( ^ω^)ブーンがハンドボールを始めるようです
- 171: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 19:57:02.63 ID:nxx6SDC10
- 番外編 ギコとしぃ
丁度それは、試合が終わり、祝勝会にいく前のこと。
ギコは決意を胸に秘めていた。
在学中に結局気持ちを伝える事が出来なかった。それが情けなくて仕方なく感じていた。
それが心残りで、勉強に集中できなくなったりもなった。
しぃ先生はそんなギコの一途な思いを知らないだろう。
(*゚ー゚)「ギコ君、話って・・?」
しぃ先生はいきなり呼び出されたのもあってか、戸惑い気味だ。
だが、久しぶりにギコと話せるので嬉しいという気持ちもあるみたいだ。
( ゚Д゚) 「実は・・」
ギコはその先の言葉を出す事を戸惑っていた。元生徒と先生。これでもかなりギリギリなラインだろう。
ふっと、ギコの頭に昔のことがよぎる。確かあの頃からずっとこの気持ちは続いている・・
- 172: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:02:47.14 ID:nxx6SDC10
- ギコの入学当時。
( ゚Д゚) 「部活どうするかゴラァ・・」
ギコはどの部活に入ろうか悩んでいた。元々ハンド経験者なので、ハンド部にも入ろうかと考えていた。
でも高校生はお金がないから、バイトもしたい。それに高校で続けたところで、たいした成績は残せない。
ここは公立高校。私立に勝てるはずはないと、ギコは部活に対して少し消極的だった。
ギコはどっちにしようかひたすら迷っていた。
春上旬、さわやかな風が、ギコの髪の毛を揺らす。
( ゚Д゚) 「・・・とりあえず、部活見てから決めるかゴラァ」
ギコは少し重い足取りで部活の行われているハンドコートに向かおうとしていた。
- 173: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:06:37.92 ID:nxx6SDC10
- 重い足取りだったせいもあってか、少しハンドコートへの道のりは長く感じる。
設備も良くないし、いくら頑張っても私立には勝てないって事が頭の中に絶えずよぎる。
( ゚Д゚) 「・・部活やるようなメリットなんてないゴラァ」
そうつぶやくと、
???「あら、そんなこと無いわよ?」
後ろで綺麗な女性の声がする。きっと容姿も綺麗なのだろう。
ギコは綺麗だと思われる女性に話し掛けられて、少し期待気味で後ろを振り向く。
( ゚Д゚) 「誰ですk・・・・」
- 174: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:12:52.05 ID:nxx6SDC10
- ギコは振り向いた瞬間言葉を失った。
肩くらいまでの綺麗な少し茶色がかった髪の毛。
パッチリとした二重の目。整った容姿。モデルをやっていてもおかしくないそのスタイル。
芸能人に例えるならば、山本梓のような感じだ。
(* ゚Д゚) 「・・・・・・・」
思わずギコは見とれてしまう。綺麗な人だな・・彼氏とかいるのかな。
頭の中によぎるのはそんな考えばかりだ。見た感じは先生だったので、少しがっくりしたが
(*゚ー゚)「いいじゃない。学生の時は今しか出来ない事をやってみるべきよ。
一生忘れられない、いい思い出作れるわ。
あ、部活入るならハンド部がおすすめよ」
それだけ言い残して、美人はさっていく。思わずギコは叫んだ。
( ゚Д゚) 「先生!先生の名前は!?」
- 176: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:18:15.81 ID:nxx6SDC10
- その先生は足を止め、にこっとギコに笑いかけながら、
(*゚ー゚)「しぃよ。それじゃあね」
それだけ言って消えていった。その笑顔は今になっても忘れられないくらい可愛かった。
その後姿をギコはずっと見つめ続けていた。
( ゚Д゚) 「・・・・・仮入、いってみよう」
さっきのしぃ先生の言葉があってなのか、先ほどよりも考えは前向きになった。
気分は弾む。思わず花歌を口ずさみながら、
さっきよりも数倍軽い足取りでハンドコートに到着した。
もう練習は開始されてるみたいだ。元気のいい声がグランドに響いている。
- 177: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:22:47.22 ID:nxx6SDC10
- ざっと練習を見学させてもらったギコは、VIP高の実力をこう判断した。
( ゚Д゚) 「・・俺等の中学のチームでも勝てるんじゃないかゴラァ」
お世辞にもVIP高は強いとはいえないチームだった。
今まで一回戦負けなんて当たり前。大して練習にも力を入れていない。
ギコの興味はこの時点で一瞬でそがれてしまった。
( ゚Д゚) 「なぁ、なんでここに仮入しようと思ったんだゴラァ!!」
ギコは近くの同級生に話し掛けた。同級生はギコをビックリさせる返答をしてきたのだ。
剛「なんか、今年から昔選手としてかなり活躍してた女の先生がここの顧問になるって聞いたからさ
まだ新人さんらしいけど、ハンド部をどうしても持ちたいって言ってたらしくてさ
そんな凄い人がくるなら、入ってもいいかなって思ってね」
- 178: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:29:04.11 ID:nxx6SDC10
- このとき話し掛けた同級生が剛だった。
剛「俺は剛って言うんだ。君は?」
( ゚Д゚) 「ギコだゴラァ!!よろしくなゴラァ!!」
ギコは元気いっぱいで答えた。さっきまで冷めてた気持ちが嘘のようだ。
何故か?さっき会った先生は凄く若かった。しかもハンド部をお勧めしていた。
もしかしたらその顧問はしぃ先生かも知れないからだ。
剛「ははっ、元気いいな。ヨロシク」
剛とギコはすぐに仲良くなった。お互いハンド経験者だったからだろう。
- 179: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:33:16.84 ID:nxx6SDC10
- ( ゚Д゚) 「へぇ、剛はあのニー速中のキーパーだったのかゴラァ」
ニー速中学。公立ではあるが、かなり強豪校だったのは良く覚えてる。
あそこのキーパーは上手かった。ギコの頭には一度試合を見たときに、
12番のキーパーがかなり上手かったのは印象に残っていた。
( ゚Д゚) 「もしかして、12の背番号をつけてたキーパーは剛かゴラァ!」
剛「あぁそうだよ。しってたんだ。俺は二番手だったんだ。同級生にもっと上手いヤツがいてさ」
( ゚Д゚) (あんなに上手だったのに二番手かゴラァ・・)
ギコは世界の広さを感じた。やっぱり上手いヤツなんてゴロゴロいる。
その後二人はその顧問がくるまでずっと雑談を続けていた
- 180: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:37:12.29 ID:nxx6SDC10
- 突然だった。
???「はい!一年生集まって〜!!」
さっきの綺麗な声だ。ギコは思わず頬を緩ましてしまう。
剛「おいギコ、どうしたんだ?」
その様子は剛に心配されるほどだった。さぞかしにやけていたのだろ。
( ゚Д゚)「あ、ああスマンゴラァ!!」
ギコと剛はすぐに先生の下に向かった。やっぱり綺麗だ。
(*゚ー゚)「仮入部は・・七人ね。あ、君!!!」
しぃ先生はギコに気が付いた。名前を聞いていなかったので君としか言えなかった。
- 181: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:41:36.54 ID:nxx6SDC10
- (* ゚Д゚)「来てみましたゴラァ!!!!!」
思わず頬が赤くなってしまう。なんだか照れくさい。
(*゚ー゚)「ふふっ、緊張しなくていいのよ。今日はしっかりこのハンド部を見学してってね。
出来れば入ってくれると凄く嬉しいわ♪」
しぃ先生は上機嫌のようだ。仮入の人数が予想よりも多かったからなのか。
それとも俺が来たからかな!?とギコは淡い期待をした。
そしてギコは決意する。この先生とならきっと楽しい三年間が送れるはず・・そう感じたのだ。
それだけでも入る理由としては十分だ。
( ゚Д゚)「決めた。俺、ハンド部に入る」
ギコはさっきまで悩んでたのが嘘のように、あっさりと決めた。
100%しぃ先生がいたからだろう。
- 182: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:47:02.35 ID:nxx6SDC10
- それから剛とギコは仮入期間はずっとハンド部に行った。
途中で人数が五人に減ったが、残った五人は無事ハンド部に入部する。
元々経験者でもあったギコはしぃ先生の指導もあり、
その潜在能力をどんどん開花させていった。あっという間に二年の先輩を抜いてレギュラーになった。
剛は元からかなり上手だったので、すぐにレギュラーを獲得できた。
きっとギコは中学時代自分の能力に気が付いていなかったのだろう。
しぃ先生は一目でそれを見抜いて、ギコに精神誠意技術を叩き込んだ。
ギコはその期待に答え、どんどん上手くなっていく。
それに影響されてか、少しずつ強くなり始めるVIP高。
そんな流れになってきたのに、事件は突然起こるのだった。
- 184: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:52:10.33 ID:nxx6SDC10
- それは夏だというのに、妙に涼しい日の練習試合だった。
( ゚Д゚)「はい、速攻!!!」
ギコが思い切り駆け出した。剛にパスを要求する。
剛「はい!ギコ!!!」
剛は慌てていたのかもしれれない。時間もあまりなかった。
そのせいかそのパスはかなりそれてしまっていた。だがギコは諦めずにそのボールを追う。
( ゚Д゚)「取れる!!!」
ギコはボールを取るという気持ちが完全に表に出ていてしまったので、
前方に敵が居る事に気が付かなかった。そいつもまたそのボールを追っていて、ギコのとの距離がつかめていなかったのだ。
- 186: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 20:56:17.89 ID:nxx6SDC10
- ( ゚Д゚)「グァッ!!!!」
ギコと敵が衝突してしまう。正面からかなりの勢いでぶつかった。
ずっとギコはわき腹を押さえながら苦しんでいた。
(; ゚Д゚)「これは・・おれたかもわからんね・・」
わき腹に激痛が走る。いくらまってもその痛みが消える事がない。
(*゚ー゚)「「ギコ君!!!大丈夫!?」
しぃ先生が走ってきた時には少し意識が朦朧としていた。
すぐにギコは、しぃ先生の車で病院へ連れてかれた。
- 187: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:00:37.24 ID:nxx6SDC10
- (*゚ー゚)「先生!ギコ君の容態は!?」
医師「うーん・・肋骨にヒビが入ってますね。大丈夫ですよ。
若いんで一ヶ月もすれば治りますよ」
( ゚Д゚)「・・・・・・」
一ヶ月では遅いのだ。もう八月中旬だ。新人戦が目の前だというのに。
(*゚ー゚)「そうですか・・・」
しぃ先生も残念そうだ。期待の新星が怪我をしてしまったのだから当然だろう。
落ち込んだ様子で病院を出るギコ。その様子に耐えかねたのか、しぃはこんな提案をしたのだ。
(*゚ー゚)「ギコ君、ご飯たべにいこっか?」
- 188: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:04:52.19 ID:nxx6SDC10
- ( ゚Д゚)「え・・?」
ギコは突然の誘いにビックリした。
(*゚ー゚)「だって・・ギコ君ががっくりした顔、見たくないんだもの。
私が奢るからおいしいものでも食べに行きましょう」
しぃ先生がそういうと、ギコは怪我したばかりだというのに満面の笑みを見せながら、
( ゚Д゚)「いきますゴラァ!!」
とあっさりと承諾した。
二人は車に乗り込み、ファミレスの中でも値がはることで有名な
「ジェニーズ」
に入った。ギコは少し心配そうな顔でしぃ先生を見ていた。
- 189: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:09:44.28 ID:nxx6SDC10
- ( ゚Д゚)「せ、先生・・ここって高いんじゃ・・」
(*゚ー゚)「お金のことなんて心配しないの!!給料でたばっかだから、大丈夫よ!」
しぃがそういうと、ギコはまだ少し心配気味な顔をのぞかせながら、
サーロインステーキのご飯大盛を注文した。
(;゚ー゚)(この子・・容赦ないわね)
さっきは大見得をきったものの、少し今月の生活が心配になったしぃだった。
あまり無理をしすぎるとマズイ事になってしまうので気をつけましょう。
しぃは無難にミートスパを注文した。財布の事情もあるだろう。
- 190: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:15:02.39 ID:nxx6SDC10
- 注文した後、流れる沈黙。
ギコはおそらく落ち込んでいるのではなく、何を話していいのかわからないのだろう。
憧れの先生を前にすれば当然なのか、口が渇き、心臓がドクドクする。
( ゚Д゚)(一体、どうすればいいんだゴラァ!!!)
そうギコがずっと考えてる間にも、しぃはじっとギコのことを見つめてた。
何か変な感情に襲われる。
(*゚ー゚)(生徒と一緒に居るだけなのに・・なんなのかしら。私、ときめいちゃってるの?)
しぃ先生の気持ちの中に、少し変化が生まれ始めていた。
- 191: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:20:40.40 ID:nxx6SDC10
- (*゚ー゚)(ダメよ!彼は生徒なのよ!!そんなこと許されない!!
でも・・ギコ君なら・・ってダメなものはダメなのよ!!)
しぃ先生はまるでHな妄想をしている女の子のように、イヤンイヤンと首を振っている。
(; ゚Д゚)「せ、先生・・??」
ギコはその様子を心配そうに見つめている。はっと我に変えり、凄く恥ずかしい気分になった。
(*゚ー゚)「あ、ああごめんなさい、ギコ君」
そして二人は他愛もない話を始めた。
学校の事や勉強・・そして部活の話になったときにちょうど料理が運ばれてきた。
いったん話を中断し、食事に入る。
- 192: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:24:51.19 ID:nxx6SDC10
- そしてすぐに食事も終わり、会計を済ませて、もう一度車に乗り、ギコを家まで送り届ける。
その車内でしぃ先生はこんな話を始めだした。
(*゚ー゚)「・・私も昔はこんな事あったわ〜」
その声は過去を本当に懐かしむような、そんな感じだった。
( ゚Д゚)「え、そうなんですかゴラァ!」
当然のごとくギコはその話に食いついた。しぃは話を続ける。
(*゚ー゚)「ええ、私は肉離れだったからそんなに治るまで時間はかからなかったけど、
部活を見学しているその間、皆と差がつけられそうで恐かったなぁ・・
私マイナス思考なのよね、だからドンドン悪い方向に考えちゃって。
泣き虫でもあったから、よく泣いていたわね・・」
意外な一面にギコは少し驚く。
- 193: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:28:57.89 ID:nxx6SDC10
- (*゚ー゚)「でもあきらめなきゃ平気よ!私もすぐに追いつけたわ!
ギコ君なら大丈夫って信じてるからね?」
ギコ君なら大丈夫・・そんな言葉を嬉しくもちょっと照れながら受け取った。
そして気が付いた。自分はこの人を先生としてだけではなくて、恋愛対象ともみてるんだ。
初めて会ったときには分からなかった。だけど今完全に分かった。
俺はこの人が好きだと・・
ギコはそれに気が付いてしまってか、帰りはまともにしぃ先生を見つめる事が出来なかった。
その後・・ギコの体調は順調に回復し、すぐに練習に参加できた。
大会でもだんだんいい結果を残し、引退時には県決勝まで進めた。
だが、引退してから結局、一年から持ち続けていた気持ちをしぃ先生に伝えることは出来なかったのだ。
- 195: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:40:21.67 ID:nxx6SDC10
- 懐かしい・・懐かしいな・・
ついに終止符を打つときが来たんだ。
ようやく伝える事が出来る。これですっきり出来る・・
おそらくギコの気持ちはこんな感じでいっぱいだっただろう。
( ゚Д゚)「実は・・実は・・」
だが体はなかなか素直になってくれない。やっぱり口に出すのは恐い。
確かにすっきり出来る。だけど・・この関係は壊れる事になってしまうのだ。
それが恐くて,なかなか言い出せなかった。
- 196: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:41:15.87 ID:nxx6SDC10
- (*゚ー゚)「・・・・・・・・・・・」
しぃはその間、ずっとギコを見つめている。ジェニーズで見つめていたように。
ギコは躊躇していたが、ついに覚悟を決めてこういったのだ。
( ゚Д゚)「初めて会ったときからずっと好きでしたゴラァ・・
なかなか言えなかったんだゴr・・」
その言葉を言い終わらないうちに、しぃ先生はギコを抱きしめる。
(*゚ー゚)「ありがとう」
柔らかい。暖かい・・ギコの頭の中には今までのことがフラッシュバックのように駆け巡る。
そしてしぃ先生はまた口を開いた。
- 197: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:44:51.51 ID:nxx6SDC10
- (*゚ー゚)「でも・・今はダメなの。ギコ君が立派な社会人になったら、
私を迎えに来て?それまで、待ってるから・・」
優しくギコに話し掛ける。ギコはその言葉を一言一言噛みしめながら受け止めていた。
( ゚Д゚)「・・分かりましたゴラァ」
しぃ先生は初めて会った時と同じ微笑みをみせ、ギコの唇を塞いだ。
( ゚Д゚)「!!!!!!」
いきなりの事でビックリして、気が動転してしまった。
しぃ先生は顔を赤らめながら微笑んで、
(*゚ー゚)「続きはギコ君が戻ってきたらね・・?」
そういい残して、どこかに行ってしまった。
- 199: ◆gk43jgqTBM :2006/12/10(日) 21:45:55.22 ID:nxx6SDC10
- ( ゚Д゚)「・・・早く立派な社会人になるゴラァ」
ギコはしぃ先生が残していった言葉で頭の中はいっぱいだった。
続きはギコ君がもどってきたらね・・?
(* ゚Д゚)「うおおおおお!!!頑張るぞゴラァー!!!!!!!」
ギコは全力疾走で学校を出て行った。
(*゚ー゚)「必ず迎えにきてね。私の頼りない王子様・・」
しぃはギコの後ろ姿を見てそうつぶやいた。
次の日のしぃの顔はどこか嬉しそうだったみたいだ。
部員何故だか気が付かなかったみたいだが。
(*゚ー゚)「私とギコ君だけの秘密なの」
番外編 ギコとしぃ 完
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