( ^ω^)ブーンが賞金稼ぎになるようです

  
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:10:26.72 ID:E5LPooTA0
  

第五話



翌日。
のり工場での仕事を終えた内藤は、再びギルドに来ていた。
今度は適当な仕事を紹介されないように相談することにした。

( ><)「内藤ホライゾンさん、仕事経験無し。あ、のり工場か」

( ^ω^)「どうやったら賞金稼ぎになれますかお?」

( ><)「誰でもすぐになれますよ。この職業は資格とか試験とかないんです」

( ><)「ギルドが設けるランクみたいのはありますけど」

( ^ω^)「ランク?」

( ><)「護衛の仕事なんかは素人さんには任せられませんからね」

( ><)「実力・業績に合わせたランクをこっちが勝手に決めるんです」


( ><)「初めての方なら、これなんかどうですか?」

( ^ω^)「お?」



  
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:12:02.99 ID:E5LPooTA0
  

わかんないんですが提示したのは、モンスター退治だった。
この町のはずれにある洞窟から、吸血コウモリが湧いて近隣の住民が襲われる被害があったらしい。

( ^ω^)「コウモリ……」

( ><)「その洞窟っていうのは毎年モンスターが湧くんです。駆け出しの方には丁度いいレベルだと思います」

( ^ω^)「わかりました、やってみますお!!」

内藤が書類を受け取ろうとしたその時。


「ちょっと待った!!」


( ^ω^)( ><)「!?」

ギルドのドアを勢い良く開けて、一人の男が入ってきた。

(´・ω・`)「ひどいよわかんないんです!! なんで僕には仕事紹介してくんないのさ!!」

( ><)「ショボンさん……」



  
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:14:24.85 ID:E5LPooTA0
  

(´・ω・`)「昨日来た時は仕事ないって言ってたじゃない!!」

( ><)「……」


(>< )プイ

(;´・ω・`)「ちょっと!! まさかまだ根に持ってるの!?」

(;^ω^)「何の話だお……」

( ><)「あ、内藤さん、こちら見た目通りしょぼくれた賞金稼ぎのショボンさんです」

(´・ω・`)「テラヒドス」

(;^ω^)「な、内藤ホライゾンですお」



  
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:16:14.53 ID:E5LPooTA0
  

( ><)「もう内藤さんに紹介しちゃったからダメです。先着1名なんです」

(´・ω・`)「まさかわかんないんですわざとやってない!? 差別だよ横暴だよ!!」

(;><)「な、なんのことだかわかりません!!」


「差別しちゃダメだっぽ」

(´・ω・`)「あ……」

(*‘ω‘ *)「お昼ご飯抜きにして欲しいっぽ?」

(;><)「ち、ちんぽっぽちゃん……」



  
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:17:24.53 ID:E5LPooTA0
  

( ><)「内藤さん、こちらこのギルドのオーナーのちんぽっぽちゃんです」

(;^ω^)「(あ、あのバズーカ女だお)」

(*‘ω‘ *)「……あれ? あなたあの時の……」

(;^ω^)「ど、どうもですお」

(*‘ω‘ *)「ジョルジュの時の!! あの後大丈夫だったっぽ!?」

(;^ω^)「み、見逃してもらいましたお」

(*‘ω‘ *)「見逃す? ジョルジュが? ふーん……」

(;^ω^)「(ちょっと仲良くなったなんて言えない空気だお……)」



  
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:19:23.69 ID:E5LPooTA0
  

(*‘ω‘ *)「それより仕事の件だっぽ。ショボン、二人一緒でもいいっぽ?」

(´・ω・`)「も、もちろん!! 彼さえよければ」

(*‘ω‘ *)「その代わりもちろん報酬も半分だけど……内藤も初めてだからその方がいいっぽ」

( ^ω^)「僕はかまわないですお。 むしろお願いしたいですお」

(´・ω・`)「じゃあ決まりだ!! よかった、今月の家賃どうしようかと思ったよ」

( ><)「……」



  
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:20:53.88 ID:E5LPooTA0
  

ショボンも書類を受け取り、二人でギルドから出て行く。
わかんないんですは一人不満そうな顔をしていた。

(*‘ω‘ *)「どうしたっぽ?」

( ><)「……」

(*‘ω‘ *)「?」

( ><)「ちんぽっぽちゃんはショボンさんの事……な、何でもないです」

(*‘ω‘ *)「?? 変なヤツだっぽ」



  
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:22:32.27 ID:E5LPooTA0
  

(*‘ω‘ *)「彼……内藤って言ったっぽ? 駆け出しなんだっぽ?」

( ><)「あ、はい」

(*‘ω‘ *)「にしては……」

( ><)「??」

(*‘ω‘ *)「彼から変な気を感じたっぽ。おそらく彼が持っている武器、特殊なモノだっぽ」

( ><)「!! アーティファクトですか!?」

(*‘ω‘ *)「多分。そんなモノを持ってる風には見えなかったけど」

( ><)「……」



第五話終わり



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