野原ひろしとスネークが同じ部屋に閉じ込められたようです

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:36:20.94 ID:JMZT3iYBO
野原ひろし「何だよ……ガイジンさんかよ……気まじぃなあ」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:39:48.15 ID:JMZT3iYBO
スネーク「この男は……?デッドセルの一員か……?」

ひろし「な、なぁアンタ!ここはどこなんだよ!ひまわりとしんのすけは!?」

カチャッ

スネーク「動くな」

ひろし「ヒィィ!!ほ、本物なわけ……ねぇよなぁ……?そそそんな脅し効かないもんね!サラリーマンなめんな!!」

スネーク「……」

パァン!!

ひろし「ぎ、ギャアアア!!う、撃たれたァァァ!!」

スネーク「当ててはいないんだが……」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:42:38.78 ID:JMZT3iYBO
ひろし「おおおお俺には帰りを待つ子どもと妻と犬がァァァ!!」

スネーク「貴様……デッドセルか?」

ひろし「な、なんだよデッドセルって……性病か!?俺は痔の経験はあるが性病じゃねぇぞぉぉ!!」

スネーク「……大佐に連絡を取るか」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:45:46.23 ID:JMZT3iYBO
スネーク「こちらスネーク、アーセナルギアに閉じ込められた。怪しげな男も一緒だ。指示をくれ」

大佐「その男の特徴は?」

スネーク「足がひたすら臭い」

大佐「足が?それはそれは……」

スネーク「デッドセルの新兵器か?」

大佐「そんなに臭いのか」

スネーク「ひたすら臭い」

大佐「困ったな……」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:48:12.84 ID:JMZT3iYBO
大佐「とりあえず取り残された人質の可能性もある。様子を見るんだ。油断はするなよ」

スネーク「了解」

ブチン

ひろし「ガクガクブルブル……」

スネーク「おい」

ひろし「ヒィィ!?」

スネーク「いくつか聞きたいことがある」

ひろし「なんだよ…スリーサイズか?」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:52:26.34 ID:JMZT3iYBO
スネーク「名前と国籍は?」

ひろし「ま、まず人に聞くときは自分から名乗るのが礼儀ってもんじゃねぇのか!?」

スネーク「……」

ひろし「ヒィィ!わかった!!悪かった!!撃たないでくれぇぇ!!」

スネーク「ソリッド・スネーク。アメリカ人だ」

ひろし「そ、そうか……俺は野原ひろし。日々国の圧力と戦うサラリーマンだ」

スネーク「国籍は?」

ひろし「日本だ」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 20:57:43.60 ID:JMZT3iYBO
スネーク「俺は大佐からの任務でこのアーセナルギアに潜入している。貴様は?」

ひろし「わ、わかんねぇよ!!家族と海に来て……波にさらわれて目が覚めたらここに……そうだ!!しんのすけは!?ひまわりは!?みさえぇぇぇぇ!!」

スネーク「その3人はお前の子供か」

ひろし「ひっぐ……ひっぐ……きっと波にさらわれて……今頃海の中にいるんだぁ……俺のせいだぁ……俺が家族を……」

スネーク「泣くな。貴様の涙で誰も救われない」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:02:30.57 ID:JMZT3iYBO
その頃、別の部屋にて

しんのすけ「おじさん、誰?」

ひまわり「た?」

雷電「子供……?」

しんのすけ「おじさんったら何だかエッチな服ぅぅ」

雷電「スカルスーツだ。……って子供に言ってもわからんか」

ひまわり「たぁ」

しんのすけ「お?ひま はおじさんが気に入ったみたいだゾ」

雷電「君たち、お父さんとお母さんは?」

しんのすけ「さあー」

ひまわり「たあー」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:07:28.35 ID:JMZT3iYBO
またまた別の部屋にて

みさえ「いたた……あれ!?ちょっとやーだ!ここどこよぉ!?」

ソリダス「女?」

みさえ「ヒィ!アンタ……誰?」

ソリダス「人質が逃げたか……オセロット!この女を人質の場所に」

オセロット「わかりました」

みさえ「ちょっと!!どこ触ってんのよ!!離せゴルァァァ!!」

ソリダス「うるさい女だ」

さらに別の部屋にて

シロ「ワン!」

ジョニー「犬……?」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:12:19.09 ID:JMZT3iYBO
ジョニー「うぅ……それにしても腹が痛い……」

シロ「クゥン」

ジョニー「心配してくれるのか?ありがとよ」

シロ「ワン!」

ジョニー「よぉし、お礼に名前をつけてやる」

シロ「ワン?」

ジョニー「よし!今からお前はモコモコハニーだ!!」

シロ「クゥン……」

ジョニー「嫌か?」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:18:03.20 ID:JMZT3iYBO
またスネークたちの部屋へ

ひろし「ひっぐ……ひっぐ……」

スネーク「泣くな。仮にも一家の父なのだろう?俺には家族がいないが、こういう時こそ取り乱さず冷静な判断をし、一家の無事を願うのが貴様の役目じゃないのか?」

ひろし「あ、アンタに何がわかるんだよ!!俺の人生で家族がいない瞬間なんて死んでるのと同じなんだよ!!」

スネーク「目を覚ませ!!貴様は取り乱している!!」

ひろし「……ああ、悪かった……」

スネーク「無事、家族を救うんだ。手を貸してやる」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:25:50.04 ID:JMZT3iYBO
しんのすけ「そういえば父ちゃんたちどこだろー」

ひまわり「とー」

雷電「まずいな……子供たちには危険すぎる……君たち!これを被るんだ」

しんのすけ「これなぁに?おじさんの家?」

雷電「俺は段ボールに住むほど飢えてない!!君らの姿を隠すためだ!これからはこれを被って着いてくるんだ」

しんのすけ「ほぉほぉ」

ひまわり「とぉーとぉー」

雷電「良いかい?ちゃんと着いてくるんだよ」

しんのすけ「オラたちはおじさんの尻をおっかけまわすのか……」

雷電「き、気色悪いこと言わないでくれ」



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:31:58.21 ID:JMZT3iYBO
みさえ「ちょっと!縄ほどきなさいよ!!あともうちょっとゆっくり歩きなさいよね!」

カチャッ

オセロット「黙れ」

みさえ「ヒィィ!ほ、本物……!?」

オセロット「試してみるか?」

みさえ「けけけけ結構でしゅ!」

オセロット「ふん」

みさえ「しんのすけとひまわりとシロは……きっとひろしが何とかしてくれる……」

その頃シロは

ジョニー「モコモコハニー!お手!」

シロ「ワン!」

ジョニー「うぇぇい!賢いなぁお前!」



98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:39:14.44 ID:JMZT3iYBO
ひろし「と、とりあえず出口を探そう!」

スネーク「待て。これを貸してやる」

ひろし「なんだこれ……け、拳銃!?」

スネーク「念のため持っておけ。弾は余分に入れたら無駄遣いし、俺に当たる可能性もある。だから1発だけだ。いいか。絶対に無駄撃ちはするな」

ひろし「ひ、人なんて撃てねぇよぉ!!」

スネーク「いつか必ず使う時が来る!!持ってろ!」

ひろし「と、ところでアンタの分は?」

スネーク「銃はある、が、弾は用意しない」

ひろし「ど、どうすんだよ」

スネーク「無限バンダナだ」



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:44:12.33 ID:JMZT3iYBO
雷電「さあ、段ボールに入るんだ。はぐれるんじゃないよ」

しんのすけ「あぁん……ひま……そこは……はぅぅん……」

ひまわり「たい!!」

しんのすけ「はぅぅ!!」

雷電「最近の子どもは……こんな感じなのか……」



110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:49:36.48 ID:JMZT3iYBO
オセロット「目隠しをしてここに座れ」

みさえ「……」

オセロット「いいか、妙な真似はするなよ」

みさえ「……」

オルガ「その女は?」

オセロット「おお、オルガ」

オルガ「人質に日本人女性はいなかったはずだけど?」

オセロット「なんだと?じゃあコイツは……」

オルガ「とりあえず、ここに閉じ込めておきましょう。日本人なら、英語が話せないから他の人質ともコンタクトは取れないでしょう」

オセロット「ボスのところに戻るか……」

みさえ「(英語ならほんの少し話せる……私の他の人質とコンタクトを取って、しんのすけ達の手掛かりを……)」



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 21:56:51.93 ID:JMZT3iYBO
みさえ「は、ハロー…?」

エイムズ「アンタは?」

みさえ「え、日本語……日本人?」

エイムズ「いや、日本語が話せるだけだ。日本人ではない」

みさえ「上手ねぇー…目隠ししてるから日本人かわからんわ」

エイムズ「アンタは?」

みさえ「野原みさえ、あなたは?」

エイムズ「エイムズだ」

みさえ「ねぇ、坊主頭の子どもと赤ん坊見なかった?あと白い犬」

エイムズ「犬なら、さっき歩く音が聞こえたな」

みさえ「シロは無事か……子どもたちは!?」

エイムズ「いや…」

みさえ「そう……」



122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:03:09.45 ID:JMZT3iYBO
ひろし「うへぇー……本物初めて触っちゃったよぉー。意外と重てぇんだな」

スネーク「トリガーは引くなよ」

ひろし「わ、わかった」

スネーク「とりあえず脱出する。離れてろ」

ひろし「なにする気だ?」

スネーク「ドアを破壊する。離れてろ」

ひろし「おいー…何だか物騒なモン持ってんんなぁー…」

スネーク「ニキータミサイルだ」

ひろし「ミサイル……?ミサイル……ミサイ……ミサエ……みさえぇぇぇぇ……」

スネーク「離れてろ!」



129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:06:56.15 ID:JMZT3iYBO
ドガァァァァン!!

ひろし「ギャアアアア!!や、やられたああああ!!」

スネーク「……ダメだ。意外とぶ厚い」

ひろし「あぶあぶあぶ危ねぇじゃねぇか!」

スネーク「離れてろ、と言ったはずだ」

ひろし「そ、そうだけどよぉ……」

スネーク「雷電に連絡を取るか。外からなら開くかもしれない」



133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:12:25.90 ID:JMZT3iYBO
プルル……

スネーク「こちらスネーク、お前今どこにいる?」

雷電「中央棟だ。今からアーセナルギアに向かう」

しんのすけ「おじさん何ぶつぶつ言ってるの?」

雷電「ん?ああ、ナノマシン通信って言ってね。電話してるんだ」

スネーク「なんだ?」

雷電「ああ、すまない。子どもが……」

スネーク「子どもだと?」

ひろし「子ども!?ひまとしんのすけが無事なのか!!?そっちにいるのか!!?声を聞かせてくれ!」

スネーク「ノハラヒロシ!落ち着け!!」

雷電「?」

スネーク「ああ……すまない。足の臭い男がここに……」

雷電「足の臭い男?」

しんのすけ「父ちゃんだ!」

ひまわり「た!」



139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:16:07.01 ID:JMZT3iYBO
スネーク「なるほど、いずれにせよ合流する他は無いな」

雷電「そうだな。今からそっちに向かう」

スネーク「頼んだ」

ブチン

スネーク「子どもは無事だそうだ。ケガ一つ無い」

ひろし「よかったぁぁぁ……ぼんどによがっだよぉぉぉぉ……」

スネーク「よく泣く男だ」



146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:24:01.26 ID:JMZT3iYBO
ジョニー「は、腹が……」

シロ「ワン!」

ジョニー「は、腹痛すぎて歩けねぇ……」

シロ「クゥン」

ジョニー「すまないモコモコハニー……衛生兵で誰か呼んできてくれるか……」

シロ「ワン!!」

その頃みさえは……

みさえ「縄ほどけそう?」

エイムズ「無理だ。固すぎる」

みさえ「そう……みんな無事かしら……」



152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:28:04.94 ID:JMZT3iYBO
オルガ「私は見回りしてからソリダスのところに戻る」

オセロット「ああ、じゃあまた……」

オルガ「……」

シロ「ワン!」

オルガ「犬…?」

シロ「ワンワン!クゥン」

オルガ「着いてこいってこと?」

シロ「ワンワン!」





みさえ「……!?」

エイムズ「どうした」

みさえ「今、ウチの犬の鳴き声が……」



158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:32:22.15 ID:JMZT3iYBO
しんのすけ「あぁん……ひま……はぅん……もう……おませさん……」

雷電「シンノスケ君?悪い人たちに見つかっちゃうから静かにね?」

しんのすけ「悪い人なんてアクション仮面がやっつけてくれるゾ」

雷電「アクション仮面?」

しんのすけ「おじさんったらアクション仮面知らないのぉー?遅れてるぅー」

雷電「ふん!悪かったね」

ひまわり「たい」

敵「誰かいるのか?」



168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:39:21.27 ID:JMZT3iYBO
雷電「シッ!」

しんのすけ「コ」

敵「?」

ひまわり「たぁい!」

敵「誰だ!!」

雷電「子どもたちに血を見せるわけには……!!」

敵「動くな!!」

カチャッ

雷電「くっ……」

しんのすけ「ヒソヒソ(おじさん、降参しちゃうの?)」

雷電「ヒソヒソ(後でまた助けにくる。だから段ボールの中から絶対動いちゃダメだよ)」

しんのすけ「ほっほーい!」

敵「なんだ!!」

雷電「ほ……ほっほーい」

敵「あ?」



182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:43:45.97 ID:JMZT3iYBO
しんのすけ「おじさん、どっかに連れてかれちゃったね ひま」

ひまわり「たぁい!たいのたいの!」

しんのすけ「暑いのはオラだって同じなの!ワガママ言ったら、め!だゾ!」

ひまわり「たぁの!」



191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:49:01.35 ID:JMZT3iYBO
みさえ「シロ!シロ!いるの!?」

兵士「うるさいぞ!!」

カチャッ

みさえ「ヒィィ!!」


オルガ「なんだか騒がしいわね……人質が暴れてるのかしら」

シロ「クゥン」

オルガ「で?どうしたの?」

シロ「ワンワン!」

オルガ「そっちに行けばいいの……?」



196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:51:14.24 ID:JMZT3iYBO
ジョニー「腹が……ポップコーンパーティーだぜ……」

敵「なにやってんだお前」

ジョニー「は、腹が……」

敵「コイツを牢屋に入れておけ。侵入者だ」

雷電「……」

ジョニー「腹が…」

雷電「しんのすけ君達は無事なのか……」



199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:54:49.45 ID:JMZT3iYBO
ジョニー「……」

雷電「大丈夫か…?」

ジョニー「ちょっと漏らした」

雷電「わかった。寄るな」

ジョニー「助けてくれ……」

雷電「臭いぞ。寄るな」

ジョニー「モコモコハニー……まだか……」

シロ「ワン!」

ジョニー「モコモコハニー!!」

オルガ「ここは牢屋?ここに何があるの?」



207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 22:58:35.72 ID:JMZT3iYBO
オルガ「なんか臭い……」

雷電「お前はゴルルコビッチ大佐の娘!?」

オルガ「え?あなたは?」

雷電「俺は雷電。スネークの仲間だ」

オルガ「スネークの?」

雷電「ここから出してくれ!!」

ジョニー「もう出したくない」

オルガ「わかったわ。ちょっと待って」



212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 23:02:02.17 ID:JMZT3iYBO
しんのすけ「暑いからコレ脱ーごぉっと」

エマ「ヒッ!」

しんのすけ「お?」

エマ「だ、段ボールから子どもが……捨て子……?」

しんのすけ「あはー。お姉さんいくつぅ?どこから来たの?」

エマ「と、とりあえずこの子らを安全な場所へ……」

ひまわり「た?」



222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/11(火) 23:05:29.09 ID:JMZT3iYBO
オルガ「開いたわよ」

雷電「すまない」

ジョニー「俺の肛門も……全開だ……」

雷電「臭い」

オルガ「あれ?犬がいない……」




シロ「ワン!」

エイムズ「犬?」

みさえ「シロ!」



戻る次のページ