( ^ω^)ブーンがハンドボールを始めるようです
- 59: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 19:40:31.36 ID:qjXsm3ow0
- 第十話 決勝戦
ラウンジ高校に勝った俺らは、その後名無し高校、ガチホモ高校を破り、
決勝まで駒を進めた。ニュウソク、ラウンジと隠れた強豪を打ち破った俺らにとって、
他の高校なんて敵じゃなかった。それだけ勢いに乗っていた。
そして今日当たるは、二張大学付属高校。
ここは私立で、ここらへんでスポーツ、学力の成績は一番。
向かう所敵なしの高校だ。その名は全国に響き渡ってる。
ハンドは強いのかはしらないけど・・
- 60: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 19:42:59.62 ID:qjXsm3ow0
- ・・キセントリック!!エキセン・・ピッ
んん・・?よく分からない夢を見た。なんで説明なんてしてたんだ?
まあいい、今日は決勝戦だ。気を引き締めていかないとな・・
あ、ちなみに今日の高校の読みは、にちゃんと読む。
決勝もうちでやる事になった。ラッキーだね。ホームなら有利に展開を進められるよ。
とりあえず急いで準備して早めに行こう。ショボンに何されるかわからないからな・・
- 61: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 19:46:47.13 ID:qjXsm3ow0
- 準備完了して、急いでしたに降りる事にした。
今日はもう夏休みも終わりかけの頃。ちゃんと宿題、課題はやってある。
そこらへんは問題ない。心配なのはブーンだな・・
部長だけど、学力は部でビリときたもんだ。困るよキャプテン・・
クーは名無し高校の時に風邪から復活して、マネさんの仕事頑張っていた。
早く治ってホントに安心した。これでクーの顔が見れる。嬉しい限りだ。
ん・・母親がコッチみてる。こっちみんな。
- 62: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 19:49:44.35 ID:qjXsm3ow0
- カーチャン「女の子のこと、考えるのはいいけどね。
早く彼女作って紹介しなさいよ。出来て黙ってたらぶっとばすからね?」
・・カーチャン、最近恐いよ・・
カーチャン「じゃあ試合頑張ってきなさい?今日勝てば優勝でしょ?
必ず勝ちなさい。カーチャン見に行きたいんだけど忙しくてね・・」
なんか、見られるのも恥ずかしいので、ホッとした。
よし・・頑張るぞ!自転車に乗って、学校に向かう。
- 64: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 19:56:23.58 ID:qjXsm3ow0
- 学校に行く途中、ブーンにあって一緒に学校に行ってる。
ブーンは今日ツンよりも早く出てきたらしい。あいつもショボンの存在が気になるから。という事だった
やっぱ同じだよね・・
(^ω^)「今日勝ったら優勝だお!僕らの最強街道まっしぐらが始まるお!」
な〜に房臭いこと言ってんだか。こいつは・・
(;´−`)「・・まあな。今日は確実に勝とうな。かっこいいプレーとかいらないからな」
(^ω^)「大丈夫だお!今日はブーンの必殺技が炸裂するお!だから必ず勝つお!」
・・結構ぶっ飛んだこと言ってるけどいいか。やる気はあるんだし。
- 65: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 19:59:53.07 ID:qjXsm3ow0
- 今日の相手は恐い。だってあの二張高校だから・・
二張高校は野球がもの凄く強い。ここらへんではぶっちぎりで甲子園にも出てる
最初はここに行ってみたいと思ってた。でも学力が明らかに足りないからあきらめたんだ
・・ホントは中途半端な気持ちで受験に取り組んでたかもしれない。
でもここに来て後悔はしてない。むしろ感謝してる。
ハンドボール、皆、クーに会えたから。
今はこの時間を大切にしたい。そう思ってる。
- 66: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:03:21.39 ID:qjXsm3ow0
- (^ω^)「祐・・?祐!!どうしたんだお?ボーッとして
おにゃのこのことでもかんがえてたのかお?フヒヒ」
この笑い方・・キモいんだよなぁ・・いつもは普通なのに、女の子関連になると絶対こうなるんだよな。
良く考えたら、俺はブーンのおかげでハンドボールを始めたんだよね。
(´−`)「ブーン、ありがとな」
俺はそういうと、なんか恥ずかしくなった。だから、チャリのスピードを上げた。
(;^ω^)「あ、祐!まつお!!」
・・今日は勝てる!そんな感じがしてきたよ。
- 68: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:07:01.39 ID:qjXsm3ow0
- 学校に到着した。今日は早めにきたから、いつもより静かだな。
(;^ω^)「フー・・だお。祐、チャリこぐの速すぎだお」
(´−`)「あぁ、ごめんな?でも遅刻したらマズイじゃん」
明らかに照れ隠しの、ありえない理由を挙げるとブーンは・・
(;^ω^)「?今日の祐はどこか変だお。」
(´−`)「俺はいつも変だからきにすんな」
とりあえず、部室のカギを取って、部室を開ける。
- 70: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:10:44.11 ID:qjXsm3ow0
- 今日は一番乗りだ。ショボになんかされなくてすむよ。
数分後、部室の扉が開く。
ξ゚ー゚)ξ「おはよー!!あら、あんた達珍しく早いわね」
(*^ω^)「キャー!ツン変態だお!僕が着替えてる時にはいっt・・うぐッ!」
ブーンは軽く腹を殴られた。
ξ#゚听)ξ「・・誰もあんたの着替えなんて見たいと思わないわよ」
(;^ω^)「うぅ・・軽い冗談ですお。ごめんなさいお」
全く・・朝から夫婦喧嘩もいいとこですね。あなた達。
- 71: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:14:14.52 ID:qjXsm3ow0
- ξ゚ー゚)ξ「祐、他のみんなはまだなの?」
(´−`)「うん、今日は俺らが一番乗りだよ。
この前一番最後だったからね、早めにきたんだ」
ξ゚ー゚)ξ「フーン・・ブーンと祐にしてはいい心がけじゃない
これからも早く来なさいよ?」
今までわるうござんした・・これからは早く来ます。必ず・・
(´・ω・`)「やあ。おっ、祐とブーン、珍しく早いじゃないか」
おっ、噂のショボが来た。今日は文句なしだよね?
- 72: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:17:06.46 ID:qjXsm3ow0
- (´・ω・`)「うん、今日は上出来だね。これからそれを続けてくれ。
それでこそキャプテン、副キャプテンだね。あ、プギャーが来てないな。
あいつは・・ウフフフフ」
ゾクゾクゾク!!嫌な寒気だ・・いつもよりも数倍。プギャー、早く来ないと・・ヤバイって。
とりあえずメール送っとく。
「早く来い。ショボンに掘られんぞ」
これで、プギャーは速攻で来る!!問題ない!今日も安心して過ごせるよ・・
ん・・?誰か来たよ。
- 73: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:20:50.20 ID:qjXsm3ow0
- |┃≡
|┃≡
ガラッ.|┃≡
.______|(;^Д^) < 遅刻してすいませんプギャー!!!!
| と l,)
______.|┃ノーJ_
- 74: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:23:54.26 ID:qjXsm3ow0
- プギャー・・俺がメールしてから五分とたたずにやってきた。
(´・ω・`)「プギャーか・・まあ今日のところは許してあげる。
次から気をつけてね」
(;^Д^)「ハイ、ハイ!!!!すいません!!!」
流石に必死だな・・当たり前だ。俺も必死になるもんよ。
ん、プギャーが俺の方へやってくる。
(;^Д^) 「知らせてくれてありがとう・・」
凄い切実にお礼言ってきた。珍しいな・・まあ、アレがかかってりゃあな。
- 75: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:25:55.71 ID:qjXsm3ow0
- 他の皆も集まり始めていた。ん〜クーがまだ来てない。
なにしてんのかな?また風邪引いたとかじゃないよね?
とりあえず準備は終わった。みんながグランドに出ようとしたとき・・
- 77: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:27:00.35 ID:qjXsm3ow0
- |┃≡
|┃≡
ガラッ.|┃≡
.______|川 ゚ -゚)
| と l,)
______.|┃ノーJ_
- 78: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:30:20.98 ID:qjXsm3ow0
- クーだ。何も言わずに部室に入ってきた。
さすがクー・・度胸あるなぁ。
クーは速攻で準備を終わらせて、
川 ゚ -゚) 「さあ、グランドにでようか」
・・ある意味スゲー。
皆はすぐグランドにでて、準備を始める事にした。
相手はあの二張。例え、無名のハンド部でも二張のハンド部。
油断するわけにはいかない。必ず勝って優勝するからな・・
- 79: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:35:25.13 ID:qjXsm3ow0
- 今日はコート数が少ない。準備はすぐに終わった。
(^ω^)「じゃあ、まだ時間あるから、各自でアップしてくれお!
体温まり次第ボール使った練習を始めるお!」
俺はストレッチを重点的にやった。怪我する訳には行かないからね。
ん・・?クーが俺に話し掛けてきた。
川 ゚ -゚) 「今日の調子はどうだ?」
(´−`)「ん〜まだなんとも言えないかな。多分いけるよ」
川 ゚ -゚) 「そうか、今日の試合はきっとキーパーが大事になる
頑張ってくれ」
ありがとうクー。俺はその言葉で更にやる気がでた。
必ず勝って優勝だ・・!ん、皆アップし終わったみたいだな。
- 80: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:40:47.96 ID:qjXsm3ow0
- (^ω^)「じゃあミサイル始めるお!祐、キーパー入ってお!!」
合点承知!!
うん、ミサイルやって確信した。今日の調子は上々だな!
今日なら、ぃょぅのボールも止められそうな気がした、
ミサイルが終わって、今日は時間があるからという事でロングシュートの練習をするらしい。
う〜ん、ウチのチームはロングの決定率いまいちだもんな。
確実に決めるのはプギャーとショボンくらいなもんだ。
ブーンにいたってはサイドシュートも外すからな・・
- 81: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:44:17.12 ID:qjXsm3ow0
- うん、皆ロングシュートうまくなってるね。
これなら何とかなるかもね・・
おっ、二張高校の奴らが来たみたいだ
どんな奴らかな・・
俺らは彼らを見たとき、言葉を失った。
- 82: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:46:18.23 ID:qjXsm3ow0
- ( ・ω・)
ノ'⌒` ´⌒ヽ
( ,、 ゚ 人 ゚ノ'ヽ
/( ノヽ ミ 仝ミ/>' 〉
\`ξ~~~~~~~ヽ´
|__/__|
( , ノ( 、 ノ
| / | /
(__) (__)
まさにこんな感じの奴らがいっぱいですよ・・
- 83: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 20:51:11.51 ID:qjXsm3ow0
- (;;;;^ω^)「ま、ま、ま、まあ何とかなるお」
どうみてもその顔はなんとかなる顔ではありません。
本当にありがとうございました。
・・ヤバイなぁ。ガタイマックスじゃないか、何とかなんのかな・・
(*´・ω・`)「マッチョが沢山・・ハァハァ」
(#'A`)「・・ぶっ潰す」
ショボンは喜び、ドクオは嫉妬で
(゚∀゚)「おっぱいおっぱい!!」
ジョルジュは相変わらず変人な訳で・・
- 86: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:22:00.57 ID:qjXsm3ow0
- とりあえず、シュート練習が終わり、しぃ先生から集合がかかる
(*゚ー゚)「スタメン発表するよっ!!今日勝てば優勝だからがんばってね!」
おっ、しぃ先生も気合充分だな。
(*゚ー゚)「マッチョが何よ!あなた達はこれまで頑張ってきてるわ!
まけるはずないのっ!」
ちょっと暴走気味だけどいいか・・
サイド( ^ω^) 45(´・ω・`) センター(^Д^) 逆45('A`)
逆サイド(゚∀゚) ポスト(^∀^) キーパー(´−`)
最近、スタメン発表するのが意味ないような気がするけど、気にしないでおこう。
- 87: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:25:30.62 ID:qjXsm3ow0
- ブーンの思考回路
今日は勝つんだお!マッチョがなんだお!ガタイがなんだお!
僕たちの敵じゃないお!
皆も、モチベーション高いみたいだから問題ないお!!
あ〜早く試合したいお!楽しみだお!!
ブーンはどうやらやる気満々みたいだ。
俺はその姿からブーンの様子を察知した。
今日勝てれば、ブーンもキャプテンとしての自信が更にでるだろう。
ん・・?相手にブーンに似てる奴がいる。
- 88: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:26:58.28 ID:qjXsm3ow0
- < ^ω^>
顔が妙に角張ったブーンって感じだな・・
体格はまるで違うけど・・
プレーは見ないことにした。見ると自信がなくなる気がするから。
とりあえず試合まで、気持ちを集中させるか・・
- 89: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:32:55.13 ID:qjXsm3ow0
- ふー・・瞑想ってちょっといいかも。ハマる〜
ん・・目の前に誰かいる。目を開けてみようかな。
川 ゚ -゚) 「何してるんだ?」
クーが俺の顔を覗き込んできた。うわっ、近い・・俺は思わず顔を赤面させる。
(*´−`) 「あっ、め、瞑想をちょっとね・・」
川 ゚ -゚) 「効果あるのか?まあ頑張れよ」
(*´−`) 「うううう、うん。あ、ありがとう」
ヤベェ、動揺しまくってる。絶対顔赤くなってるよ。ばれてなきゃいいな・・
その姿を見てブーンが近くに来た。
- 91: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:37:02.49 ID:qjXsm3ow0
- ( *^ω^)「ハハーン・・祐はクーがすきなのかお?」
小声で俺にそういってきた。
(*´−`) 「そっ、そんなこと・・」
( *^ω^)「そんな動揺しなくてもいいお、頑張るお。応援するお!!」
(´−`) 「・・・・・うん」
あ〜あ・・バレた・・。まあいいか、その内話す気でいたし。
それよりも今は試合に集中しなきゃな・・
- 92: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:40:25.73 ID:qjXsm3ow0
- ガチムチな奴らが集合してる、先生までガチムチだ。
スゲー高校・・あの体、羨ましいな。
川 ゚ -゚) 「私はあんなのタイプじゃないがな」
ξ゚听)ξ「そうね、私もタイプじゃないわ」
女性陣からの反応はイマイチだった。かわいそうに・・
そういや、あそこのマネージャーは・・?ちょっと探してみた。
^>ω<^
いた。可愛い顔してるけど・・男だ。残念・・
さて、そろそろ試合だ。切り替えなきゃな!
- 93: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:45:42.90 ID:qjXsm3ow0
- 試合開始時間になる。皆が集合し、
「お願いしまーす!!!!!」
さわやかな挨拶が響き渡った。
< ^ω^> 「・・・・・」
こいつ・・今まで出会った人の中で一番マッチョじゃないか?
(*´・ω・`)「ハアハア・・あなたの名前を教えてくれませんか?」
ショボンが異常なくらい興奮してる。ドクオがその男を睨んでいた。
< ^ω^>「・・勝ったら教えてあげるを」
・・しゃべり方までブーンに被ってやがる。
- 96: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:50:01.80 ID:qjXsm3ow0
- ( ^ω^)「今日の相手はマッチョばっかだお!!
捕まらないようにきをつけるお!素早さで勝負するんだお!」
恒例の最終ミーティングだ。ブーンは珍しく適切なアドバイスしてる。
(゚∀゚)「じゃあブーンいつもの頼む!」
( ^ω^)「わかったお!」
( ^ω^)「それじゃあ・・いくおー!!!!!」
一同「ワァァァァァァァ!!」
今日は皆、いつもより元気だね!さあ、いくぞ!!
- 97: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:53:33.56 ID:qjXsm3ow0
- そういやぁ・・あのガチムチと相手のマネさん、どことなく似てる・・
兄弟かな?まあ今はそんなことどうでもいい。
相手からの攻撃でゲームはスタートした。
・・トロトロパス回ししてるなあ。パスカットを狙っているのか、プギャーが浮きながらディフェンスしてる。
マッチョはのろま・・?
そしてプギャーは相手に一瞬のスキを見つける。
(^Д^)「今だ!!!」
- 98: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 21:58:58.43 ID:qjXsm3ow0
- (^Д^)「もらった!!!」
プギャーが一人で走りだす。マッチョ達は
「しまった!」という顔をしてプギャーを追いかける。
だが足が遅い。ドスドスした感じの走り方で、とてもプギャーには追いつけなかった。
(^Д^)「もらった!」
プギャーとキーパーは1対1になるも、プギャーはキーパーの弱点を一発で見切る。
足元に思い切りシュートを打った。キーパーも鈍いのか、ボールに反応しきれずに
あっさりとゴールになった。
(^Д^)9m「なんだこいつら・・プギャー!!!!」
キーパーは怒り心頭だ。プギャーは相手を怒らすのが得意みたいだね。
- 99: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 22:01:38.95 ID:qjXsm3ow0
- その後、プギャーは何度もパスカットを成功させ、どんどん得点を重ねていく。
なんだ、表紙抜けだな・・
<;^ω^> 「ハァハァ」
もう疲れてる。疲れんの早すぎだろ・・
俺の考えは確信に近くなってきた・・もしかしてこいつら・・
- 100: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 22:06:11.92 ID:qjXsm3ow0
- (*゚ー゚)「タイムアウト!」
前半十分の時点でしぃ先生がタイムアウトを使う。話す内容は何となくわかるけど・・
(*゚ー゚)「彼ら・・とても決勝まで上がって来れるような実力校じゃないわ・・
明らかに、弱いもの・・
彼らに絶望を感じさせるくらい攻め続けなさい!」
しぃ先生のその言葉、プレーヤーにとっては、死ね!といってるようなもんである。
( ^ω^)「わかりましたお!皆!彼らをボコボコにするお!」
一同「オッケイ!!!!!」
ブーンはそんなことを言われてもキャプテンらしくみんなをまとめていた。
タイムアウトが終わる。今日は俺の出番、少なそうだな・・
- 119: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:12:54.05 ID:qjXsm3ow0
- タイムアウトの後、プレーヤーは終始攻め続けた。
あれよあれよと得点を重ねていく。
なんでこいつらが出てきたんだ・・?ホントに。
でもブーンは・・
( #^ω^)「痛いお!」
( #ω^)「痛いお・・!」
( ##ω;)「痛いお・・・」
相手チームから、捕まり続け、ボロボロになっていた。
- 120: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:13:09.79 ID:qjXsm3ow0
- 前半終了した時点でブーンが見る影もなくなっていたのは言うまでも無い。
( ##ω;)「おっおっおっおっ・・・・」
ξ゚听)ξ「・・仕方ないわね。ブーンちょっと来なさい」
ブーンがツンに連れて行かれた。どこいったのかな?
数分後
( ^ω^)「復活したお!」
・・一体どんな治療方法を使ったんだ?
まあいいや、そろそろハーフも終わる・・後半も攻め続けてね!プレーヤー諸君!
- 121: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:14:00.64 ID:qjXsm3ow0
- 後半も終始プレーヤーたちは攻めに攻め続けた。
もうあちらのチームは息消沈、唯一入ったのは、
一番マッチョが打った一本だけである。
・・今までで一番楽勝な試合っぽいな。
人間やっぱ体格だけで決まるもんじゃないよね。
少し自信がついた。現にこのマッチョチームをKOしようとしてるしね。
何度も言うけど、何でココが上がってきたのかね・・?理解できないわ。
- 122: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:16:21.50 ID:qjXsm3ow0
- 残り一分・・俺は今日完全に暇になった。
なぜかって?全くシュートが来ないから。
あ〜あ・・あくびが出ちゃうよ。決勝戦とは思えない。
野球部とは天と地の差だな・・
あ、残り一分だ。俺らの攻めだけで終わるんd・・
あれ?相手が速攻してきてるよ。最後の見せ場到来!!
( ^ω^)「祐、最後はかっこよく決めてお!」
任せとけ!!
- 124: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:20:16.31 ID:qjXsm3ow0
- 相手は初心者丸出しの構えでゴールに向かって打ってきた。
焦ってるらしく、ギリギリまで近くにこなかったので、止めるのはかなり簡単だった。
(´−`) 「ラスト!速攻!!」
俺はボールを思い切り前にだす。マッチョ達はもう体力がなくなってる。
あっさり速攻のパスも通り、簡単にゴールを決めた。
ピッピー!!試合終了!!
俺らはなんと32対1という大差でこの試合をしめくくったのだった。
- 125: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:23:55.42 ID:qjXsm3ow0
- 「ありがとうございました!!!」
(*´・ω・`)「さあ、あなたの名前を教えてもらおうか・・ハァハァ」
もうこうなるとショボンはだめだ。とりあえず名前を言ってもらわないと・・
< ^ω^> 「サムソンだを・・それじゃあさらばだを・・」
この大差で負けて、相当がっくりしてるみたいだ。
なんでこいつらが上がってきたのか、調べてもらおう・・。
俺らはついにやったんだ!小さな地区大会だけど優勝したぞ!!
- 126: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:29:34.05 ID:qjXsm3ow0
- ( *^ω^)「やったお!優勝だお!」
ブーンはとても喜んでいた。
( *;ω;)「おっおっおっ・・ようやく結果がでたお。
皆のおかげでここまでこれたんだお・・」
あぁ〜うれし泣きしちゃってさ〜
ξつー゚)ξ「グスッ」
そこにはもらい泣きしてる人がいて・・たまらんね、この空気。
(´−`) 「バカ!その涙はまだ取っとけって!」
(゚∀゚)「そうだよ、この先まだ、県大会があるじゃない」
(^Д^)「なくのはまだ早い!プギャー!!」
( *;ω;)「そうだったお・・」
( *つω;)
( ^ω^)「よし!でも今日は皆でお祝いだお!!!」
そうこなくっちゃ!!!
- 127: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:31:49.85 ID:qjXsm3ow0
- 皆で受賞式に出た後、カラオケとか、色んな場所にいって楽しんだ。
どうやら、二張高校は、ハンドで試合に出るのは初めてだったらしく、
試合の登録にいったとき、
「あの二張高校かい!こりゃ大変だ!」
みたいなことになって、最初から決勝のシードになってたらしかった。
・・下手に有名だと大変だよね。
- 128: ◆gk43jgqTBM :2006/11/23(木) 23:36:17.77 ID:qjXsm3ow0
- ・・もう夜か。皆でどれだけ騒いだんだろうな。
あう・・頭がガンガンする。
もう帰らないと・・いや、その前にクーに言う事がある。
帰り道、皆と別れた後、クーとこっそり会っていた。
今日気が付いたこと・・俺はクーのことが好き。
その感情が分かってしまったから、もう耐える事は出来ない。
(´−`) 「・・話が、あるんだ」
第十話 決勝戦 完
戻る/第11話