( ^ω^)と('A`)の演劇のようです
- 11: 祭投下 :2008/08/30(土) 23:57:22.62 ID:7dyL3yJo0
- ( ^ω^)「おはようだお。ドクオ」
('A`)「ああ……おはようブーン。なあ、やっぱり今日の演劇サボらないか?」
( ^ω^)「え?なんでだお?僕は楽しみでしかたないお」
('A`)「だって俺らさ……
木 と 花 の 役 だ ぜ ?」
( ^ω^)と('A`)の演劇のようです
- 13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/30(土) 23:59:38.08 ID:7dyL3yJo0
- ( ^ω^)「僕は確かに花の役だお。でも僕はこの役に誇りをもっているお!」
('A`)「へぇー、どんな誇りよ?」
( ^ω^)「花というのはつまり風景。風景がなかったら、ここが草原なのか、荒野なのか、はたまた森なのかわからないお!」
('A`)「木の形の紙とか張ればよくね?常識的に考えて……」
( ^ω^)「……」
('A`)「俺はむしろ何故人を使わなくてもいい役をやらなくちゃいけないのか、正直疑問なのだが……」
( ^ω^)「……」
('A`)「……」
- 15: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:02:17.34 ID:f5h9WbDx0
- ( ^ω^)「だが、逆に考えるんだお!この役は僕らにしか出来ないんだと……」
('A`)「何……!?」
( ^ω^)「僕らは学校じゃいわゆる空気!誰もかまってくれないお。だからこそ、空気と同調する風景の役が与えられたんじゃないかお!?」
('∀`)「そうか、そうだよな!この役は俺らしか出来ないんだ!」
( ^ω^)「(キメェwww)そうだお!だから学校へ行き演劇の練習に本気で励もうじゃないかお?」
('∀`)「なら、早く学校へ行こうぜブーン!」
( ^ω^)(上手くごまかせたお……)
- 16: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:05:08.64 ID:f5h9WbDx0
- ―――学校―――
('、`*川「今日は演劇の本番です。皆さん頑張っていきましょう!」
生徒「はーい!」
('、`*川(小学校の演劇ってダルいのよね……)
( ^ω^)「先生!」
('、`*川「何?ブーン君?」
( ^ω^)「僕の花の衣装…足が隠れませんお……」
('、`*川「(花とかどうでもいい役の話かよ)それで大丈夫よ」
- 17: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:08:19.67 ID:f5h9WbDx0
- ( ^ω^)「え、でも……」
('、`#川「いいからそれ着なさい!」
(;^ω^)「はいですお」
('、`*川(花なんかにコストかけられるかってーの)
( ^ω^)(この衣装は明らかな手抜きだお……)
('∀`)「さあ、木の役頑張るぞー!」
川 ゚ -゚) 「木の何を頑張るのだゲス。台詞とか何もないだろ?」
('∀`)
('A`)
- 19: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:10:58.55 ID:f5h9WbDx0
- ('A`)「なあ、ブーン」
( ^ω^)「お?」
('A`)「劇を……台無しにしないか?」
(;^ω^)「待ておドクオ!お前の言いたいことはわかるお。しかしこれ以上変なことしたら居場所が本当になくなるお」
('A`)「じゃあ、聞くが俺らに居場所なんかあるか?」
( ^ω^)「……わかったお。もうこれ以上失うものがないからとことんやってやるお」
('A`)「それでこそ我が親友!それで俺の作戦だが……」
- 21: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:13:26.24 ID:f5h9WbDx0
- ('∀`)「花と木が喋るだけで、台無しじゃないか?」
( ^ω^)「!?」
('∀`)「なあ、どう思うよ?」
( ^ω^)「なんというアバウト。第一どんなこと喋るんだお?」
('A`)「それはアドリブで……」
( ^ω^)「……」
('A`)「……」
( ^ω^)「まあ、僕らにはそのくらいしか出来ないおね」
('A`)「そういうことだ。ってことで、本番は暴れるぞ!」
( ^ω^)「おー!」
- 23: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:15:52.69 ID:f5h9WbDx0
- ―――本番―――
('、`*川(面倒なことしないで無事終わってよ?)
むかーしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
/ ,' 3「年金ウメェwww」
(#゚;;-゚)「もうそろそろ熟年離婚でも……」
(;'A`)(両手に枝持つとか疲れそうだな)
( ^ω^)(花の中心に顔とか恥ずかしいお……)
おじいさんは山に芝かりに、
/ ,' 3「誰じゃwを多様するやつはwww」
おばあさんは川に洗濯に行きました。
(#゚;;-゚)「離婚すればこいつの洗濯物を洗わなくてすむのに」
- 24: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:18:14.11 ID:f5h9WbDx0
- おばあさんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ、どんぶらこと大きな桃が流れてきました。
(#゚;;-゚)「まあ、なんて大きな桃でしょう!これを晩飯に……ジュルリ」
('A`)「ブーンいまだ!」
( ^ω^)「危ない!それは桃型爆弾だお!」
(#゚;;-゚)「へ?そんなもの触れるわけないじゃない」
どんぶらこ、どんぶらこと桃は、下流まで流れて行きました。
('∀`)(やった!これで物語は進まない)
(;^ω^)(そういえば物語が進まなかったら僕はどうすればいいんだお?)
- 25: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:21:13.80 ID:f5h9WbDx0
- (#・∀・)「しかーし!桃太郎登場!」
Σ('A` )
Σ(^ω^ )
なんと桃型爆弾疑惑の桃から男の子が出てきたのです。
(#゚;;-゚)「な、なんと……」
( ・∀・)(ノリで出ちゃったけどどうしよう)
( ・∀・)「と、とりあえずそこのおばあさん」
(;゚;;-゚)「はい?」
( ・∀・)「私を育ててくれませんか?」
(#゚;;-゚)「は、はい。いいですよ」
('A`)「作戦失敗か」
( ^ω^)(この役、いつまで動かないでここにいればいいんだお……)
- 26: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:23:58.24 ID:f5h9WbDx0
- 桃太郎はおばあさんの家で育てられたのでした。
そしてある日
( ・∀・)「おばあさん。恩返しに鬼を退治します」
(#゚;;-゚)「別に離婚した慰謝料でお金はたんまりあるから鬼退治なんていいんだよ」
(;・∀・)「いや、それでも困ってる人とかいるだろうし……」
(#゚;;-゚)「まあ、人助けはいいことですからいいですよ。ちょっと待ってなさい」
そういっておばあさんは台所からきび団子を、
('A`)「いまだ!」
(#゚;;-゚)「え?」
( ^ω^)「ハム、ハフッハフ」
('A`)「バクバク、ゴクン」
( ^ω^)「「ごちそうさま」」('A`)
- 27: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:26:26.69 ID:f5h9WbDx0
- …取ろうとしましたが、花と木にすべて食べられてしまいました。
(*'A`)(フヒヒ…これで動物を仲間に出来ないだろ)
( ^ω^)(何故劇に本物のきび団子使うんだろうお)
(#゚;;-゚)「桃太郎や」
( ・∀・)「はい」
(#゚;;-゚)「わし特製のきび団子は喰われてしまった。なので変わりにキャビアをやろう」
(;・∀・)(うわ……慰謝料すごい自由に使ってるよこの人)
(#゚;;-゚)「鬼退治、頑張ってな」
(;・∀・)「は、はい」
- 28: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:29:08.64 ID:f5h9WbDx0
- こうして腰にキャビアをつけた桃太郎は、鬼ヶ島へと向かいました。
('A`)(キャビア出すとか……鬱だ死のう)
( ^ω^)(むしろキャビア食いたかったお)
しばらく歩いていると桃太郎は犬と会いました。
ミ,,゚Д゚彡「腰につけてるキャビアくれるなら仲間になってやるゴルァ!」
( ・∀・)「いいよ。鬼倒したらあげるよ」
Σ('A` )
Σ(^ω^ )
('A`)「まさか俺らの次の作戦『キャビアも全部食べよう』がバレているのか」
( ^ω^)「ここはもう何も出来ないお」
( ^ω^)(それにしてもこいつらアドリブなれしすぎだお)
- 30: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:34:50.44 ID:f5h9WbDx0
- こうして猿とキジもキャビアで仲間にしました。
川 ゚ -゚) 「私が猿だが。キャビアという珍味のためならなんでもしよう」
ξ///)ξ「べ、別にキャビアのために鬼を倒すのじゃないんだから。鬼が最近威張ってるのがむかついただけよ!」
そしていよいよ鬼ヶ島です。
( ・∀・)「さあ、みんな!共に頑張ろう!」
ミ,,゚Д゚彡「任せろゴルァ!」
川 ゚ -゚) 「私の引っ掻きを甘くみるなよ」
ξ゚听)ξ 「あんな奴らには負けないわよ」
('A`)(どうしよう……劇をめちゃくちゃに出来ないから戻るに戻れなくてまだ舞台の上なんだが)
( ^ω^)(正直この格好を見られるのにもなれてきたお)
- 31: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:37:06.60 ID:f5h9WbDx0
- (´・ω・`)「僕が鬼だぞー!」
('A`)「こうなったら」
( ^ω^)「ヤケクソだお!」
('A`)「「とぉー」」」( ^ω^)
(;´・ω・`)「だ、誰だ!?」
('A`)「ふふふ……木と花は仮の姿」
( ^ω^)「僕達は本当は正義のヒーローだったんだお!」
(;´・ω・`)「な、なにぃー。だから鬼ヶ島にそんな木と花があったのか!」
( ^ω^)「そういうことだお」
('A`)「さ、一般人と動物達。危ないから下がってて」
(;・∀・)「あ、ああ……」
- 32: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:39:51.20 ID:f5h9WbDx0
- (#^ω^)「ブーンスーパースープレックス!」
(´゚ω゚`)「あばばばば」
(#'A`)「くらえ!ドクオドロップキック!」
(´゚ω゚`)「ちょ、参ったからやめて蹴らないで」
(#・∀・)(俺が主役なのになぁー!)
( ^ω^)「これにて一件落着だお」
('A`)「では、さらば」
(*^ω^)(フヒヒ、きまったお)
(*'A`)(ヒーローの俺らカッコイイ!)
- 34: 祭投下 :2008/08/31(日) 00:42:28.88 ID:f5h9WbDx0
- こうして桃太郎はみんなに奪われたお金とかを返したのでした。
めでたしめでたし。
(;・∀・)「え?活躍してないじゃん俺」
ミ,,゚Д゚彡ξ゚听)ξ 川 ゚ -゚) 「「「見せ場なしかよ」」」
(*'A`)「フヒヒやってやったぜ!」
(*^ω^)「桃太郎は木と花のためにある作品にしてやったお!つーかあいつらアドリブ耐性ありすぎワラタwww」
( #川「ブーン君、ドクオ君」
(;'A`)(;^ω^)
('、`#川「後で必ず職員室に来るように!」
(;'A`)(;^ω^)「ごめんなさい(だお)」
おしまい
- 35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/31(日) 00:45:10.79 ID:f5h9WbDx0
- あとがき
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ごめんなさいごめんなさい産まれてごめんなさい
なんか祭やってるし よーし!お父さん書いちゃうぞぉー☆って勢いで書いたやつをあまりの過疎に投下しました……
絵師さんがたこんな作品で汚してごめんなさい生きててごめんなさい
おとなしく読者に戻ります……
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