( ^ω^)ブーンで学ぶ世界史

214: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:05:04.23 ID:NK5j/c1aP



                                    (・∀ ・;)
             _、_
 ミ;゚Д゚彡   ( ,_ノ` )             ('、`#川

                                    ξ゚听)ξ




       第2ラウンド  『第二次エジプト=トルコ戦争』













 ξ゚听)ξ o0(そういえばアタシって左に向けないわね………)



216: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:06:23.90 ID:NK5j/c1aP


 ミ;゚Д゚彡 「えっ? えっ?」


 (;・∀ ・) 「ちょ、ちょっと待った! これなんかやばそ――」




         うわああ                キャアア
     _、_
    (Д` ;);y=ー                (゚Д゚・川・∵.











 ξ#゚听)ξ チッ



218: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:07:51.44 ID:NK5j/c1aP


  (゚Д゚・川


   _、_
 ( ;,_ノ` ) 「………って、アレ?」


またもや始まった『第二次エジプト=トルコ戦争』。
今回も同様に『ムハンマド=アリー』の軍隊が優勢に戦いを進めていたが………









 ξ#゚听)ξ 「おいやめろ」



220: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:09:21.65 ID:NK5j/c1aP


 ξ#゚听)ξ 「てめえいい加減にしろよ。家臣の分際でなに主人に逆らってんだコラ」


     _、_
   ( ;,_ノ` ) 「あ……すいません………」





 ξ#゚听)ξ 「お前ももっとシャキッとしろよ。タマついてんのか? あ?」



   ('、`;川 「ご、ごめんなさい………」



223: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:11:06.87 ID:NK5j/c1aP



 ξ#゚听)ξ 「あとお前らも心して聞け。ついでだからここで確認しとくけどよ」



    ミ;゚Д゚彡 「………あっ? は、はいっ!」


    (;・∀ ・) o0(うわ、なんか超怒ってる………)





 ξ#゚听)ξ 「オスマン帝国はちゃんとした独立国だっつーの。勝手に戦争介入とかマジありえねえから」




    (;・∀ ・) o0(何言って……… うん?)



224: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:12:26.83 ID:NK5j/c1aP


 ξ#゚听)ξ 「ましてや  勝 手 に 軍 艦 を 侵 入 さ せ る  とか死んでいいレベルだかんな」



   (#・∀ ・) o0(……………あっ!)





 ξ#゚听)ξ 「そういうのは先進国として恥ずかしいと思えよ。以上」



   ミ;゚Д゚彡 「りょ、了解………」


   (#・∀ ・) o0(や、やられた……… くそう、もしかしてばれてたのか!?)



227: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:13:50.16 ID:NK5j/c1aP


 ξ#゚听)ξ 「おい、返事」



 (#・∀ ・) 「くっ………… 了解です」





こうして『第二次エジプト=トルコ戦争』は、イギリスが上手く立ち回って終結した。
その立ち回りは鮮やかであったとしか言いようがない。



228: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:14:56.18 ID:NK5j/c1aP



   _、_
 ( ;,_ノ` ) 「ムハンマド=アリー朝が始まったのはいいものの………」




第一に、『ムハンマド=アリー』は、
エジプトを世襲で支配できるようになったものの、シリアやその他の領土は全て失った。

エジプトは事実上の独立を達成したが、結果的には戦争に負けたのであった。



229: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:15:58.44 ID:NK5j/c1aP



 (#・∀ ・) 「せっかく地中海に出られるようになったのに! ちくしょう!」




第二に、ロシアは結果的に地中海へ出る権利を失った。

ロシアがオスマン帝国と秘密裏に結んでいた条約は、
その後の取り決めによって事実上廃棄されてしまったのである。



230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/30(日) 22:16:38.80 ID:U4kfahAE0
1841年
「五国海峡条約」締結。
1833年のウンキャル=スケレッシ条約を破棄、ボスフォラス、ダーダネルス両海峡の外国軍艦通行全面禁止。



232: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:17:19.07 ID:NK5j/c1aP


 ξ#゚听)ξ 「お前ももうちょっと考えろよ。首都の目の前を外国の軍艦が通るとか、死にてーのか?」


   ('、`;川 「あ! そうですね! 確かに危ないですね!」



 ξ#゚听)ξ 「しっかりしろよ。ったく………」


   ('、`;川 「はい! ありがとうございました!」






 ξ#--)ξ o0(全く、なんでアタシがこいつのケツを持たなきゃいけないんだか………)



かくして、エジプトを巡る対立はようやく一段落したのであった。



233: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:18:49.14 ID:NK5j/c1aP

しかしながら、『東方問題』自体が解決したわけではない。
オスマン帝国が衰退し続けるかぎり、そこには対立の火種が残っているのである。



   ('、`#川 「もう助けてやるなんていう言葉には釣られないよ!」


   (#・∀ ・) 「くそ、支援してやったのに! 恩知らずなやつめ!!」







 (;・∀ ・) o0(ちくしょー、回りくどいことをせず最初っからボコしておきゃ良かった……)



そう、次の戦争はすぐそこです。



236: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:20:01.49 ID:NK5j/c1aP


 ('∀`*川 「おちんちんびろーん」



 (#・∀ ・) 「おいお前! このボクと勝負しろ!!」







    「 「 「  そうはいかんざき!  」 」 」







今回の戦争は、オスマン帝国内のキリスト教徒の扱いに関する対立がきっかけとなった。
要はロシアにとって、開戦理由はどうでもよかった。



238: ◆ImMEukpfHw :2010/05/30(日) 22:21:36.74 ID:NK5j/c1aP

 ξ#゚听)ξ 「オスマン帝国に手ぇ出したらタダじゃおかねえっつっただろうが!! 史ね!!!」


 ミ,,^Д^彡 「国民にかっこいいところを見せてやらないとな! ロシアめ、覚悟しろ!」  ←ナポレオン3世


 \(^o^)/ 「ぼくも宣戦布告します」  ←イタリアのご先祖






 (#・∀ ・) 「KUAAAAA!! てめえら全員! まとめて相手をしてやるわー!!」






 ('∀`*川 「わーい、頑張れー」



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