( ´_ゝ`)兄者はバルトアンデルスのようです

211: ◆wUOiOOQQF. : 03/16(金) 21:13 BfHJdNM50
  

その3:「ミ,,゚Д゚彡フサの2月14日なようです」



212: ◆wUOiOOQQF. : 03/16(金) 21:14 BfHJdNM50
  

ミ,,゚Д゚彡「どうも」

どうも、フサです。
本名は「ギコ・フッサール」と申します。

フッサールの「フサ」と、髪がフサフサしてるから「フサ」。
ありきたりなあだ名のつけ方だけど、個人的にはかなり気に入っています。
誰が呼び始めたのかはよく憶えてないけど、気付いたときにはこのあだ名で呼ばれていました。



213: ◆wUOiOOQQF. : 03/16(金) 21:14 BfHJdNM50
  

まあ、それはさておき。
今日はいわゆるバレンタインデーというヤツらしいです。

ですが、正直どうでもいいです。
そんな事にはまったくwktkできません。
かといって、チョコを貰えないから拗ねている訳ではありません。

ただ単に、純粋に。
なんとなくめんどくさいので、興味が沸かないだけです。

そうです。
ギコ・フッサールは静かなる人生を送りたいだけなのです。

だからこうして、いつまで経っても布団の中で丸くなっていたのですが。

(*゚∀゚)「フッサー! もう昼だよー!」

変なヤツが私を起こしにきたんですよ、ええ。



215: ◆wUOiOOQQF. : 03/16(金) 21:15 BfHJdNM50
  

毛布を剥ぎ取って、枕をぶんどって。
突然部屋に入ってきたつーは、朝っぱらからハイテンションなようです。

ミ,,゚Д゚彡「うっせ。安心して熟睡できないじゃねーか……」

(*゚∀゚)「いいから起きてよー。1人じゃつまんないからさー」

ミ,,゚Д゚彡「ジョルジュがいるだろーが。アイツに遊んでもらえよ」

(*゚∀゚)「ジョルジュはバイトだからいないよ」

ああ、そういえばそうだった。
今日はジョルジュの野郎はコンビニのバイトがあるからいないんだったわ。

(*゚∀゚)「ねっ? だから起きてよー」

ミ,,゚Д゚彡「そっか。それは残念だったな」

テキトーに流して、再び目を閉じる。
こういうヤツは相手にすると図に乗るから、ほうっておくのが一番――

(*゚∀゚)「起きないと神槍くらわしちゃうよー?」

ミ,,゚Д゚彡「起きました」

(*゚∀゚)「よろしい」



216: ◆wUOiOOQQF. : 03/16(金) 21:16 BfHJdNM50
  

(*゚∀゚)「んじゃ、出かけるからさっさと着替えて!」

ミ,,゚Д゚彡「りょーかい」

俺が答えると、つーはいっそう微笑んでみせた。
普通にしてりゃあカワイイのに、なんてもったいないんでしょう。

眠い。
めんどくさい。
それでも起きなきゃならんので、とりあえず起きておこう。

ミ,,゚Д゚彡「よっこらせっくす」

ゆっくりと立ち上がり、頭の中を整理する。

顔を洗って、歯を磨いて、朝飯を食って、服を着替えて……

ミ,,゚Д゚彡「……ねみぃ」

それにしても眠い。
いつもならあと数時間は寝れるのに、なんでこんな事に……

まあ、神槍くらうのはごめんだから、言われたとおりにしておくか。



217: ◆wUOiOOQQF. : 03/16(金) 21:16 BfHJdNM50
  

顔を洗って、歯を磨いて、服を着替えて。
俺の考えていたプランとは微妙に違うけど、とりあえず片付いた。

ミ,,゚Д゚彡「……で、これからどこに行くんだ?」

(*゚∀゚)「んー、ジョルジュのいるコンビニかな?」

ミ,,゚Д゚彡「なぜに?」

(*゚∀゚)「からかいに行くに決まってるでしょ? でしょ?」

ミ,,゚Д゚彡「そっすか」

はぁ、くだらね。
そんな事で俺を起こさないでほしいものだ。

なんて事を考えてたら。
それが顔に出ていたのか、つーが付け足すように言った。

(*゚∀゚)「チョコ買ってあげるからさ、ね?」

何を言うか。
そんな餌に釣られる俺じゃないんだぜ?

――と、思っていたんですけどね。

ミ,,゚Д゚彡「……しょうがねーなぁ」

見事に釣られちゃいました。
釣られてもいいじゃない。だって男だもの。

(*゚∀゚)「よっし! じゃあ行くぞー!」

こうして、俺はつーと一緒にコンビニに行く事になりました。



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