( ^ω^)ブにも奇妙な物語のようです

2: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 10:38:08 ID:PPw1Q34Q0
ξ゚听)ξ「完成したわ!」

永遠の美を求めすぎた女がいた。
その女は千年の寿命を求め、ある悪魔を召喚した。

( ゚∋゚)「ワタシを呼んだのはあなたね?」

ξ゚听)ξ「ええ。そうよ千年の寿命とやらを与えて頂戴」



3: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 10:39:06 ID:PPw1Q34Q0



ξ゚听)ξ千年の寿命のようです



4: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 10:40:02 ID:PPw1Q34Q0
( ゚∋゚)「もちろん、与えてあげるわ」

ξ゚听)ξ「やった! これで寿命が千年になったわ!」

( ゚∋゚)「これであなたは千年の間老けることも死ぬこともないわ」

悪魔は笑いながら続けて言った。

( ゚∋゚)「なんて大馬鹿者でしょう。人類は数十年後に滅亡するというのに」

ξ゚听)ξ「あら、そうなの」

( ゚∋゚)「あなたはほぼ九百年、孤独に苛まれながら生きていくのよ」

ξ゚听)ξ「そうね。それは、よかったわ」

( ゚∋゚)「永遠の美を求めすぎた女の哀れな永い末路よ!」

ξ゚听)ξ「ええ本当、その通りだわ」

( ゚∋゚)「……」

悪魔は何とも腑に落ちない感じでいるが、実際に千年の寿命を与えた。
おかしいところは何もないと思いながらも、歯がゆいままに消えていった。



5: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 10:41:57 ID:PPw1Q34Q0
残った女は心から喜ぶ。

ξ゚听)ξ「何と嬉しいことか。永遠の命が千年になったわ」

女は科学者で自ら不老不死を手に入れていた。
しかし、無限の命で死ぬことが出来ないのは窮地と思い、数十年程度使って悪魔を呼んだ。

ξ゚听)ξ「一生死ねないのと千年後に死ねるのとでは大きな差だわ」

悪魔が彼女の喜びの理由を知る由など無かった。




ξ゚听)ξ 千年の寿命のようです 終



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