223: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 02:48:25.30 ID:HHh5n93b0

                      *

('A`)「ただいま、っと」

('A`)「……」

('A`)「あー……胸クソわりぃ」

('A`)「あいつ、適当抜かしやがって。
    幼女を拾って、生活して。その挙げ句に、ヤリまくって、食べた、だって?
    冗談じゃねえ。冗談じゃねえよ」

('A`)「優等生はみんなどっかしらおかしいって言うけど、マジなんだな。
    思いっきり失望したわ」

('A`)「……はっ」

('A`)「……食べた、だってよ」

('A`)「ご丁寧に、手の込んだやり方で。
   一から十まで、事細かに説明して――、ははっ」

('∀`)「あはははははっ!」

('∀`)「あいつ、マジメくさった顔しやがって。冗談にもほどがあるっての!」

('A`)「……」



226: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 02:50:13.97 ID:HHh5n93b0
('A`)「第一よぉ、本当に食べたんだったら――」

('A`)「『ナナ』とやらが、もうこの世にいないんなら――」



ζ(゚ー゚*ζ



('∀`)「なんでお前が、俺の部屋にいるんだっての! なぁ?」

ζ(゚、゚#ζ「うー、あぅーっ!」

('A`)「ったく、バカも休み休み言えってんだ」

ζ(゚、゚#ζ「う〜〜〜っ!」

('A`)「あー……悪かったな。半日もほったらかしちまって。
   寂しかったろ? よしよし」

ζ(^ー^*ζ「うふ、あははっ♪」

('A`)「……へっ」

('A`)「……しかし、ショボンの奴。
   なんで知ってるんだ? まるで俺がしてたことを、見てたみたいに」



228: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 02:51:31.34 ID:HHh5n93b0


                      *


('A`)「……おーい、大丈夫ですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「……? うーぅ、あぅ、あーっ」

('A`;)「ちょ、そんなにしがみついて――うわっ。
    ちょっと待った。タイム! ターイム!」

ζ(゚ー゚*ζ「あーっ。あーっ」

ζ(^ー^*ζ「ふふ、うふふっ。ふふふふっ♪」


                      *



230: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 02:52:59.52 ID:HHh5n93b0
('A`)「覗きか? 人でも使ったか――探偵とか」

('A`)「あいつなら、やりかねねぇな。いいとこの坊ちゃんだしな」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、ふふふっ」

('A`)「……こいつを横取りしようとしやがったのか?
   考えられるな。あの優等生サマのことだ、何があっても不思議じゃねぇ」

('A`)「あの入れこみよう、尋常じゃなかったもんな。
   ありとあらゆる淫らな行為を……だってよ。脳内肉奴隷乙」

ζ(゚ー゚*ζ「んんー? ……あは、ふふっ」

('A`)「……」

('A`)「おまけに、何も知らないフリして、カマかけて来やがって。
    ……へへっ。そう簡単にボロを出す俺様じゃないけどな。バカが」

ζ(゚ー゚*ζ「んん〜〜〜……」



234: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 02:55:21.26 ID:HHh5n93b0
('A`)「ったく、マジで胸クソ悪いったらないぜ。
   なんだよあのグロ話は。吐きそうになっちまったじゃねーか。オカ板のコピペかなんかか?」

ζ(゚ー゚*ζ「あーっ。だーっ」

('A`)「だけど……」

('A`)「……ひとつだけ違ったな。
    記憶にない言葉が、ひとつだけあった」

ζ(゚、゚*ζ「あう、う〜〜〜〜」

('A`)「あいつが拾ったって言い張ってる娘、『ナナ』……って名乗った、って言ってた。
    こいつは、喋ったことなんてない。名前なんて、聞いたことがない」

('A`)「……『ナナ』……いや、『う なな』だっけか」

('A`)「でも……全部知ってて、俺を脅迫するつもりなら。
   知ってるなら、名前なんて勝手に付けて、そんなこと――」

ζ(゚〜゚#ζ「ううううう〜〜〜っ!」

('A`*)「わわ、な、なんだよ。また水か?
    しょうがないな……へへ。今持ってきてやるから、待ってろな」

ζ(^ー^*ζ「あーっ♪」



236: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 02:57:29.93 ID:HHh5n93b0
    「えーと、水、水……と」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふっ。うふふっ」

    「水道水より、こっちの方が好きなんだよな。
      この辺に買い置きのミネラルウォーターが……げ」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、うふ。あはは……っ」

    「なんだよ、ほとんどなくなってるじゃねーか。
     あいつ、俺がいなくても飲めるんだな」

    「それなのに、わざわざ俺に催促して……やべ、萌えた」

ζ(゚ー゚*ζ「あうーっ。あうーっ♪」

    「待ってろよ。今そっちに持ってくからなー」

    「……」



238: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 02:58:51.21 ID:HHh5n93b0
    「……ショボン。あの野郎……いや、もういい。
     俺には、こいつの方が大事なんだ。こいつさえいてくれれば、  一緒  にいてくれれば。
     ……くそッ」

ζ( ー *ζ「ふふ――っ」



ζ( ー *ζ「――」



ζ( ー *ζ「………………」



241: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:00:03.88 ID:HHh5n93b0






ζ(^ー^*ζ「――よんじゅう、はち♪」






242: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:02:04.64 ID:HHh5n93b0

                      *

(´・ω・`) 「よいしょっ、と。
      ただいま、『ナナ』。
      うん。やっぱり、僕らの部屋が一番落ち着くよね」

(´・ω・`) 「帰る途中、君のことばかり気に掛かって。
      何度もお腹をなで回してたら、変な目で見られちゃったよ」

(´・ω・`) 「これじゃ、僕。まるで妊婦さんみたいだね。ははっ」

(´・ω・`) 「……」

(´-ω-`)「……『ナナ』、愛してる。
      何よりも、誰よりもずっと。愛してる」

(´-ω-`)「僕たちは、ずっと、一生、一緒だよ。
      大丈夫、僕が君を守ってあげるから。
      誰にも、指一本触れさせないから」



247: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:03:48.32 ID:HHh5n93b0
(´-ω-`)「ね? 『ナナ』。だから、そこでゆっくりお休み。
      大丈夫、僕も一緒にいるから。ずっと、ずうっと……一緒にいてあげるから、ね」

(´-ω-`)「ふふ――……」

(;´・ω・)「……?」

(;´・ω・)「……なんだろう?
      胃が……なんだかとても、お腹が重い」

(;´・ω・)「君と僕、二人分の重さだから。
      しょうがないかな。はは、は…………っ?」

(;´-ω・)「う……! ――く、ごほっ。げほっ」

(;´-ω-)「う、ぇ――っ、気持ち悪い……でも、だめだ。吐いたりしちゃ、だめだ。
      君は、もう僕のものだ。
      二度と、離したりなんか、っ、しない。絶対、ぜった……ぅぐ」



249: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:05:02.98 ID:HHh5n93b0
(;´-ω;)「か――っ、ぐ、ぇっ、げぼっ!」

( ´;ω;)「ああ、あ、はっ、はぁっ……ぅぅぅぅ、うげえっ、ごぼぉっ!」

( ´;ω;)「……!
      うああ、あ……ああ、あぁっ」

( ´;ω;)「――ああ、ああぁぁっ、だ、ダメだ、ダメだ!
     ダメだよ、ああ、こんな、こんな……行っちゃダメだよ!
     僕を――見捨てないでよ! 『ナナ』っ!」

( ´;ω;)「うあ、あああぁぁっ!」

( ´;ω;)「……は、あははっ。
      ああ、捕まえた。良かった――もう離さない、絶対に離さない。
      僕と君は、ひとつなんだから」



( ´;ω;) 「……」

( ´;ω;) 「――ずっ……ずるっ」



251: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:06:54.02 ID:HHh5n93b0
( ´;ω;)「っは、ふはっ……ずるっ、ぴちゃっ。
      ごくっ……は、あ、はあぁっ。
      ああ…あ、そうだ、そうだよ。僕は君と。ふふ、っ、くちゃ、ずずっ…はふ、は、はぁっ」

( ´;ω;)「ひとつに、ぴちゃっ……なるんだ。
      ぅぐ、ずるるっ、永遠に、永遠に……ず、ちゅっ、は、あ、ああぁっ――」

(*´;ω;)「はぁっ、は……、ふ、はぁぁぁ……っ」

(*´-ω-)「……はあ……っ」

(*´-ω-)「……」

(´-ω-)「ごめんよ……僕を、許して。吐いたりして、ごめんよ。
      もう、大丈夫だからね。もう、二度と吐いたりしないからね。
      大丈夫、もう大丈夫だよ。綺麗に舐め取って、飲み込んだから。また、元通り  一緒  だから」

(´-ω-) 「『ナナ』、愛してる。
      絶対に、離したりしない。
      僕たちは、ずっと  一緒  に、ひとつになって、生きるんだ」

(´-ω-)「――……けほっ?」



253: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:07:52.79 ID:HHh5n93b0
(;´-ω-)「喉に……何か……ごほっ」

(;´-ω-)「……」

( ´・ω・)「…………?」

( ´・ω・)つ「……なんだろう、これ」





( ´・ω・)つ「植物の……芽?」






255: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:09:45.47 ID:HHh5n93b0

                      *

< ぴんぽーん

< ぴんぽーん ぴんぽーん

< ぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴんぽんぴんぽーん

( ^ω^)「ドクオ、ドクオ! いないのかお? 開けろお!」

( ^ω^)「……ん?」

( ^ω^)「ありゃ、鍵開いてるお」

( ^ω^)「じゃ、遠慮なくおじゃまシママースwwwwフヒヒwww」

( ^ω^)「……? 部屋、真っ暗だお。
      おーい、ドクオ。ドクオ、いないのk



( ^ω^)「うぷっ!」



258: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:11:35.26 ID:HHh5n93b0
( ^ω^)「……なんだお、これ。ツタかお?」

( ^ω^)「よく見ると、壁も天井もびっしりだお。甲子園も真っ青だお」

( ^ω^)「…………」

( ^ω^)「ここもかお。ワケ分かんねぇお」

( ^ω^)「ショボンの部屋と、全く同じ状況だお」

( ^ω^)「…………」

( ^ω^)「ショボンといい、ドクオといい、部屋で植物育てるのが流行ってるのかお?」

( ^ω^)「カギは開けっ放しで、部屋は留守だお。
      それに、服……ぞうきん? みたいな布きれが、そこらじゅうに絡まってるのも同じだお」

( ^ω^)「……あ、あれユニクロのタグだお」

( ^ω^)「……」

( ;^ω^)「……うぇっ」



261: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:13:10.62 ID:HHh5n93b0
( ;^ω^)「なんか微妙に青臭いのも同じだお……雑草の汁とか、精液? みたいな。
      まwwwブーンってばおげふぃんww」

( ^ω^)「…………」

( ^ω^)「……」

( ^ω^)「……ドクオ……?」

( ^ω^)「……」

(# ^ω^)「ムッカー」

(# ^ω^)「ドクオ! いい加減出てくるお!
      ブーンをからかって面白いのかお?」

(# ^ω^)「ショボン! ショボンもグルになってんのかお! 許さねーお!」

(# ^ω^)「ドクオ! ショボン! 観念して出てくるおーっ!」



263: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:14:57.51 ID:HHh5n93b0
(# ^ω^)「…………」

(# ^ω^)「……」

(# ^ω^)「もういいお! せっかくすごい話しに来てやったのに、知らないお!」

( ^ω^)「…………」

(*^ω^)「フヒヒヒヒヒッw」

(*^ω^)「実はブーン、この前、道端で裸のおにゃのこを……おっと!
      これ以上は言えないお。誰が聞いてるか分からないんだおwwwフヒヒヒッww」

(*^ω^)「ドクオもショボンも、もうどうでもいいお。
      自慢する相手もいないし、とっとと帰っておにゃのこと遊ぶお!」

(*^ω^)「……ツンには悪いけど。
      ブーンは若い娘の方が調教しがいがあって好きなんだお……なんちゃってwww」

(*^ω^)「調教…………フヒヒヒヒヒww」

(*^ω^)「フヒッwフヒヒヒヒヒwww
      ばいぶーwww」



⊂ニニニ(*^ω^)ニニ⊃ブーン



269: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:17:32.85 ID:HHh5n93b0
( ^ω^)「ただいまだおー。
      遅くなってごめんだお」

ζ(゚ー゚*ζ「あうううーっ、うふ。あはっ♪」

( ^ω^)「分かってるお。喉乾いたんだお?
      すぐ持ってくるから、ちょっと待ってるんだお」

ζ(゚ー゚*ζ「あうううぅっ♪」

      「まったく、ブーンの友達は薄情な奴らばっかりだお! プンプン」

ζ(゚ー゚*ζ「あう、あーっ」

      「君は、あんなオトナに育っちゃダメだお?
       ま、まあ、ぶ、ブーンにまかせておけば……ああ、安心だお! フヒヒッw
       一緒  に、イロイロお勉強するお!」

ζ(゚ー゚*ζ「きゃはっ。あははは♪」



271: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:18:49.26 ID:HHh5n93b0
      「い、今お風呂の準備するから、また、い、一緒に入るお?
       あ、君がイヤなら別に構わないんだお! でも――……」

ζ(゚ー゚*ζ「……うふふっ」

      「君が、もしそうしたいなら――ブーンと、ずっと  一緒  にいるお!
       そしたら、ブーン、君を……ずっと守ってあげるお。  一緒  にいてあげるお!
       だから――フヒッ、ハズカチーwww」

ζ( ー *ζ「…………ふ、ふ」



ζ( ー *ζ「――」



ζ( ー *ζ「………………」



272: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:20:08.28 ID:HHh5n93b0






ζ(^ー^*ζ「――よんじゅう、きゅう♪」







277: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:22:12.83 ID:HHh5n93b0

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/05(月) 03:03:36.00 ID:WhoIsNext
真夜中の街角で一人の少女が∩/繝サ謌で
とても楽しそうに数を数えながら繧、繧ケ繧定していた。

少女:「49♪ 49♪ 49♪ 49♪ 49♪ …………」

それを見ていた青年は声をかけた。

青年:「繝ァ繝ウで溘□閾ェするのって、そんなに楽しいのかい?」

少女:「ええ、とても。あなたも 『いっしょに』 やってみる?」

青年:「いいのかい?本当に?」

少女:「ええ。きっと楽しいわ。みんなで 『いっしょに』 遊んだら、もっと楽しい」

そして青年は莠コ縺ァs縺の上を元気良く≧縲 乖しはじめた。

青年:「49、49、49、49、49…………」

その瞬間少女は吶?ょ酔 を 繧オ繝した。
青年は>蠕悟?の??に∝クょ??縺ョ驕コ霍。縺ていった。

そして少女達は何事も無かったように
∪繧翫UR∝、壽を豎コ縺めて、またそこでヲ句粋縺しはじめた

少女:「50♪ 50♪ 50♪ 50♪ 50♪ …………」



279: ◆wZk4NVoY.w :2008/05/04(日) 03:23:28.59 ID:HHh5n93b0






              从从゚从从从゚从ぼくらはエコロジストのようです从从゚从

                                                           終



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