( ^ω^)ブーンで学ぶ世界史
- 352: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 00:31:56.57 ID:soCfNoy7P
- 結局ドイツの軍艦は、イギリスの艦隊から逃げ切ることに成功した。
- これはイギリスにとって、痛恨のミスであった。
- 逃げ切ったドイツ軍が向かった先は…………
- イスタンブール。
- 353: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 00:34:28.37 ID:soCfNoy7P
- _
- (;゚∀゚) 「ひいい、ここまでくれば大丈夫だろ……」
- ('、`;川 「ちょっとあんた、何しに来たんだよ…… 私までイギリスに狙われたら洒落になんねーし」
- _
- (;゚∀゚) 「そ、そんなこと言わずにさ。ちょっとだけ話を聞いてちょーよ」
- ('、`;川 「はあ?」
- _
- ( ゚∀゚) 「そう言えば、君ってけっこうおっぱい大きいよね」
- 356: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 00:36:52.92 ID:soCfNoy7P
- ('、`#川 「で? 言いたいことはそれだけ?」
- _
- ((.;.;)∀;) 「えっと、本当はですね……… この僕と取引しませんか?」
- ( 、 #川 「………今度の戦争の話? 悪いけど私なんかを仲間にしても意味ないと思うよ」
- _
- ((.;.;)∀;) 「ですから、僕が乗ってきた船をお売りします。最新鋭の軍艦ですよ」
- ('、`;川 「は?」
- 357: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 00:38:22.50 ID:soCfNoy7P
- _
- ((.;.;)∀;) 「イギリスの艦隊からも逃げ切れるほど高性能なやつです。ロシアなんかも一蹴できます」
- ('、`;川 「でも……でも私なんかが倒せるわけないし………」
- _
- ( -∀-) 「ハァ………やっぱりあんたはその程度だったのか」
- ('、`;川 「うっ」
- 359: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 00:39:56.34 ID:soCfNoy7P
- _
- ( ゚∀゚) 「………あなた、イギリスとロシアが大嫌いなんでしょう?」
- ('、` 川
- _
- ( ゚∀゚) 「今なら復讐の手助けをしてあげますよ」
- ( 、 川
- 365: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 00:55:09.64 ID:soCfNoy7P
- ( 、 川 「…………その話、乗った」
- _
- (* ゚∀゚) 「そう来てくれないと!」
- 当時のオスマン帝国では、人々の募金によってイギリスに戦艦を発注していたのだが、
- 納品寸前になってイギリスに没収されてしまい、国民の間には反英感情が渦巻いていた。
- そのため、イスタンブールに逃げ込んだドイツの軍艦は、
- めぐりめぐって、オスマン帝国のドイツ側に立った参戦を招いてしまったのである。
- これはヨーロッパの戦争が、中東地域にまで広がることを意味する。
- イギリスにとって、これが悪夢の始まりであった。
- 367: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 00:57:14.88 ID:soCfNoy7P
- ´・ω・)
- ('、`*川
- ξ゚听)ξ
- _
- ><) (゚∀゚ )
- ┏( ^o^)┛ ミ,,゚Д゚彡
- ^ω^) ('A`)
- (・∀ ・)
- 川д川
- -_-)
- 『第一次世界大戦』(1914〜18)
- 370: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:00:14.85 ID:soCfNoy7P
- ξ#゚听)ξ 「オスマン帝国がドイツに味方しただぁ!?」
- ミ;゚Д゚彡 「おい、どーすんだよ。ロシアがすごい困ってるんだけど………」
- 早く補給をたのむよー(泣 >
- ξ#゚听)ξ 「チッ、情けないわねえ………」
- 371: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:01:21.01 ID:soCfNoy7P
- ξ゚听)ξ 「まあいいわ。さっさとオスマン帝国を降服させて、ロシアと連絡を取れるようにしましょ」
- ミ;゚Д゚彡 「でもそんなことできるのか? 流石に厳しいと思うんだが………」
- ξ*^凵O)ξ 「あはは、何言ってるのよwww相手はあの"重病人"なのよ?wwwwwww」
- ミ;゚Д゚彡 「そ、そうか………?」
- かくして、イギリスによってオスマン帝国攻撃の作戦が練られた。
- その内容は、イスタンブールの近くに上陸して、首都を占領するという安直なものであった。
- 374: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:02:50.47 ID:soCfNoy7P
- ξ゚听)ξ 「さーて、ちゃっちゃと終わらせてドイツをボコしに行くわよー」
- ミ;゚Д゚彡 「………おう」
- ξ゚听)ξ 「そんじゃー艦砲射撃はじめー!」
- ミ,,゚Д゚彡ξ゚听)ξ 「どかーん どかーん」
- ξ^凵O)ξ 「なんだ、やっぱり楽勝じゃない。やっぱトルコは雑魚ねーwww」
- ( 、 川
- 375: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:04:06.85 ID:soCfNoy7P
- ξ゚听)ξ 「そんじゃそのまま上陸しt――」
- ガッ
- ξ゚'ε⊂( 、 川 三二==
- ξ(゚'ε゚ξ 「あっ」
- 377: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:05:04.03 ID:soCfNoy7P
- ゴフゥ 彡
- ξ(゚'ε゚ξ ⊂( 、 川
- ξ(゚'ε゚ξ 「………え?」 ( 、 川
- 378: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:06:07.45 ID:soCfNoy7P
- ξ(゚'ε゚ξ 「あ、あれ?」
- ( 、 川 「さんをつけろよ、デコ助野郎」
- ξ(゚'ε゚ξ 「う……うそ………」
- 「もはやゴミ以下のオスマン帝国は、すぐに降服する」
- イギリスのこの予測は完全に外れていた。
- それどころか、今までの弱体ぶりが嘘だったかのように、オスマン帝国軍は頑強に抵抗した。
- 379: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:07:06.73 ID:soCfNoy7P
- ξ;^凵O)ξ 「ハハ、たまたまよ。たまたま! 天下の大英帝国がトルコ人なんかに負ける訳がないじゃない」
- ズガァァン! ギャアアアア ゆっくりしね! >
- ξ;^凵O)ξ 「ははは………はは?」
- 380: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:08:18.84 ID:soCfNoy7P
- ウワアアアア タ、タイキャクセヨー!!
- ξ;゚听)ξ ・・・・・・
- (^、^*川 ニコッ
- 381: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:09:51.48 ID:soCfNoy7P
- (^、^*川 「おおwwwwwwww弱い弱いwwwwwwwwwwwwww」
- ξ#゚听)ξ ブチィ
- ちなみにこの上陸作戦を計画したのは、
- かの有名な『ウィンストン=チャーチル』だったそうです。
- この時の失敗が次回に活きてくるんだねえ………
- 384: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:11:10.61 ID:soCfNoy7P
- ξ#゚听)ξ 「ちっくしょおおおおおお、トルコのくせに生意気だぞ!! ぶっ殺してやる!!!!」
- ('∀` 川 「やれるもんならやってみろよwwwwwwwwww巻きグソ女wwwwwwwwwwwwwwww」
- この時のオスマン帝国軍は、天才『ムスタファ=ケマル』が司令官になったことで、八面六臂の大活躍を見せていた。
- こうしたオスマン帝国の必死の抵抗を受けて、
- 初めは威勢の良かったイギリスも、じりじりと追い込まれていく。
- 388: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:14:46.20 ID:soCfNoy7P
- ξ#゚听)ξ 「くうううう、あんたらも見てないで手伝いなさいよ!」
- ミ;゚Д゚彡 「すぐに倒せるって言ったのはどこのどいつだよ!」
- どうでもいいから早く助けてえええええ >
- ξ#゚听)ξ 「キイイイイイッ、戦争が終わったらトルコを分けてやるからあんたらも戦いなさい!!」
- 『サイクス=ピコ協定』で、フランス・ロシアとオスマン帝国の分割を約束せざるを得ず………
- 389: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:16:19.63 ID:soCfNoy7P
- ξ#;凵G)ξ 「お前らも独立させてやるから反乱でも何でも起こしなさいよっ!!」
- (*゚∀゚) 「ほんとだな? 本当に独立させてくれるんだな?」
- (=゚ω゚)ノ 「だったら手伝ってやってもいぃょぅ」
- 『フサイン=マクマホン協定』でアラブ人に反乱を起こさせ………
- 392: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:30:54.54 ID:soCfNoy7P
- ξ;凵G)ξ 「お願いしますお金がないんです」
- 从'ー'从 「そうなんだ〜。それじゃあ貸してあげるよ〜」
- ξ;凵G)ξ 「ありがとうございます代わりにパレスチナでユダヤ人の町を造ることを認めます………」
- 最後には『バルフォア宣言』で、ユダヤ人がパレスチナに居住地を得ることを認めることになった。
- 394: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:33:04.24 ID:soCfNoy7P
- これらのやり取りは一部が秘密裏に行われたこともあって、
- その後各方面から反発を受けることになる。
- 二枚舌どころか、「三枚舌」の外交が行われたことで、この矛盾は現代まで続く大問題となってしまうのであった。
- ξ# ∀ )ξ 「あははははははwwwwwwwwもうどうにでもなーれ!!!!」
- こんな適当な外交をしてしまうほど、イギリスは追い詰められていたのである。
- 395: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:34:21.43 ID:soCfNoy7P
- しかし衆寡敵せず。
- 1918年にもなると『中央同盟国』側の敗色は濃厚となり、オスマン帝国も降服しなくてはならなくなった。
- ('、` 川 「お……終わった……… 私の復讐が…………」
- ξ#゚∀゚)ξ 「ざっまああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwww」
- 397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/05/31(月) 01:37:01.65 ID:lQalSpJT0
- しかし第一次世界大戦で国力を使い果たしたヨーロッパ各国は第二次世界大戦での主役の座をアメリカ・ソ連・ナチス・日本に奪われるのだった。
- 398: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:37:21.15 ID:soCfNoy7P
- ξ#゚∀゚)ξ 「この大英帝国さまに楯突くとこうなるんだよわかったかクソトルコ人が!!!!」
- ('、` 川 ・・・・・・
- ξ#゚∀゚)ξ 「罰としてお前らの国はアタシらが占領するからね! しばらく反省してなさい!!」
- (*´^ω^) 「フフ……この時を待っていたのだ」
- 調子に乗った連合国側は、オスマン帝国に対し過酷な講和条約を押し付けた。
- これが『セーヴル条約』である。
- 399: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:38:39.97 ID:soCfNoy7P
- 『セーヴル条約』では、オスマン帝国の大分割が行われようとしていた。
- ヨーロッパ側の領土はほとんどがギリシャに割譲され、残った海峡沿いの部分もイギリスが占領。
- アジア側の地中海沿岸ではギリシャ軍とイタリア軍が続々と上陸を始めており、
- シリアではフランスが管理権を握っていた。
- まあとりあえず次の地図を見てください。
- 400: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:39:41.60 ID:soCfNoy7P
- | Ser └┐ | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
- | ' Bul / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ____r 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : r'′
- . \__ >、 | 'ー┐ : : : : : : : : : : : : : : : : : /  ̄`ヽ、 __ノ|
- : : く { \ ┌┘ / ̄ ̄ ̄\ : : : : : : : : : : : : : ノ  ̄``ー一'^ー'
- : : : : `¬, | └┐ / ̄\ \ `ー 、 _____「
- : : : : : : } | |__/ SC / _,-‐く_
- : : : : : :ノ Alb___/ r‐ 、__>‐< Con _r一′ ( 、 川
- : : : : { | _ ⊂._ : O : :o : rァ;二二r‐一'′
- ___} ノ { `ヽr一' : : : : : :o:U/ ξ#゚∀゚)ξ
- : : : :。`ヽ./ \ : : : : : : : : : : : : : : j__
- : : : : (} : ヽ Gre L. : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ ν(・ω・ν)
- : : : : : :o : :\ ) : : : : : : : : : : : : : : : r'
- : : : : : : : : :or′ ⊂._ く\: 0 : : : : : :n :r、_>(´・ω・)
- : : : : : : :.:,r‐8し‐―vへ.__ \ヽ〉 : : : : : : :U ゝ‐v┐
- : : : : : : : :`~ ノ ̄ ̄`ヽr' ◎} . :(〉 : : : : : o⊂⊃} __rvヘ.
- : : : : : : : : : : 0: }_ く⌒ー' . : : Aeg : : : : : . \ /(^o^)\ / ノ ミ゚Д゚;彡
- : Ion : : : : : : : : :`ヽ 「`′ . : : : : : : : : : : : : : : ゚o 。: ー┐rv┐ r'^^^^ー-、 rv' . : : : : . `Y´
- : : : : : : : : : : : : : : : しヘ.\ o: : 。。 : :o: : : : o。: : : : :U:/l { . : : : : : : ー―一': : : : : Eas : : :{
- オスマン帝国は今度こそ駄目かと思われたが………
- 402: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:41:15.35 ID:soCfNoy7P
- ξ#^∀^)ξ 「ねぇねぇ、国土が占領されてるけどwww今どんな気持ち?wwwwwww」
- (*´^ω^) 「ねぇ、どんな気持ち?wwwww」
- ('、`*川 「痛くもかゆくもないね。勝手にほざいてろ」
- ξ^Д^)ξ 「は?」
- 404: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:42:52.00 ID:soCfNoy7P
- ('、`*川 「我々はもはや、オスマンの民ではない。我らはトルコ国民である」
- ('、`#川 「新生トルコの代表として私は宣言する! セーヴル条約は許可しない!!」
- ξ#゚∀゚)ξ
- プッチーン
- (#´^ω^)
- 『ムスタファ=ケマル』の率いる『トルコ国民議会』は、このセーヴル条約を拒否した。
- この時ケマルは、オスマン帝国を見限り、自身の手で新しい国を作ろうと決心していた。
- 409: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:54:53.27 ID:soCfNoy7P
- ξ#゚Д゚)ξ 「今の言葉を聞きましたか、ギリシアさん」
- (#´^ω^) 「ええ、もちろんですことよ、イギリスさん」
- ξ#゚∀゚)ξ 「今度こそ病人は死んだのよ。あとは遺産をどう相続するかだわ!」
- イギリスとギリシアは激怒した。
- 必ずあの、思い上がったケマルを除かねばならぬと決意した。
- 410: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:55:47.43 ID:soCfNoy7P
- ミ;゚Д゚彡 「ちくしょー、こんなに反乱の多い場所にいられるか! 俺は国に戻るぞ!!」
- /(^o^)\ 「わたしも帰ります」
- ξ#゚Д゚)ξ ハァ?
- しかし対する連合国は、フランスとイタリアが早々に退却し、一枚岩ではなくなっていた。
- 412: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:56:43.23 ID:soCfNoy7P
- ('∀`*川 「バーカ!!」
- ξ#゚Д゚)ξ 「追うんですよギリシアさん! 捕まえなさい!!」
- (#´^ω^) 「言われるまでもない!」
- こうして死亡フラグが立ちまくった訳ですが、ここで始まるのが『希土戦争』です。
- 414: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:57:35.33 ID:soCfNoy7P
- #゚Д゚)ξ (#´^ω^) ('、` 川
- 『希土戦争』(1919〜22)
- 416: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:58:28.80 ID:soCfNoy7P
- ('∀` 川 ニヤニヤ
- (*´^ω^) 「おやおや? まだ状況が理解できてないようだね、このトルコ娘は」
- ('ε` 川 ププッ
- (#´^ω^) 「………全く、自分の分をわきまえろってことだよな!」
- 418: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 01:59:23.58 ID:soCfNoy7P
- (#´・ω・) 「この戦いに勝ち! この世界を支配するのは!!」
- (#´゚ω゚) 「このショボン様さ!!」
- ==二三 (#´゚ω゚)⊃ 「突撃だーーーーー!!!!」
- 戦争が本格的になると、ギリシア軍は勢いに乗り、内陸深くにまで攻め込んでしまった。
- これがギリシア軍にとって最大の失敗であった。
- 420: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:00:25.66 ID:soCfNoy7P
- ==二三 (*´^ω^) 「フフ…動けまい! おれは天才だ! ファハハハ!!」
- ('、` 川 「…………さて」
- そして、新生トルコの首都まで、あと50kmほどの地点まで攻め込んだ時に………
- 422: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:01:25.28 ID:soCfNoy7P
- ('、` 川 「全軍へ告ぐ。ひたすらに前進せよ」
- ('、` 川 「諸君らの最初の目的地は…………」
- ('∀`*川 「地中海だ!」
- 423: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:02:24.72 ID:soCfNoy7P
- ∩ /⌒ヽ, トンファー百烈脚!  ̄_ ̄)’, ・ ∴.' .. ∧_∧ ∴.'
- | | / ,ヘ ヽィハヘヽ --_- ― = ̄  ̄`:, .∴)' ((( )
- | | .i l \ ('∀`*川 ヽ, _,-'' ̄ = __――=', ・,‘ r⌒> _/ / ・,‘
- | |ニヽ勿 ヽ,__ j i~"" _-―  ̄=_ )":" . ’ |y'⌒ ⌒i .' ∴.'
- ∪ ヽ,, / / __,,, _―  ̄_=_ ` )),∴. ) | / ノ |∴.'∴.'
- ヽノ ノ,イ ―= _ ) ̄=_) _), ー'/´ヾ_ノ
- / /,. ヽ, _ _ )= _) ,./ , ノ ∴.' ∴.'
- 丿 ノ ヽ,__,ノ = _) / / /∴.' ∴.'
- j i / / ,'
- 巛i~ / /| |
- !、_/ / )
- |_/
- 425: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:03:24.86 ID:soCfNoy7P
- (´゚ω゚`) 「ぎゃああああああああああ!!!!!!!」
- ('∀`*川 「ギリシア人を殲滅せよ!! 地中海に叩き落してやるのだ!!!!」
- 調子に乗って深入りしすぎたギリシア軍は、
- 100kmにも及ぶトルコ軍の戦線に跳ね返されてしまった。
- それどころか、補給が途切れつつあったこともあり、ギリシア軍は全面崩壊を引き起こしてしまったのである。
- 426: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:04:37.83 ID:soCfNoy7P
- (´゚ω゚`) 「い……いやだ! たすけてくれえぇぇ!」
- (´;ω゚`) 「な…なぜ俺がこんな目に!!」
- (´;ω;`) 「天才のこの俺がなぜぇ〜!!」
- 428: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:05:38.47 ID:soCfNoy7P
- (;ω;`) ≡=− 「あわっ」 ⊂('、`#川 ≡=−
- (゚ω゚`;) ≡=− 「うわっ うわあああ」 ('、`#川 ≡=−
- うわらば」 ('、`#川
- 429: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:06:48.31 ID:soCfNoy7P
- かくして、ギリシア軍もトルコ国内より叩き出されてしまった。
- フランス・イタリア、そしてギリシアまでもがトルコから逃げ出して………
- ξ;゚Д゚)ξ 「う、うそっ!? ギリシアまでトルコ人にやられたっていうの!?」
- (、`# 川 「さーて………」
- ξ;゚Д゚)ξ 「ひぃっ!」
- 残るはイギリスだけである。
- 431: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:07:41.26 ID:soCfNoy7P
- ('、`#川 「おもしれえほど簡単に引っかかったな。ギリシアも無様におっちんじまったぞ?」
- ξ;゚Д゚)ξ 「い、いやっ!」
- ('、`#川 「昔っからそうだったよなあ。私がどんなに努力しても、お前はいつもその一つ上を行っちまう」
- ξ>Д<;)ξ 「こ、来ないで! こっちに来たらひどいわよ!!」
- (゚、゚#川 「だがッ! 私は今までのオスマン帝国じゃねえ!!」
- ξ ;Д;)ξ 「うあ………あ………」
- 432: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:09:15.94 ID:soCfNoy7P
- (゚、゚#川 「今こそてめえをブッ倒しッ! てめえの引き立て役だった過去に決別してやるッ!!」
- (゚、゚#川 「あの世で私にわび続けろ! 大英帝国!!!!」
- ξ ;Д;)ξ 「〜〜〜〜〜ッ!」
- ・・・・・
- ・・・
- ・
- 434: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:10:21.92 ID:soCfNoy7P
- 結果から言えば、以上の事件は、イギリスが土下座することで丸く収まった。
- イギリスはもはや、往年ほどの力を持ってはいなかったのである。
- ξ ;Д;)ξ 「ごめんなさい……エグッ…………今までのことは謝りますから許して下さい……うぇぇ」
- ('、`#川 ・・・・・・
- 大英帝国はすでに死んでいた。
- 441: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:33:04.52 ID:soCfNoy7P
- /(^o^)\ 「それでは再び会議を始めます」
- ミ;゚Д゚彡 「えっと、オスマ………いや、『トルコ共和国』代表の方、お願いします」
- ('、`#川
- ξ Д )ξ
- (´゚ω゚`)
- その後、再度会議が開かれることになり、新たに『ローザンヌ条約』が結ばれた。
- 以前結ばれたセーヴル条約はもちろん破棄されて、トルコは独立国であることが承認された。
- 古臭いオスマン帝国は自然消滅してしまったのだ。
- 443: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:36:49.33 ID:soCfNoy7P
- ('、`*川 「現時点では私がトルコだ!」
- その後のトルコは、『ムスタファ=ケマル』の指導の下、改革を成し遂げることに成功した。
- イスラム教と政治を分離して、トルコ国民による「国民国家」を創り上げたのである。
- そのため現在では、トルコはイスラム圏では珍しく『政教分離』政策をとっている。
- 444: ◆ImMEukpfHw :2010/05/31(月) 02:38:14.69 ID:soCfNoy7P
- と言うわけで終わり
- いやはや、長くなりました。
- オスマン帝国の崩壊と、新生トルコ共和国の成立。
- いかがでしたでしょうか。
- イギリスがトルコ人のことをどう思っていたかを考えてみると、
- ここら辺の歴史はかなり面白いんじゃないかなあ、と思います。
- イギリス人はトルコをディスり過ぎてたと思うんだよねww
戻る/後編へ