( ^ω^)の乳首がとんがりコーンになったようです

  
195:◆qN/NuPH40c 02/13(火) 01:05 qA0kcEP9O
  

本当はもう少し休ませたかったが、クーさんの強い要望で小屋に向かった。

玄関を出るとすぐに夏の日差しが僕等を貫いた。クーさんは今日も長袖を着ている。

僕はクーさんを後ろに自転車をこいだ。


川゚ー゚)「遅いぞ!スピードアップ!!」

「無茶言わないでくださいお。二人乗りキツいんですお」

川#゚ー゚)「ほう・・・私が重いと言いたいんだな?そうなんだな?」

「そんな事、言ってないですお」

川#゚ー゚)「いーや、言ったも同然だ!ブーンなんて・・・こうしてくれるッ!」

クーさんは両手で僕の目を塞いだ。視界を失った僕は情けない奇声を発してすっ転んだ。

クーさんと自転車は無傷だったが僕は地面にファーストキスを奪われてしまった。



  
196:◆qN/NuPH40c 02/13(火) 01:06 qA0kcEP9O
  

川゚ー゚)「少し悪ふざけがすぎたな・・・大丈夫か?ブーン」

僕は口の中の土を吐きながら答えた。

「大丈夫ですお。それよりもクーさんは大丈夫ですかお?」

川゚ー゚)「私は大丈夫。これでも体の丈夫さと腰のラインには自信があるんだ」

釣られるようにクーさんの腰を眺めた。シャツの上からでもわかるようなスラッとした腰つき。今まで意識して見なかったから気づかなかった。

川゚ー゚)「・・・目つきがやらしい」

図星だったが僕はすかさず反論した。

「違いますお!僕はそんな目でクーさんを見ていませんお!」

川゚ー゚)「ふぅーん・・・」

クーさんは訝しそうに僕を見つめる。
何となく恥ずかしくなって僕は倒れた自動車をおこした。

「早く行きますお」

再びクーさんを乗せ僕は走る。さすがに今度はクーさんも何もしてこなかった。



  
197:◆qN/NuPH40c 02/13(火) 01:06 qA0kcEP9O
  

(´・ω・`)「遅いよ二人とも」

不満気なショボン。もしも僕一人なら酷い目にあわされていただろう。

( ゚∀゚)「ほらほら、突っ立ってないで二人とも手伝ってくれよ」

小屋の中では爆弾の解体が行われていた。ショボンが指示し、手先の器用な長岡が作業をする。

「僕とクーさんは何をしたらいいんだお?」

(´・ω・`)「二人には花火用の火薬を手に入れてきてほしい。場所はここだ」

ショボンが地図を広げる。町外れの火薬工場に行けと言われた。

川゚ー゚)「・・・それは世間的には泥棒と言うんじゃあないか?」

(´・ω・`)「大丈夫・・・たぶん」

結局、泥棒云々はうやむやのまま工場に向かう事になった。
長岡が始終こっちを恨めしそうに睨んでいたが気にしない事にしよう。
触らぬ神に祟り無しって言うしね

小屋について早々にまた外に出る事になった。クーさんは何気に楽しそうだからこっちまで楽しくなる。



  
198:◆qN/NuPH40c 02/13(火) 01:07 qA0kcEP9O
  

川゚ー゚)「その工場まではどのくらいかかるんだ?」

「歩くと1時間はかからますお。バスに乗りますお」

何気ない会話が楽しい。天気のよさも関係してるのかもしれない。空が青い、透き通るような青というのはこんな空をいうんだろう。
風が吹いた。クーさんの髪が揺れる

川゚ー゚)「デートみたいだな」

「ただの買い物じゃないですかお?」

川゚ー゚)「ただの買い物だな・・・でも、私は楽しいぞ。男女が一緒にいて、楽しければそれはデートだ。それともブーンはつまらないか?」

「もちろん楽しいですお」

川*゚ー゚)「・・・ふふふ」

クーさんが笑った。
ハインがタンポポならクーさんは向日葵だ。太陽に向かってまっすぐに咲く向日葵。クーさんの笑顔は見るだけで元気になる



  
199:◆qN/NuPH40c 02/13(火) 01:08 qA0kcEP9O
  

そうこうしているうちにバスターミナルについた。バスが来るまで少し時間がある。二人でベンチに座って話していると、

「ぶ、ブーン!?」

いきなり僕を呼ぶ声が聞こえた。何かと思って声のした方を向くとそこにいたのは

ξ;゚―゚)ξ「・・・」

彼女はツン。同級生で幼なじみだ。

ξ;゚听)ξ「その人・・・もしかして・・・彼女?」

どうやらツンはクーさんを僕の彼女だと思っているらしい。僕はクーさんに話を合わせるように耳打ちしてツンに即興の嘘をつこうとした。

「違うんだおツン!この人は親戚で・・・」

川゚ー゚)「そうだ彼女ではない、愛人だ!」

「ふぶほッ!!!」

ξ;゚听)ξ「あ、愛人・・・?」

川゚ー゚)「そうだ愛人だ!私とブーンはドロドロとした肉体関係の上に成り立つ存在なのだッ!!」

言葉が出なかった。ただ僕は唖然としていた。
ツンは何とも形容し難い顔で

ξ><)ξ「ふ、不潔ッ!ブーンなんて大嫌い!!」

どこかに走り去りましたとさ。
普通に考えたら最悪な状況のはずだ。でもその時の僕は「もう、どうにでもなってしまえ」という投げやりな感じになった。



  
200:◆qN/NuPH40c 02/13(火) 01:09 qA0kcEP9O
  

おまけ



これが男の生きる道、あんたはしょっぺぇ太陽だ

しょっぺぇしょっぺぇ
おめぇさんは太陽だ
汗水たらして泥にまみれる
おめぇさんは太陽だ
憎いぜあんちくしょうめ
俺たちのしょっぺぇ太陽は
おめぇらの卑怯な手には屈しないぜ
ああしょっぺぇしょっぺぇ



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