1: ◆G4YeARAQJk :2008/05/04(日) 00:02:15.45 ID:HHh5n93b0
閲覧注意



2: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:03:09.33 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「やぁ、ドクオ。お久しぶり」

('A`)「よう、久しぶり……っておい。何日ぶりだよ」

(´・ω・`) 「うーん、忘れちゃったな」

('A`)「学食なんて来るヒマあったら講義行けよ。講義」

(´・ω・`) 「ああ、そうだね。
      でもそれどころじゃなかったんだよ。いろいろ大変で」

('A`)「単位取るよりもか?」

(´・ω・`) 「うん。いろいろあって」

('A`)「いろいろ、って何だよ。
   あー、アレか? ついに彼女でもできたか?」

(´・ω・`) 「いやちg」

(#'A`)「俺はお前を信じてるからな! 抜け駆けしたら殺すからな!」

(´・ω・`) 「だから違うって。なんでいきなりキレるんだよ」

('A`)「なんだ、違うのかよ。ツマンネ」



6: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:05:52.98 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「怒るのか落胆するのか、どっちかにしてくれないかな」

('A`)「いや、別にどうでもいいんだ。むしろ女なら、体験談をkwsk」

(´・ω・`) 「知らんがな」

('A`)「ちぇ。じゃ何だよ。女じゃないとすれば金か? むしろ男か? ksmsか?」

(´・ω・`) 「君の頭の中にはセクロスと金しかないのか」

('A`)「じゃあ他に何があんだよ。世の中、突き詰めりゃ金とセクロスしかないだろ」

(´・ω・`) 「まぁ、否定はしないけど。極論だよね」

('A`)「勉強しなくてもお金がもらえて、セクロスしほうだいの国に行きたいです」

(´・ω・`) 「行けよ」

('A`)「うわ、突き刺さる。胸に突き刺さる」

(´・ω・`)(←あえてフォローしない)

('A`)「……」

(´・ω・`) 「……」

('A`)「なんだよ」



9: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:09:18.08 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「いや、ね」

('A`)「一応優等生ちゃんのお前がサボリなんて、よっぽどの事情があったんだろ。言えよ」

(´・ω・`) 「なに、大したことじゃないんだ」

('A`)「ホントに?」

(´・ω・`) 「ホント」

('A`)「語学捨ててまで休んで、大したことじゃない、ね。
   俺が信じると思うか?」

(´・ω・`) 「ああ……いや、ごめん。実はけっこう一大事」

('A`)「ほれ見ろ」

(´・ω・`) 「いや、でも凄く言いづらい内容なんだよ。これはホント」

('A`)「んだよ、水臭いこと言うなよ。俺とお前の仲だろ? な、ショボン。
    だから教えて! このとーり! お願いぷりーず!」

(´・ω・`) 「お前マジ馴れ馴れしいな」

('A`)「ひどくね?」



10: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:11:45.29 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「ごめんごめん。いや、ほんとに大したことじゃないんだよ」

(´・ω・`) 「……実を言うと」

(´・ω・`) 「ちょっと、幼女を拾ってね」

('A`)「ぶふぉっ!」

(´・ω・`) 「うわっ。汚ね」

('A`;)「スマン聞こえなかった。もう一回頼むわ。何を拾ったって?」

(´・ω・`) 「だから、幼女だよ」

('A`)「ぶふぉっ!」

(´・ω・`) 「うわっ。汚ね」

('A`)「……」

(´・ω・`) 「……」

(´・ω・`) 「幼女」

('A`)「ぶふぉっ!」

(´・ω・`) 「いやもういいから」



11: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:14:34.47 ID:HHh5n93b0






              (´・ω・`) ('A`)ぼくらはエコロジストのようです( ^ω^)








13: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:17:17.22 ID:HHh5n93b0
('A`)「……ああ。スマン。
    つーか何言ってんだよ。お前ってそういうジョーク言うキャラだったっけ?」

(´・ω・`) 「うん、済まない。
      残念ながら本当なんだ」

('A`)「……mjd?」

(´・ω・`) 「mjd」

('A`)「ウソこけ」

(´・ω・`) 「本当さ」

('A`)「……」

('A`;)「幼女ってあの……つるっとしてぺたっとして、ロリっとした感じのアレか?」

(´・ω・`) 「まぁ、他にはないよね」

('A`;)「……」



14: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:20:01.01 ID:HHh5n93b0
('A`;)「だ、だけどなー、リアルはやばいだろ……常識的に考えて。警察行ったのか?」

(´・ω・`) 「いや、行ってないよ。それに、今から行っても……ね」

('A`)「なんだよその含みを持たせた言い方は」

(´・ω・`) 「まあ、いろいろあるのさ」

('A`)「……」

(´・ω・`) 「……」

('∀`)「わーった、わーった。そこまで言うなら聞いてやるよ。お前の幼女トーク。
    言っとくけど、俺は幼女にはうるさいからな?」

(´・ω・`) 「そう言ってもらえると嬉しいよ。
      僕も、実はちょっと困ってたんだ。聞いてもらえると助かる」

('A`)「おう。どーんと始めてくれや」

('A`) ……

('A`*)……ハァハァ

(´・ω・`) 「きめぇwwwwww」

('A`)「うっせ」



16: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:22:46.12 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「じゃあ、一番最初から話をしようか。
      ――前の飲み会、覚えてるかい?
      僕と、君と、ブーンとツンとクーの5人で行った」

('A`)「ああ。覚えてるよ。日付は忘れたが。
    つーか忘れたくても忘れられない訳だが」

(´・ω・`) 「全くだよ。まさかクーが脱ぎ魔とは、意外だった」

('A`)「ツンも大トラだったよな。俺殺されるかと思ったわ」

(´・ω・`) 「ブーンとツン、あれからどうしたのかな」

('A`)「さぁな。ツンがブーンをフルボッコにして、引きずって夜の街に消えていったのまで覚えてる」

(´・ω・`) 「……」

('A`)「……」

(´・ω・`) 「……話を戻そうか」

('A`)「ああ」



17: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:26:00.07 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「それで、あの飲み会の後のことなんだけど」

('A`)「ああ」

(´・ω・`) 「僕の部屋、駅から遠くにあって、結構歩くんだよね。
       しかも農地の脇を抜けていかなくちゃいけないところがあって、そこは街灯もロクにない」

('A`)「知ってるよ。去年の暮れに一緒に歩いたところだよな? 俺が用水路に落ちた」

(´・ω・`) 「そうそう。
       ……で、その辺りに差し掛かった時にね。遠くから、微かに声が聞こえるんだ」

('A`)「声って、どんなだよ」

(´・ω・`) 「どんな……って、そんなにはっきり聞こえた訳じゃないんだ。
      息遣いというか呼吸音というか。微かに……すーっ、ふーっ、って」

('A`)「お前まさか、幼女って子犬とか子猫じゃねーだろうな」

(´・ω・`) 「違うよ。まあ聞いてって」



19: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:28:45.53 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「なにぶん、暗いから。
      聞き耳を立てながら、慎重に歩き回って声の主を捜した」

('A`)「放っときゃいいのに」

(´・ω・`) 「目の前で用水路に落ちて骨折する人が出るような場所だからね」

('A`)「……」

(´・ω・`) 「で、また怪我人でもいるのかな、と思って、探したんだ。
      酔ってて、気も大きくなってたし。
      2、3分は手探りで歩き回ったかな? ――そしたら、いたんだよ」

('A`)「その……幼女が、か?」

(´・ω・`) 「ああ」

(´・ω・`) 「もっとも、そのときは女の子だって分からなかったけどね。
      農地の脇の植え込みに紛れるようにして、座り込んでたんだ」



20: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:30:23.38 ID:HHh5n93b0



                      *


ζ( ー *ζ『……』


                      *





23: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:32:58.71 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「体育座りみたいに膝を抱えてうなだれてたから、顔はよく見えなかった。
      でも、何より気になったのは、その娘は……全裸だったんだ」

('A`)「……」

(´・ω・`) 「それに、よく見てみると、髪も、うなだれた首元も、肩も、細い脇も……全身、泥まみれなんだ。
      興奮するよりも先に血の気が引いたね。犯罪がらみじゃないかって、そう直感した」

('A`)「……」

(´・ω・`) 「どうしたんだい? ドクオ」

('A`)「……泥まみれでうずくまってる全裸の幼女、ね。
    犯罪臭プンプンだろそれ。流石の俺もハァハァできなかった」

(´・ω・`) 「いやそれ正常だろ」

('A`)「俺にとっては問題なの!」

(´・ω・`) 「知らんがな」



24: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:35:21.66 ID:HHh5n93b0
('A`)「……まあ、いいよ。
    それで、どうしたんだよ」

(´・ω・`) 「僕も迷ったよ。見なかったことにしようか、どうしようか。
       で、さんざん迷ったあげく、部屋に連れて帰ることにした」

('A`)「犯罪者乙」

(´・ω・`) 「仕方ないだろ? あの辺、交番もろくにないんだ。
      あったとしても、素っ裸の女の子を連れ歩いたりしたら、間違いなく逮捕されるの僕だし」

('A`)「確かに」

(´・ω・`) 「だから、一旦部屋に連れて帰って、服でも着せてあげてから……そう思ったんだよ」

('A`)「携帯で通報すればよかっただろ」

(´・ω・`) 「あの日、僕の携帯に酒こぼして再起不能にしたの誰だったっけ?」

('A`)「正直スマンカッタ」



27: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:38:11.61 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「うん。分かってくれればいいんだ。
      で、ひとまず連れ帰ろうとしたんだけど」

('A`)「だけど?」

(´・ω・`) 「少し――いや、少しどころじゃないか。おかしかったんだよ、その娘」

('A`)「おかしかったって何が? ふたなりだったとか?」

(´・ω・`) 「んな訳あるかアフォが。ぶち殺すぞ。黙って話を聞け」

('A`)「……お前さ、時々怖いよな」

(´・ω・`) 「そうかな? まぁ、僕のことはどうでもいいんだ。
       それで、その娘なんだけど」



30: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:40:20.37 ID:HHh5n93b0



                      *


      『……おーい、大丈夫ですか?』

ζ(゚ー゚*ζ『……? うーぅ、あぅ、あーっ』

      『ちょ、そんなにしがみついて――うわっ。
       ちょっと待った。タイム! ターイム!』

ζ(゚ー゚*ζ『あーっ。あーっ』

ζ(^ー^*ζ『ふふ、うふふっ。ふふふふっ♪』


                      *



33: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:42:13.11 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「言葉が、通じなかったんだよね。
      話しかけても、返事は『あー』とか、『うー』とか。
      挙げ句の果てに、僕の服の裾を掴んでにたにた笑ってるんだ。正直怖かったね」

('A`)「そうか? 俺はイけるが」

(´・ω・`) 「イくなよ」

('A`)「そういうのが流行った時期があんだよ。
    が、がお……」

(´・ω・`) 「葉鍵厨は巣に帰れ」

('A`#)「神聖なる鳥の詩を誰彼100円と一緒にすんじゃねぇ!」

(´・ω・`) 「僕はLeafひとすじだけどね」

('A`)「……」

(´・ω・`) 「……」



(´・ω・`)('A`)「ケツネギフォーメーション!」



34: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:43:58.63 ID:HHh5n93b0
('A`)「よし決まったな。次行くぞ、次」

(´・ω・`) 「ねぇ。僕一応真面目に話してるんだけど」

('A`)「真面目に幼女トークか? んな真面目があるわけねぇだろ」

(´・ω・`) 「分かったよ。分かりました。君がそうしたいなら、話半分に聞いてればいいよ」

('A`)「……」

('A`)「しゃべれなかったのか? その娘」

(´・ω・`) 「なんだよ。茶々入れたと思ったら。
      君だって気になってるんじゃないか」

('A`)「別にいいだろ。教えろよ。
   その娘、しゃべれなかったんだな?」

(´・ω・`) 「あ、ああ。そうだよ。会話が、できなかったんだ。
      先天的なものか、後天的なものかまでは全然分からなかったけど――」

('A`)「ふーん」

(´・ω・`) 「……なんだよ。急に真面目な顔になったと思ったら、反応薄いな」

('A`)「……まあ、気にスンナ切開」



36: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:45:43.14 ID:HHh5n93b0
('A`)「……で?」

(´・ω・`) 「さっきからころころ態度変わるね、君。
      何か気になることでもあった?」

('A`)「いや、べっつにぃ〜」

(´・ω・`) 「あ。今のちょっとイラッと来た」

('A`)「ですよねー」

(´・ω・`) 「全く君は……まあ、いい。
      それで、だよ」

(´・ω・`) 「さんざん苦労して、その娘をおぶって帰ったんだ。
      でも背中で暴れるし、僕の顔を引っ張るし。泥まみれで暴れるから、僕の服までどろどろさ」

('A`)「お前確かあの日、おニューのジャケット着てなかったっけ?」

(´・ω・`) 「捨てたよ。裏地まで泥が染み通ってた」

('A`)「なんというガンコな汚れ」

(´・ω・`) 「君が今着てるユニクロのパーカー16枚分くらいの値段だったんだけどな」



37: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:47:42.99 ID:HHh5n93b0
('A`)「ボロは着てても心は錦、だろ?」

(´・ω・`) 「心はもっとボロだよね、君」

('A`)

('A`)「うるさい黙れ服の話は服スレでやれさっさと続き話せ」

(´・ω・`) 「はいはい、分かりましたよ」

(´・ω・`) 「何とか部屋までたどり着いたら、もうへとへとだった。
      結構大声出してたから、いつ通報されるかと気が気じゃなかったよ」

('A`)「ま、最初の状況がどうであれ、全裸の幼女おぶって歩いてるの見付かったら一発アウトだよな」

(´・ω・`) 「あの時は寿命が縮む思いだったね」

('A`)「それで、ついにお前が幼女とニャンニャンちゅっちゅする場面に移るわけだな」

(´・ω・`) 「……何も、してないって。何も。
      ……身体は洗ってあげたけど」



('A`)「……何……だと?」



39: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:49:25.85 ID:HHh5n93b0
(´・ω・`) 「いやだから……身体を」

('A`#)「洗いっこだぁ? てめぇこのなんて羨ましいことをあばばばあばあwせdrftgyふじこlp;@:

ξ゚听)ξ「いつも仲良しで大変よろしいことね、お二人さん。
      今度は身体の洗いっこ?」

('A`)「……ああ、うるせー奴が来た」

ξ゚听)ξ「ご挨拶ね。あんたらには負けるわよ」

(´・ω・`) 「やぁ、ツン。お久しぶり」

ξ゚听)ξ「アンタ、最近顔見せなかったと思ったら男に走ったの? ま、どうでもいいけど」

(´・ω・`) 「ご挨拶だね。僕は至ってノーマルさ。今だってドクオじゃなくて幼j」

('A`)「いまはやめとけ。空気読んどけ」

(´・ω・`) 「おっと、失礼」

ξ゚听)ξ「……?」



41: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 00:51:10.70 ID:HHh5n93b0
('A`)「お前こそ、あの後ブーンとどうしたんだよ。二人でしっぽりか?」

ξ*゚听)ξ「ち、違うわよ! ちょっとヤキ入れてやっただけ!」

(´・ω・`) 「ホントに?」

ξ*゚听)ξ「ホントよ。包茎治してきたら考えてもいいけど――じゃなくて!」

('A`)「……ブーンには本気で同情するわ」

(´・ω・`) 「禿同」

ξ゚听)ξ「うっさいわねアンタら……まぁいいわ。
      そのブーンなんだけど、最近大学に来てるの? 見かけないんだけど」

('A`)「あーあ、結局そういうコトかよ。どう思います? ショボン先生」

(´・ω・`) 「……」

(´-ω-`) 「死亡確認」

('A`)「王大人! 出た! 王大人出た! 得意技! 王大人出た!
    王大人! これ! 王大人出たよ〜〜!」

ξ゚听)ξ「死ね」

(´・ω・`) 「ネタにマジレス乙」



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