
怒ったように睨む男。私は笑いながら、彼女を探しに歩き始めた。
───今日は、私たちVIP中学3年生の卒業式。
先ほど式を終え、今はがやがやと人たちが話合っている。
- 16: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 00:51:49.59 ID:LBt21MHx0
- 从'ー'从「クーちゃん!」
目的の人物を見つけて、私は走り出す。
彼女も気づいたようで、私に顔を向けた。
川 ゚ -゚)「なんだ、渡辺か」
从'ー'从「か──って何よ!『か』って!」
川 ゚ -゚)「ん、悪いな」
卒業というのに、本当にいつもと変わらない彼女。
それが本当にカッコよくて、可愛くて。
从'ー'从「クーちゃんはさ、悲しくとかないの?」
川 ゚ -゚)「別にそういう物は感じないな」
从'ー'从「ふーん……。ま、高校も一緒だしね!」
私とクーは、同じVIP学園に進学する。
……というより、クーと同じ学校に行くために、私が必死に勉強したんだけど。
- 18: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 00:55:27.99 ID:LBt21MHx0
- (=゚ω゚)「渡辺……お前恨むよぅ!」
私とクーが歩く中、背後から声。
先ほど後輩に囲まれていた男子──ぃょぅだ。
从'ー'从「モテモテ君は大変ですなーww」
(=゚ω゚)「黙るよぅ!」
川 ゚ -゚)「大変ですなぁ」
(;=゚ω゚)「ぐっ……クーまで言うなよぅ!」
ぃょぅの制服を見てみると、そこにはひとつのボタンも掛かっていなかった。
表のボタンはもちろん、腕ボタンまでも、全てが綺麗になくなっている。
从'ー'从「うっへぇ〜! 全部で10個はあるよね?ボタン」
川 ゚ -゚)「ああ、10個だ」
(=゚ω゚)「む、無理矢理だよぅ!取られたんだよぅ!」
从'ー'从「へぇ〜……」
川 ゚ -゚)「へぇ〜……」
(;=゚ω゚)「なんだよぅ! その返事は!」
- 19: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:00:20.40 ID:LBt21MHx0
- 渡辺、クー、ぃょぅ。
この3人といえば、VIP中学でもおなじみの3人組だ。
男一人に女二人というめずらしい組み合わせだけではなく、
その仲の良さも、学校では有名な部類に入っている。
从'ー'从「っていうかさ、ぃょぅは高校どこ行くの?」
(=゚ω゚)「VIP学園だよぅ! もう3回は言ったよぅ!」
从'ー'从「あ、私たちと同じじゃん」
Σ(゚ω゚=;) 「お前が無理矢理誘ったんだよぅ!!」
从'ー'从「そうだっけ?クー、覚えてる?」
川 ゚ -゚)「知らん。コイツが勝手に決めたんじゃないのか?」
(;=゚ω゚)「あんまりだよぅ……」
3人そろって、VIP学園に嵐を巻き起こす。
それが私の密かなたくらみ。
……っていっても、作戦とかそんなこと、全然考えてないんだけどね。
- 20: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:04:35.58 ID:LBt21MHx0
- 私たちが知り合ったのは、1年前。
だから、付き合いはそれほど長くは無い。
でも、お互いを信用するということについては、そこらの友達ぶっている奴とは大差があるだろう。
私はクーを信じている。もちろん、ぃょぅも。
そして、私も二人から信用されている。
从'ー'从「ね、ね! 今からどっか遊びに行かない?」
川 ゚ -゚)「……時間は空いているぞ」
(=゚ω゚)「今日ぐらいはおごってやるよぅ!」
从'ー'从「お、いいねぇー!」
ぃょぅの家は、超がつくほどのお金持ちだ。
しかし、彼自身からはそのような感じを掴むことが出来ない。
お金を盾にしているわけでも、餌にしているわけでもないからだ。
おごってくれることもあるけれど、それはほんのたまにだけ。
大体は、みんなが綺麗に割り勘している。
……私は、たまーに払わないときがあるんだけどね。
- 21: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:06:25.68 ID:LBt21MHx0
- 从'ー'从「それじゃさ、どこに行く?」
川 ゚ -゚)「宇宙」
(=゚ω゚)「天竺」
从'ー'从「はい却下ー」
この流れも、自然なものだ。
クールな彼女も、それなりに乗ってくれる。
お互い、信用しているから。
从'ー'从「んじゃ、私が決めるよー!文句はなしね!」
『自由記入』
3人で遊びに行く場所を記入してください。
>>24
- 24: 愛のVIP戦士 :2007/03/02(金) 01:08:12.40 ID:Tflfydm2O
- デパート
- 26: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:12:03.39 ID:LBt21MHx0
- 从'ー'从「デパートにしよう!」
Σ(゚ω゚=;)「おまっ!俺がおごるって言ったから……」
从'ー'从「あれれ〜?男に二言は〜?」
(=ω)「……わーったよぅ」
从'ー'从八(゚ ー゚川 「いえーい!」
私とクーは空中でハイタッチを交わす。
言葉を発したのは私だけだけど、それなりに心は通じてるつもり。
それに、クーがハイタッチするなんてめずらしいんことなんだよ。
从'ー'从「んじゃ、デパートへGO!」
(=゚ω゚)「……このまま?」
从'ー'从「もち」
Σ(゚ω゚=;) 「制服でなんか行きたくないよぅ!」
从'ー'从「むぅ〜……。分かったよ! 着替えてから集合ね!」
- 27: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:15:59.50 ID:LBt21MHx0
- 時間、場所。
私たちはそれを決めて、一旦解散した。
そういえば、3人が私服で遊ぶのは初めてかもしれない。
クーはあんまり私服で遊びにこないし、ぃょぅはバスケ部に所属している。
私はどんな綺麗な服を着ていこうか、悩みに悩む。
その結果、約束の時間に10分遅れる醜態を晒してしまった。
从'ー'从「めんごめんご〜! 遅くなっちゃった」
私が走りながら集合場所へ行くと、既に二人はそろっていた。
しかし、その服装は対象的である。
(=゚ω゚)「遅いよぅ!」
ぃょぅ君は、中に黒い柄のシャツを着て、その上からいかにも高そうなコートを羽織っている。
それなり……いや、中々カッコイイものだった。
- 28: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:18:29.63 ID:LBt21MHx0
- しかし、だ。
問題はそこではなかった。
川 ゚ -゚)「遅いぞ」
初めて見るクーの私服。
私は愕然としながら彼女を見ていた。
从;'ー'从「あ、はは……」
灰色のシャツ。
茶色の羽織もの。
紫のズボン。
从;'ー'从「ダ、ダーク系っていうか……なんか凄い地味っていうか……」
(=゚ω゚)「俺もさっきそれ言ったんだよぅ。そしたら──」
川 ゚ -゚)「何を。中々の組み合わせだとは思わないか?」
- 30: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:22:33.08 ID:LBt21MHx0
- クーのセンスに脱帽しながらも、私たちは歩き始めた。
電車に乗って、中心街にあるデパートへ向かう。
今は、その途中の会話。
(=゚ω゚)「デパートについたら俺がクーにファッションってものを教えてやるよぅ!」
川 ゚ -゚)「いや、遠慮しておく」
从'ー'从「それじゃ、私がコーディネートしてあげるよ!」
川 ゚ -゚)「それも遠慮しておく」
(=゚ω゚)从'ー'从「いや、絶対にする(よぅ)!」
川 ゚ -゚)「……」
黙り込む彼女。
しかし、その顔には小さいながらも笑みが浮かんでいるようにも見えた。
それが、あまりに可愛くて。
- 32: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:28:42.63 ID:LBt21MHx0
- (=゚ω゚)「ついたよぅ!」
町の中心にある、どでかいデパート。
私たちは中に入り、早速クーの洋服を見に行くことにした。
(=゚ω゚)「とりあえず、クーの好きな物を選んでみるよぅ!」
从'ー'从「だね。好みとかも知りたいし」
川 ゚ -゚)「……分かった」
洋服の専門店が並ぶ。
私たちはクーを先頭にしながら、歩いていた。
いくつかの店を飛ばした後、ようやくクーが止まった店に入る。
从;'ー'从「シャツ工房……」
(;=゚ω゚)「だよぅ……」
シャツ工房。
主にスーツの中の白シャツを専門に扱っている。
っていうか、それしか扱っていない店。
从;'ー'从「こ、こんなところで何を買うの?」
川 ゚ -゚)「私服」
- 37: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:34:25.54 ID:LBt21MHx0
- (;=゚ω゚)「これはどう考えても私服じゃないよう!」
川 ゚ -゚)「む、お前たちが、私の服を暗いと言ったから……」
从;'ー'从「そういう問題じゃないって……」
川 ゚ -゚)「仕方が無い。別の店行くぞ、別の店」
彼女はすたこらとシャツ工房をでる。
本当に、クーのファッションセンスが信じられない。
次にクーが入ったのは、洒落たふいんき……あれ、変換できない?
ふいんきの店に入っていった。
川 ゚ -゚)「……これなんか、よくないか?」
彼女が見せに入って取ったもの。
キティちゃんの柄がどでかく描いてある、ピンク色の大型シャツ。
(=゚ω゚)「ぷ……ぷぷwwww」
从'ー'从「クーwwwww」
川;゚ -゚)「な、何だお前ら! 地味なのもダメ! シンプルもダメ! 可愛らしいものもダメ!
一体何を買えというんだ!」
- 38: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 01:35:04.81 ID:LBt21MHx0
- メモリーカード4
主人公:从'ー'从
時:卒業式後
場所:デパート
参考:クーの洋服w
セーブしました。
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