(*゚ー゚)は赤い飛沫に舞うようです

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 01:51:44.20 ID:h0yjeXuMO
かつて、無力だった人間は神に祈り、力を求めた

そして、神は望むように力を与えた

しかし人間は与えられた力で争い、殺し合いを始めたのである

「しぃ、下がってろ」

ほら、また新たな争いが始まろうとしている

ブーン系総合夏祭り出展作品 No.49
(*゚ー゚)は赤い飛沫に舞うようです



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 01:54:14.20 ID:h0yjeXuMO
(*゚ー゚)「姉さん! 私も!」

(*゚∀゚)「こいつはオレの獲物だ、だから大人しくしてな」

(*゚ー゚)「そんな…」

(*゚∀゚)「さぁ出てこいよ!」

つーの声に反応するように一つの影が現れた

('A`)「やぁやぁやぁ、ネガティブなアヴァターでお馴染みの僕ちゃんにょろー」

(*゚ー゚)「マスクかm…おっと」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 01:56:33.42 ID:h0yjeXuMO
(*゚∀゚)「へっ、出やがったなキチガイ野郎」

('A`)「あぁん? べっ別にそんなに誉めても嬉しくなんかないんだからねー」

(*゚∀゚)「ネガティヴ…じゃないや狂気の激砲ドクオ、オレと手合わせ願うぜ」

('A`)「手合わせなぁ、シワを合わせてしあわせじゃろ?」

(*゚∀゚)「だあぁうるせえ! 一瞬で息の根止めてやる!」

('A`)「んであんた誰だっけ? えっと…人肉料理屋さん?」

( ΦωΦ)「お前気に入った」
(*゚ー゚)「違います」

(*゚∀゚)「へっ、お前のその減らず口を叩き潰して最強のケチャップ使いの座をオレの物にしてやるぜ!!!」

互いに未開封のケチャップを取り出し封を切る

('A`)「ちゃーんと内ブタも剥がさないとのう」

(*゚∀゚)「遅いッ! オレが爆炎の死脚つーと呼ばれた所以、見せてやるぜ!!!」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 01:58:46.16 ID:h0yjeXuMO
内ブタを剥がしているドクオに物凄いスピードで間合いを詰め−−−

(*゚∀゚)「必殺ゥ! ケチャップキーック!!!」

神速で繰り出された蹴りはドゴォォッ!と轟音を立てドクオの腹部に命中する
いやケチャップ使えよケチャップ

('A`)「おぅふ」

必殺の一撃を食らい崩れ落ちる、
つーは勝利を確信し口元を釣り上げる

(*゚∀゚)「アヒャヒャ! 口ほどにも無いな、最強のケチャップ使いが聞いて呆れるぜ」

その言葉ん聞くや否やドクオは何事もなかったかのように飛び起きる

('A`)「うっそぴょーんwwwwwwwwww」

(*゚∀゚)「なっ…!?」

('A`)「んー? 夏休み終盤に宿題を終わらせられなかった時みたいな顔をしているねー」

(*゚∀゚)「うっせえ! どういうこった、この技を受けてまともに立てるなんて!」

('A`)「落ち着けよ幕末の刺客イブラ・ヒモビッチさんとやら、その可愛い足見ると吉」

(*゚∀゚)「何っ!?」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 02:02:33.10 ID:h0yjeXuMO
言われるがままに足を見るとべっとりとケチャップが付着していた

('A`)「ケチャップに壁になって貰ったぬん」

(*゚∀゚)「……チッ、キチガイの分際で小賢しい真似を」

('A`)「お前さっきからうるさいっぺ、死刑でいいな? よーし分かった」

(*゚∀゚)「まだ何も言ってn」

('A`)「キャップ外しー!」

素早くキャップを外すと思い切りケチャップを握った
大量のケチャップがつーを襲う
ケチャップまみれになってつーは死んだ、ケチャップ(笑)

(*゚ー゚)「姉さん! 姉さん!!!」

('A`)「残念、死んでるら」

(*゚ー゚)「そんな…」

('A`)「直ぐに会えるさ」

(*゚ー゚)「!?」

('A`)「…俺がすぐにでもあの世につれていってやるぷー」



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 02:06:00.67 ID:h0yjeXuMO
(*゚ー゚)「貴方だけは許しません、あの世で姉さんに詫び続けて下さい!!!」

('A`)「お姉さんより耳障りのいい言葉を使うのはよいね」

互いにケチャップの封を切り、再び戦いが始まろうとしていた

封を切り終えると、静寂が訪れる
先に静寂を破ったのはドクオだった

('A`)「帰っていい?」

と言いつつも手慣れたように間合いを確実に詰めていく

(*゚ー゚)「くっ…」

しぃもケチャップを放ち牽制する、が

('A`)「う、うまい」

ドクオは全て食っていた



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 02:10:19.05 ID:h0yjeXuMO
(*゚ー゚)「なら!」

おもむろにキャップを外し始める

(*゚ー゚)「姉さんの苦しみ…受けなさい! キャップ外し!!!」

ドバドバと容器から放たれるケチャップだったが

('A`)「ペロッレロレロレロwwwww」

全て食われてしまった

('A`)「いい技だぬん、どこで覚えたんよ? しかし僕ちゃん何故か対処出来ちゃう」

(*゚ー゚)「うっ…当たれ! 当たれ!!!」

もう一撃、しかしドクオに食われる

('A`)「……僕ちゃんがっかり、お前も…なんだったっけ、回転寿司グルグルの刑でいい?」

そう言うとキャップを外し一瞬で間合いを詰める

(*゚ー゚)「残念ね」

('A`)「おぉん? プテラノドーン?」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 02:13:18.38 ID:h0yjeXuMO
ドクオはしぃの異変に気付いた
いつの間にやらキャップをはめ、こちらに向けていたのだ

(*゚ー゚)「私はこの瞬間を待っていたの、必殺! 無くなりかけのケチャップを出そうとするとブビュってなるアレ!!!」

爆散したケチャップはドクオの視界を奪う

(*゚ー゚)「終わりです! 『皐月』」
从'ー'从「いい加減にしろ」

何か聞こえた気がしたが気にしない、これは何の変哲もないナイフなのだから
そんな事を考えている間にドクオの胸にナイフを突き刺した

('A`)「…ぶっちゃけ俺ソースの方が好きだからお前明後日殺すぽっぽ」

(*゚ー゚)「えっ!?」

('∀`)「嘘だよー」

(*゚ー゚)「早く死ねっての! 胸刺したじゃない!!!」

だめ押しの一刺し
ドクオは死んだ、そしてイカリソースは最高だ



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 02:17:14.63 ID:h0yjeXuMO
(*゚ー゚)「終わった…」

(*゚ー゚)「けど、姉さんは……」

喪失感から、涙が溢れ出す
ケチャップまみれで

(* − )「姉さん…グスッ」

(* − )「嫌だよぉ…姉さん」

すると突然つーが起き上がった

(*゚∀゚)「泣くなよ、お前は前だけ見て生きろ」

(* − )「ねえ…さん…?」

(*゚∀゚)「オレの分も幸せになってくれよな」

(*゚ー゚)「…うん」

そしてつーは再び死んだ
東方不敗は二度死ぬ(笑)
こうして、争いは幕を閉じたのである
一方ロシアはオムライスを使った、ケチャップ使いはなす術無く滅びた

( ^,ω^)「マヨネーズマジパネェ」

後の武蔵である
おしまい



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/29(金) 02:19:54.55 ID:h0yjeXuMO
もう色々とすいませんでしたとだけ
特にネタを拝借した作者様には謝罪と賠償を



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