( ><)とキミョーな生物のようです。
- 92: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:40:14.62 ID:dzcaeISl0
- ( ><)とキミョーな生物のようです。
- 93: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:41:06.21 ID:dzcaeISl0
- それはある日、三人の高校生が体験した物語・・・。
( ><)「今日も部活疲れたんです!」
( <●><●>)「みんな疲れているのはわかってます」
(*‘ω‘*)「ぽっぽ!」
僕達は夕暮れの道を三人、並ぶようにして歩いていた。
学校から、川原の近くを通って、公園の近くでみんなと別れます。幼稚園のころから、ずっと同じなんです。
そこの公園の近くを通って、通り過ぎた時に変な鳴き声が聞こえた。
- 95: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:43:00.44 ID:dzcaeISl0
- 「・・・g・・・ゴ・・・」
( ><)「・・・?」
それは公園の中から聞こえて、公園からちょっと離れたところでも聞こえた声。
気になって公園の中に入ると、そこでははっきりと聞こえた。
「ゴルァ!ゴル・・・」
公園の真ん中辺りから聞こえるその声は少し篭った感じに聞こえた。
真ん中には公園のシンボルのような大木があってその下には土管がどこかで見たような感じで積み重なっている。
三つの土管を一つ一つ見ていくと、最後に見た上の土管のなかに、猫・・・?を見つけた。
- 97: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:44:14.25 ID:dzcaeISl0
- (,,゚Д゚)「ゴルァ!」
猫にしては変わった声で・・・触ろうとしたら噛まれそうになったので思わず手を引いた。
(;><)「ど、どうしたらいいのかわからないんです!」
ワカッテマスとちんぽっぽちゃんとは既に別れてしまって二人を呼んでる間に逃げたらどうしようと思ってどうも動けない。
( ><)(ここは一か八かなんです・・・)
(,,゚Д゚)「?・・・」
- 98: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:44:54.35 ID:dzcaeISl0
(;><)「ちゃんとそこで待ってるんですよぉ〜!!?」
(,,゚Д゚)「!」
逃げられるより早く二人に知らせる!結論はそこに至った・・・猫に触れないなんてチキンなんです。
無我夢中で走った。そういえばあの猫黒かったな・・・黒猫であの顔・・・見覚えが・・・。
そ、そんなことより早く二人・・・っていた!
( <●><●>)「?どうしたんですか?ワカンナイデス。急いでるようですが・・・」
(*‘ω‘*)「ぽ!ぽっぽ?」
- 100: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:46:32.72 ID:dzcaeISl0
- (;><)「はぁはぁ・・・はぁ・・・ね、猫がいるんです!土管の中に・・・ミョーな猫が・・・」
( <●><●>)「猫?ワカンナイデスは猫が嫌いだったとはわかりませんでした・・・」
(;><)「そうじゃなくて!とにかく来るんです!」
(*‘ω‘*)「ぽっぽ〜〜!!」
- 102: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:47:06.86 ID:dzcaeISl0
- 疑う二人を無理矢理公園へと連れて行くと猫は・・・
(;><)「こ、この中なんです!」
( <●><●>)「・・・確かに、いましたね」
(,,゚Д゚)「ゴルア!」
(*‘ω‘*)「ぽ!ぽっぽ〜・・・」
二人は土管の中に顔を突っ込まんばかりに凝視していた。何故ならその猫は・・・
- 103: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:47:44.54 ID:dzcaeISl0
- ( <●><●>)「・・・二本足で立つ猫がいるとは・・・わからない事だらけですね」
(*‘ω‘*)「ぽ〜・・・」
(,,゚Д゚)「ゴルァ!s・・・ゴルァ!」
( ><)「!今、何か言いかけたんです!」
( <●><●>)「・・・面白そうです。どれどれ・・・」
- 105: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:48:38.24 ID:dzcaeISl0
- ワカッテマスは手を土管の中に入れていくのを思わず止めようとしたけど、それよりも早くワカッテマスは猫を抱えていた。
( <●><●>)「・・・・・・・・・・・・・」
(*<●><●>)「・・・・・・・・・・・・」
(;><)(ワカッテマスのあの表情・・・初めてみたんです!)
(,,゚Д゚)「ごる・・・ごるぁ・・・」
- 106: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:49:10.32 ID:dzcaeISl0
- ( <●><●>)「お腹が減っているのは分かってます。ワカンナイデス、この子の餌を買ってきてください」
( ><)「・・・僕なんですか」
( <●><●>)「君です」
(*><)「・・・その猫とくっつきたいのはわかってますが餌代よこせなんです!」
(;<●><●>)「な、何を言うんですか。別にくっつきたいわけでは・・・」
(*><)「わかってるんです!それじゃ行ってくるんです!」
- 107: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:50:01.42 ID:dzcaeISl0
( ><)「調子に乗って餌代貰うのを忘れるのは分からなかったです・・・」
(*‘ω‘*)「ぽっぽ・・・」
- 108: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:50:46.20 ID:dzcaeISl0
- (;><)「とりあえず買ってみたんです!」
( <●><●>)「・・・缶詰とは・・・まぁいいでしょう」
( ><)(何が正解だったんでしょう・・・)
( <●><●>)「食べるのはわかってます」
(,,゚Д゚)「・・・・・・・・・・・・」
(#゚Д゚)「ゴルァ!!」
(;><)「お、怒ってるみたいです!」
(*‘ω‘*)「ぽっぽ!」
(;<●><●>)「?食べるはずですが・・・」
- 109: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:51:40.29 ID:dzcaeISl0
- ( ><)「二本足で立つからきっと人間の食べ物でも大丈夫なんです!」
僕はふところから帰ってから食べようと思って数ヶ月放置していた乾パンを出してそれを砕いて土管の上に置いてみた。
すると、その猫は近くに寄ると・・・一つつまんで口に放った。
(*><)「やっぱり食べるんです!」
( <●><●>)「乾パンが正解だったとは・・・分かりませんでした」
(*‘ω‘*)「ぽっぽ、ぽぽぽ!」
- 110: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:52:26.77 ID:dzcaeISl0
- ( ><)「?あ、そうですね。名前を考えてあげたいです」
( <●><●>)「・・・ギコはどうでしょうか?」
(*‘ω‘*)「ぽ!ぽっぽぽ!」
( ><)「でもちんぽっぽちゃんはゴルァがいいって言ってます」
( <●><●>)「それでは少々呼びにくくはないでしょうか」
(#‘ω‘#)「ぽ!ぽっぽぽぽぽ!!」
(;><)「そ、そんなに怒ることないんです!ここは中間をとって・・・」
- 111: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:53:09.28 ID:dzcaeISl0
- ( ><)「タカr(*‘ω‘*)「ぽっぽぽ・・・」( <●><●>)「ギコでいいそうですよ。ワカンナイデス」
( ><)「・・・・・・・少し悲しいから一人にしてほしいです・・・」
(#><)(場を和まそうと少し駄洒落を言おうとしただけなんです!それなのに・・・)
- 113: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:54:28.62 ID:dzcaeISl0
- (*<●><●>)「猫が可愛いのはわかってます」
(*‘ω‘*)「ぽっぽぽぽっぽぽ〜」
( ><)「二人には悪いんですがもう夜になっちゃうんです!」
( <●><●>)「・・・それなら仕方がありません。また明日来るとしましょう」
(*‘ω‘*)「ぽぽぽ〜ぽっぽ!」
(*><)「明日はもっといいものを食べさせてやるんです!」
(*゚Д゚)「ゴルァ!」
そして三人が別れて、それぞれの帰路を辿っていたとき、聞こえた声があった。
- 115: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:55:11.12 ID:dzcaeISl0
- 「接点T!」
(;><)(・・・・・・・・・・!?)
(;<●><●>)(・・・古っ!これがあの猫が言おうとしてた・・・そういえばsって言ってましたね・・・)
(*‘ω‘*)(ぽっぽ、ぽぽぽ〜・・・ぽっぽぽぽぽぽっぽっぽ〜)
- 116: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:56:06.95 ID:dzcaeISl0
- そして次の日、
( ><)「・・・いないんです」
( <●><●>)「・・・いなくなるのはわかってました」
(*‘ω‘*)「ぽ・・・」
( ><)「・・・まぁ別に変わらないんです!」
( <●><●>)「・・・そうですが・・・もう一回探します」
(*‘ω‘*)「ぽ!ぽっぽ!」
( ><)「・・・二人とも・・・僕も探すんです!」
だけど、その日あの猫は見つからなかった。
- 117: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:56:38.35 ID:dzcaeISl0
次の朝、僕は衝撃のニュースを見た。
- 119: 祭り(4) :2008/08/29(金) 07:57:10.74 ID:dzcaeISl0
- ( ゚∀゚)「えー昨夜未明、『接点T』と喋る猫がVIP市VIP町で保護されたそうです。この猫は二本足で立つなどいつぞやのレッサー・・・」
(;><)(・・・・・・・・・・・・・・・・・)
そりゃそうだ。
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