ξ゚听)ξが退魔をするようです。

5: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです。] :2008/08/29(金) 06:41:45.54 ID:dzcaeISl0



職業、無職。住所、廃墟。家族、妹が一人。学歴、無し。それが私の全てだ。



7: 祭り(1) :2008/08/29(金) 06:43:32.41 ID:dzcaeISl0
ビルの廃墟というのは住み心地はそれなりに・・・よくない。

ちょっと大きな風が吹けばすぐにガラスが壊れるしビル自体も揺れる。

普通の人間だったら住みたくない所だが、私達にはここしか居場所はないし行くあてもない。

私は孤児院を抜け出したときから覚悟していたことを、実際に受けているだけで不満を抱くことは絶対にしない。

仕事はしている・・・とは言えない。私達は依頼を受け、その依頼を解決する仕事をしている。

それも非現実的な依頼・・・悪霊を退治してほしい。その一言が私達の生活資金になる。

そしてその依頼を受ける場所はネット。いたずらな書き込みも多かったりするが下手な宣伝をするよりは金がかからない。

何故ネットが繋げるのか。答えは一つ。ちょっと違法なことをしているからだ。



11: 祭り(1) :2008/08/29(金) 06:44:58.79 ID:dzcaeISl0
電気は切れていたので無理やり[妹が]つなげた。もちろん電気をいじる資格なんて持ってないからバレたら絶対つかまること。

回線は近くの家に無線の回線を[見つけた]ので無線用の・・・私は妹から説明を受けてないからよく分からないが、USBというのを[持ってきて]繋いだ。

ネットの存在自体あまり知らなかったが、そこそこの稼ぎになる程度に依頼は来る。

私達の腕が確か、なのもある。



暗いビルの中、カタカタとキーボードを打つ音が響き始めた。



12: 祭り(1) :2008/08/29(金) 06:46:44.03 ID:dzcaeISl0
「おーい、ツーン・・・依頼来たよー!・・・」

妹の声が聞こえる前に私の足は動いていた。彼女がキーボードを動かすときは大半がサイトに書き込みしているときだから。

ノハ ゚ー゚)「ほら、これこれ」

妹が指さした先にはこう書き込まれていた。

「俺の友人が数年前に事件の捜査に行って以来帰ってこない。せめて、遺体だけでも捜して欲しい。

 場所は・・・」

事件の捜査。ということはその友人は警察、ってこと。そしてその場所は・・・場所が場所だ。

過去ログ山。そこはかつて活気があったものが捨てられていく場所。

そこには昔の活気を求めて人の活気を吸う悪霊が数多くいる。そしてそこにいる悪霊は・・・多分今までのと質が違うだろう。



14: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:48:16.86 ID:dzcaeISl0
ξ゚听)ξ「・・・今回は本気出すつもりで行くわよ。手抜いたら夕飯無し」

ノハ;゚−゚)「えー!いくらなんでも重罪過ぎjy」

ξ゚听)ξ「どこかの誰かが食わなければ、食費はいくら浮くのかしら?」

ノハ ゚ー゚)「五万くらい?」

ξ゚听)ξ「・・・なら少しは節約しなさい」『パァン!』

私は持っていた拳銃で妹を[撃った]。腹の真ん中辺りに当たるように。



15: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:49:24.56 ID:dzcaeISl0
ノハ;゚−゚)「痛っ!え?何?なんか悪いことしてる?」

ξ゚听)ξ「・・・もう一発撃たれたい・・・?」

ノハ ゚−゚)「そんなに怒るかなぁ・・・」

もう一発撃ちたい衝動を抑えて、私は銃をしまいながら「準備しときなさい」と妹に背をみせながらいいながらビルの出口へと向かった。

彼女は撃たれても心臓か脳に当たらなければ死なない。私の妹は、悪霊だから。

聞いた話では三人、殺しているらしい。だけど悪霊にでもならない限りあの力は出せなかっただろう。



17: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:50:15.11 ID:dzcaeISl0
妹はすごい力を持っている。その力は単純だ。自分の身長と同じくらいの刃物らしきものを振り回す。

それがあたかも当然かのように。振り回している剣は木刀と同じ重さに見えるがその剣は私でも持てない。

実際重さが50キロほどあるらしい。数字だけ見ると軽そうだが50キロの人を片足だけ掴んで振り回せるかという話だ。

何故そこまでの力があるのか。悪霊だからの一言で済ませられること。



18: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:51:41.84 ID:dzcaeISl0
ビルを出た時には雪がちらつき始めていた。「ちょ、ちょっと待ってよー」と聞こえる声を無視して私は過去ログ山へと足を進める。

今日は11月24日だった。到底雪が降るには早いと思えるが降って当然のような寒さが続いていたので何も感じなかった。

ノハ ゚ー゚)「なんだかよく分かんないけどさ。なにか起こるような予感しない?」

ξ゚听)ξ「何も起こらないわ。ただ悪霊が出てきて、それを倒す。起こるとしたらそれだけね」

ノハ ゚−゚)「えー・・・。あたしはそれとは違うような気がするんだけどなぁ・・・」

ノハ ゚ー゚)「第一、依頼は捜索でしょ?いくら悪霊が出ると名高い山でもそんなほいほい出るとは思わないけどなぁ」

ξ゚听)ξ「・・・出てくるわ。多分・・・」

私も、何かが起こる予感はした。



19: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:53:36.33 ID:dzcaeISl0
ξ゚听)ξ「ここね。このトンネルに入ったあとに出てこなくなったらしいわ」

私はトンネルを指差した。そのトンネルはいかにも出るといいたげなトンネルだった。

ノハ ゚ー゚)「それじゃぁぼちぼち行こうか」

妹は背負っていた剣に巻かれた布を解き、少し早歩きで入っていった。





ノハ ゚−゚)「入らないの?」

ξ゚听)ξ「怪しいわ。罠が張ってあるかもしれない」



20: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:54:09.92 ID:dzcaeISl0
ノハ ゚ー゚)「大丈夫だって。あたしとツンがいれば、ね?」

ξ゚听)ξ「そうね・・・。でも、今回は・・・」

ノハ ゚ー゚)「あ。ツンも予感してたんだ。素直じゃないなー」

ξ゚听)ξ「・・・敢えて言うなら何かが起こる、よ?私達が相手にしたこともない強い悪霊なのかもしれない・・・」

ノハ ゚ー゚)「大丈夫大丈夫!あたしは何か楽しいことが起こるような気がしてんだから!」

そう言うとすぐに身をひるがえしてトンネルの中へと入っていった。

「・・・ったく」と呟きながらも、私にも楽しそうな予感が芽生え始めていた。



24: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:55:25.09 ID:dzcaeISl0
いくら進んでも『コツコツ』と歩く音しか響かなかった。やはり罠があるのかもしれない。

歩けど歩けど見える道は暗闇ばかりだった。若干ながら明るいのは恐怖感を出すための演出のつもりなのだろうか。

ノハ#゚ー゚)「このトンネル真っ二つにしたくなってきた」

ξ゚听)ξ「抑えときなさい」





時間的に二時間程経った。



25: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:56:26.57 ID:dzcaeISl0
ノハ ゚−゚)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

さっきまで何とか暇つぶしに喋ろうとしていた彼女が黙り始めてしまった。

よく明るい性格の人にあるものだ。黙り始めたらキレる寸前。まさしくキレかかっていた。

ξ゚听)ξ「・・・したいならしてみなさい」

ノハ#゚−゚)「うらぁぁぁぁぁぁ!!!!」

『スパッ』と音を立てた。それは斬れる音じゃなくて。

ノハ;゚−゚)「・・・あれ?」

空振りする音だった。



26 : 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:57:07.97 ID:dzcaeISl0
ξ゚听)ξ「・・・普通に考えてみなさい。なんでここまで歩けたのか?簡単よ。このトンネルは幻想だから」

本当に簡単な推理だ。過去ログ山の直径はそこまで平らではない。どちらかと言うと上に細長く、円錐上になっていて

トンネルはその円錐上の中でも上のほうにあった。要するに私達が歩いた距離は山の直径をはるかに超えている。

ノハ#゚−゚)「・・・じゃぁどうやってここから出るのさ?」

ξ゚听)ξ「それを考えてるのよ。誰が勝手に入っていったのかしら?」

私はもう一回深く考えた。この幻想は一体どういう仕組みで見せているのか。それとも・・・。

ξ゚听)ξ「・・・分かったかもしれないわ」

ノハ ゚−゚)「んじゃ、答えをどーぞ」



27: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:57:47.16 ID:dzcaeISl0
ξ゚听)ξ「・・・この山自体が悪霊ね」

結論はそこに至った。ちっぽけな悪霊がここまで遠大な幻想を見せることは難しい。見せている側は相当に霊力を使うだろうから。

つまり巨大な力が必要。それこそ霊力を延々と供給できるような・・・。そこで分かった。

この山自体が悪霊でこれは幻想でもなんでもなく。

ξ゚听)ξ「悪霊の内部。じゃないかしら」

ノハ ゚ー゚)「ほー。そういう事か。じゃぁどうやって出るの?」

ξ゚听)ξ「決まってるじゃない。この山を成仏させれば遺体くらい見つかるわ」

ノハ ゚ー゚)「山を成仏・・・面白そうじゃん。で?どうやるの?」

ξ゚听)ξ「まず、あの力が必要ね」

ノハ ゚ー゚)「了解!いつでもスタンバイOKだよ!」



28: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:58:24.85 ID:dzcaeISl0
彼女は馬鹿力だけではない。もう一つの力を持っていた。

その力は、[見る]力。

ノハ ー )「さーて。本格的に戦闘モードに入ろうか!」

彼女の目は、血のように赤くなった。

限りなく赤いその目は、[人の弱点が見える]。無論、それは悪霊にも有効だ。

赤い目はトンネルを嘗め回すように見た後、一点に集中した。

ノハ ゚ー゚)「・・・あそこだね。この悪霊の核は」

悪霊には核と呼ばれる弱点がある。それは自分の体に霊力を行き渡らせる人でいう心臓だ。

そこを壊せば霊でも死に、成仏することになる。霊は霊力が無ければ消滅してしまうから。



30: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:59:03.38 ID:dzcaeISl0
人形の悪霊は決まって脳と心臓の二箇所にあり、そのどちらかが壊れれば成仏してしまう。

その分人形は強力になりやすく、彼女のようにすごい力をつけることも容易だ。

そして、この山のように大きい悪霊は様々な悪霊が固まってできたもので、核が多くある。

だからその一つを壊せば終わり、ではない。

大きい悪霊は全て壊さねばならない。それが一番面倒だった。

どうせなら人形のほうがいいのだが今回は大きい悪霊だった。楽しい予感はどこへ行ったのか・・・。



32: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 06:59:47.73 ID:dzcaeISl0
彼女は狙いを定めると剣を一振りした。するとその先から血飛沫が上がり。その血は光となって[空へ]上った。

ノハ ゚ー゚)「あ」

ξ゚听)ξ「・・・!馬鹿!」

トンネルの核を消してしまったため。[空]に放り出された。

上空およそ200メートル。落ちたら死ぬ距離だが若干の余裕があった。

そうとう歩いていたらしく、過去ログ山は遠くに見えた。

落ちたら街のスクランブル交差点にまっさかさま。どっからどう考えてもピンチなのだが余裕はある。



33: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:01:24.86 ID:dzcaeISl0
私は目に神経を集中させた。目で、見る。

目が血で満たされていくのが分かる。目がすっきりしている。閉じたあと、開いたらそこは私の世界だ。

[全てが遅い]。落ちていく彼女より早く私は落ちていく。倍速という比ではない。

車は歩くように遅かった。人は止まっているようだ。その速度、動き、流れ、全て遅い。

すたっと地面に着地したあと、過去ログ山を見る。そこにはゆっくりと姿を現す大きな悪霊がいた。

早く動けているつもりだろうが遅い。私だけが正常な時間の中にいる。

彼女は放っておいて先にあれを片付ける。そう決めたとき、私は走っていた。



34: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:01:59.92 ID:dzcaeISl0
そこに到着する前に、一人の男が落ちてくるのが見えた。

恐らく、あの友人なのだろう。あの悪霊の前に彼を助けなければならない。

しかし、私の目には驚くことが写っていた。彼は・・・生きている?

別に遺体なら落としていいのだが生きているなら報酬も上がるだろう。

私は彼の落下地点になるであろうビルに登り、落ちてくるのを眺めた。

ゆっくりと、私の腕の中に納まるように落ちてきたそれは、まさしく人だった。

私は目を元の色に戻すべく。閉じたあと、開いた。



35: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:02:31.56 ID:dzcaeISl0
ξ゚听)ξ「・・・大丈夫?」

(;^ω^)「・・・君が助けてくれたのかお?」

ξ゚听)ξ「私はツン。依頼されてあなたを助けにきたわ。内藤さんね?」

( ^ω^)「そ、そうだお。一応警察官の内藤だお。・・・ところで依頼って?」

ξ゚听)ξ「あなたの友人と称する人から依頼がきたの。詳しい説明は後よ。あの山に何かいるのが見えるでしょ?」

(;^ω^)「おっ・・・おっ・・・なんだおあれは・・・」

ξ゚听)ξ「私はあれを倒さなきゃならないの。しばらくここで待ってなさい」

(;^ω^)「あ、あれを倒すってちょっとm」

彼の言葉を聞く前に私の目は赤く染まっていた。



36: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:03:05.23 ID:dzcaeISl0
現場に着くと、お怒りになっている悪霊がいた。

高さは山と同じくらい。要するに約200メートル。あれを倒さなければいけない。

・・・早く彼女が来ないかしら。

そうこう考えてるうちにもその悪霊からは攻撃が繰り出されている。

適当に避けるだけで私はいい。その動きは明らかに遅く[見える]から。

銃弾を適当に撃ちこんではみるが到底核にはあたっていないようだ。

拳が地面に突き刺さる。私はそれを見逃さなかった。



37: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:04:08.86 ID:dzcaeISl0
素早く上に乗ると、大きい悪霊の上部に辿り着く。その上から銃弾を一発、二発、三発と撃つ。

頭部に上りながらも狙いは正確に当てた。だが核には至っていないようだ。

やがて頭部のすぐ横に来てしまった。銃弾も底をつき始めてしまったので肉弾戦しか残されていない。

効くかどうかは分からないがとりあえず、蹴ろう。それが頭によぎった。

肩を蹴り、空中へと身を投げ出す。そして素早く体をねじっていく。蹴った左足を無理やりねじった反動で・・・蹴る。

悪霊は怯んだだけだったがその怯みだけでよかった。悪霊の体を改めて見ると所々欠けていた。

もちろん、それは私が撃った弾丸の跡なのだがその中で赤く光っているのをみつけた。それは、核だ。



38: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:06:25.74 ID:dzcaeISl0
銃を構えると、そこへ正確に弾を撃つ。弾は吸い込まれるように核へと当たり、核とともに弾けた。

ξ゚听)ξ(・・・まずは一つ)

あと何個あるか分からない。けど出来る限り壊していかなければ。

そう考えたとき、うしろに人影を感じた。よく見知った顔だった。

ノハ ゚ー゚)「待たせたね!あたしが来たからにはもう手ぇ出さなくていいよぉ!」

その言葉に甘えて着地と同時に地面を蹴り、後ろに下がった。

彼女は剣を構えると、素早く跳んだ。そして肩を垂直に、縦に斬ると、血飛沫があがり、光になって消えていった。



40: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:07:02.34 ID:dzcaeISl0
あとは本当に彼女に任せて終わりにした。

彼女が出す一撃一撃は確実に敵を弱らせ、核を潰しているようだった。

ノハ#゚ー゚)「これで、最後!」

恐らく最後と思われる一撃を繰り出したあと、そこから血飛沫があがって今度は霊ごと光になって消えた。

ノハ ゚−゚)「・・・あー疲れたぁぁ・・・」

ξ゚听)ξ「お疲れ。それじゃ、報酬受け取りにいくわよ」

ノハ;゚−゚)「また歩くのぉ?もうやだー」

ξ゚听)ξ「・・・流石に電車で行くわよ」



41: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:07:43.74 ID:dzcaeISl0
( ;∀;)「うおぉぉぉぉ!!!内藤ぅぅぅぅぅ!!」

(;^ω^)「うわっ!依頼人ってジョルジュだったのかお。ってか暑苦しいから離れろお!」

( ;∀;)「本当に!!本当にありがとうございます!!」

ξ゚听)ξ「大したことじゃないわ。それより報酬は・・・」

( ゚∀;)「あ、今持ってきます。もうどこにも行くなよ!内藤!!」

( ^ω^)「微妙に変な意味合いに聞こえるからやめろお」

依頼人が家の中に入っていくと三人だけになった。



43: 祭り(1) [ξ゚听)ξが退魔をするようです] :2008/08/29(金) 07:08:25.70 ID:dzcaeISl0
( ^ω^)「・・・女の子二人であんな化け物相手に戦ってるのかお・・・?」

ξ゚听)ξ「大丈夫よ。こっちにも化け物がいるし」

ノハ ゚−゚)「さりげなーく傷つくんだけどなぁ・・・」

( ^ω^)「・・・僕も、協力できるならしたいお。でも・・・僕には力がないお。だから・・・応援してるお」

ξ゚听)ξ「ありがと。また襲われたりしたら遠慮なく退魔で検索しておきなさい」

ノハ ゚ー゚)「金さえ払ってくれれば!遠慮なく助けに行くから」

( ^ω^)「おっおw頼もしいおww」


その日の報酬は120万で最高額だった。・・・予感の正体はこっちだったのではないか。そう言うと彼女は黙ってしまった。



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