(*゚ー゚)ひとりあそびのようです
- 700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:23:46.21 ID:BCrMrv2NO
- まず想像して頂きたい。
少女、いやまだ幼女と言った方がしっくりくる年齢の女の子が、
たった一人でバケツとシャベルを持って遊びに行くという行為。
常識で考えればとてつもなく危険な行動であろう。
もし車にひかれたら?
道に迷ったりしたら?
な ん か 変 な 人 に 出 会 っ て し ま っ た ら ?
あなたの頭を過ぎるのはどれも考えたくない結末ばかりだと思う。
しかしここでまた想像して頂こう。
その子が遊びに行った場所が、家のすぐ隣の小学校のグラウンドであったとしたら。
友達と一緒に家を出ていく兄に、ついていこうとしていたのなら。
当人はおろか親でさえ、その危機感は薄らいでしまうのではないだろうか。
- 701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:25:37.00 ID:BCrMrv2NO
これは、そんな不幸が重なった幼女の悲劇の物語である。
(*゚ー゚)ひとりあそびのようです
- 702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:27:42.73 ID:BCrMrv2NO
- 季節はわからない。
実を言うと正確に何歳だったのかもわからない。
ただ知識に乏しい歳ではあった。
だからこその経験である。
しぃはこの日、友人と連れだっていく兄を追ってきていた。
ここの小学校は兄妹の家からめちゃくちゃ近い。
道路を挟んだ右側にグラウンドの入口があるという目と鼻の先よりさらに近い位置だ。
運動会なんてわざわざ場所取りに行かなくてもよかったんじゃね?と思うくらいもう本当にとにかく近いのである。
そんな場所だから「行っちゃダメ」なんて言われなかったし、兄達以外にも遊んでる子供はたくさんいた。
何も心配することはないハズだった。
- 703: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:30:48.28 ID:BCrMrv2NO
- ──だが現実は甘くない。
外に子供が一人でいて安全な所などないのである。
ついてきたはいいものの、やはり年齢と性別の差がある。
兄が二月生まれなため歳は四つ、学年は五つ離れているのだ。
しぃの入りこむ余地はなく、彼等はもれなくサッカー中である。
( ^ω^)←友達A
(-_-)←兄
_
( ゚∀゚)←友達B
ΩΩΩ←いたかどうかはっきりしない友達その他
ワーワー
(*゚ー゚)「むーお兄ちゃんの奴友達とばっかり遊んでつまんないー」
(*゚ー゚)「…もー一人で遊ぶからいいもん!砂場砂場ー」
この時ちょっとだけ言葉にできない寂しさがあったのは内緒だ。
- 706: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:33:51.56 ID:BCrMrv2NO
- 小学校の素晴らしいところは、公園並に色々な遊具がそろえられていることである。
しぃは迷わず砂場に向かい、持って来たバケツやらスコップやらを使って遊び始めた。
穴を掘ったり山を作ったりといった単調な作業を繰り返す。
それがなかなか楽しいのである。
(*゚ー゚) ペタペタ
(*゚ー゚)「…ん?」
( ・∀・)ニヤニヤ
(*゚ー゚)「……」
(*゚ー゚) ペタペタ
出ました変な人。
最大の不幸は、この砂場で遊んでいるのが彼女だけだったということだろうか。
- 707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:35:17.04 ID:BCrMrv2NO
- その変な人は普通の服ではなく、今だからわかるが
この学校の公務員の格好をしたオッサンだった気がする。
そんなオッサンは突然しぃに話し掛けてきた。
というかこちらをうかがっていた時間は数秒に満たなかったのかもしれない。
あるいは数分以上だったのかもしれない。
とにかくオッサンはしぃにこう言ったのだ。
( ・∀・)「一人で遊んでるの?」
(*゚ー゚))コクリ
当時、しぃは『人見知り』というよりは、『社交的でなかった』と表現した方が正しいかもしれない。
逃げるようなことはしなかったが、明るく返事ができるでもなかった。
O型は社交的とか言われるけどなんでだろうNE!
頷いたしぃを見ると、オッサンは再び口を開く。
- 709: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:37:46.67 ID:BCrMrv2NO
- ( ・∀・)「なんだあ、一人じゃつまんないだろう?そうだ、この小屋の中見てみたくない?」
オッサンは砂場に隣接している薄汚れた小屋を指して言う。
それの存在は知っていたが、大して興味はなかったので見ようとしたこともなかった。
( ・∀・)「色んなものがあるよ〜この窓、君の身長じゃ届かないだろ?おじさんが見せてあげるよ」
その小屋の出入口の引き戸は、上半分に窓のようにガラスが入っていて、中が見えるようになっていた。
なるほど、しぃの身長では必死にジャンプしてやっと見える程度である。
( ・∀・)「ね、見たいだろ?」
相変わらず笑顔で話すオッサンに
(*゚ー゚))コクッ!
しぃは力強く頷いてしまった。
- 711: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/21(日) 23:39:58.75 ID:BCrMrv2NO
- ただ、そんなに中が見てみたくなったわけではなくて、
もちろんそれも少しはあったが一番の理由は
(*゚ー゚)(断ってもオッサンに悪いしなあ)
という心情が子どもながらにあったからである。
( ・∀・)「そうかそうか。じゃ、こっちおいで」
そう言って手招きするオッサンにしぃは走り寄った。
よいしょっとしぃを窓の位置まで抱き上げた…と、同時。
悲劇は起きた。
(;*゚ー゚)「!!?」
オッサンの手が、しぃのズボン及びパンツの中に入ってきたのである。
- 721 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [さるた] 投稿日: 2008/09/21(日) 23:58:33.79 ID:BCrMrv2NO
- (;*゚ー゚)「……」
その手が父親にさえ触れられたことのない女の子の一番大事な部分にたどり着くと、
一本の指がワレメの中に潜り込んできた。
( ・∀・)「この辺かな?」
それが小屋の中を見るための位置のことなのか、
下腹部に存在する彼の手のことなのかはわからなかった。
指は決して穴に入れようとするのではなく、指全体で包み込むように押し付けられている。
それは完璧にクリトリスに当たっていたのだが、
俗に言う性的な快感などは微塵も感じなかった。
あるのはただ不快感と、危機感のみ。
(;*゚ー゚)(やばい…やばいこれは逃げなければ…!)
( ・∀・)「どう?見え(;*゚ー゚)「もういいもういいもういい!!!!」
- 724: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/22(月) 00:01:29.78 ID:BLWf2cLxO
- ( ・∀・)「あ、もういいの」
言って降ろされると、当然手も離れるわけで。
三(;*゚ー゚)ダーッ
しぃが遊び道具をしっかり持って家まで猛ダッシュで帰ったのは言うまでもない。
ちなみに小屋もとい体育倉庫はグラウンドの角にあり、出入口は植木のあるフェンスの方を向いていたので
周りには死角となってなかなか見えなかったと思われる。
- 725: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/22(月) 00:04:42.25 ID:BLWf2cLxO
- この幼女に起こった悲劇はひとまずこれで終わりである。
驚くべきはこの出来事が、当人にとって全くトラウマになっていないことだろう。
あの行為を受けている最中でさえ、危機感こそあれど恐怖感はほとんどなかったのだ。
その理由は未だに謎である。
そしてもう一つ。
この事件のせいかは定かではないが、この一年か二年後、少なくとも小学校にあがる前までに
性知識を全く持たないにも関わらずしぃが自慰を覚えてしまったのもまた、事実である。
(*゚ー゚)ナンテコッタイ
- 727: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/22(月) 00:08:06.02 ID:BLWf2cLxO
- 現代においてどんな油断がどんな悲劇を生むかわからない。
どうか小さなお子様をお持ちの方、いかなる場合でも彼らから目を離さないで欲しい。
もう二度と、こんな悲しい出来事を起こさないためにも。
(*゚ー゚)終わりだよっ
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