(´・ω・`)かま掘りたちの夜

21: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 16:52:16
  
それから2階も入念に調べ上げたがイタチどころか昆虫さえ見つけられなかった
この家の中にはもう怪物はいないらしい、と考えた一同はリビングに集まり夜明けを待つことに
しかしそんな事になったら、警察が来て俺の身元もバレてしまう

もうやるしかない、皆殺しだ

(´・ω・`)「荒巻さん此処に隠れて居ても、何時かはやられます、掘られる前に俺たちが殺りましょう」

/ ,' 3「確かにな、分かったよ着いて行くよ」

俺はさらに、自称超能力者の弟者も連れて行く事にした、これで良いフヒヒ・・・・

ξ゚听)ξ「気をつけてね、ドクヲ」

お言葉が胸に染み入ります、俺達三人は外に出た

(´・ω・`)「俺と弟者さんは建物を右周りに、荒巻さんは左周りで、荒巻さんイタチの相手は得意でしょう?頑張って下さい」

/ ,' 3「俺なら心配ないさ、君達こそ気をつけろよ」

そう言うと荒巻は俺たちとは逆の方向へ進んで行った。



22: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 16:53:07
  
(´<_` )「見える、見えるわこれが神の選択なのね!ラ・ヨダソウ・スティアーナ…… 」

不意打ちは得意中の得意だ、あっちの世界に逝ってる弟者の命を奪うのは簡単すぎた
後ろから羽交い絞めにし、そのままグングニルを突き立てた
掘られ慣れていたのかすんなり挿入できたが、それでも気絶させるだけのモノを俺は所持している
弟者は何も喋らずにその場に崩れ落ちた。

このまま放置しておけば凍死するだろう、次は荒巻か

雪に足を取られながら俺は、ペンションの壁沿いに進んで行った。   
居た、荒巻だ、しかし何か様子がおかしい、俺はゆっくりと近づき話しかけた

(´・ω・`)「荒巻さーん、大丈夫ですか」

/ ,' 3「やられたよ、この様だ肩を貸してくれるか」

荒巻は血まみれだった、大チャンスだったがどうも変だ
改めて回りを見回すと、辺り一面にイタチの死骸が散乱している



23: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 16:54:09
  
(´・ω・`)「これは・・・・・・荒巻さんがやったんですか」

/ ,' 3「あぁ、俺の後を着けて来たのか一人になった所を集団で襲われてね」

(´・ω・`)「あの、尻にイタチが挟まってますよ」

/ ,' 3「HAHAHA!こりゃ失礼、僕のケツ筋肉は鉄壁だからね奴等の攻撃なんて何ともないさ」

荒巻はそう言うと尻に顔を突っ込んだまま息絶えてるイタチを引っ張りだし、そのまま投げ捨てた
宙を舞ったイタチは首から上が存在していない・・・・・
不味い、不味いぞ、まさかこんな奴が居たとは想像も出来なかった。
あんなモノで締め付けられたら流石の俺のモノもお陀仏だ、どうしようもない

/ ,' 3「所で弟者君はどうした?姿が見えないようだが」

(´・ω・`)「!!!えーっとそれが、かま掘りいたちに襲われてですね・・・」

俺は咄嗟に嘘をつき、荒巻を現場に連れて行った
本来ならここでヒゲ野朗も消すはずだったので弟者はそのまま放置していた



24: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:16:30
  
/ ,' 3「可哀想に、もう冷たくなってる」

(´・ω・`)「すいません僕が付いておきながら」

/ ,' 3「・・・・・・ここに居ては危険だ、一度ペンションの中に戻ろう」

俺たちは弟者の遺体を担ぎ、重い足取りでしゅぷーるへと戻った。
吹雪の世界から戻ってくると、ツン達が毛布やコーヒーを用意して待ってくれていた

(;´_ゝ`)「お、弟者どうしたの?しっかりしてぇ!!!」

( ^ω^)「ちょwwwwww死んでるwwwwwwテラヤバスwwwwww」

ミ;゚Д゚彡「なんて事・・・・・エスパー(自称)の弟者までやられてしまうなんて・・・・・」

ξ;凵G)ξ「オトジャサーン・・・・・」

( ´_ゝ`)「あたしのせいよ・・・・弟者に呪いのメールなんて送ったから
       急に不幸が来たので暗黒面に耐え切れなかったんだわ!きっとそうよ!」

なにやら勝手に納得してくれた、あれは呪いのメールなんかじゃなかったんだな
間違いなく幸せのメールさ、俺にとってはね、フヒヒ・・・・・・・



25: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:17:10
  
それから兄者は弟者の遺体を引き取り自分の部屋に引きこもってしまった、ショックなのだろう

/ ,' 3「僕もイタチと戦って疲れたよ、自分の部屋で少し睡眠を取らせて貰うよ」

荒巻も部屋に戻り、リビングには俺とツン、フサギコあとピッツァだけになった

ξ;凵G)ξ「もう皆タスカラナイのカシラ」

ミ,,゚Д゚彡「大丈夫よツンちゃん!明日の朝になれば警察の人もやってくるわ!」

( ^ω^)「もうムリポwwwww死亡フラグ立ちまくりwwwwww」

ミ,,゚Д゚彡「ちょwwwwwおまwwwwwww人が慰めてる時にうぇwwww」

こいつらをどう始末しようかと考えていた時、聞き覚えのある野太い声が2階から聞こえた

(´・ω・`)「なんだってんだよ畜生、おい豚!上に様子見に行くぞ」

( ^ω^)「テラヒドスwwwwwもう少し柔らかい表現で話して欲しいおwwww」

(´・ω・`)「カムヒァピッグ」

( ^ω^)「おkwwwwwwwwwwwww」



26: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:18:11
  
2階へ上がり、兄者の居る部屋のドアを内藤が叩き、ガチャリとドアノブを回した

( ^ω^)「・・・・・兄者、また呪いのメールでも届いたのかお?」

(;^ω^)「っておぉおぉぉぉおお兄者っぁぁぁ!!11」

兄者はこちらに四つん這いの形で尻を向け、その下には水溜りの様な血がこぼれている

(;´・ω・`)「なんてこった、かま掘りいたちが部屋に入ってきたのか?」

(;^ω^)「ひっひぃぃっひぃぃぃいいいい」

内藤はその場で尻餅をついた、腰を抜かしたのか、俺も驚いたが倒れてはいられない
俺は兄弟の部屋から抜け出し、荒巻の部屋へ急行した。
怪物の相手は奴にしか出来そうも無い

(´・ω・`)「荒巻!!大変だ!またイタチが出たぞ!!」


          _,,..,,,,_
         ./ ,' 3  `ヽーっ__ 
       / l   ⊃ ⌒_つ  /|
       |二二二二二二二二|   |
       |________| /


(´・ω・`)「なんだと・・・・心臓が止まってる・・・・」



27: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:19:05
  
まさかあいつまでやられるとは思わなかった、皆殺し所では無い
俺がイタチ共に掘られて死んでしまう

ツン達も2階へと上がってきた、そしてこの惨状をみて言葉を失う。

ミ;゚Д゚彡「・・・・・・・・・」

ξ;凵G)ξ「なんで、なんでこんな事になったの・・・・」

ミ,,゚Д゚彡「ツンちゃんしっかりして、いい?自分の部屋に戻って鍵を閉めるのよ誰も入れちゃ駄目」

(´・ω・`)「なるほど、それで朝になるまで待つ訳ですね、でもイタチが出たらどうするんです?」

ミ,,゚Д゚彡「・・・・・それは多分、もう大丈夫よ」

多分、とはねでも荒巻があれだけ退治したんだ、数は減ってるんだろう
俺はもう自分の身を大事に考える事にした、死ぬよりは捕まった方がまだましかなと、ね

(;^ω^)「僕の部屋では兄弟が血まみれで死んでるお!あんな部屋には戻りたくないお!」

( ^ω^)「そうだ!荒巻さんに守ってもらえばいいんだお」



28: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:20:10
  
(´・ω・`)「彼なら死んだよ、さっき見に行った時心臓が止まってた」

(;^ω^)「・・・・・それでも荒巻さんの所に居た方が安心出来るお」

内藤は荒巻の部屋に行き鍵を閉めた、死体は嫌だっていったのは自分じゃないか

ξ゚听)ξ「ドクヲ・・・・・」

(´・ω・`)「・・・・・・大丈夫、君は死なないさ、しっかり鍵を掛けるんだよ」

ξ゚听)ξ「うん、ドクヲも用心してネ」

俺も自分の部屋に戻り鍵を閉めベッドに寝転んだ、あー糞っ全てはドクオとかいう疫病神のせいだ
いやたしかにイタズラしたのは僕だけども、それでもこんな事になるとはおもわなんだ

('A`)ノ

あいつの顔が浮かんだ、そうだ俺は今ドクオなんだったな
しかし眠い、今は3時、夜明けまでもう直ぐだ、生き残れるさ


アッー!



29: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:20:51
  
何度目の叫び声だ、俺は飛び起きた
扉を少しだけ開け外の様子を伺う、誰も居ない、足音も何も聞こえない

(´・ω・`)(あの声は内藤だったな、あいつヒゲの部屋に居たのにどうして?)

(´・ω・`)(まさか・・・・・・)

俺は足音を出さないよう忍び足で荒巻の部屋へと向かい、扉をゆっくり開けた
内藤はベッドの上で死んでいた、股間の辺りはドス黒く変色している元々そんな色のパンツだったと錯覚するほどだ
足元に転がってるこのピクルスは・・・・・・
後ろの扉の付近で人の気配がして振り返る。


(´・ω・`)「あんた生きてたのか」

/ ,' 3「やぁ、君かよく気づいたね」

(´・ω・`)「褒めてもらうことでもないね、聞きたいことがあるんだが」

/ ,' 3「なんだい、言ってみな」

(´・ω・`)「イタチ騒動はあんたの自作自演か?」



30: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:21:37
  
/ ,' 3「・・・・かま掘りいたちなんて本当に居ると思ったのか?ありゃ普通のイタチだよ」

(´・ω・`)「普通のイタチがこんな場所に大量発生したのは何故だ?」

/ ,' 3「俺は副業でイタチ売りをしててね、此処に来たときバッグを持ってただろ、あれの中身は全てイタチさ」

そうか、そうだったのかこいつは自分が襲われたかの様に見せかけイタチを虐殺していただけか

(´・ω・`)「心臓はどうやって止めたんだい」

/ ,' 3「あれは俺の特技でね、JOJO第三部を死ぬほど読んで編み出したのさ、凄いだろ?」

ふざけた奴だ

/ ,' 3「・・・・本当は殺したい奴がいてね、そいつを殺すために一芝居打ったつもりだったんだが」

/ ,' 3「俺の他にモノホンの殺人鬼が居て驚いたよ、お前がやったんだろ?だがもうそんなことはどうでも良い」

/ ,' 3「来い!俺のケツ筋とお前の竿の一騎打ちだ!!」

そう言い放ち荒巻は壁に手を付き尻を上げこちらに向けた。



31: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:22:18
  
(´・ω・`)「うほっ・・・・!」

奴の短い演説が終わるのと同時に俺は全神経を一物に集中しシリアナ目掛け突進する

(;´・ω・)「ぐぉ固い、まるで岩の割れ目に突っ込んでる様だ・・・」

/ ,' 3「どうした、そんなモノでは俺の涅槃は奪えんぞ!!!」

(´・ω・`)「ぬぐおおおおおお」

力任せに突っ込もうとすると俺のモノが悲鳴をあげ血が流れ出た

(;´・ω・)「ぐぁぁあぁぁぁぁ鉛筆削りかぁくそっ!こんな激痛は初めてだ!!!!」

/ ,' 3「まだ先っぽも入ってないぞ!あいつのモノには到底及ばんなぁ!」

ぐおおおお、俺は力の限り奴の中に進入しようとする、しかし鍛え上げた奴のケツ筋によって
俺の猛攻は尽く防がれ、まるで割れないゆで卵を叩き続ける動きになっている

/ ,' 3「さて、そろそろ俺のターンだ・・・・」



32: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:23:13
  
荒巻は俺のモノからスルリと抜け出し、俺の後ろに回りこんだ、まさか、止めろ

/ ,' 3「あぁ・・・久々の攻めだ・・・・・・」

(´゚ω゚`)「アッーーーーーーーーーーーー!!!!!!」


そ こ ま で だ


奴のドリルに入り口を削られ始めたその時、俺の後ろ辺りから声が聞こえた、この声は
いつの間にか俺は、荒巻のドリルから解放されていた、しかし奴は身動き一つしない、一体何が?

/ ,' 3「ぐぶぁっ!!!」

ミ,,゚Д゚彡「もう終わりにしましょう」

見ると荒巻の後ろにフサギコがいた、なんということだあの荒巻と連結している

/ ,' 3「・・・・・・久しぶりに君が俺の中に入ってきたね・・・・・」



33: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:24:07
  
ミ,,゚Д゚彡「ええ、もう20年ぶりね」

連結した部分から滝の様に血が吹き出ている、これはどちらの血なんだ

ミ,,゚Д゚彡「ドクオちゃん・・・・あたし達はもう駄目だわ・・・・」

/ ,' 3「    」

荒巻はもう何も喋らない

ミ,,゚Д゚彡「ツンをヨロシクね」

それだけ言うとフサギコも動かなくなった
二人の間からまるで噴水のように血と糞が吹き上がっていた、まるで二人モノの再会を祝福するかの如く。


俺は最後の仕上げをするためにツンの部屋へと向かう、しかしフサの言葉が頭の中に纏わり付く

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・」

俺は



34: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:25:08
  
あれから1年後、俺はまだあのゲレンデにいた、今度は俺が雪をかけられる番だ
あの日以来俺は、ほぼ毎日雪ダルマの着ぐるみを着続けている、遠くでツンの声が聞こえた

ξ゚听)ξ「ドクヲー!雪が降り始めたし今日はこれで上がりマショゥ!」

似たようなセリフを前にも聞いたな、デジャブって奴か
そう思っていると上から滑ってきたボーダーに雪をかけられた




( ゚∀゚)「お前等俺の事忘れてるだろwwwwwwwwwwww」









35: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/24(金) 17:28:12
  
(´・ω・`)えーこれでかま掘り本編は終わりですが、原作の様に色んなパラレル世界で
これからも色んな話を書いていくつもりです、既に次の話は出来上がってますが規制されてもあれなので
また後日ということで、批判でも何でも良いので感想もヨロシクね



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