( ^ω^)さよならアスキーアートのようです

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 05:11:08.25 ID:ShGOEw+YP

【大学の休憩所のようなところ】

ノハ;゚听)】「なんで…なんで誰も出ないんだよ…」

ノハ;゚听)「………ん?」

ξ )ξ

ノハ;゚听)「ツン…!!わ…あ……ええ…」

ノハ;凵G)「うわああああああああああああああ!!」

ノハ;凵G)「ど…どうして…!?」

  _
( ;゚∀゚)「……………………」
  _
( ;゚∀゚)「…………(通り辛い…)」



284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 05:19:16.78 ID:ShGOEw+YP
  _
( ;゚∀゚)「とりあえず…行こう…」
  _
( ;゚∀゚)「俺もピンチだし……」

ノハ;凵G)「わあああああああああああああああああああああ!!」
  _
( ;゚∀゚)「……………」

ノハ;凵G)「あああああああああああああああああああああああ!!」
  _
( ;゚∀゚)「……………………」

ノハ;凵G)「いやああああああああああああああああああああああああ!!」
  _
( ;゚∀゚)「………………………………………」




  _
( ;゚∀゚)「あの…大丈夫?」



285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 05:29:28.07 ID:ShGOEw+YP
ノハ;凵G)「………ツンが…死んでる…でぃも、タカラも…」
  _
( ;゚∀゚)「え、え?……ああ、そう…可哀想に…」

ノハ;凵G)「うわあああああああ!!こえええええええええええええ!!」
  _
( ;゚∀゚)「う、うん」

ノハ;凵G)「ものすげええええええええええええこえええええええええええええええええ!!」
  _
( ;゚∀゚)「お、落ち着いて、どうしたの?」

ノハ;凵G)「知らない!踊ってたら死んだ!」
  _
( ;゚∀゚)「踊り?何で踊るの?」

ノハ;凵G)「え?え?…踊らないといけない時があるから?」
  _
( ;゚∀゚)「ああ、そうか…え?」

ノハ;凵G)「携帯が通じないの、花火大会の時みたいに、電話がかからない…どっから来た?」
  _
( ;゚∀゚)「わかんねぇ…俺ずっと学校にいたから…」



286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 05:34:00.39 ID:ShGOEw+YP
ノハ;凵G)「……………」
  _
( ;゚∀゚)「………………?」

ノパ听)「…………ジョルジュ?」
  _
( ;゚∀゚)「……」

ノパ听)「VIPPER’sの…ジョルジュ?」
  _
( ;゚∀゚)「うん…まぁ」

ノパ听)「……………」
  _
( ;゚∀゚)「……………」

ノパ听)つ】「…………」
  _
( ;゚∀゚)「……………」


ノパ听)つ】<カシャ「………………」



295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 10:26:02.07 ID:ShGOEw+YP
ノパ听)つ】「……………」
  _
( ;゚∀゚)「………………」

ノハ )つ】「…………………あ」

ノハ;凵G)「わああああああああ!ありがたくねー!今、ありがたみねー!」
  _
( ;゚∀゚)「うん、ごめん。ごめんね」

ノハ;凵G)「わあああああああああああああああああああああ…うっ」

ノハ; )「い……嫌だー!!嫌だああああああ!!」
  _
( ;゚∀゚)「ど、どうしたの?」

ノハ; )「死にそうだあああ!!」
  _
( ;゚∀゚)「え」

ノハ; )「死にそうになっちゃったあああああ!!」



296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 10:34:08.61 ID:ShGOEw+YP
  _
( ;゚∀゚)「え、頑張って!頑張って!」

ノハ; )「苦しいいいいいいいいいい!!」
  _
( ;゚∀゚)「う、うん!」

ノハ; )「………………」
  _
( ;゚∀゚)「…………………?」

ノハ; )「……………………お」
  _
( ;゚∀゚)「お?」





ノハ; )「お母さん?」



297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 10:46:49.09 ID:ShGOEw+YP
  _
( ;゚∀゚)「うん?…俺、お母さんじゃないよ」

ノハ; )「お母さん…ごめんなさい…」
  _
( ;゚∀゚)「え?」

ノハ; )「お母さん…ごめんなさい…知らなかったの」
  _
( ;゚∀゚)「え?」


( ^ω^)「……………?」


ノハ; )「知らなかったんだよ私」
  _
( ;゚∀゚)「え?何を?何を知らなかったの?」

ノハ; )「うう………う…う…」

( ;^ω^)「……………?」



298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 10:52:56.18 ID:ShGOEw+YP
ノハ; )「許してお母さん…」

( ^ω^)「あの…ちょっと通っちゃっていいですかお?」
  _
( ;゚∀゚)「あ、ちょ、ちょっと待ってもらえますか?」

ノハ; )「おかあさん………」
  _
( ;゚∀゚)「……な、なあに?」

( ;^ω^)「あ、この人?」
  _
( ;゚∀゚)「うん、ちょっと」

ノハ; )「……」
  _
( ;゚∀゚)「いいのよ、いいのよ。お母さんが悪かったわ」

ノハ; )「じゃあ…許してくれるの?」
  _
( ゚∀゚)「もちろんよ、お母さんはいつでもあなたの味方よ」



300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:01:11.92 ID:ShGOEw+YP
ノハ;゚听)「……………」

ノハ;゚听)「……………おま」
  _
( ;゚∀゚)「おま?」

ノハ;゚听)「おまえ………」




ノハ;゚听)「だれだ……」

ノハ )

  _
( ;゚∀゚)「…………………」

( ;^ω^)「………………」



302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:07:55.55 ID:ShGOEw+YP
( ^ω^)「え、お知り合い?」
  _
( ;゚∀゚)「あ、いや、あの僕ちょっとテレビとか出てるんで…あの、それで、あ…VIPPER’sのジョルジュです」

( ^ω^)「ああ、そう、あ、ビッパーズの」
  _
( ;゚∀゚)「ええ」

( ^ω^)「俺あれなんですお、ちょっとお勤めしててテレビ見れなくて」
  _
( ;゚∀゚)「あ、サラリーマンの?お忙しい?」

( ;^ω^)「あ、ま、ええ違うんですけど」
  _
( ;゚∀゚)「ああ…」

( ^ω^)「ちょっと妹探してるんだお」
  _
( ;゚∀゚)「ああ」

( ^ω^)「何してんですかお?」
  _
( ;゚∀゚)「いや、ちょっと、全然わかんなくて、ちょっとうろうろ、病院とか」



303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:13:37.21 ID:ShGOEw+YP

( ^ω^)「やっぱわかんないですおね」
  _
( ;゚∀゚)「はい…」

( ^ω^)「あ、じゃあちょっと」
  _
( ;゚∀゚)「あ、待って!」

( ^ω^)「ん?何ですかお?」
  _
( ;゚∀゚)「あのちょっと、すいません、なんかあれなんですけど」

( ^ω^)「何?」
  _
( ;゚∀゚)「いやあの…ちょっとお尻から何かちょっと出ちゃったみたいで…」

( ^ω^)「え?」
  _
( ;゚∀゚)「いや…あのちょっとお尻からなんか出てきちゃてるみたいなんすけど」

( ^ω^)「え?え?…トイレ行ってくれば?」



305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:16:20.38 ID:ShGOEw+YP
  _
( ;゚∀゚)「いや、いやそうじゃなくて…何か中身的な」

( ;^ω^)「ええ……」
  _
( ;゚∀゚)「ちょっと見て」

( ;^ω^)「は?やだよ」
  _
( ;゚∀゚)「ちょっと…こっから」

( ;^ω^)「嫌だって!ズボンあげろお!」
  _
( ; ∀ )「あ!……………あ…」
  _
( ; ∀ )「ああ………」

( ;^ω^)「……………?どうしたんだお?」
  _
( ;゚∀゚)「うん、あ、俺そろそろちょっと死にそうなんで、すいません、ほんと見守って貰ってもいいですか?」

( ^ω^)「いや、だから急いでるから」



307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:23:51.24 ID:ShGOEw+YP
  _
( ;゚∀゚)「すぐ!すぐ!」

( ;^ω^)「ほんとにすぐ?」
  _
( ;゚∀゚)「はい!」

( ;^ω^)「…でも本当に急いでね、俺急いでるから」
  _
( ;゚∀゚)「何をそんなに急いでるんですか?」

( ^ω^)「いや、あの…だから妹がさ…この近くにいるはずなんだお。だから会いたくて…」
  _
( ;゚∀゚)「会ってどうするんですか?」

( ;^ω^)「どうするって、どうもこうもないけど…だって会いたいじゃん」
  _
( ;゚∀゚)「妹に?」

( ^ω^)「いやほらあのー、あの義理だから、義理のあれだから」
  _
( ;゚∀゚)「ええ、関係ないんじゃないすか?妹でしょ」



308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:31:05.54 ID:ShGOEw+YP

( ;^ω^)「いやいや、親父死んですぐ後だから…てかまだかお?」

( ;^ω^)「あの、あれだったらちょっと悪いんだけどそろそろ…」
  _
( ;゚∀゚)「待って待って待って下さい!す、すぐだから!」

( ;^ω^)「あのー…ちょっとこれ、なんだろ…すごく良い事かも知れないんだけど…」
  _
( ;゚∀゚)「はい」

( ^ω^)「……なんか回復してないかお?」
  _
( ;゚∀゚)「いやいやいや、全然!虫の息ですから!」

( ^ω^)「じゃあ行くから…」
  _
( ;゚∀゚)「ええ!」

( ;^ω^)「いやいやちょっと待って、あの行くけど…ついてくればいいお」

( ^ω^)「そして、その…途中で?あの、あれしたら…あの逝ってくれて構わないから…そしたら見守るお」
  _
( ;゚∀゚)「ええ…でもホント歩くのも辛い…」



310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:41:00.90 ID:ShGOEw+YP

( ^ω^)「ちょっと…あれだけど…ちょっとわがままなんじゃないかお?」
  _
( ;゚∀゚)「は?いやだって僕死にそうなんですよ?」

( ^ω^)「いやわかるけど、俺だって何時死ぬかわからないお。その時間を?ってか命を?」

( ^ω^)「命って言うとあれかもしれないけど…そんな誇張してないと思うお」
  _
( ;゚∀゚)「え、でもだってまだ元気じゃない」

( ;^ω^)「いや、いやいや全然…お腹とか痛いし、頭もさっきからちょっと痛いし」
  _
( ;゚∀゚)「嘘だ」

( ^ω^)「でもほんと待ってらんないお…だからついてくるかついてきて良いところであれするか?」

( ^ω^)「今すぐあれするかだから、後は一人で、あのちゃんとしてくれるか」



311: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:45:13.42 ID:ShGOEw+YP
  _
( ;゚∀゚)「やだよ!ずるいよ!待ってよ!」

( ;^ω^)「いやほんとごめん…ちょっとばたばたしちゃってすまんお」
  _
( ;゚∀゚)「待って!待って!ほらもう…待って!」

( ^ω^)「じゃあお大事に」
  _
( ;゚∀゚)「あ、まっ……あ!」
  _
( ; ∀ )「ああ……あ…あ」
  _
( ; ∀ )「……………………」
  _
( ; ∀ )「……………………」


  _
( ;゚∀゚)「あ、駄目だ、やっぱちょっと待って…!」



313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:50:19.03 ID:ShGOEw+YP
【道】

(-_-)「本当にみんな死んでる…」

(-_-)「…世界が終るのかな…」

(-_-)「……なんかわくわくする」

(-_-)「……………」

(-_-)「とにかく…片っぱしからクラスのみんなに会いに行こう」


J(;'ー`)し「……………ドクオー」

(-_-)「……」

J(;'ー`)し「ドクオー?どこにいるのー?」

(-_-)「まあ…いいや………」

J(;'ー`)し「ドクオー!!」



314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 11:54:26.45 ID:ShGOEw+YP
【広場】

(,,;゚Д゚)「どうなってんだよ…みんな死んでやがる…!」

(,,;゚Д゚)「ふざけんなよ…!くっそ!」

(,,;゚Д゚)「しぃ…どこだ………………あ」


(`・ω・´)「…………」

(,,;゚Д゚)「シャキンさん!!」

(`・ω・´;)「え?あ、ああギコさん!」

(,,;゚Д゚)「あの…しぃは?」

(`・ω・´;)「あ、今そこのトイレに行ってます…すぐに帰ってくると思いますよ…」

(,,;゚Д゚)「よ、良かった…もう会えないかと思った…」

(`・ω・´;)「…………」



315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:00:49.91 ID:ShGOEw+YP

(`・ω・´;)「あの…アイツは……」

(,,;゚Д゚)「え、あ、ああ…喫茶店に行ったんですけど…俺がトイレに行ってる間に…」

(`・ω・´;)「ま、まさか……」

(,,;゚Д゚)「死んで…ました……」

(`・ω・´;)「そ…そうですか…やっぱり」

(,,;゚Д゚)「え?」

(`・ω・´;)「いや、ほら…ここまで人が死んでると…薄々は」

(,,;゚Д゚)「ああ…ですよね……」


(*;゚ー゚)「あっ……………」

(,,;゚Д゚)「あ…しぃ………」



316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:07:44.04 ID:ShGOEw+YP
(*;゚ー゚)「………………」

(,,;゚Д゚)「よかった…生きてて…」

(`・ω・´;)「……………」

(,,;゚Д゚)「よし、帰ろう!なあ…」

(*;゚ー゚)「…一人で帰れば?」

(,,;゚Д゚)「………………え?」

(*;゚ー゚)「あの……私は…この人と一緒にいるから」

(`・ω・´;)「………………」

(,,;゚Д゚)「は?え…いやちょっと…え?」

(*;゚ー゚)「だから…!私はシャキンさんといるから一人で帰って!」



317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:17:51.90 ID:ShGOEw+YP

(,,;゚Д゚)「何言ってんだよ!だって…え?」

(*゚ー゚)「シャキンさん…私が会ってきた中で一番理想のタイプなんだもん!」

(*゚ー゚)「一緒にいて楽しかったし…なによりイケメンだし!」

(,,;゚Д゚)「は?お前…ふ、ふざけんなよ?」

(*゚ー゚)「ふざけてない!私は本気だから…」

(,,;゚Д゚)「だってお前…俺達もうすぐ結婚するんだぞ!?」

(*゚ー゚)「そんなの知らないわよ。だってまだ届け出してないし」

(,,#゚Д゚)「お前…っ!!」

(*;゚ー゚)「痛っ!!……最低!!」

(,,#゚Д゚)「うるせぇ!最低なのはどっちだよ!!」

(`・ω・´;)「止めましょうギコさん!」



318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:20:29.93 ID:ShGOEw+YP

(,,#゚Д゚)「お前は関係ないだろ!」


(`・ω・´;)「すいません…ギコさん…お嫁さんを僕に下さい!」

(,,;゚Д゚)「な、何言ってんだよ!」

(`・ω・´;)「だってアイツが死んだってことは僕は一人じゃないですか」

(`・ω・´;)「こんないつ死ぬかもわからない状況で…一人は…ちょっと」

(,,;゚Д゚)「何言ってんだよ!駄目に決まってるんだろ!」

(*;゚ー゚)「あんたが勝手に決めないでよ!」

(`・ω・´;)「嫁さんの気持ちも尊重してください」

(,,#゚Д゚)「おま…ばっ!…はあ?」



319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:23:52.04 ID:ShGOEw+YP
(,,;゚Д゚)「なんなんだよ…なんなんだよ!お前らふざけんなよ!!」

(`・ω・´;)「お願いします!分かって下さい!」

(,,;゚Д゚)「分かるかよ!そしたら俺が一人じゃないか!」

(*;゚ー゚)「んん………う………っ!」

(`・ω・´;)「大丈夫ですよ!ギコさんならすぐにまた新しいのができますから…」

(,,;゚Д゚)「しらねえよ!ってか…お前の方がイケメンじゃねぇか!」

(`・ω・´;)「でも、でも僕達は双方同意の上なので…」

(,,;゚Д゚)「しらねえよ!俺が認めねぇよ!だってお前…人の恋人取って良いと思ってんのかよ!!」

(*; ー )「グッ……カカッ…グゥ……!」

(`・ω・´;)「それは…………仰る…通りで…………す?」



320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:30:37.92 ID:ShGOEw+YP
(,,;゚Д゚)「何聞いてんだよ!仰る通りだよ!」

(`・ω・´;)「とにかく、ここは3人で話し合いましょう…!」

(,,;゚Д゚)「話し合いで決められるようなものじゃねぇだろうが!」

(*; ー )「グ…カッハッ…クワッ!!」

(,,;゚Д゚)「とにかくお前は消えろ!さもないと………ん?」

(*; ー )「うっ…ううっ!!」

(,,;゚Д゚)「しぃ!!大丈夫か!!」

(`・ω・´;)「しぃ!」

(,,;゚Д゚)「おい!」

(`・ω・´;)「はい、な、なんですか?」

(,,;゚Д゚)「お前が呼び捨てにするなよ!」



322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:35:48.49 ID:ShGOEw+YP

(`・ω・´;)「いや…でもこういうときは、フレンドリーに…」

(,,;゚Д゚)「とにかくやめろ!!むかつくんだよ!」

(*; ー )「あ…………………」

(* ー )

(`・ω・´;)「いや、私…学生の頃医学を少々学んだんですけど…こういう瀕死の方の声掛………あ」

(,,;゚Д゚)「あ?……え、あ、し……しぃ!」

(* ー )

(,,;゚Д゚)「おい!しっかりしろ!しぃ!!」

(`・ω・´;)「しぃ!起きるんだ!!しぃ」

(,,;゚Д゚)「だから呼び捨てにするなって!!…しぃ!!」



323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:40:59.00 ID:ShGOEw+YP

(* ー )

(,,; Д )「あ……………し、しぃ」

(`・ω・´;)「う、うわあ…………………」

(,,;Д;)「ちくしょう…しぃ……うわああああああああああああ!!」

(`・ω・´;)「………しぃ」

(,,;Д;)「だから呼び捨てでいうなあああああああああああああああああ!!」

(,,;Д;)「う………うう………」

(`・ω・´;)「…?何やってるんですか?」

(* ー )(,,;Д;)

(,,;Д;)「俺…しぃの隣で死ぬ……」



324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:43:52.73 ID:ShGOEw+YP

(`・ω・´;)「ええ?」

(,,;Д;)「じゃあな」

(`・ω・´;)「ちょっと…何で死ぬんですか?」

(,,;Д;)「なんでって?」

(`・ω・´;)「なんでって…何が原因で…」

(,,;Д;)「知らねえけど…みんな死ぬんだろ」

(`・ω・´;)「ええ」

(,,;Д;)「この街の奴ら全員死ぬんだろ」

(`・ω・´;)「…なんで」

(,,;Д;)「だってみんな死んでたじゃねぇか!」



325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 12:45:49.90 ID:ShGOEw+YP

(`・ω・´;)「でもまだ…生きてるじゃないですか」

(,,;Д;)「それも…時間の問題だろ?」

(`・ω・´;)「ええ…でもどうにかして生き残る努力しないと…」

(,,;Д;)「うるせぇ!もうさっさとどっか行けよ!!」

(`・ω・´;)「ええ……………」

(`・ω・´;)「………………」


(`・ω・´;)「わ、分かりました……」



326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:01:09.82 ID:ShGOEw+YP
【警察署前の通り】

(´・ω・`;)「はぁ…はぁ…」

ζ(゚ー゚*;ζ「大丈夫…?ショボンさん…」

(´・ω・`;)「いや…大丈夫大丈夫」

ζ(゚ー゚*;ζ「顔色悪いよ…?」

(´・ω・`;)「ああ…さっきの坂を上がったからかな」

ζ(゚ー゚*ζ「無理しないでね……」

(´・ω・`;)「うん…ありがとう……」

ζ(゚ー゚*ζ「ショボンさんは…どこに住んでるの?」

(´・ω・`;)「僕は…マツムケの方かな…」



327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:05:10.23 ID:ShGOEw+YP
ζ(゚ー゚*ζ「そっか…じゃあまだまだだね…」

(´・ω・`;)「うん………」

ζ(゚ー゚*ζ「ショボンさんは奥さんいるの?」

(´・ω・`;)「あ、ああ…いるよ?」

ζ(゚ー゚*ζ「……美人…?」

(´・ω・`;)「ああ……君くらい美人だ…」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふっ!止めてよ…」

(´ ω `;)「んん…デレちゃん…」

ζ(゚ー゚*ζ「何?」

(´ ω `;)「ごめん…もう、これ以上歩けなくなってしまった…」



328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:10:55.17 ID:ShGOEw+YP
ζ(゚ー゚*;ζ「え……………?」

(´ ω `;)「足の痙攣が止まらないんだ…心臓も痛みだした…」

ζ(゚ー゚*;ζ「嘘…ねぇ死なないでよショボンさん!」

(´ ω `;)「ごめん…本当に…ごめん」

ζ(;ー;*ζ「いや!死なないで!ショボンさん!」

(´ ω `;)「ごめん…本当に…ごめん」

ζ(;ー;*ζ「止めて!生きて!生きて!」

(´ ω `;)「ごめ……………ん」

(´ ω `)

ζ(;ー;*ζ「や……………いや!いや!」



329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:14:02.80 ID:ShGOEw+YP
ζ(;ー;*ζ「ショボンさん!やめてよ!起きて!生きて!生きるの!」

(´ ω `)

ζ(;ー;*ζ「お願い!!ねぇ……ってば…………」


( ФωФ)「……………ん?」

ζ(;ー;*ζ「うわああああああああああああ」

( ФωФ)「どうした?」

ζ(;ー;*ζ「ショボンさんが…ショボンさんが……!」

( ;ФωФ)「………」

ζ(;ー;*ζ「怖いよぉ!死にたくないよぉ!!」

( ;ФωФ)「落ち着くである!とにかく…警察署の中に入って…」



331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:19:02.26 ID:ShGOEw+YP
ζ(;ー;*ζ「ひっく…ひっく……」

( ФωФ)「…お茶、買ってきたから飲むである」

ζ(;ー;*ζ「………いらない」

( ;ФωФ)「………」

ζ(;ー;*ζ「今…何が起きてるの?」

( ;ФωФ)「すまぬ…しばらく前から連絡が取れなくなってしまったのだ…」

ζ(;ー;*ζ「あなた…警察の方?」

( ;ФωФ)「ああ…まぁ…」

ζ(;ー;*ζ「……………」



332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:31:08.64 ID:ShGOEw+YP
( ;ФωФ)「とりあえず…吾輩は……行くから…ここで待っていてくれ」

ζ(;ー;*ζ「行くって…どこに…?」

( ;ФωФ)「いや…行くって…この状況を見に……」

ζ(;ー;*ζ「……………」

( ;ФωФ)「…………………」

ζ(;ー;*ζ「うう……………」

( ;ФωФ)「……そういうわけだからおとなしく待っているである」

( ;ФωФ)「…ここなら安全だ………じゃあ」

ζ(;ー;*ζ「………………」



333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:39:19.63 ID:ShGOEw+YP
( ФωФ)「さて……どこに行くか…」

( ФωФ)「……………ん?」

ζ(;ー;*ζ「……………」

( ФωФ)「おい……だから中で待ってなさいって」

ζ(;ー;*ζ「安全な場所なんてどこにもないよ」

( ;ФωФ)「………」

ζ(;ー;*ζ「私も…つれてって」

( ;ФωФ)「嫌…駄目だ」

ζ(;ー;*ζ「なんで…?」

( ;ФωФ)「君がいても…足手まといだ」

ζ(;ー;*ζ「ついて行くだけだから…お願い」



334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 13:45:22.05 ID:ShGOEw+YP
( ;ФωФ)「いや…そういう問題では…」

ζ(;ー;*ζ「お願い…!!一人は嫌なの…」

( ;ФωФ)「ううむ…………」

ζ(;ー;*ζ「お願い…!」

( ;ФωФ)「……………」

( ;十ω十)「…………………」

( ;ФωФ)「好きにするがいい」

ζ(;ー;*ζ「…………」

ζ(;ー;*ζ「ありがとう…」



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