( ^ω^)ブーン達は戦隊ヒーローになったようです

  
19: ( ^ω^)さん :06/12/19 21:50:22 ID:QuRDAUET
  
ゲヌマーンのメインブリッジ、地球侵攻作戦の文字通り司令塔であり
ここで新たな作戦を考え実行するのである。
この地球侵攻作戦、チューボウ兵と荒らし獣以外のメンバーは司令官のアヒャールのみだったのだが、
VIPマンの登場によりゲヌーマ本星で緊急会議が行われた結果、地球侵攻作戦のメンバーを四人追加する事が決定した。

青い光に包まれて女が2人、大柄の男が1人アヒャールの前に姿を現す。
ホログラフではない。瞬間移動である。

|゚ノ ^∀^)「しかし珍しいわね。ゲヌーマ5撃星全員が一つの作戦の為に召集されるなんて・・・・」
( ゚∀゚)「それだけ奴等が危険だと言う事なのだろう。荒らし獣なんてそう易々と倒されない代物をたった5人で倒すなんてよ・・・・」
( ・∀・)「・・・・ギコルハルトはまだ来てい無いのか?」
(*゚ー゚)「カルバ星で一仕事終えてから向かうってさ」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

カルバ星はゲヌーマの侵攻により壊滅寸前にまで追い詰められていた。
花は一つ残らず散り、街は焼け、大地には無残に転がるカルバ星人の無数の死骸。
そのど真ん中に燃え盛る炎を挟むかの様に二人の男が対峙していた。
1人はカルバ星人の最後の1人で満身創痍で立っているのがやっとの状態。
もう1人は黒い鎧で体を覆いつつも傷一つ負わずカルバ星人を哀れ観るかのような眼差しで見つめていた。

(;メд゚)「ッ・・・・!ハッ・・・・ハァッ・・・・・・ハァッ・・・・・・!!」
( ,‐Д‐)「・・・・・愚かな。勝てる見込みも無いのに何故立つ?」
(;メд゚)「俺の両親や友人を殺しやがって!!貴様の首をもらうまで・・・・俺は戦う!!」
( ,゚Д゚)「・・・・・・・・威勢がいいのは買うが・・・・」

黒い鎧の男の鞘が一瞬だけ光ると、カルバ星人はその場に倒れピクリとも動かなくなった・・・・。
( ,゚Д゚)「その威勢が全く実力に伴っていないな。」
(*゚ー゚)『ギコルハルト、そっちは片付いたの?』
( ,゚Д゚)「ああ。すぐに向かう。・・・・・・この宇宙にはいないのか・・・・!この俺を楽しませてくれる奴は!!」

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第2話「天駆ける翼」



  
20: ( ^ω^)さん :06/12/20 19:59:43 ID:eOHc7tuT
  
/ ,' 3「良いか諸君、今後ゲヌーマと戦っていくためにはまずチーム全員の心を一つにまとめることが必要だ。
    その為に必要な物が何か・・・・・・解るな?」
川 ゚ -゚)「チームの・・・・リーダー?」
/ ,' 3「正解だ大空君。今のVIPマンには必要であるハズのリーダーが存在しない。
    ブーン君」
( ^ω^)「お?」
/ ,' 3「今から君をVIPマンのリーダーに任命する。戦闘指揮は君に任せるぞ」

VIPマンのメンバー五人の年齢はそれぞれブーンが22歳、ドクオが21歳、ショボン、クーが20歳でツンが19歳と
平均年齢は低く、その中でももっとも年配のブーンがリーダーになる事は必然であった。
ブーンがVIPマンのリーダーになる事には他のメンバーも異論は無いようだ。ただ1人を除いて・・・・。

('A`#)「ブーンがリーダーだと?ふざけるのもいい加減にしろよ!
    ここにいた時間は俺が一番長いんだから俺がリーダーになるべきだろ!!なんで新入りなんかにリーダーをやらせんだ!!!」
ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっとドクオ・・・・」
('A`#)「るせぇ!!!」

ドクオの暴走を止めようとしたツンをドクオが右腕で思い切り弾き飛ばす。
更にドクオは勢いを止めることなく、早歩きでブーンに近寄っていく。

('A`#)「お前よぉ、良くそんな面でリーダーなんて大役やれるよなぁ・・・・・・・・。
    ・・・・何でてめぇがリーダーなんだよ!!!!!!」

拳を作ったドクオの右手が勢い良くブーンの右頬に叩きつけられ、ブーンがその場に倒れこむ。
(;^ω^)「い・・・・怒りの矛先を間違えてるお・・・・・・」
('A`#)「ッ・・・・!司令!!」
/ ,' 3「・・・・君のその頭に血が上りやすい性格。指揮権を任せたら確実に命取りになるだろう。
    私がブーン君をリーダーにしたのも、その為だ。」
('A`#)「・・・・・・どいつもこいつも・・・・・・・・糞ったれが!!!」

ドクオは眉間にしわを寄せ愚痴をこぼしながら駆け足でエレベーターに乗り込み、ドアを閉じた。
(;^ω^)「ドクオ!!」
/ ,' 3「追うなブーン、止めたとしても・・・・今のドクオは耳を貸してはくれない!」
(;^ω^)「・・・・・・・・。」



  
21: ( ^ω^)さん :06/12/21 21:51:35 ID:W4vS9sxJ
  
(;^ω^)「ぼ、僕なんか悪い事したのかお・・・・?」
/ ,' 3「さっきも言ったが彼は元々ああいう性格なのだ。気にする事ではない。」
川 ゚ -゚)「ですがちゃんと話し合いもしておかないと後になって影響が・・・・」
ξ゚听)ξ「私、ドクオと話してくる!」
(´・ω・`)「いや、その事なら自分に任せて下さい。彼を手名付けるのは慣れてるので・・・・・・。」
/ ,' 3「そうか。頼んだぞショボン」
(´・ω・`)「それと、自己紹介が遅れてましたね内藤君。自分は黄芭翔(おうば しょう)と言う者です。
      皆からはショボンと呼ばれてるんだ。よろしく頼む」
(;^ω^)「・・・・よろしく」

軽い自己紹介を済ませるとショボンはエレベーターの中へと消えていった。
「大丈夫だ」と言っているかのような彼の背中を見つめながらブーンは悩んでいた。
本当に自分がリーダーで良いのか。自分に他の四人を先導する技量があるのか。
何故、最年長と言う理由だけでリーダーに任命されたのか・・・・。



  
22: ( ^ω^)さん :06/12/21 21:52:35 ID:W4vS9sxJ
  
尾府市を流れる川の一つ「海馬川」。やはり目立った物が無い何処にでもあるような川。
一通りもそれほど多くないため1人で黄昏るにはもってこいの場所。
そんな海馬川の河川敷にドクオは1人座り込み、ボンヤリと川が流れていくのを見つめていた。

('A`)「・・・・・・・飛び出した所で状況が俺のほうに転がってくるとは限らないってのに、
   なんで飛び出したりなんかしたんだろ・・・・・・・・。くっそ!自分でもわからねぇ・・・・!!」

と、後ろから近づいてくる足音が。
(´・ω・`)「ドクオ」
('A`)「・・・・ショボンか。戻って来いってんなら嫌だからな」
(´・ω・`)「そうじゃないさ。お前とは中学からの付き合いだけど、ホント変わってないよ。
      何かあるとすぐムキになる所も、気に入らない事があるとここに逃げ込む所も、
      素直になろうとしないところも全部・・・・・・」
('A`)「この期に及んで説教かよ。そのパターン何回目だ?」
(´・ω・`)「12回目。・・・・ドクオ、そろそろ前に進む気になろう。
      いつまでもそんなんじゃ誰の為にもならない。ブーンは勿論、ドクオ自身にも・・・・」
('A`)「んな事言ったってよ・・・・」

2人の会話をショボンの左腕に付けられたVIPチェンジャーの通信コールが引き裂いた。
(´・ω・`)「ショボンです。」
/ ,' 3「ゲヌーマだ。ゲヌーマの部隊が街で活動を開始した。
    自衛隊が応戦している様だがどれ程持つか解らない。他の3人を向かわせたからすぐ合流してくれ!」
(´・ω・`)「了解。・・・・ドクオ、来るも来ないもお前の勝手だ。だがケジメはちゃんと付けてくれ。」

そう言い残すとショボンはその場を後にする。
('A`)「・・・・・・けじめ・・・・か。」



  
23: ( ^ω^)さん :06/12/21 22:04:18 ID:W4vS9sxJ
  
《CM》

( ^ω^)'A`)´・ω・`) ゚ -゚)゚听)ξ「斉藤製菓、VIPマンッコーンスナック!!」

( ^ω^)「おいしいコーンスナックの中にスペシャルシャイニング紙製カードが入ってる!!」

('A`)「更にあたりカードを送れば、ハワイ旅行へご招待!!!!」

( ^ω^)「君たちの大好きな!幼女の愛液味だ!!!」

( ^ω^)「VIPマンコーンスナック!斉藤製菓から!!」


※この商品は架空の物で販売はいたしておりません



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