( ^ω^)ブーンがハンドボールを始めるようです
- 2: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:32:49.23 ID:vWRA9LvK0
- 第三十話 ピンキーの逆襲
今にも後半が始まろうとしていた。
ブーンはもう一度メンバー+二年を集合させた。
(; ^ω^)「皆も感じているかもしれないけど、あちらのチームはまだ何か隠している気がするんだお。メンバーは充分注意して挑むんだお。
リードしてるって思っちゃダメなんだお。絶対に油断するなお。
あと二年生は相手の弱点を探してくれお。それと前半結構走ってるから、交代あるかもしれないお。
しっかり準備しといてくれお」
二年は言われなくても分かってる!という感じの顔で、
二年「はいっ!!」
元気な返事をした。その返事にメンバーたちも少し元気がでたみたいだ。
- 3: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:33:25.70 ID:vWRA9LvK0
- ( ^ω^)「それじゃあいくおー!!!!!!!」
一同「ワァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
前半よりもさらに気合の入った声を出して、メンバーはそれぞれの場所へと散っていく。
後半はディフェンスからのスタートになる。
(; ^ω^)「ここが正念場になるお・・止められなかったら多分、流れは相手に行くお。大事にいくお」
ブーンは自分自身に向かってそう呟いた。
- 4: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:35:16.50 ID:vWRA9LvK0
- ピーッ!!
後半スタートの笛がなる。相手のポストが定位置に入り、相手のセットが始まった。雰囲気が何か違う気がする。攻撃的な雰囲気に変わったような・・
そのわずかな違いにショボンは気が付いているようだ。
(;´・ω・`)「くっ・・やはりこれは。絶対に仕掛けてくる。これほどまでにわかりやすく変わるなんて・・」
きっとドックンは呑気だから気が付いちゃいない。プギャーはどうだろうか?とりあえず顔を見てみた。
(;^Д^)「・・・・・・・・」
少し嫌そうな顔をしながら、センターの出目金(わかってます)を見つめている。これは気が付いてる様子だ。
ショボンはすぐに45へと視線を戻してディフェンスに集中する。既にパス回しが行われていた。
- 5: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:37:14.84 ID:vWRA9LvK0
- 鮮やかなパス回し。今まで見てたなかで一番綺麗な形でスムーズに行われている。おそらく一番だろう。
そしてしばらくパス回しをした後、動きが機敏になってきたピンキー。そろそろ仕掛けてくる頃だ。
パスは45に渡った。そしてセンターの出目金が前に出てきた。これは完全に仕掛けてくる。プギャーはそう思い、パスを貰ってゼロステップを踏んだ出目金の前に立つ。
(^Д^)「勝負d・・」
その言葉を言い終わらないうちに、出目金はプギャーを抜いていた。速い。速すぎる。なんて身のこなし・・プギャーはあまりにも呆気なく抜かれたので少し放心した。
だが、カバーに入ってきたドクオのお陰でその場はなんとかホールディングで回避できたが、危ない所だった。
後半開始早々、ゴールを決められてしまうとイマイチ士気もあがりにくくなってしまう。
プギャーは確信した。自分ひとりで出目金の相手をするのは正直、ヤバイのではないか?
- 6: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:39:12.67 ID:vWRA9LvK0
- ハーフでも出目金攻略法を思いつくことは出来なかった。プギャーは不安で不安でたまらなかった。
(;^Д^)「・・・・初めてここまでマズイって思った。でもあきらめるわけにはいかないんだ」
その独り事も皆の耳には届かず、虚しく響くだけだった。
相手のセットがまた再開される。相変わらず、綺麗な、簡単に相手を翻弄できるパス回しは変わらない。
いや、前半よりもさらにキレを増した感じになっている。後半に力を発揮するタイプのチームのようだ。キムチが言っていたとおり。
そのボールを目で追いかけるだけでも集中力を要いるほど、隙がなく、いつ仕掛けてくるのか分からない。
45→センターにパスが渡ると、また出目金は何かをしようとする構えに入る。プギャーはその相手の攻撃を潰すため、前進し追撃体勢へと入った。
- 7: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:41:15.64 ID:vWRA9LvK0
- (^Д^)「これ以上、簡単にやらせるわけにはいかない!!」
プギャーが出目金を押さえ込もうとする。だが出目金が狙っていたのは一対一の勝負ではないようだ。
( <●><●>) 「フンッ!!」
軽くステップを踏むと、その大きな体で、ステップシュートを狙う出目金。プギャーは自分が思っていたパターンと違い、動揺する。
( <●><●>) 「行きます!!」
出目金がいい感じに勢いをつけると、仕掛けてくる。あの凄まじいスピードのロングシュートが来ると想像し、祐は思わず身構える。
(^Д^)「させるかよっ!!」
- 8: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:42:29.25 ID:vWRA9LvK0
- まだプギャーは諦めていない。シュートを打とうとしていた出目金にしっかりと近くに行き、思い切りジャンプしブロックに入った。
プギャーは体は標準的だが、ジャンプ力は人一倍ある。なのでブロックは充分出来る高さにいた。
(; <●><●>) 「ッ!!」
流石にこんなに速いスピードで近くにこられて、おまけにこんな高いブロックを仕掛けられたのはわかってますでも想定外だった。
少し動揺して手元が狂う。だがそのボールの勢いは弱まらずに、手から離れる。
プギャーはその放たれたシュートに向けて手を伸ばす。
(^Д^)「頼む・・届け!!」
バシイッ!!そのボールは音を立てて地面に落ちた。そのボールをすぐに貰い、プギャーは一次速攻へと駆け出した。
(;^Д^)「決める・・うりゃッ!!」
- 9: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:44:02.48 ID:vWRA9LvK0
- プギャーはあっという間の速さで、相手の6mラインへと到達し、シュートの体勢に入る。
その気迫はさながら武将を思わせるものがある。相手のキーパーは一歩後ろに下がりたくなった。
だがここで引いたら負けだ。キーパーは一歩踏みとどまって、止める体勢へ移行した。
だがその時はもう手遅れだ。キーパ−が反応を始めたその時にもう、シュートはゴールを割っていたのだから。
キーパー「・・なんて速さだ」
思わずそうもらしてしまった。いつものプギャーのシュートは充分速いが、このシュートは更に気迫も上乗せされている。
6mからのシュートでまず止められることはないだろう。
(;^Д^)「・・・・」
だがプギャーはシュートを決めたというのに、何か浮かない顔をしている。
- 10: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:46:08.13 ID:vWRA9LvK0
- (;^Д^)「・・・っ。腕が」
わかってますのシュートをモロに片手で受けてしまったために、肘のあたりに強烈な痛みがプギャーを襲う。
(;^Д^)「う・・ぅぅ」
その様子にブーンが気が付き、ダッシュで近寄った。
(; ^ω^)「プギャー、大丈夫かお!!」
だがその言葉に返答が出来ないほど、プギャーの腕の痛みは凄まじいものだった。
( ^ω^)「しぃ先生!!プギャーを交代してあげてくださいお!!」
(*゚ー゚)「わ、わかったわ!!センターが出来るのは・・」
しぃ先生もいきなりの事だったので少し慌てているらしい。そこへ一人の選手がやってきた。
- 12: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:50:47.92 ID:vWRA9LvK0
- ???「先生、僕にいかせてください」
(*゚ー゚)「その声は・・」
( ^^)「任せてください。センターは得意なほうです。それに秘策があります」
山崎だった。彼はオールラウンダーなのでどこでも出来る巧みな能力を持っている。しぃ先生は山崎に任せてみる事にした。
(*゚ー゚)「じゃあ任せるわ。でもひs
しぃ先生に話しかける前に、山崎は勢いよくコートへと飛び出していった。
(*゚ー゚)「・・・まぁいいわ。頑張ってね」
その姿をしぃ先生は静かに見送っていた。
山崎はグランドにでると、ブーンに少し話をした。その話を聞いたブーンは少し不安の色を顔に出した。山崎はその顔を見向きもせずにディフェンスへとついた.
- 13: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:52:18.39 ID:vWRA9LvK0
- 一体彼は何を考えているのかは彼以外にはよく分からない。
ピーッ!!試合再開の笛がなる。相変わらず、わかってますを中心に、パス回しを展開してくる相手。
だがこのVIP高のディフェンスから少し様子が変わっていた。
VIP高のディフェンスは1−5ディフェンスへと変化し、山崎はずっとわかってますにマンマークをかける大勢に入っている。
(; <●><●>) 「新しい形・・でも所詮はこけ脅しです」
一瞬わかってますは焦ったが、すぐに冷静差を取り戻し、パスを受け取る。目の前に山崎が立ちはだかる。
( <●><●>) 「この程度のディフェンスをぬけないようじゃ、通用しません」
そういうと、ゼロステップを踏み、鮮やかな体さばきを見せて、簡単に山崎を抜いて見せた。
- 14: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:53:48.26 ID:vWRA9LvK0
- ( ^^)「・・・・・・・・・・」
だが山崎はまるで動揺する様子を見せない。ショボンが素早くフォローに入ったお陰で、シュートまではいかなかったが。
(;´・ω・`)「山崎・・一体何考えているんだい?」
ショボンが問いただしてみるも、山崎は、
( ^^)「僕に任せておいてください」
これしか言わない。さすがのショボンも少しあきれ気味だ。
( <●><●>) 「楽勝です。こんな奴・・」
ピッ!!相手の攻撃が再開される。相変わらず山崎はマンマークについたままだ。
- 15: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:54:50.30 ID:vWRA9LvK0
- ( <●><●>) 「全く、意味のないことやってもしk
わかってますがパスを貰うその瞬間・・山崎は全身の筋肉をフルに使い、そのパスをカットしに反応した。
(; <●><●>) 「!!!!!!!」
気が付いた時にはもう遅かった。わかってますが見たのは、遥か前をドリブルして走っている山崎の姿だった。
(; <●><●>) 「早くディフェンスに!!!」
わかってます含めるピンキー一同はダッシュでディフェンスに戻っていく。だが山崎との差がなかなか埋まらない。
(; <●><●>) 「そんな・・なんでドリブルしてる相手に追いつけないんだ」
結局山崎のフリーでのシュートを許してしまうピンキー高。あっさりとゴールを決め、呆然としているわかってますにこう山崎は、
( ^^)「俺は昔からドリブルとダッシュで負けた事ないんですよ」
- 16: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:56:32.91 ID:vWRA9LvK0
- それだけ言い残して、自分の陣地へと戻っていく。
山崎は見事、相手に行きかけた流れを引き戻して見せた。これは大きな仕事だ。
( ^^)「ここからですよ」
そうメンバーに声をかけてセンターの位置へと戻っていった。
< ゚д゚>「あいつ・・よくあんなパスカットを狙いにいったな」
ベンチではキムチが山崎の事を誉めていた。パスカットは上手く相手の動きを読めなければ成功しない。
ましてや全国レベルのチームになればなおさらだ。
< ゚д゚>「確かにパスカットを狙うとはいってたけど、あんな強引に・・」
(`Д)「いや、あえて狙っていったんじゃないの?」
- 17: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 22:57:45.52 ID:vWRA9LvK0
- たけしが口をはさんだ。イマイチ意味のわからなかったキムチはこう聞き返した。
< ゚д゚>「あんな状態で?確かに出目金にはマンマークだったけど・・・下手したら抜かれてゴールだぜ?」
(`Д)「確かに普通の人ならそう思うよ。だからこそその心理状況を利用して仕掛けたのさ」
山崎はあえて自分を危機において、自分を奮い立たせて今のプレーをしにいったのだ。やられちゃいけない。その危機感が彼の能力を最大限に引き出し、見事に成功させた。
経験がものを言う勝負であることは間違いない。初めてならば失敗する確率は極めて高かった。
< ゚д゚>「・・あいつの底力か」
キムチは少し納得したようだった。
- 18: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:00:09.06 ID:vWRA9LvK0
- 山崎はそれからも活躍を見せる。なんとわかってますを一対一のプレーで止め始めたのだ。
最初は簡単に抜かれることしかできなかったのに、相手のプレーを読みきり、すぐに対応する。
山崎は恐ろしいくらいの対応力の持ち主だったらしい。このプレーを機に少しずつわかってますは焦りだした。
(; <●><●>) 「何故こんなに簡単に止められちゃうんですか。なんで・・」
決してわかってますの体力が落ち始めたわけではない。むしろ前半よりも動きはよくなっていた。
それなのに何故、山崎を抜くどころかロングすら簡単に打たせてもらえなくなった。山崎がしっかり機能しているからだろう。
(; <●><●>) 「ううっ!!」
わかってますは山崎のマンマークに慌て、ロングの精度も落ち始めてきた。そのロングを祐はあっさりと受け止める。
- 19: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:02:28.98 ID:vWRA9LvK0
- (´−`)「速攻!!」
祐はあたりを見回した。ブーンのスタートがいい。これなら出せると確信した。
(´−`)「ブーン、出すぞ!!」
( ^ω^)「任せろお!!」
祐からのライナーパスを敵の目の前でしっかりと受け止め、サイドの方向へ走っていく。何故あえてそちら側に走ったのか?
それは多分自分への挑戦だろう。相手ではなく自分に負けない為の。
( ^ω^)「必ず決めるお!!」
- 20: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:04:58.91 ID:vWRA9LvK0
- 流石にブーンの足においつける選手はいない。独走状態のままキーパーとの勝負に入る。
( ^ω^)「おおっ!!」
思い切りシュートを右上へと放った。そのシュートに相手のキーパーも反応した。
( ^ω^)「入れお!入ってくれお!!」
ブーンは願う。ここで決められなければ自分は変われない。そしてチームは負ける。
その思いがブーンを必死にさせる。キーパーの腕が届きそうになる。ブーンはひたすら願った。
バシッ!!ピッピッピッ!!得点の入った笛の音がした。
そのシュートは一度キーパーの腕に当たったものの、勢いを殺す事は出来ず、ゴールへと入っていった。
- 21: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:05:28.95 ID:vWRA9LvK0
- (* ^ω^)「やったお!もうこれでプレッシャーなんて恐くないんだお!!」
見事にプレッシャーに打ち勝ったブーン。これは大きな自信へと変わるだろう。だがこれだけ取っても相手との差は近い。
13対11 たった二点の差だ。わかってますを始めとしたピンキーの猛攻も緩む事はなかった。
それぞれがそれぞれしっかりとした動きを行っていた為、そこからの差はなかなか埋まらない。
そのまま二点差で、ついにラスト五分を迎える事となった。
( <●><●>) 「・・まさかにこんなにてこずるなんて。この手は使いたくなかったんですが」
少し躊躇気味にそう言った。そしてチームメイトへと指示をだし、試合は再開する。
またどこか雰囲気の変わったピンキーに少し違和感を覚えるVIP高。だがそんなに細かいことを気にしている暇は無かった。
- 22: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:06:30.09 ID:vWRA9LvK0
- ( ^ω^)「みんな!落ち着いて今まで通りのディフェンスをするお!!」
いいタイミングでブーンが声をかけたお陰で、チームは一身同体になった。ディフェンス方式は1−5のままだ。
( ^^)「この雰囲気・・また何か違う事を仕掛けてくるはずだ」
山崎もこれには気がつき、集中力をもう一度高め直した。そしてディフェンスの体勢をとった。
パス回しが続く。いつ仕掛けてくるかわからないこの緊張感が襲う。VIP高は慌てずにプレーできるだろうか。
その状態をいきなり破ったのはわかってますだった。
- 23: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:06:58.26 ID:vWRA9LvK0
- ( <●><●>) 「仕掛けます」
そのサインを全員へと伝達する。そしてわかってますは山崎と勝負に出る。先ほどの雰囲気とは勢いがまるで違う。
(; ^^)「・・・!!」
山崎でさえ一瞬躊躇するような感じた事の無い強力なオーラ。だがここであたらないわけにもいかない。
(; ^^)「やらせない!!」
そういい、わかってますをホールディングしにいく。だがそこにあったわかってますの姿は一瞬にして消えた。
(; ^^)「なっ!!」
山崎の前に残ったのはかすかな残像だけだった。後ろを向いた所でもう遅かった。すでにシュートの体勢へと入っていた。
- 24: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:08:10.83 ID:vWRA9LvK0
- (^Д^)「すぐフォローだ!ドクオ、ショボン!!」
さっき腕の痛みで交代したプギャーが叫んでいる。ドクオは慌ててフォローへと向かった。
(;'A`)「間に合うか!?」
ドクオはシュート体勢に入ったわかってますを見る。そしてシュートコースを潰しに入ろうとする。
(゚∀゚)「チッ!!」
ドクオがいなくなったことによってジョルジュは少し中に入っている。わかってますはいきなりサイドの方向を向いたかと思うと思い切りそっちへボールを打ち込む。
(;'A`)「何を!?」
ドクオがそういった瞬間に相手のサイドは高く飛び上がっていた。ジョルジュが中によった事によって、サイドの角度が広くなっていた。なのでシュートを打つには充分だ。
(;゚∀゚)「しまっ
- 25: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:08:58.69 ID:vWRA9LvK0
- そう言ったがもう遅かった。相手のサイドは空中でパスを受け取って、そのままシュートを投げ込んだ。
あまりにも打点の高いそのシュートに成すすべなくゴールを決められてしまう。
(;´−`)「・・今まで見たこともないプレーだ」
VIP高は圧巻された。さすがは全国と改めて納得させられる。
その後、流れは相手に再び握られてしまい、ラスト30秒の時点で逆転を許してしまったVIP高。
オフェンスが始まっても、焦りは収まらない。なかなか攻め込めない、固いディフェンス。それに阻まれる。
ラスト10秒で審判の手が上がる。絶対絶命のVIP高。これからどうするべきなのか。
- 26: ◆gk43jgqTBM :2006/12/25(月) 23:09:39.22 ID:vWRA9LvK0
- 痺れをきらしたかのようにショボンが切り込みを始めた。
(;´・ω・`)「ちくしょう!!」
気迫は充分だ。ディフェンスをいとも簡単にわり、シュートの体勢に入ろうとするも・・
(;´・ω・`)「うわっ!!」
相手に倒されてしまった。その瞬間笛がなり、相手にイエローが出る。そしてフリースローになった。
このフリースローがVIP高の運命を握っている・・
第三十話 ピンキーの逆襲 完
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