(*‘ω‘ *)ちんぽっぽがガンタンクになったようです

  
698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 18:52:38.17 ID:sl96ucnPO
  
――――――――軍事施設―――――――


ミ,,゚Д゚彡「………」

/',З「どうじゃ。調子は?」

ミ,,゚Д゚彡「こりゃ大将…。いやね、もう出来てるんですが……」

/',З「おぉ!出来たのか!」

ミ,,゚Д゚彡「ですがね、まだ誰かで実験しない事には確実じゃないんですよ。」

/',З「じゃあ……ヴァルィロにでも頼めばいいじゃろう」

ミ,,゚Д゚彡「アイツは今北海道に家族で旅行に行ってますが。」

/',З「………じゃあアッザム」

ミ,,゚Д゚彡「あぁ。なんでもインフルエンザにかかったとかて自宅で寝てますよ」

/',З「インフルエンザ…?」



  
704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 19:02:07.92 ID:sl96ucnPO
  
/',З「……………………ビグザムは?」

ミ,,゚Д゚彡「冗談でしょう!?もしアイツが狂ったら街ごと破壊されかねませんよ!」

/',З「まったく……使えん奴等じゃ。こうなったらワシが直々に……」

ミ,,゚Д゚彡「大将……今の話聞いてました……?巨大モビルアーマークラスの軍人に飲ませるのはやめてください。」

/',З「なんじゃ……ケチじゃのう……」

ミ,,゚Д゚彡「………」



ガチャ……



ξ*゚ー゚)ゝ「オイスー!……ってクソッタレジジィ、なんでここにいるんだよ……」

/',З「ち……イヤな奴が……」



  
708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 19:15:27.74 ID:sl96ucnPO
  
/',З「何?何か用?帰ってくれ、ワシは忙しいんじゃ」

ξ*゚ー゚)ゝ「おいおい!実の孫に向かってそれはねーだろ!」

/',З「やかましい!ワシの孫はガンタンク君だけじゃ!不良を孫にもった覚えはない!」

ξ*゚ー゚)ゝ「またガンタンクの話か!いい加減にしろボケジジィ!ガンタンクガンタンクガンタンクガンタンクうるせぇんだよ!」

/',З「ガンタンク君はお前と違って純粋な子なんじゃ……!!」

ξ*゚ー゚)ゝ「なーにが純粋だ!そんなにガンタンクが好きならガンタンクとでも結婚してろ!」


ミ,,゚Д゚彡「……………また喧嘩かよ……」



  
711:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 19:25:17.28 ID:sl96ucnPO
  
/',З「あぁ……こんな事してる場合じゃない。会議に呼ばれてるんじゃった……」

ξ*゚ー゚)ゝ「おいコラ待て!」

/',З「……」


バタン………


ξ*゚ー゚)ゝ「ち、糞ジジィ早く死ねよ……」

ミ,,゚Д゚彡「飽きないねーお嬢さんも」

ξ*゚ー゚)ゝ「……で?何作ってんのお前は?」

ミ,,゚Д゚彡「あぁ……大将に頼まれてな……一時的に力を増幅させる薬……て言えばいいのかな。」

ξ*゚ー゚)ゝ「つ…強くなれるのか!?じゃあ私に飲ませろ!あのジジィを……」

ミ,,゚Д゚彡「だーかーら……お嬢さん、モビルアーマーなんだから……。それにまだ人体実験してないんだから狂っても知りませんよ?」

ξ*゚ー゚)ゝ「実験……ねぇ………」



  
714:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 19:33:51.50 ID:sl96ucnPO
  
ミ,,゚Д゚彡「そうですよ。モビルアーマーに飲ませるワケにはいかないし……」

ξ*゚ー゚)ゝ「いる……いるぞ。いい実験体……!!」

ミ,,゚Д゚彡「………?」

ξ*゚ー゚)ゝ「ガンタンクだよガンタンク!最近ジジィがよく言ってるじゃん!」

ミ,,゚Д゚彡「え……!いくらなんでも……一般市民だし………。
それにバレたら………大将に殺されますよ……。」

ξ*゚ー゚)ゝ「いい加減ガンタンクガンタンク、ウザいんだよ!それにガンタンクってどんな奴なのか見た事ないしさ。」

ミ,,゚Д゚彡「………………………」



  
723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 19:45:43.72 ID:sl96ucnPO
  
どうも、私ガンタンクでございます。
最近はネットにも飽き、穏やかな生活を送っております


( ゚∀゚)「えー、明日はいよいよ高校対抗、射撃大会だ!今日は体を休めてだな、明日に備えるように!」


(*‘ω‘ *)「………」


射撃大会……私が大嫌いな行事の一つでございます。
まぁ射撃大会とは名ばかり、実際は街そのものを使って開催される高校対抗バトルロワイヤル……つまり戦争なのです

( ゚∀゚)「今年はジオン高に負けるなよ!去年はジオングにしてやられたが……今年こそは!」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽぉ……」



  
727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 19:53:14.55 ID:sl96ucnPO
  

――――教員室―――――

( ゚∀゚)「どうでしょうかねぇ今年は。」

( ・ω・)「いやー……無理なんじゃないかな。
今のジオンにはジオング、アクシズにはキュベレイがいる。実質去年はその二人の一騎打ちみたいなもんだったし……」

( ゚∀゚)「つーかサイコミュ兵器は流石に卑怯でしょう……。」

( ・ω・)「ま、二人一組で進むから誰にでも勝ち目はある。今年は誰が勝つのか楽しみだ」

( ゚∀゚)「はぁ………」



  
736:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 20:01:23.83 ID:sl96ucnPO
  
射撃大会は二人一組……。去年の私のパートナーはジム改。えぇ、速攻で終わりました。はい

そして今年の私のパートナーは………

( <●><●>)「ガンタンク君!頑張りましょうね!」

(*‘ω‘ *)「…………」

最悪な事にボールでございます。終わりました。多分一番始めに脱落するでしょう……

( <●><●>)「明日の事もあるし今日は一緒に帰りませんか?」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ……?」

まぁ、今日はガンダム君とガンキャノン君からは呼ばれてないし、バイトもないので断る理由もありません。
取り合えず帰りながら作戦会議といきましょう。どうせ無駄でしょうけど



  
749:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 20:08:10.11 ID:sl96ucnPO
  
( <●><●>)「それでですよ!挟みうちにすれば勝てます!ガンタンク君の長距離砲撃も利用してですね……」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ………」

ボールは何も解っておりません。挟みうちとか戦法とかそれ以前に機体性能が違い過ぎるのです。

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ、ぽっぽっぽ!」

( <●><●>)「うーん……それでもですよ……諦めちゃ……」


ミ,,゚Д゚彡「ちょっとちょっと、そこのお兄さん。」

(*‘ω‘ *)「……?」

私達が道を歩いていると突然、後ろから声をかけられました。
なんでしょうか、キャッチセールス……ですかね



  
762:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 20:17:27.03 ID:sl96ucnPO
  
ミ,,゚Д゚彡「よってらっしゃい見てらっしゃい!な、お兄さん、ちょっと寄っていきなよ!」

(*‘ω‘ *)「……」

怪しい……怪しすぎます。この二人組。見た所、ジムキャノンUと……モビルアーマー、でしょうか?中学生くらいの少女が何やら怪しい薬を売っています

ξ*゚ー゚)ゝ「君達!何か悩みがあるのかな!?」

( <●><●>)「はぁ………」

ミ,,゚Д゚彡「遠慮しないで僕達に言ってごらん!なぁに、心配するな。僕達は怪しいものではない!」

( <●><●>)「うーん……じゃあ言いますけど…。僕達、ある事情があって強くなりたいんですよ。」

ξ*゚ー゚)ゝ「なんと!そんな弱い君達に朗報だ!なんとここにある薬は君達をスーパーマンにしてくれる奇跡の薬品!名付けてEXAM!!」



  
774:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/23(日) 20:24:28.47 ID:sl96ucnPO
  
( <●><●>)「そんなものあるワケないじゃないですか。何を言っているんですか!いきましょう、ガンタンク君」

(*‘ω‘ *)「ぽっ!」

私達、こんな怪しいのに構ってる暇はないのです。ただでさえイライラしているのに何がスーパーマンですか。
そう簡単に強くなれたら苦労はありません!

ミ,,゚Д゚彡「ちょ……ちょっと待ったぁ!騙されたと思って!」

ξ*゚ー゚)ゝ「そうそう!お代はいらないよ!しかも丁度二個あるから君達に譲ってあげよう」

(*‘ω‘ *)「ぽ…!!」

そして怪しい二人組は私達に不気味な薬を無理矢理押し付けると、走って逃げさってしまいました。

( <●><●>)「…………」

(*‘ω‘ *)「…………」



  
854:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 00:42:28.41 ID:5/dkQ+ulO
  
ミ,,゚Д゚彡「大丈夫ですかね、あのボールとガンタンク……」

ξ*゚ー゚)ゝ「大丈夫だって!大体ボールが狂ってもたかがしれてるだろ。まさか軍事用より強くなるって事はねぇよ」

ミ,,゚Д゚彡「そうだといいですけど……。」


ξ*゚ー゚)ゝ「これが成功したら一番にあの糞ジジィをぶっ殺してやる……ふふ……!!」

ミ,,゚Д゚彡「(……でもあの薬のコンセプトは一般市民が軍事用に勝てる事を前提に…………)」


ξ*゚ー゚)ゝ「どうした?」


ミ,,゚Д゚彡「(ま、いいか)」



  
856:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 00:43:17.80 ID:5/dkQ+ulO
  
( <●><●>)「………どうします?コレ………」

(*‘ω‘ *)「………」

一体なんなんでしょうあの二人……
得体のしれない薬をタダでくれて走って逃げてしまいました。毒でも入ってるんですかね

( <●><●>)「まぁ……タダなら貰いますけど……流石に飲む気は……」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ……」

ボールの言う通り、私にはこの薬を飲む勇気はありません。度胸とかそういう問題じゃないです。


( <●><●>)「じゃあ私の家はコッチなんで、ここでさよならしましょう!また明日、頑張りましょう !」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ!」



  
859:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 00:43:58.14 ID:5/dkQ+ulO
  
(*‘ω‘ *)「………」


あれから私、家に帰って参りました。既に明日の準備を終え、後は寝るだけでございます

(*‘ω‘ *)「………ぽっぽ……」

しかし私は机の上に置かれた薬をジーッと見ていました。明日、この薬を持ってくべきか……置いてくべきか……

(*‘ω‘ *)「…………」

悩みます。物凄く悩みます。
一瞬で強くなれる奇跡の薬……。


(*‘ω‘ *)「ぽっぽ!」

悩んだ挙げ句、私は薬を持ってく事にしました。まぁ飲む気は起きませんが、もしかしたら、もしかしたら………。



  
863:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 00:46:31.36 ID:5/dkQ+ulO
  
( <●><●>)「…………スーパーマン……。」


( <●><●>)「EXAM………怪しすぎるけど……一応持ってきますか……」

――――――――――――――――――

(*゚ー゚)「ガザ子、オメーしっかりしろよ!私のパートナーなんだからな!」

('、`*川「………はぁ…」

(*゚ー゚)「ま、コッチにはキュベレイがいるからただ眺めてるだけでいいけどな。まっ気楽にいけよ。じゃあな!


ばたん……

('、`*川「………………」



  
867:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 00:47:27.90 ID:5/dkQ+ulO
  
そして当日……

レンポウ

( ゚∀゚)「さぁ!お前等、気合い入れろ!今年こそは勝つぞぉぉぉ!!!」

('A`)「おぉー!!」
( ^ω^)「おぉー!!」
ジム一同「おぉー!」

(*‘ω‘ *)「………」

( <●><●>)「……ガンタンク君。あの薬は?」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ」

( <●><●>)「そうですか……実は私も持ってきたんですが……」

ボールも私と同じように薬を持ってきたようです。
ですが流石に飲む気はないみたいでございます……。

( <●><●>)「頑張りましょうね、ガンタンク君。」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ!!」


まぁ……出来る限り頑張ってみる事にしますか……。
でもあの薬……気になります……



  
880:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 00:57:15.58 ID:5/dkQ+ulO
  

―――ジオン――

(´・ω・`)「行くぞ!ちゃんとジオングさんを守るんだ!」


( ・∀・)「サイコザク部隊は迂回しながら進み、街全体を囲むように待機しろ。その後一斉サイコミュを仕掛ける!」


(´・ω・`)「(ふふふ……この日の為に、サイコザクのサイコミュ兵器のパーツを買っといたんだ……。
今日は……今日は俺が主役だ!)」

( ・∀・)「ギャンはサイコザク部隊に近付いてくる敵をぶっ殺せ!いいな!」


ザクその他一同「おぉー!!!!!!」



  
889:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 01:06:34.78 ID:5/dkQ+ulO
  
――――アクシズ―――――


川 ゚ -゚)「テメー等今年は負けんじゃねーぞ!!ジオングを見付けたら私を呼べ!テメー等じゃ敵わねぇからな!」

(*゚ー゚)「(去年コテンパンにやられたクセに)」

ξ゚听)ξ「よーし!スキウレ砲でまとめて吹き飛ばしてやる……!」

('、`*川「…………(ちっ…余計なパワーを使ったらまた戻るのが………)」



川 ゚ -゚)「パン争奪戦争で養った勘を忘れるな!!ハイザック、オメーは私と来い!」

ξ゚听)ξ「了解!」



  
900:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 01:15:37.74 ID:5/dkQ+ulO
  
こうして高校対抗射撃大会……もといバトルロワイヤルは始まりました。
街は静寂に包まれ、とても戦争をしているようには思えません

( <●><●>)「………」

(*‘ω‘ *)「………」

私はボールを肩に乗せ、無音キャタピラで移動致します。しかし周りにはジムが沢山……。
これではキャタピラの意味がありません。ジム、君達もうちょっと静かにあるいて下さい

( <●><●>)「…敵の気配はありませんね………。一体どんな作戦で来るんでしょうか」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ……」





戻る次のページ