( ^ω^)ブーンがハンドボールを始めるようです
- 127: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:36:23
- 第6話 地獄の夏休み
ちょっ・・クー・・ダメだよこんなとこで・・
えっ・・ブーン!?あ・・・あ・・アッー!!
アッー!!アッー!!アッー!!アッー!!バコン。
なんだこの目覚まし・・ちくしょう、途中まで良かったのに気分ワリイ・・
あ、今日から夏休みか。しぃ先生は夏休み限定でコーチを呼んでくるらしい。
とりあえず下におりるか・・
- 128: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:36:39
- 下に下りるとなんかしらんけど母親がニヤニヤしてる。なんで・・?
俺のサトラレ癖は日に日によくなってるのに・・
マミー「www。がんばりなさい」
・・・不気味だ。なんだこの笑みは・・
ヤバイ予感がしたので、早く家を出る事にした。
- 129: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:36:50
- 家を出るとなにやらもめてる人が居る・・。 うほっ!
(><;)「駅までの道のりなんてわかんないですッ!!」
どうしたんだろう。
(><;)[あ、きみきみ!!駅まで道のりわかりますかッ!?」
妙に興奮してる。助けてあげよう。
(´−`)「わかりますよ、つれてってあげます」
(><;)「ありがとうなんですッ!!」
・・もうこの町には語尾のおかしい人しかいないのか?
とりあえず駅までつれてってあげた。
- 130: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:37:01
- 駅についた。そこにはブーンもいた。
(^ω^)「あ、祐じゃないかお、どうしたんだお?」
俺は今までの流れを説明した。
するとブーンも同じ事をしてたらしい。
(^ω^)「僕はあそこに居る人を駅まで送ってたんだお」
どの人だろう・・あ、あの人か?
( ゚д゚ )
ちょwwwwこっちみんなwwwww
すると彼らはお話をしだした。知り合いか・・?なら好都合だ。
俺らは早く学校に向かうことにした。
- 131: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:37:14
- 駅についた。そこにはブーンもいた。
(^ω^)「あ、祐じゃないかお、どうしたんだお?」
俺は今までの流れを説明した。
するとブーンも同じ事をしてたらしい。
(^ω^)「僕はあそこに居る人を駅まで送ってたんだお」
どの人だろう・・あ、あの人か?
( ゚д゚ )
ちょwwwwこっちみんなwwwww
すると彼らはお話をしだした。知り合いか・・?なら好都合だ。
俺らは早く学校に向かうことにした。
- 132: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:37:29
- (´―`)「はァ、はァ、はァ・・」
やっぱりブーンの自転車こぎのスピードは速い。いかれてるとしか言いようが無い。
(^ω^)「そらもとべ〜るはずだお」
なんか歌ってる・・まあいいや、いくよ、ブーン。
部室についた。皆が揃うと、しぃ先生は新しいコーチの紹介をする。
(*゚ー゚)「じゃあ紹介したいとこなんだけど、まだきてないのよ・・」
・・・まさか。俺とブーンは嫌な予感がしてたまらない。
- 133: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:37:43
- (# ^Д^)「誰もきてないじゃないか!プギャプギャプギャー」
プギャーが騒いでる。あいつ、気短いからな・・。
(*´・ω・`)「ドクオ・・ハアハア」
ちょーっとそこの人、朝から濃い場面見せないでくれ。吐き気が・・ウホッ!
出来れば来て欲しくない。多分俺らの勘は当たってるからだ。
ん・・声がする。
「・・・・・なんですッ!」
俺のほんのわずかな希望はすぐに崩れ去った。
- 134: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:37:55
- ( ゚д゚ )
(^ω^)と(´―`)「ちょwwwwwwwwwwwwこっちみんなwww」
イッテー。殴られた。
(#゚ー゚)「初対面なのに失礼でしょう!?二回目ならいいけど・・」
どこか、しぃ先生は抜けている。口から出てきそうになる言葉を押さえた。
(><;)「こっ、こっ、こっ、こんにちわです!僕は和漢内 出巣(わかんないです)ですッ!
こっちは、コッチ・ミンナですッ。皆さん短い期間だがヨロシクなんですッ!!!」
とりあえずその話し方何とかしてくださいよ。和漢内さん。てか漢字なのか・・
- 135: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:38:06
- 抽選の結果和漢内コーチはオフェンス、コッチコーチはディフェンス。しぃ先生はキーパーと基礎練を担当するらしい。
(*゚ー゚)「ふふっ、当然の結果ね。彼らの担当に上手く配置できたわ」
・・当然ってか、必然でしょ。
(*゚ー゚)「ん?なんかいった??」
(´−`)「い、いえ、なにも・・」
(*゚ー゚)「私はキーパーが専門じゃないけど・・かなり絞るから覚悟してね・・?」
背中に悪寒が走る・・しぃ先生はSなんじゃないかな。
とりあえず、練習を開始する事になった。
- 136: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:38:26
- (^ω^)「声だすお〜いくお〜。
エンヤコラヨットステテココラヨット!!」
誰も声を出さない。ある意味当然だろう。
(^ω^)「??やっぱだめかお
じゃあ次やるお!テーレッテー!!」
(´−`)と(><;)と(゚∀゚)「テーレッテー!!」
うん、これがなんの音楽かわからない人はとりあえず北斗の格ゲーやってくれ。
てか和漢内さん、北斗好きなんだ。
(^ω^)「これもダメかお??うーん・・」
むしろ俺は大歓迎だ。でもみんな分からないからダメだな。
声だしを考えてると、ランニングは終わってしまった。夏休みはいつもより長めなのに
- 137: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:38:37
- ストレッチも無事に終わりいよいよ本格的な練習に・・
いやまだらしい。夏休みはフットワークという練習をとりいれるらしい。
その名の通りだが、これは意外とキツイ。特にこんなに暑い日だと
(;´−`)「きっついなあ・・ついていけるかな、俺」
('A`)「大丈夫だよ、頑張ろう」
ドクオは最近ずいぶん明るくなった。これも部活のお陰かな。
フットワークがようやく終わる。
いよいよ、本格的なボール練習に入るみたいだ。
- 138: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:39:14
- (*゚ー゚)「じゃあ始めるわね〜キーパーはこっちきなさい」
うう・・しぃ先生の言葉が怖い。やるしかないのか。
最初の練習は左右に転がったボールを連続で取りに行く練習。
敏捷性がつくんだってさ。
(´―`)「ちょwwww早過ぎる!」
一個のボールをとると次のボールがすぐに飛んでくる。
これはヤバイかもしれんね。
1セットが終わった。俺はもうバテた。
(*゚ー゚)「なにやってんの!!もう1回よ!!」
ちょwwwwブライトさん、手加減してくださいよ
ようやくこの練習が終わる。既に結構疲れたな・・
- 139: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:39:37
- そのころ、ブーンたちは・・
( ゚д゚ )「・・・・・・ワタシニホンゴワカリマセーン!hahahaha!」
・・まあとにかく「俺を抜いてみろ」ってことらしいお。
じゃあキャプテンらしく僕から・・
(^Д^)「俺が行くぞ!」
あっ!・・まあいいお。お手並み拝見だお。
- 140: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:39:48
- プギャーの思考回路
こいつ・・遅れてきてギャグみたいな事いいやがって・・
軽く抜いて、お前にはコーチなんて無理だ!プギャー!
確かにコッチさんは体格は抜群にいい。正攻法では抜くのは無理だろう。
プギャーは考えた。・・やっぱ速さでやるしかないな。
(^Д^)「行くぞっ!プギャー!!」
とりあえずボールをもらうまえに思いっきり加速しておいて、彼をスピードで抜く作戦にでたようだ。
プギャーはゼロステップを踏み、何故か一度静止してしまった。
(;^Д^)「・・・こいつ」
プギャーはなす術なく、僕らの列に戻ってきてしまった。
- 141: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:39:59
- (;^ω^)「どうしたんだお?プギャー・・・」
プギャーは一対一をする時、今までこんな事はなかった。例え、抜けなくても必ずシュートまでは持っていく。
そのプギャーが、なす術なく帰ってきてしまったんだ。
(;^Д^)「・・・なにかは分からない。だけど、あいつは何かが違う。俺がいえるのはそれだけだ」
(;^ω^)「・・・・何か?」
何か、の正体とはなんなのか。確かめる為に僕が・・・
(*´・ω・`)「僕が行こう・・・ウホッ!」
・・なんか危ない気がするけどいいお。頑張ってお。
- 142: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:40:10
- (*´・ω・`)「・・ウホッ!いい男!」
僕はドクオが居る事も忘れて、目の前に居る男に夢中だ。
鍛えられた肉体、色黒い肌、高い背・・どれをとっても完璧だ。
(;゚д゚ )「・・・・・・」
コッチはうすうすショボンの思考に気が付いてるみたいだ。
(*´・ω・`)「ハアハア・・。ハッ!ハンドとは無関係!
いざ、参る!」
体格だけで見ればショボンもまけちゃいないお。勝てる確率はあるお。
- 143: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:40:22
- (´・ω・`)「僕はスピードでは勝負しない・・。敏捷性で勝負するよ」
ショボンはマッチョな割りに足もかなり速い。敏捷性もだ。
ショボンはボールを貰うと、体を素早く横に揺らす。
(;゚д゚ )「!!」
流石にこの動きにはビックリしてるようだ。かなり翻弄されている.
(;´・ω・`)「くっ・・・・!!」
それなのにショボンは動揺してるみたいだ。なぜだお??
- 144: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:40:33
- ショボンは翻弄する動きを繰り返す。
コッチも手加減しない。なかなかスキを見せてはくれない。
(;´・ω・`)「・・・・ならこれならどうだ!」
ショボンは右方向に体を向ける。ん・・バレバレだお。
と次の瞬間瞬発力を駆使して思い切り左へ飛んだのだ。
(;゚д゚ )「!!!!」
さすがにコッチもこれには反応しきれないみたいだお。ショボンの勝ちだお!
- 145: (´‐`) :2006/11/22(水) 20:40:43
- (゚д゚ )「・・・・・・・」
(;´・ω・`)「グッ!!!」
完全に抜いたと思ったのにショボンは、コッチの長い手に阻まれてしまったのだ。
(゚д゚)「アマイデース」
ちょwwwwwこっちみるなおwwwwwwww
日本語しゃべれるじゃないかお・・・・
(゚д゚)「アイテノタイカクモアタマニイレナイトダメデスヨーソレトジブンノタイカクモ・・・」
('A`)「・・!」
その言葉にドクオはなにかひらめいたみたいだ。
;'A`)「・・僕がいく!」
- 146: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:41:16
- ドクオ・・何か考えでもあるのかお?
確かにドクオはハンドボーらーにしては170cmと小柄な方だお。
だが・・プギャー、ショボンですら抜けなかったコッチをぶくことなんて可能なのかお?
僕は、ドクオのプレーをじっくり見させてもらうことにしたお。
ドクオ・・一体何を考えてるんだお?
- 147: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:41:52
- ドクオは昔、サッカーをやっていたんだお。
その体さばきを使って対応するのかもしれないお
( 'A`)「・・僕がこいつに勝つには、あれしかないな」
ドクオは自分なりに方法を考えている。多分やることは決まっているのだろうが。
( 'A`)「いくぞ!!」
ドクオは勢いよく飛び出す。そして相手の前でなぜか止まった
(;^ω^)「あいつ、何考えてるんだお・・?」
当然僕には理解できなかったお。彼は敏捷性はあるっちゃあるお。
でもいきなり止まっちゃそのスピードを生かしきれないお。
ドクオは昔、サッカーをやっていたんだお。
その体さばきを使って対応するのかもしれないお
( 'A`)「・・僕がこいつに勝つには、あれしかないな」
ドクオは自分なりに方法を考えている。多分やることは決まっているのだろうが。
( 'A`)「・・・・」
(゚Д゚)「・・・・」
二人は9メーターラインの近くで、対峙している。
・・一瞬、時がとまった様に静かになった。
痺れを切らしたのかコッチコーチから仕掛け始めた。
(゚Д゚)「フンフンフン!」
コーチはドクオを捕まえにかかる。
だが、ドクオはまるでそれをまっていたかの様に動き始めた
( 'A`)「今だっ!」
- 148: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:42:21
- ドクオは一瞬体を小さく丸める動作をとったお。
(;゚Д゚)「キ、キエタ・・」
そうかお、こういうことかお。
コッチコーチは体が大きいお。それゆえに低い位置にいれば、いる程、彼の視界は狭まるお!
ドクオはそれを利用したのかお
( 'A`)「・・もらった!」
ドクオは小さい体をさらに小さくして、瞬発力で思いきり左にとんだんだお
・・その方法は上手くいったみたいだ、ドクオは華麗にコッチを抜いていった。
( 'A`)「や、やった!」
だけと彼は抜いたことに感動して、シュートを打つのを忘れていた。
(゚Д゚)「・・・・」
コッチは唖然とした顔でドクオを見つめていた。
その頃、俺は・・
(*゚ー゚)「ホラッ、次ボールきてるわよ、ボケッとしない!」
しぃ先生に乱打をうけていた。
(´―`)「なっ、ちょ、ヤバイってw」
こんな練習きいたことがない。しぃ先生は、一人でやってるのに、ガンガン速いシュートがとんでくる。
俺は苦戦していた。
これは反応だけでなんとかできるもんじゃない。
位置取り、しっかりやらないとな・・
- 149: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:42:51
- 位置どりとは、キーパーはちゃんと相手のボールに合わせていかないと、いくら反応がよくても取れたもんじゃない。
だから、相手のボールに合わせて、いつでもボールに飛んでいけるようにするんだ。
(´―`)「よし、基本に忠実に・・」
俺は剛先輩に教えてもらったことを思い出した。
(*゚ー゚)「ホラホラッ、次いくわよ!」
よし、全ては基本ってね・・
俺はその言葉を胸にしまい、位置取りを始める。
そういや、今までちゃんと位置取りなんかしたことは無かったような。
だから、いつも必死でとめに行ってたのかもな。
・・いける!さっきまで苦戦していたボールが、驚く程簡単に見える。
(´―`)「!」
俺は来たボールに間髪を入れずに飛んでいた。
いける・・これなら!!
- 150: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:43:21
- パシッ・・ようやく一球触れた。そのボールは後ろにそれていく。
(´―`)「やった・・ようやく止められたよ」
なにかを掴んだようなきがする。ようやく初心者キーパーから一人前になれたような・・そんな感じ
そんな様子をしぃ先生は微笑みながら見つめていた。
(*゚ー゚)「彼も成長してるのね・・
はい、気抜かない!!次いくわよ!!」
(´―`)「はい!!」
その練習は一時間近く続いていた・・
(;^ω^)「はぁはぁ、ぬけないお」
プレイヤーはプレイヤーで結局、ドクオ以降誰もコッチを抜くことに成功していない。
プギャーとショボンは結構いい線までいくが、結局はばまれてしまう
ジョルジュはというと
(゚∀゚)「・・おっぱい」
なんか彼なりに悩んでるみたいだよ。
(;^ω^)「どうやったら抜けるんだお?」
ブーンはその答えをなかなか出せずにいた。
(*゚―゚)「はい、じゃあ次の練習うつるわよ〜」
ブーンは結局答えを見つけられなかったのでウズウズしてるみたいだった。
次はポジションシュートの練習をするようだ。
ポジションシュートとは、自分のポジションに入って、それぞれのシュートを練習する。
この練習のコーチは和漢内コーチに変わるようだ。
- 151: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:43:49
- 和漢内コーチはなぜか突っ立ったままだ。
・・やる気あるのか??
早速練習が開始される。
(;><)「ちょ、きみ、くるんですッ!!」
(^ω^)「ん、僕かお?」
今シュートを打っていたブーンが呼ばれた。
(;><)「・・・・・・、・・・・・・」
和漢内コーチはなにかアドバイスをしてるようだった
( ^ω^)「わかったお!」
ブーンが戻ってきた。あいつはどうもサイドシュートがいまいちなんだよな。
(^ω^)「もう一回やるお!」
・・ふん、ブーン程度俺が楽勝にとめてやるよ。余裕だよ。
俺は正直舐めてかかっていた
- 152: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:44:16
- ・・その時のブーンのシュートはまるで別人が打ったようなシュートだった。
(´―`)「う、うわっ!」
俺は思わず萎縮した。
いつもの目で簡単におえるシュートではなく、キレのある、速いシュートだった。
( ^ω^)「ほ、ホントに僕の投げたボールなのかお?」
本人もビックリしてるみたいだ。
あのコーチ、ただもんじゃない・・
(;><)「フッフッフッ・・・ゴホンゴホンですッ!」
似合わない行動するからですよ・・
そんなこんなで、いいコーチを率いた俺達は、キツイながらも楽しい練習を、こなしてきた。
お盆の前に、二人のコーチは去っていった。
(;><)(゚Д゚)「色々と忙しい(んですッ!)」
らしい。短い期間だけど、皆コーチから技術を吸収してたみたいだ。
皆上手くなってきた。もしかしたらギコ先輩の無念もはらせるかもしれない・・
そんな考えているうちにあっという間にお盆休みになったのだった。
第6話 地獄の夏休み 完
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