( ^ω^)ブーンと猫と神様

1: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:17:59.67 ID:hgYoUsgd0
  
 
 
 
 
昔々、あるところに若い夫婦が住んでいました。
 



2: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:19:12.95 ID:hgYoUsgd0
  
 
( ^ω^)「それじゃ、そろそろ行くおwwwwww」
 
ξ^ー^)ξ「えぇ、今日も頑張りましょw」
 
 
 
2人は幼いときから仲良しで、何をするにも2人一緒でした。
 
いつものように毎朝同じ時間に起き、朝ご飯も一緒に食べ、以前に2人で一生懸命頑張って作った畑で仕事をする………。
 
貧しいながらも幸せで平凡な暮らしをしていました。 
 
 
 
一見、幸せそうな、どこにでもいる夫婦のようですが、2人には1つだけ大きな悩みがありました。



3: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:19:34.82 ID:hgYoUsgd0
  
 
(´・ω・`)「やぁ、ブーンにツンじゃないか。おはよう」
 
( ^ω^)「おっwwwショボンwwwwwおはようだおwwwwしぃちゃんも、おはようだおwwwww」
 
(*゚ー゚)「ブーンさん、ツンさん、おはようございますw」
 
ξ^ー^)ξ「おはよう、しぃちゃんwww今日はお父さんのお仕事のお手伝い?」
 
(*゚ー゚)「うん、畑のお手伝いするのww」
 
 
 
しぃはお父さんの手を繋ぎながら、天使のような笑顔で元気よく返事をしました。



4: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:20:07.58 ID:hgYoUsgd0
  
 
( ^ω^)「しぃちゃんは偉いおwwwwおじさん、関心しちゃうおwwwww」
 
(´・ω・`)「もう10歳だからね。そろそろ手伝わせてもいいかなって。それじゃ、僕たちは行くよ」
 
(*゚ー゚)「ブーンさん、ツンさん、バイバイwww」 
 
 ^ω^)^ー^)ξ「バイバイwww」
 
 
 
同じ村にすむショボンは、ブーンとツンの幼馴染で、早くに結婚をし、子供もできました。
 
ブーンとツン、それにショボンとしぃは、それぞれの畑へと向かいました。



5: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:20:40.28 ID:hgYoUsgd0
  
 
( ´ω`)「………」
 
ξ゚听)ξ「………ブーン?」
 
( ´ω`)「………おっ?」
 
ξ゚听)ξ「………やっぱり気にしてるの?」
 
( ^ω^)「おっおっwwwwwそんなことないおwwwww」
 
ξ;;)ξ「ごめんなさい………きっと………私のせいなんだよね………」
 
(;^ω^)「ツンのせいなんかじゃないお!!!ブーンはツンと2人でいるだけで幸せだお!!!」
 
 
 
2人には子供ができなかったのです。



6: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:21:13.28 ID:hgYoUsgd0
  
 
 
 
 
          ( ^ω^)ブーンと猫と神様
 



7: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:21:50.21 ID:hgYoUsgd0
  
 
ブーンはツンを慰めながら、2人で一生懸命作った畑へと向かいました。
 
季節はもう秋。
 
畑に続く山道の木々は紅色に染まり、それはもう、この世のものとは思えないほど美しい光景で………。 
 
紅色に染まった木々から零れる木漏れ日は、2人の行く道を照らしていました。
 
 
 
ξ;;)ξ「ごめんなさい………ごめんなさい………」
 
( ^ω^)「ツンは気にしすぎだお………ほら、ツンの可愛い顔が涙で台無しだおwwww」
 
 
 
しばらく山道を歩くと、2人の畑が見えてきました。



9: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:22:33.62 ID:hgYoUsgd0
  
 
( ^ω^)「ツン、泣き止んだかお?wwwwそれじゃ、今日も頑張るおwwwwww」
 
ξぅー^)ξ「うん、頑張ろwww」
 
 
 
今日の朝は少しだけ悲しい気分になりましたが、いつものように2人は畑仕事に取り掛かりました。
 
今年の冬は暖かく過ごせそうだ………。 
  
今年はいつもよりも豊作のようで、2人の作業もいつも以上にはかどりました。
 
 
 
一生懸命に仕事をすればするほど、時間が経つのを早く感じるもので、2人が気が付いた頃には、お日様は真っ赤に染まりながら山の裏側に隠れようとしていました。



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