( ^ω^)ブーンがハンドボールを始めるようです

153: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:44:49
  
第七話 それぞれの夏休み

ヤバイ!!遅刻だ遅刻だ!!寝坊したよ!!

俺はブーンに遅れるとのメールを入れといた。

数分後、メールが返って来る。

「今日からお盆休みだお。慌てすぎだおww」

・・そうだった。今日からお盆休みだったんだ。

慌てて損したよ。二度寝する事にした。・・こんな夢をみた。

・・ここはどこだ?俺はどこにいるんだろうか?

「ちょ、祐、後ろ後ろ!!」

ん、試合してたんだっけ?良く分からないけど頑張んなきゃ

俺は辺りを見回してみる。

ん、観客席の方になんか貼ってあるぞ。

全国・・ハンドボール大会・・。

ちょwwwwなんでこんな所いんだよ・・。

今は自分のチームのディフェンスみたいだ。辺りなんか見回してる場合じゃない。

ん、自分のチームがせり負けてる。これはマズイ・・

完全に集中力はかけてる。それを相手に見抜かれるようにシュートをうたれた。

ヤバイ、ヤバイって・・



154: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:45:15
  
シュートが入るか入らないかのところで目が覚めた。

・・危ないとこだった。ホントの試合じゃなくて良かったと心から思った。

家にいるのも非常に暇だ。なにしようか迷う・・

どうしようかな・・。

とその時、一通のメールが届いた。
「祐、今日暇かお?良かったら近くの広場で練習しないかお?」

ブーンからだ。あいつ墓参り行かなくていいのかな?

「墓参りとか行かなくていいの?」
ん、返信が返って来る。

「ブーンはいいんだお。祐は平気かお?」

今年は親父が忙しいみたいで墓参りには行けないみたいだ。親父は休みが不定期だから。

だから俺んちは少し遅れてから墓参りにいく。

「うん。平気。何時からやる?」

数通メールを繰り返し、集合時間と場所が決まった。よし、準備しないと・・



155: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:45:40
  
準備もすませた事だし、そろそろ行くか・・

そう思い外に出ようとする。

と、いつもの通りカーチャンだ。最近何言うんだが心配でたまらない。

カーチャン「練習?頑張って来なさいね」

珍しく普通だ。なんかニヤニヤしてるのを除いては。

この笑顔恐ろしい・・さて広場に向かうとするか・・

広場は、最近の広場にしては結構でかい。

未だ壊されずに残っているのは嬉しい限りだ。

( ^ω^)「おーい、祐〜」

ブーンがやってきた。今日は時間ピッタリだ。珍しい。

( ^ω^)「あと、ドクオとショボンもくるお」

ジョルジュとプギャーは家遠いし、仕方ないよな。

・・あの二人もお墓参りいかないのか。



156: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:46:01
  
ん、今気がついた。道具あるの?

ハンドボールは意外に高価だ。確か一つ4000円くらいしたような気がする。

(´―`)「ねえブーン、道具あるの?せめてボールくらい・・」

(:^ω^)「・・忘れてたお。ドクオかショボンがもってなかったらひたすら走るお」

ちょwwwww計画性ないな・・まあそれがブーンだ。仕方が無い。

とりあえず、二人が来るのを待つ事にした。

そういや、俺には一つ聞きたいことがあったんだ。いい機会だし聞いてみようかな。

(´―`)「ねえブーン、入学したばっかの事、覚えてる?」

(^ω^)「うん、覚えてるお。しっかり鮮明に・・」

なら大丈夫だな、聞いてみよう。

(´―`)「なんでハンドボールにあんなに興味持ってたの?」

ずっと気になってた。あいつのやる気は人一倍だったから。

どんな答えを返してくるのだろうか。



157: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:46:27
  
(^ω^)「特に理由なんてないお。あるとすれば・・」

(^ω^)「なんかかっこいいって思ったからだお。興味を持つ理由はそれだけで充分だお」

・・高校生らしい答えだ。ブーンらしいとも言えるかな。

(´・ω・`)('A`)「おーい」

二人がやってきた・・。聞きにくいけど聞くしかないな

(´―`)「ねえ・・ボールとかもってる?」

(´・ω・`)('A`)「え・・?道具?ブーンが持ってきてるんじゃないの?」

・・・やばい、この二人、持ってないみたいだ。

(;^ω^)「・・ごめんだお。忘れちゃったお」

二人の口からため息がでる。そりゃそうだ・・

(´・ω・`)「どうせそうだって予想してたよ・・はい、これ」

なんと、人数分ボールがある。

(´・ω・`)('A`)「二人で運んできたんだ。なんかお礼しろよな」

ちょwwwwwストレートすぎwwwwww

・・まあいいか。これで練習できる。



158: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:46:51
  
でもここはただの広場だ。ゴールも線もない。どうすんのよ?

(;^ω^)「とりあえずアップするお!」

二人はブーンにしぶしぶついていった。

あいつのアップは長いから・・妙に張り切るし・・。

(´―`)「じゃあ俺は自分のアップでも始めるかな」

俺は走らず、ストレッチを始める事にした。
言い忘れていた。キーパーはしたのボールが来た時、咄嗟の反応で、スライディングを使う時がある。

そのために体は柔らかくしなくちゃいけない (作者は体がマジ固いので苦労してます)

幸い、俺はそこそこ柔らかい方だったので、わりにスライディングは出来るほうだ。

・・ここは砂固そうだし、スライディングはしないけど。

次は壁当てを始める。俺は肩が野球部時代から悪かったので、練習では結構スローイングの練習をする。

ハンドをはじめてからまだ三ヶ月くらいだけど、確実に進歩することができた。

それは、周りの環境がいいからだ。ここに来て、自分は昔のネクラの自分より確実に変わり始めていた。



159: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:47:28
  
戸惑いもあるけど、嬉しさの方が大きい。

これであの子が彼女になってくれたら・・・最近は妄想ばかりだ、恥ずかしい話・・

でも俺には未だに女の子とどう接したらいいのか良くわからない。だからまだまだ先の道のりみたいだ。

・・いけね、考えごとが過ぎる。アップ再開しなくちゃ。

とりあえずランニングしておく。体が冷えたままで怪我したら話にならないから・・

おっ、みんな戻ってきたみたいだ。

(;´・ω・`)(;'A`)「・・・・・ハアハア」

やっぱ二人とも疲れてる・・ブーン相当飛ばしやがったな。倒れこんでるもん。

(^ω^)「お?二人ともごめんお・・」

ブーンは実は努力家だ、夜、こっそり走ってるのを俺は知ってるんだから。

それにサイドだし、一番走る機会が多い。だから体力は二人の二倍くらいある。

(´ー`)「ブーンらしいな」

俺もあの位体力あったらな・・キーパーでも体力はなきゃやっぱ疲れる。

足は普通より速いけど、体力は正直ない。持久走とか大嫌いだ。

とりあえず二人一組でキャッチボールを始める事にした。



160: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:47:56
  
俺はブーンとだ。最近あの二人の仲には誰も入れなくなってる。

マズいなぁ・・ホントにホモになりそうで恐い。
(*´・ω・`)(*'A`)「楽しいなあ」

なんでハァハァしながらキャッチボールしてんの?キメェwwwwww

俺は向かい側のドクオに悟られないように、ボールを当てといた。

ブーン、球随分重みが増したな・・これも和漢内コーチのお陰かな?

改めて、みんなの成長には驚かされるばかりだ。
(゚∞゚)「・・・・」

さっきから、40歳くらいのおじさんがこっちをガン見してくる。

見られるのってなんか興奮すr・・・いやいや、そんなことないぞ!これ以上変態になっても仕方ない。

とりあえず練習続けよう。でもキャッチボールには飽きてきたな。

なにしよう・・?



161: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:48:22
  
(´・ω・`)「僕に任しとけ」

ショボンがなんとかしてくれるらしい。彼は学年一を争う頭脳の持ち主だ。

頼んだ、ショボン!

んー・・そこに線引いて、そこにも線ひいて・・

(´・ω・`)「よし、出来たよ。これでゴールの横幅くらいは分かるはずだよ」

ん〜さすがショボ・・・ん、こんなの誰でも出来るよ。


(*^ω^)「凄いお、さすがショボン!!」

・・バカが一人いた。さすがはブーン・・

人数少ないけど簡単にミサイルをやることにした。

・・ッ!・・・ッ!・・・ッ!

痛い・・成長してるのはブーンだけじゃない。あんなにしょぼかったドクオの球ももうかなりマトモなボールになってる。

ショボンは元々球は速かったが、ちゃんとボールを握れてないせいでコントロールが悪かった。

それももうしっかり改善され、今となっては自由自在にボールを投げ分けてる。球はええ・・

(´―`)「おまえら・・ちょっとは手加減しようよ」

さすがに痛い。最後まで終わったけど、休みの日もこんなのを受け続けるのはたまったもんじゃない。

ミサイルが終わったので他の練習に・・ん?さっきのおじさんが近くによってきたぞ・・



162: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:48:43
  
(゚∞゚)「俺がコーチしてやるチュン!こう見えて俺は昔ハンドボールやってたんだチュン!」

あ〜はいはい、やっぱこの町には変なのしかいないんだな。シカトすることにした。

(゚∞゚)「ちょwwwwwシカトすんなチュン!だったら証拠を見せてやるチュン!ボール貸すチュン!」

・・仕方ないな。

(´―`)「じゃあ俺とPTで一本のみの勝負をしましょう。外したら帰ってくださいね」

(゚∞゚)「望むところチュン!」

あ〜あ、めんどくさいことになっちまった。

PTとは・・ペナルティースローの略。

ゴールから七メートルのとこにラインを引き、そこからシュートを打つこと。

サッカーのPKと思ってもらえれば分かりやすい。

(^ω^)「準備できたお!」

(゚∞゚)「よし、合図頼むチュン!!」

・・ん〜あながちホントみたいだ。この威圧感・・無責任なこと言わなきゃよかった



163: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:48:58
  
俺はおっさんの手に全神経を集中させた。

う・・脂汗が出てくる。この威圧感。相手の目を見た瞬間、ヘビに睨まれたカエルになりそう・・。

こんなタイプの人間はウチのチームにはいない・・

同時に、興味も湧いてきた。こんな人の教えも受けてみるべきじゃないか・・?

でも手加減する訳にはいかん。俺は再び意識を相手の腕に戻す。

彼はまだ静止して俺を睨んだままだ。



164: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:49:11
  
・・これはマズイな。静止してるだけでも相手の雰囲気に飲み込まれかける・・

相当な精神力の持ち主・・!!

・・!動いてきた!俺の体は思わず反応してしまう。

打ってくるんだろ?もう予測出来てる!!きなよ!

・・え、打ってこない。フェイントだ!俺は大きく右に動いてしまった。

しまった・・もう彼は打つモーションに入ってる。

俺はいちかばちかで思い切り、左に飛びなおしてみた。

だが、彼のレベルの高さを再び思い知らされる事になる。



165: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:49:43
  
(´―`)「オラッ!オラオラオラ!!」

タンデムだ!!・・よくこんな事言ってられる余裕があるな、俺・・

あの構えは左にしか打たない!!そう確信していた。

(゚∞゚)「甘いチュン!」

彼は思い切り手首を右に返し、俺が飛んだ逆方向にボールを放り込んだ。

この間三秒である。

・・ちっ、完敗だ。このおっさん、ただものじゃない。

(゚∞゚)「ハッハッ!まだまだ若い者には負けないチュン!」

(;^ω^)「あんた・・何者なんだお?」

ブーンもその凄さには気が付いてたみたいだ。

(゚∞゚)「私?私はただ昔にハンドボールをやってただけ。普通の人間だチュン」

・・並みの選手じゃ出来ないことをやってるから質問したんだけどな。

(´・ω・`)「ん〜・・僕はあなたをどこかで見たことあるんだが・・思いだせない」
(゚∞゚)「多分気のせいだよ。世界には似てる人は三人いるっていうじゃない」
(´・ω・`)「そうですけどね・・・」

いや、そんな特徴的な顔してる人なかなかいないって。

(゚∞゚)「じゃあ約束どおり、コーチするチュン!」

正直、大歓迎だ。今日で、彼の球を一球は止められるようになりたいな。



166: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:50:12
  
(゚∞゚)「ほら、もっと手首を柔らかく使うチュン!それじゃさっきのシュートは打てないチュン!」

プレーヤー三人組みはさっきのシュートに憧れたのか、PTの仕方を教わってるみたいだ。

だけどあの手首の動き、一日でマスターできるもんじゃないって。

あんなことしようなんて無理無理無理無理!

(゚∞゚)「さて・・君たちはその手首の使い方をマスターするまでやってるチュン
君は私の球を止められるように特訓だチュン」

(´―`)「あ、はい。ヨロシクお願いします」

願ってもないチャンス。彼はかなり上手な選手だ。彼のボールを止められるようになれば、並みの選手は楽なはずだ。

何かわかるように注意して見ないとな・・。

最初はとりあえず動かないで相手の腕だけ見てることにした。

(゚∞゚)「それでいいのかチュン?」

ん・・言われた。これはあえての作戦。だから問題ない。

うしろのネットにボールが当たる音が聞こえる。もうボールは放たれていた。

しまった。集中力を切らしてしまってたみたいだ。

(゚∞゚)「いつもフェイントしてくる訳じゃないチュン。
君はさっき、私のフェイントを見て同じようなシュートが来ると思ってたんじゃないかチュン?」

・・図星だ。全て見抜かれている。

(゚∞゚)「どんなシュートがきても対応できるような考えを持つチュン
PTは駆け引きだチュン。圧倒的にシューターの方が有利って事を頭に入れるチュン
その分シューターにはプレッシャーも大きいはずだチュン」

確かに。シューターは状況が有利だ。だからこそ確実に決めなきゃいけない。

感じるプレッシャーは大きい。

キーパーは止める確率は低い。だから決められて当たり前。相手をどう崩すか考えればいいんだ。

そう思うと俺の緊張は不思議と消えていった。

(゚∞゚)「さあ、次いくチュン!」



167: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:50:33
  
だけど、頭で分かってても体は上手に動いてはくれない。

彼は百戦錬磨のプレーヤー。そう簡単にはいかない。

かれこれもう一時間がたつが結局一球も止められなかった。

(;^ω^)(;´・ω・`)(;'A`)「コーチ、ダメです。難しいです(お)」

彼らも苦戦してるようだった。だが、フェイントは覚えていたみたい。

これからの練習で使えるようになるだろう。

(゚∞゚)「なかなか一日で出来るような事じゃないチュン!仕方ないチュン!
さあ、私ももう時間が無いチュン。これで最後だチュン」

(´―`)「は、はい。頑張ります」

(゚∞゚)「君なりの考え、最後にしっかり示して欲しいチュン」

わかったよ。最後に俺の考えてた奇策、実行します。

合図がでた。さあ、やるか・・



168: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:50:44
  
俺は今までの立ち位置より数歩前にでた。これが答えなのかは誰にもわからない。

(゚∞゚)「・・・・・」

彼は無言で俺の方を見続ける。相変わらず凄い威圧感だ。しかもさっきより近い位置に居る。プレッシャーで押しつぶされそうだ。


(;^ω^)(;´・ω・`)(;'A`)「・・・・・・・」

三人も固唾を飲んで見守っているみたいだ。

ξ゚听)ξ[あっ、あれ、ブーン達じゃない?」

川 ゚ -゚)「ホントだな。何かしてるみたいだぞ」

でも完全に向こうに行ける雰囲気ではない。こちらがわで見学してることにした。

・・てかこの二人もお墓参りいってないのね。



169: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:51:05
  
(;´―`)「くっ・・・・・!」

一瞬の沈黙なのに、その時の俺にとっては何分にも感じられる。

次の瞬間、彼は間髪いれずに思い切り、右下を狙ってきた。

(´―`)「・・もらった!!」

俺は思い切りスライディングをした。だがボールの高さにあってなかった為、足の先がはじいただけだった。

ここでスライディングが役に立つとはね・・

(;´―`)「ま、マズイ!!」

はじいたは良いものの、ボールの勢いはまだ残っている。

ゆっくりボールは転がっていき、ゴールの中にはいってしまった。
(;゚∞゚)「・・・・・・」
(;^ω^)(;´・ω・`)(;'A`)「・・・・・・」
ξ;゚听)ξ川; ゚ -゚)「・・・・」
(;´―`)「・・・・」

何故かみんな数秒間言葉を失った。よくは分からないが、言葉が出なかった。

(;'A`)「た、たかがPTなのに、こんなに迫力のあるPTを見たのは初めてだ」

確かに・・俺もこんなシューターを相手にしたのは初めてだ。

(゚∞゚)「たかがPT。されどPT。あんまりないがしろにしちゃいけないチュン!
さて、私はそろそろ行くチュン!」

そういい、彼が去っていく・・



170: ◆gk43jgqTBM :2006/11/22(水) 20:51:17
  
(´・ω・`)「ちょーっと待った!あなたの名前は!?」

彼は足を止める。そういや名前聞いてなかったな。

(゚∞゚)「・・私の事は忘れなさい。せめて呼ぶならポルナレフ、とでも呼んでくれ」

ちょwwwwwwあんたジョジョファンかwwwww

ポルナレフが最後に恥ずかしい姿を見せて去っていった。

もうこんな時間か・・そろそろ帰らないとね。

川 ゚ -゚)「じゃあ行こうか」

クーたちも去っていく。なんで話し掛けなかったのか?

川 ゚ ー゚)「祐、確実に成長してるみたいだな。頑張れよ」

(^ω^)「そろそろ帰ろうお。おなかすいたお」

確かにな・・それぞれの家路についた。

早く練習の日が来るといいな・・・

第7話 それぞれの夏休み 完



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