( ´_ゝ`)兄者はバルトアンデルスのようです

261: 名無しさん :11/15(水) 22:44 cWQkDmuNO
  

ミルナと妹者のデート


外伝その1「妹者&ミルナ」



265: >>261◆wUOiOOQQF. :11/16(木) 07:41 wOjMwAv40
  

ここは、兄者の家から歩いて数分の所にある小さな公園。
そこで楽しそうに遊ぶ二人の姿。
かたや兄者と同じ位の年齢かと思われる男で、もう片方は幼げな女の子。

l从・∀・ノ!リ「ミルナ〜。次はバドミントンなのじゃ!」

( ゚д゚)「おkおk。んじゃ、妹者ちゃんサーブな」

まさに妹者とミルナ。

l从・∀・ノ!リ「いくのじゃ!」

妹者のサーブ。

だが、宙を舞ったのはシャトルではなく妹者のラケットだった。
俗に言う「すっぽぬけた」ってヤツですね。

(;゚д゚)「あべしっ!」

ラケットは ミルナにあたった。

ミルナに 6のダメージ。

l从;・∀・ノ!リ「ご……ごめんなのじゃ!」

(;゚д゚)「……クリティカルヒット……ってヤツだな」

ばたり、と倒れ込むミルナ。

l从;・∀・ノ!リ「ミッ……ミルナー!」

妹者は ミルナをたおした。

2ポイントの経験値を得た。



266: ◆wUOiOOQQF. :11/16(木) 07:41 wOjMwAv40
  

『立った! クララが立った!』

『バルス!』

『目があぁぁ目がああああぁぁぁぁぁ』

(;゚д゚)「クララーッ!」

ミルナはお目覚めのようです。

l从;・∀・ノ!リ「わっ! いきなりどうしたのじゃ!?」

(;゚д゚)「クララ……! クララがラピュタでバルスで目が……」

l从;・∀・ノ!リ「それは夢なのじゃ! とりあえず落ち着くのじゃ!」

( ゚д゚)「……アレ? 俺ってなにしてたんだっけ?」

l从・∀・ノ!リ「ヒント:バドミントン」

( ゚д゚)「じゃあなんで寝てたんだっけ?」

l从;・∀・ノ!リ「……と、突然倒れたのじゃ! きっとミルナは寝不足なのじゃ!」

ここで嘘とは流石ですな妹者さん。

( ゚д゚)「う〜ん……そうなのか?」

l从;・∀・ノ!リ「そうなのじゃ!」



267: 変な切り方してスマン◆wUOiOOQQF. :11/16(木) 07:42 wOjMwAv40
  

( ゚д゚)「……あ、そうだ。妹者ちゃん」

l从・∀・ノ!リ「のじゃ?」

( ゚д゚)「昨日、体内で蜂を飼ってる男とかの話をしたよな?」

l从・∀・ノ!リ「のじゃ」

こくん、と頷いてみせる妹者。

( ゚д゚)「アレな、スパイダーウォークが得意なステルス野郎……ってのを忘れてたわ」

l从・∀・ノ!リ「そんな人もいるのじゃ?」

( ゚д゚)「ああ。それと……光合成じーさんはな、会って一週間経つと老衰で死んじゃうんだ」

l从・∀・ノ!リ「それはかわいそうなのじゃ」

女子中学生に同情される伝説のスナイパー。



270: ◆wUOiOOQQF. :11/16(木) 21:39 uL2pXrMg0
  

( ゚д゚)「……まあ、俺の話はこんぐらいかな」

l从・∀・ノ!リ「なら、また遊ぶのじゃ!」

( ゚д゚)「おk。なにをするんだ?」

l从・∀・ノ!リ「ん〜……野球がしたいのじゃ!」

(;゚д゚)「……! 流石にバットが当たったら死んじゃいますよ」

一歩後退るミルナ。

l从;・∀・ノ!リ「なっ、妹者はラケットをぶつけたりなんかしてないのじゃ!」

(;゚д゚)「いやゴメン。口が勝手に動いてさ……」

ミルナの脳はしっかり覚えているようです。

(;゚д゚)「ま、今日はこのくらいにしてさ。明日映画でも観にいこうよ」

l从・∀・ノ!リ「明日は学校なのじゃ!」

( ゚д゚)「モーマンタイ。学校が終わってからだから」

l从・∀・ノ!リ「それならいいのじゃ!」



271: ◆wUOiOOQQF. :11/16(木) 22:13 uL2pXrMg0
  

――流石家

l从・∀・ノ!リ「ただいまなのじゃ〜」

川 ゚ -゚)「おかえりなのじゃ〜」

クーの登場なのじゃ〜。

l从・∀・ノ!リ「マネしないでほしいのじゃ!」

川 ゚ -゚)「それは悪かったのじゃ〜」

( ´_ゝ`)「おお妹者。どこに行ってのじゃ?」

兄者も登場なのじゃ〜

l从・∀・ノ!リ「ミルナと楽しく遊んでたのじゃ!」

( ´_ゝ`)「そうか……それならいいが……」

兄者の言葉を聞き終わる前に、妹者はとたとたと自分の部屋に向かって行った。

川 ゚ -゚)「なんだ、今日はお咎めナシなのか?」

( ´_ゝ`)「ん? ああ……」

( ´_ゝ`)「妹者が楽しいならいいかもしれん、と思ってな……」

川 ゚ -゚)「兄者のヌクモリティーに涙した」

……と、無表情で言うクー。

( ´_ゝ`)「ヌクモリティーじゃなくてヌクモリティな」

川 ゚ -゚)「どっちだろうと言葉にしてみると大して変わらないぞ?」

( ´_ゝ`)「言われてみればその通りだな」

川 ゚ -゚)「楽しければいい、か……」

( ´_ゝ`)「ん?」

川 ゚ -゚)「……いや、なんでもない」

( ´_ゝ`)「……変なクーだな」

川 ゚ -゚)「その台詞……兄者にだけは言われたくなかったぞ」




……結局のところ、いつも通りに時間が流れてゆく流石家であった。



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