( ^ω^)ブーンで学ぶ世界史
- 123: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:14:54.55 ID:NK5j/c1aP
- ●東方問題
- ('、`;川 「はぁ〜い、みんなのペニサスちゃんだよー!」
- ('、`;川 「実は今、相当やばい状況だったりしまーす」
- ('、`;川 「というのも………」
- 125: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:16:37.56 ID:NK5j/c1aP
- マグネットパワー プラス!! マグネットパワー マイナス!!
- 三(#「゚A゚)「 (・∀ ・)三
- 『オーストリア』 『ロシア帝国』
- ('、`;川 「なんかねー、こいつらが私のことを目の敵にするんですぅ〜」
- ('、`;川 「ひどいよねぇ。ちょっとウィーンの街を包囲したり、コサックを追い散らしただけなのに……」
- ('、`;川 「あ〜やだやだ、文化を知らない奴は」
- 126: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:17:53.75 ID:NK5j/c1aP
- 17世紀から18世紀にかけて、『オスマン帝国』は徐々に衰えていった。
- クロスボンバー!!
- グアアア!!
- 三(#゚A゚)⊃('Д`;川⊂(・∀ ・)三
- 『第二次ウィーン包囲』の失敗はオーストリアの反抗を招き、『カルロヴィッツ条約』の結果オスマン帝国は敗北した。
- また、18世紀に起こった『ロシア帝国』との戦争は、オスマン帝国の完敗に終わり、
- キュチュク=カイナルジ条約によって黒海の制海権を失ってしまった。
- まあとりあえず、ボコされてたってことだけ覚えておいてね。
- 129: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:19:04.14 ID:NK5j/c1aP
- ('、`#川 「くぅ、見てなさいよ! あんた達なんかけちょんけちょんにしてあげるんだからっ!」
- (・∀ ・) 「でっていうwwwwwwwwww」
- ('A`) 「でででっていうwwwwwwwwwwwww」
- 国家制度自体も古臭くなりつつあり、オスマン帝国の国力はだんだんと弱まっていった。
- 130: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:21:09.45 ID:NK5j/c1aP
- その後オスマン帝国の衰退は、ある男がエジプトにやって来たことで決定的となった。
- 18世紀の終わり。
- 革命華やかりし頃、その男は突然現れた。
- 131: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:22:18.30 ID:NK5j/c1aP
- (ヽ,,.
- __,,,,,,,))))ヽ,i彡,
- (・ │ ◎ 彡ミ
- >イ| 彡|
-  ̄| ̄ヽ_ 彡彡ミ
- | / 彡ミ ∧,,∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- ヽ∠__彡ミ. ミ,,゚Д゚彡. < エロ画像かと思ったか? 俺だよ!
- 彡彡彡彡彡\ミ ソ / ) \______________
- / 彡彡彡|____// ./
- /彡彡彡彡彡彡{!!!__//
- | ___y /
- / \ ヽ ( ノ
- //\ \| \ \ ̄ ̄\
- 丶◆| ̄ ̄ ̄ ノ と__ヽ \
- | | ̄ ̄ ̄""\ .|
- | | ヽ |ノ⌒ミ
- 丶◆ \__| | )))ミ
- ヽ / ((((
- / /ヽ )))
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- \ \ \ \ )),
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- フランスの軍人、『ナポレオン=ボナパルト』である。
- 当時のフランスは、島国イギリスを打ち倒すために様々な策略を巡らしていた。
- 132: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:23:34.94 ID:NK5j/c1aP
- ミ,,゚Д゚彡 「うん? 何で俺様がエジプトにまで来たかって?」
- ミ,,^Д^彡 「そりゃあ、イギリスに嫌がらせをするためさ。
- ここでインドからの荷物を差し押さえれば、あのビチグソは嫌でも降伏してくるだろうよ!」
- ワナワナ
- ξ#゚听)ξ 「だぁーれがビチグソですってぇぇぇッ!!」
- ミ,,゚∀゚彡 「おお、こわいこわいwwww」
- 133: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:25:10.06 ID:NK5j/c1aP
- そうしてナポレオン率いるフランス軍は、エジプトの勢力と激突することになった。
- ミ#゚Д゚彡 「よいか、兵士諸君! あの遺跡の頂から4000年の歴史が諸君を見下ろしているぞ!」
- ミ#゚Д゚彡 「撃ていッッ!!」
- ゴバァ
- _、_
- ミ#゚Д゚彡;y=ー (・ Д`) .:;'∴
- 137: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:34:03.08 ID:NK5j/c1aP
- ミ,,^Д^彡 「やった! エジプト遠征完ッ!!」
- うるさい! ギャアア
- ξ#゚听)ξ;y=ー ミ・゚Д゚彡 .:;'∴
- 143: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:42:09.59 ID:NK5j/c1aP
- ξ#゚听)ξ 「まったく、目を離すとすぐこれなんだから!!」
- ミ;゚Д゚彡 「………くそっ、撤退だあ!!」
- ナポレオンのエジプト遠征は、
- 素早く動いたイギリス艦隊の奮闘により失敗してしまった。
- しかしながら、この遠征は予想外の影響をオスマン帝国に与えることになる。
- 144: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:43:54.21 ID:NK5j/c1aP
- _、_
- ( ,_ノ` ) 「ナポレオンか………面白い男だ。俺もあのような漢にならねばなるまい」
- _、_
- ( ,_ノ` ) 「という訳でオスマンの皇帝よ! 俺は独立させてもらう!」
- ('Д` 川 「………は?」
- というのも、ナポレオンの遠征の結果、エジプトはオスマン帝国から自立しようとしたのである。
- 147: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:45:32.25 ID:NK5j/c1aP
- 19世紀初頭の地図
- _
- (゚∀゚; )
- ヾ.
- `ヽ ('A`;) (・∀ ・)
- │ ミ,,゚Д゚彡 _ / ̄\ ゝ
- .│ __ | └┐ / ∨ \
- _____ノ ┌へノ' ヽ `丶 └┐ ノ `\
- | | ∩ \ \ ``| |__〜 ̄へ___|
- | 」〜`` |´ | ~\ `\ | _,〜`く
- く | |_| ``| ..ゝ`| | | ̄`('、`;川
- |_ .__ノ _____ ⊂ ̄|し´ L_ノ |
- レ〜´ _、〜´ | `´  ̄`〜〜〜〜〜ノ
- |ヽ――´~ | ⊂⊃ ノ
- /´ く__, ノ
- `丶_ / ̄`ヽ〜ヽ_ _ ノ
- `し´ `´ `〜´
- _、_
- ( ,_ノ` )
- (゚∀゚*)
- 148: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:47:13.38 ID:NK5j/c1aP
- _、_
- ( ,_ノ` ) 「どうしたんだ? かかってこいよベネット!!」
- ('、`;川 o0(チッ、ここでエジプトまで敵に回すとまずいわね……… 仕方ないわ………)
- 新たにエジプトの支配者になったのは、『ムハンマド=アリー』という軍人であった。
- 当時のオスマン皇帝は、もはやこの自立を黙認することしかできなかった。
- それどころか………
- 151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/30(日) 20:50:29.79 ID:U4kfahAE0
- “ムハンマド=アリー”
- エジプト内のマムルーク勢力を弾圧し、「エジプトのマキャベリスト」と呼ばれた。
- 150: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 20:50:25.80 ID:NK5j/c1aP
- ('、`;川 「あらヤダ、そんな事はどうだっていいのよ! うふふっ。
- それよりも向こうの反乱を鎮圧するのを助けてくれないかしら?」
- _、_
- ( ,_ノ` ) 「向こう?」 →
- ('、`;川 「そうそう、あいつらよ! あいつらのこと、お願いねっ!」
- 154: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:05:12.60 ID:NK5j/c1aP
- ∧∧ アヒャヒャー
- (`(゚∀゚*)
- \ つ
- ⊂二_)〜
- 丶)
- それどころか、同じ時期に起こったアラブ人の抵抗、『ワッハーブ運動』を鎮圧するのに、
- この『ムハンマド=アリー』の協力を得ないといけないほどであった。
- オスマン帝国の衰退は、すでにここまで進んでいた。
- 155: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:07:22.60 ID:NK5j/c1aP
- そんなオスマン帝国を更なる悲劇が襲うことになる。
- (#´・ω・) 「おいお前! 俺の名を言ってみろ!」
- ('、`;川 「お、お前はッ!!!」
- ('、`*川 「誰だっけ?」
- 157: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:09:28.02 ID:NK5j/c1aP
- (#´;ω;) ブワッ
- (#´TωT) 「うっ……… そ、そうか! 俺の心の傷を見ても誰だかわからねえのか!」
- ('、`*川 「いや、誰だよ。つーか心の傷なんて見えんだろ―――
- ('、`;川 「うん? その金玉口は………」
- 159: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:11:27.95 ID:NK5j/c1aP
- (#´;ω;) 「うわあああああ!!! 俺は嘘が大きれぇなんだ!!殺してやる!!」
- ('、`;川 「ちょ! ちょま!」
- 『ムハンマド=アリー』の軍隊がアラブ人の反乱を鎮圧したのと同じころ、
- 今度はギリシア人たちが反乱を起こし始めたのであった。
- もちろん、オスマン帝国がこの反乱を独力で鎮圧できるわけがない。
- 160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/30(日) 21:12:46.88 ID:U4kfahAE0
- ※ビザンツ帝国は「ローマ帝国」を自称していても民族的にはほとんどがローマ人でなくギリシア人だった。
- 今でもギリシア人のアイデンティティは古代ギリシアよりもビザンツ帝国にあるとか。
- 161: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:13:46.88 ID:NK5j/c1aP
- (#´;ω;) 「きさまの拳など蚊ほどもきかんわー!!」
- ('、`#川 「がああああ、このクソ忙しい時になんちゅうことをしてくれたんや!」
- ('、`#川 「かくなるうえはッ!」
- 164: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:15:25.16 ID:NK5j/c1aP
- (゚、゚#川 「アリえも〜〜ん!! また反乱軍にいじめられたよーう!!!」
- _、_
- (; ,_ノ` ) 「またか………」
- この反乱に対しても、オスマン帝国は『ムハンマド=アリー』に助けを求めた。
- エジプトは領土の割譲を条件にしてこれに応じ、今度も無事に鎮圧されるかに思われた。
- 166: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:17:10.84 ID:NK5j/c1aP
- ところが今回の反乱は、少し事情が異なってくる。
- _、_
- ( ,_ノ` ) 「助けてやるからシリアは寄越すと約束しろ」
- ('∀`#川 「そんなことはどうでもいい! さっさとあの金玉口を黙らせなさい!」
- (#´・ω・) 「てめえらに今日を生きる資格はねぇ!! あたあ!!!」
- 「 「 「 ちょっと待った!! 」 」 」
- 169: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:19:18.90 ID:NK5j/c1aP
- ミ#-Д-彡 「許しません! そんな戦争許しません!」
- ξ゚听)ξ 「弱いものいじめは絶対許さなえ!」
- (・∀ ・) 「我々はギリシアの味方です!」
- ミ,,゚Д゚彡
- ξ゚听)ξ 「弱きを助け強きを挫く! それが欧州クオリティ!」
- (・∀ ・)
- 171: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 21:21:07.16 ID:NK5j/c1aP
- (・∀ ・) o0(えへへ、ギリシアを手懐ければ地中海で遊び放題だ〜!)
- ξ#゚听)ξ o0(フン、ロシアの考えてることはお見通しよ! ギリシアを確保するのはアタシなんだから!)
- ミ*゚Д゚彡 o0(ギリシアはヨーロッパのご先祖。ロマンのために俺は戦うぜ!)
- なんと、オスマン帝国が反乱軍を討伐しようとしたところ、
- イギリス・フランス・ロシアがギリシアの支援を始めたのである。
- こうして反乱の鎮圧は、『ギリシア独立戦争』として大規模化していったのだ。
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