( ´_ゝ`)兄者はバルトアンデルスのようです

639: ◆wUOiOOQQF. :12/15(金) 23:35 4id2WOUFO
  

さて……
またまたやってまいりました
「本編のつなぎ」こと番外編

今回はアンケート方式でいかせてもらいます。









1:姉者再来(前回と似たようなヤツ)
2:从 ゚∀从高岡と川 ゚ -゚)クーが買い物に出かけるようです(君が生まれかわるテイルズネタ)
3:川 ゚ -゚)クーが流石家のFMVをいじるようです(ほのぼの?)

以上の3択です。
期限は12/16の20:00とさせていただきます

ご協力おねがいしますヽ(・∀・)/
640: 名無しさん :12/15(金) 23:59 J53MV8M7O
  

V
641: 名無しさん :12/16(土) 00:00 6KG53iQ8O
  

ここは3だろw
644: 名無しさん :12/16(土) 01:33 APV/v2KYO
  

3だな。
645: 名無しさん :12/16(土) 01:53 M2wapKKrO
  

クー萌えな僕は3を選択させてもらいまする
64: 名無しさん :12/16(土) 02:02 +AwFTsiTO
  

>>642
兄者と弟者が(・∀・)イイ!

で、もちろん3で
648: 名無しさん :12/16(土) 10:13 uU6Be16IO
  

3で
650: ◆wUOiOOQQF. :12/16(土) 20:09 k7B3q7DgO
  

なんてひどいんだ

なんだかんだで8時になってしまった

……という訳でアンケートを締め切らせていただきます
もう票数を数える必要すらないね



652: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:38 H7Ako7EF0
  

――流石家

古びたその家屋の中に、わりと新しいノートパソコンがあった。
それこそが、兄者と弟者――流石兄弟自慢のFMVである。
なかなか高スペックで、普通に使うぶんでは何ひとつとして不自由はない。

――だが、それはあくまで普通に使う場合の話でしかない。

2人の言う「お宝探し」やらファイル共有やらで、FMVは幾度となく危険にさらされてきた。

そして、そんなFMVに今回も――新たなる魔手が迫っていた。



653: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:38 H7Ako7EF0
  

兄者と高岡はお出かけで、弟者とぃょぅはそれを尾行。
妹者と母者は今日の夕飯に使う食材を買いに行ったので留守。

川 ゚ -゚)「――つまり、家には私オンリーという訳だ」

1人残されたクーは、あるものの前に立っていた。
上から見下ろすような形でそのものを見つめている。

川 ゚ -゚)「これが……ノートパソコンというヤツか」

あるものとは――流石家のFMV。

何をしているのかは分からないが、電源が入りっぱなしになっている。
FMVはカタカタと静かな音を立てながら、いわゆる「つけっぱなし」の状態で放置されていた。

川 ゚ -゚)「パソコンか。使うのは初めてだな……」

近くの椅子に腰を下ろし、FMVをいじろうと試みるクー。
パソコンというものは1人でいるときの暇つぶしには最適だろう。

川 ゚ -゚)「たしかこれをこうすれば……インターネットができるんだよな」

マウスをテキトーに駆使し、デスクトップにあるテキトーなフォルダをダブルクリック。

それではインターネットはできないが、クーがそんな事を知っている訳がなかった。



654: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:39 H7Ako7EF0
  

――流石家のFMVの現状は、まさに「無法地帯」だった。

パソコンとファミコンの区別もつかない母者のおかげで、見られたくないものを隠すのに四苦八苦する必要がない。

つまり――えっちぃ動画やら画像を詰め込んだフォルダが、そのまま放置してあったりしても大丈夫という訳で。

クーが開いたフォルダの名前は――「兄者秘宝館」というものだった。
名前からして既にアレなフォルダっぽいし、中には怪しげなタイトルの画像がぎっしり詰まっていた。

川 ゚ -゚)「……なんか違うな。Yahooが出てこないし」

クーの脳内には「インターネット=Yahoo」という未知の公式があるようで。
「兄者秘宝館」の中身は何もクリックせずにフォルダを閉じた。

――何も見なくてよかった……心からそう思います。




655: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:39 H7Ako7EF0
  

――――――その頃の兄者達――――――

( ´_ゝ`)「こうやったほうがやりやすいんだよwwwww」

从 ゚∀从「ちょwww人間にできる発想じゃねーwwwww」

四つん這いになってダンレボ(アーケード)をプレイする兄者を見て、高岡は大爆笑していた。

(´<_` )「いいないいなー。なんで兄者だけ女が……」

(=゚ω゚)ノ「……ここから離れるょぅ。知り合いだと思われたくないから」

その背後に、それを物陰から羨ましそうに見つめている弟者と、恥ずかしさのあまりに他人のフリを決め込んでいるぃょぅがいた。

―――――――――――――――――――



656: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:40 H7Ako7EF0
  

川 ゚ -゚)「おっ。インターネットっぽいぞこれは」

開いては閉じて、また開いてはまた閉じて。
そんな単調作業を繰り返しているうちに、ついにインターネットブラウザに辿り着いたクー。

「お気に入り」を開き、リストの中にあったテキトーなサイトにジャンプしてみた。

川 ゚ -゚)「wktk」



657: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:40 H7Ako7EF0
  

ディスプレイに映されている映像が切り替わった。

川*゚ -゚)「……うわぁ……なんなんだこれ」

凝視。

川*゚ -゚)「………………」

まだ凝視。

川;゚ -゚)「……はっ、いかんっ! こんなものを見るなんてはしたない!」

何が表示されたのかは分からないが、クーは慌てて別のサイトに飛んだ。
「慌てて」というわりには、なんか若干間が空いてるような気がしないでもない。

川;゚ -゚)「気分直し気分直し……これだ!」

錯乱気味のクーは、テキトーなURLリンクを見つけると、すぐさまそれをクリックした

すると――

川 ゚ -゚)「……おや? FMVの ようすが?」



658: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:41 H7Ako7EF0
  

――ガガガガガ

妙に機械的な音をあげ(まあ実際機械だし)、突如うなりだしたFMV。

川;゚ -゚)「あばばばば……」

対処の仕方が皆目検討がつかず、あわてふためくクー。

川;゚ -゚)「これは……まさか第ニ超振動!?」

言っている事の意味がイマイチ分かりません。

川;゚ -゚)「わっ……私のせいじゃない! ヴァン師匠がやれって言ったから……!」

なにやら叫びながら、クーはFMVの前から逃げ出した。




659: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:41 H7Ako7EF0
  

――それからすぐ

( ´_ゝ`)「ただいまー」

从 ゚∀从「警察に捕まりかけるとかどんだけだよwwwww」

(´<_` )「ああ……彼女ほしーなー」

(=゚ω゚)ノ「たまたま警察がヌクモリティ溢れる人だったからよかったものを……」

4人が揃って流石家に帰宅。
ちなみに、その警察というのは(`・ω・´)←コイツだったそうな。

( ´_ゝ`)「……時に弟者よ。なにか変な音がしないか?」

(´<_` )「奇遇だな兄者。俺にもバッチリ聞こえてるぞ」

(;´_ゝ`)「この音……まさかっ……!」

兄者はその音の正体を確かめるべく走った。

音の発生源であろうと思われる――自慢のFMVを目指して。




660: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:41 H7Ako7EF0
  

到着。
そして、予想的中。

( ´_ゝ`)「………………」

兄者はガガガガガとうなり続けるFMVの前で、ただただ立ち尽くしていた。

(´<_` )「流石だな兄者。ものの数秒でブラクラゲットとは……」

( ´_ゝ`)「ちげーよwww俺が来た時にはすでにこうなっていたんだがwwwww」

(´<_` )「mjsk? って事は……」

( ´_ゝ`)「犯人はこの中にいるっ! ……って言ってほしいのか?」

d(´<_` )「イエス。ナイスだな兄者」

まあ、犯人は分かりきってるんだけどね。
それは――唯一家に残っていた、あの人しかありえない。



661: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:42 H7Ako7EF0
  

川 ゚ -゚)「おお、帰ってたのか」

妙にわざとくさいリアクションのクーが登場。

( ´_ゝ`)「クー……アンタ最高だよ」

川;゚ -゚)「なっ……なにがですか?」

( ´_ゝ`)「まさか……ブラクラゲッターとしての素質があるとは」

(´<_` )「その辺は兄者と同類だな」

ほめられたり、けなされたり。
事情がよく飲み込めないクーであったが、ひとつだけしっかりと理解した。

それは――自分の言うべき言葉。



662: ◆wUOiOOQQF. :12/17(日) 02:42 H7Ako7EF0
  




















川 ゚ -゚)b「OK。ブラクラゲット」

( ´_ゝ`)b「流石だよな俺ら」



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