( ^ω^)がドイツの独裁者になったようです

  
457: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:03:29.02 ID:mT/pQD2O0
  
イギリス侵攻作戦 編

電撃戦によって、劇的な大勝利を収めたドイツ第3帝国は、
宿敵フランスを降伏させた。

パリのシャンゼリゼ通りをドイツ兵が行進する姿も見られた。
凱旋門をくぐり、エッフェル塔を眺めた( ^ω^)は、喜びに打ち震えていた。

(*^ω^)「やっぱりパリは綺麗ですNE!」



  
459: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:08:14.93 ID:mT/pQD2O0
  
とある晩餐の席。

( ^ω^)「打倒フランスを祝して!!」

从 ゚∀从(´・ω・`)( ><)「乾杯!!!」

( ^ω^)「いやー、思ったよりあっさり勝ってしまったお」

(´・ω・`)「また塹壕線にならなくて済みましたね」

( ^ω^)「おっお。消耗戦なんてバカのやることだお。これからの戦はスピードだお」

( ^ω^)は電撃戦の強さに酔いしれていた。



  
460: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:10:57.29 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「それにしてもイギリス軍のショボさにはワロタおwwwwwwwwwwww」

从 ゚∀从「なんでも、裸になってまで逃げ帰ったようですぜwwwwwwwww」

( ^ω^)「まじかwwwwwwwwwwwだせぇwwwwwwww」

(´・ω・`)「ダンケルクには、敵の重装備が多数あったそうです。当然鹵獲しました」

( ><)「・・・・・・」



  
462: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:14:30.46 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「今頃イギリスもガタガタ震えているおwwwwwwwwwww」

(´・ω・`)「どうします?また侵攻しますか?」

( ^ω^)「いや、ここは一発脅しあげて、講和にもっていくお!一休み一休み」

(´・ω・`)「応じますかね?」

( ^ω^)「応じるに決まってるおwwwwwwwwなにせ弱腰なんだもんwwwww」

( ^ω^)の脳裏には、ミュンヘン会談を始めとしたイギリスの宥和外交がよぎっていた。



  
463: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:20:48.90 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「ダンケルクで敵兵を逃がしてやったのもこの為だお!」

( ^ω^)「あそこで殲滅していたら、イギリスの世論が沸騰していたおwwwww」

从 ゚∀从「そこまで考えるとは!さすが総統だ!」

ダンケルクの時( ^ω^)は、イギリス兵を大量に捕虜にすれば、
イギリスも引くに引けなくなり、講和が出来なくなるであろう、と予想したのだった。

(;><)「・・・・・・」

( ^ω^)「なんでも首相が変わったらしいお。さっそく交渉しちゃうおwwwwwww」

(´・ω・`)「うまくいくといいですね。どっちが優位にあるのかを思い知らせてやりましょう」

こうして、ドイツはイギリスに講和を持ちかけることになった。



  
464: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:27:33.90 ID:mT/pQD2O0
  
リリリリリリ  ガチャ

( ´_ゝ`)「もしもし」

( ^ω^)「ドイツ第3帝国総統の( ^ω^)だお。おいすー」

( ^ω^)「元気ですかーー!!??」

(;´_ゝ`)「・・・・・・(何なんだこのテンションは)」

( ´_ゝ`)「ああ。大英帝国首相の( ´_ゝ`)だ。何か用か?」

( ^ω^)「新首相就任オメだお。今日は大事なお話があってか・け・ちゃ・っ・たwwwww」

(;´_ゝ`)「・・・・・・」

(;´_ゝ`)「・・・話を聞こう」



  
469: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:36:54.72 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「いやー先日のダンケルクではお疲れ様でしたねぇwwwwwwwwwwww」

( ´_ゝ`)「・・・(こ、こいつッ!!)」

( ^ω^)「あの時は愉快でしたお!貴族様がケツまくって逃げ出して。プププwwwwww」

( ^ω^)「イギリスの人はドーバーを泳ぐのが上手いんですねwwwwwwwwwww」

( ´_ゝ`)「く・・・・・・」

( ^ω^)「わがドイツの戦車部隊に追われて、ジョンブル涙目wwwwwwww」

( ´_ゝ`)「・・・言いたいことはそれだけなのか?」



  
478: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:45:30.04 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「おっとっと。それで、一つ提案があるんだお」

( ´_ゝ`)「・・・なんだ」

( ^ω^)「イギリスは、ドイツ軍とは戦いたくないですよねwwwwwwwwwww?」

(#´_ゝ`)「・・・さっきから何が言いたいんだ?」

( ^ω^)「そりゃそうですよねwwwwwwwwwまた負けたら困りますよねwwwww」

( ^ω^)「そ・こ・で(ハァト)」

( ^ω^)「寛大な余は、この辺でイギリスの女王陛下と仲良くしていきたいんだお!」



  
479: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:45:57.09 ID:mT/pQD2O0
  
(#´_ゝ`)「それは・・・講和を結べということか?」



  
480: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:49:39.66 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「あら言っちゃったwwwwwwwwwwwwま、そういうことだお」

( ^ω^)「大丈夫だお!今までどおり貿易はしてやるから!」

(#´_ゝ`)「・・・・・・」

( ^ω^)「今すぐ決めなくていいお。どうする?イーギリース?」

( ´_ゝ`)「そうだな・・・」

( ^ω^)「お?もう決めちゃうのかお?やだおwwwwwwww少し悩んでもいいのにwwww」



  
481: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:50:14.30 ID:mT/pQD2O0
  
( ´_ゝ`)「
             ___,,,,,..... -一ァ
         / ̄;;;´;;、;;;ヾ;;;, -──--、,!
.        /'´|;;;;,、;;;;;;;;;;/      ,!
.         /:.:.:.レ´:.ヾ;;;;;;i   断  だ ,!
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i  る  が ,!
.      /:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ       ,!
.       /レ' ;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉 __,.,!
     /-、ヽ,:|:.:.:,/ /:.:.://.:,:ィ:.:.:.,!
      /'ヽ、ヾi ゙´.:   /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
.    /ゝ-`';:/ .:〈ニ=-=ニ二 ̄ヽレ',!
   /::::;;;;;/  ' ,, ニ`ー-,、__\〉ィ,!
.   /;:::::/ ::.    ::.,,\_ゞ;'> 〈;,!
  /i!:::::iヾ-'、::..       '';~ ,;:'/,!
. /;;;i!fi´l_、,.`        .: ,;:'  ,!
/;;;;;i' ('ー、ヽ      ..: ,;:''   ,!
ヽ、jゝ、`ヾ:、゙、   ,..:'.:'"    .: ,!
   ``ヽ.、_ ¨`  ,:'      (_r:,!
       ``ヽ.、..    ノr;ソ~,!
             ``ヾ、 / 7,!
                 ``ヽ,! 」

( ^ω^)「・・・・・・」



  
486: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:55:34.46 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「うん?よく聞こえなかったお。I beg your pardon.」

( ´_ゝ`)「"No"だ。よく聞こえないなら言ってやる。ノー。だ」

( ^ω^)「あれれ?いいのかお?ドイツ軍は既にドーバーを睨んでいるんですお?」

( ^ω^)「いますぐ、海軍に出動命令を出してもいいんですけどNE−」

( ´_ゝ`)「・・・ひとつ、勘違いしないでもらおうか」

( ^ω^)「!?」



  
487: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 15:58:34.95 ID:mT/pQD2O0
  
( ´_ゝ`)「私は、前の弱腰な首相ではない。大英帝国の首相としてはっきり言おう」

( ´_ゝ`)「友邦ポーランドとフランスを侵略したドイツに」

( ´_ゝ`)「大英帝国は決して屈しない。講和などクソ食らえ、だ」

ガチャリ ツーツーツー・・・

( ^ω^)「・・・」

交渉は決裂した。



  
488: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 16:05:00.62 ID:mT/pQD2O0
  
( ^ω^)「・・・・・・」

ガラガラガラ リリリリリリ ガチャ

(´・ω・`)「あれ、総統!どうです?講和はまとまりそうですか?」

( ^ω^)「・・・今すぐ作戦会議だお」

(;´・ω・`)「え!?作戦会議?ということは交渉は・・・決裂したんですか?」

(#^ω^)「もはやイギリスに情けは無用だお!蹂躙してやるお!!」

(;´・ω・`)(・・・どうやら決裂したみたいだ・・・)

(´・ω・`)「はい、今すぐに閣僚・幕僚を招集します!」

こうして、ドイツとイギリスの交渉は決裂し、( ^ω^)はいよいよ
イギリス本土への侵攻を決めた。



  
72: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:32:28.55 ID:pKDaFDOM0
  
さて、イギリス本土侵攻の意思を固めた( ^ω^)は、
イギリス上陸作戦を立案させた。

(#^ω^)「もう許さんお!イギリスを粉砕してボッコボコにしてやんよ」

(;´・ω・`)「総統落ち着いて」

( ><)「計画案が出来上がったんです!」

( ^ω^)「言ってみろお!」

( ><)「はい。それでは簡潔に説明するんです!」



  
74: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:37:41.65 ID:pKDaFDOM0
  
( ><)「作戦名は"あしか作戦"なんです!」

( ^ω^)「ヵヮェェwwwwwwwwwwwww」

( ><)「これでもカッコいい名前にしたつもりなんです!」

余談だが、ヨーロッパではアシカは「海獅子」と呼ばれ勇猛なイメージなのだ。

( ><)「フランス北岸から、ドーバー海峡を越えてイギリス南部海岸に上陸するんです!」

( ^ω^)「正面作戦ktkr!!」

( ><)「その通り、正面作戦ですから、敵の激しい抵抗が予想されるんです!」

( ><)「実際は、とても難しいと思うんです!」



  
75: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:42:20.41 ID:pKDaFDOM0
  
( ^ω^)「それを何とかするのがおまいらの仕事だお!」

( ^ω^)「対抗策を三行で」

( ><)「イギリス海軍の艦船・潜水艦を阻止
      沿岸施設の破壊
      イギリス空軍の無力化」

(;><)「最低これだけ出来ないとキツいんです・・・!」

( ^ω^)「ま、なんとかなるんじゃねーすかwwwwwwww」

( ><)(・・・言うだけなら簡単なんです)



  
79: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:49:43.27 ID:pKDaFDOM0
  
( ^ω^)「おい、(´・ω・`)よ」

(´・ω・`)「!!何でしょう?」

( ^ω^)「おまい、ちょっくら空軍使って、イギリス本土の制空権取ってこいや」

(;´・ω・`)「・・・ずいぶん簡単に言いますね」

( ^ω^)「だってドイツ空軍は無敵だおwwwwwwイギリスなんざ秒殺だお!」

(;´・ω・`)「・・・わかりました。準備させましょう」

こうして、上陸作戦の前段階として、ドイツ空軍による
イギリス本土上空の制空権確保が行われることになった。

( ^ω^)の脳内には、鉄十字を付けた戦車が、王宮の前に鎮座している姿があった。

( ^ω^)「フヒヒヒwwwwwwイギリスめ、後悔させてやるおwwwwwwwwwww」



  
80: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:58:54.93 ID:pKDaFDOM0
  
英本土防空戦、後に言うバトル・オブ・ブリテンは1940年の7月に始まった。

陸軍が上陸し、橋頭堡を作るまでの間、イギリス空軍が邪魔をできないように、
その戦力を無力化するのが目的だった。

まず、目標としてイギリス南部の飛行場、レーダーサイトなどが狙われた。

ダンケルクでの惨めな敗北を喫したばかりのイギリスは、
ショックも大きく、また準備も整っていなかったたために、次々と被害をこうむった。

(´・ω・`)「総統!また一つ飛行場を破壊しました!」

(´・ω・`)「駐機してあった戦闘機を蜂の巣にしてやったそうです」

(*^ω^)「うはwwwwwwwwイギリス口だけワロタwwwwwwww」



  
81: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:03:53.35 ID:pKDaFDOM0
  
( ^ω^)「次はもっと北の飛行場を襲うお!!」

南部の航空施設に損害をあたえたドイツ軍は、次なる獲物を求めて、
目標を内陸の航空施設に定めていった。

イギリス軍も必死に抵抗するが、少しずつ損害は増えていった。

ところが、ここでドイツ空軍にとって予想しなかった事態が起きた。



  
83: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:09:40.51 ID:pKDaFDOM0
  
(;´・ω・`)「総統!今日の爆撃に向かった編隊が全滅しました!」

( ^ω^)「はあ!?何がおきたんだお?原因は?」

(;´・ω・`)「・・・なんでも護衛の戦闘機隊と離れた後に迎撃されたようでして」

(;^ω^)「はあ!?なんで護衛させないんだお!バカか」

(´・ω・`)「・・・実はその護衛戦闘機隊がガス欠だったんです」

(;^ω^)「な、なんだってー!?」



  
84: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:13:35.20 ID:pKDaFDOM0
  
                 , ァ
             r‐- 、_ //  プスンプスンプスン・・・
             ヽ丶、/ ィ'
              \ ;/  !
            /,ヘ,   |
            // / ̄` |              , ‐;‐、
            ´   / ̄` |             _//  }
              / ̄`:  !            _//   ノ
              /   :  :|        _/ /  , ´/
             / ̄ `:  |      _/i/   , ´/
            /_     |    _/     , ´/
           ,', へ ̄`  |  /|  / , ´/
          ,'/  ̄|  ̄`, `{ /    , ´/
         ,'゙ト 、_ !   , ,  ,/   ヽ/
           '<ヽ_イ   , ,  ,     /
           /´ _   , ,  ,   /
            /ィ'´ `!ヽ、, ,  , /
         / ! 。、  ハ ,  /
      / ,  |´|j  `ら、 イ
   / ,  ,  |      | !  !
  / , ,  ,,,.┤ 「``┤|  |
  !_,,.: - "´.....|, ┴- 、レ r '
   ....::::: : : : :l _ /`ソ. . . .
  : : : : ::::::::::::::!´  `ミ.y':::::: : : :: :
    :::::::: : : : い`ヽ /::::::: : : : : : :
        : : ` ・ '´:::::::::::::::::: : :
なんと護衛戦闘機メッサーシュミットMe109の航続距離が足りず、
守るべき爆撃機が次々撃墜されるという事例が相次いだのだ。



  
86: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:19:29.08 ID:pKDaFDOM0
  
( ^ω^)「それなら、航続距離の長い戦闘機に護衛させればいいんだお!」

(´・ω・`)「それが、より足の長いBf110戦闘機は、イギリス機に一方的にやられまして・・・」

(;^ω^)「ちょwwwwwwwww」

実は、ドイツ空軍は、陸軍と一体になって支援するのが目的だったので、
それほど航続距離を必要としていなかったのだ。

空軍のみで遠出して攻撃、なんていうのは元々考えられていなかったのである。

(#^ω^)「弱音は許されないお!絶対にフランスを屈服させてやるんだお!」

それでもドイツは粘り強く攻撃を続けた。



  
90: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:26:54.56 ID:pKDaFDOM0
  
一向に戦局が良くならないうちに1ヶ月以上が経過した。
ここで、流れを大きく変える事態が起きる。

8月24日、軍事施設を狙ったドイツ軍の爆撃隊が、誤ってロンドンを誤爆したのであった。
当時は飛行技術が未発達で、航法ミスが原因だった。

(#´_ゝ`)「民間人を狙うとは!卑怯ものめ!報復だ!」
             ,....,
            f'::::::::\    キュルルルルル
        r   ',:::::::_:::::ヽ                  ,,.....,,
        i!    ',:::::ー:::::::ヽ                f'::::::::::|
         t'''""~~::::::::::::::::::::::ヽ                 !:::::,:::::i、
        /ヽ::::、、-ー:,::::::::::::::::::ヽ              k:::ヽ:::::`ヽ、  _  ,,
          r     ':,:::::::::::::::::::ヽ             r‐ t"、、--ー'''''""~ヽ"ヽ
          i! ,,..、、、---::::::::::::::::::::::\   ,,..、、--ー'゙ー:'::::::::::::::::::::::::::::::::::i__ノ
         f´;::::,,::.、、、-、`-、、、--ー'''''""~:::::::::::::::::::::::::f'r.t゙;:::::::::::::、::::::::::::ヽ'_
      、 ,,..、、、-/f'i‐ttf,.、ノ-:':::::::::::::,,..、、、..,,;;::::::::::::::::::::::::`ー:':::,.、、-ー'\::::::::f'::::::iヽ
      ,f','_,i::::::::`ー''''"":::::::::::::::f'"~:::::::::::::::::::ヽ:::,,.、、-ー'''''"~      \:::|::::::::l::|
     f`;:::::::::::::::::::::::::::::::r:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ               `l:::::::::i::|
      `''ー ---─'''''''''i!''''" ,,..、、ヽ,::::::::::::::::::::::::\               `ー''''’
               f´;""~:::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::\
              /`t::,,.、、、-i!ー''''''\:::::::::::::::::::::::\
                 '     f´;~::::::::::::::::::、::::::::::::::::_::::\ ドガアアアン
                .   /`t::,,..、、、--ー\::::f':r..t:ヽ:\
                             \:`ー:::':::::::\
                              `::::、:::::::::::::/
                                 ` -‐'"
報復として、イギリスは連日ベルリンを爆撃した。



  
92: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:34:42.33 ID:pKDaFDOM0
  
このベルリン爆撃は、大した効果を出さなかったが、ドイツ国民に衝撃を与えた。

(#^ω^)「民間人を狙うとは許せないお!卑怯者に報復だお!」

(#^ω^)「おい!こっちもロンドンを爆撃してやるお」

(´・ω・`)「・・・いまだに軍事施設の破壊が進んでおりませんが・・・」

(#^ω^)「そんなもん放っておけお!目標変更だお!」

(´・ω・`)「・・・わかりました」

( ^ω^)は、オランダのアムステルダム爆撃を思い出した。
あの時は、民間人に被害が出た衝撃で(実際にはそれほどでもなかったが)、
すぐに敵は降伏したのだった。

( ^ω^)(今度もいけるかもわからんね)

( ^ω^)は二匹目のどじょうを狙っていた。



  
93: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:50:22.82 ID:pKDaFDOM0
  
さて、目標を変更したドイツ空軍は、執拗にロンドンを爆撃し続けた。
ここでまたもや予想外の事態が起きた。

イギリス国民は、怖気づくどころか、ますます結束を固めたのである。
民間人も率先して防空監視の任務に就き、官民一体となってドイツ機の襲来を
阻もうとしたのである。

(#^ω^)「くっそー!まだイギリス人はビビってないのかお?」

(´・ω・`)「・・・その効果は無いようで。ロンドン空襲をやめますか?」

(#^ω^)「いーや、ここはしょんべんちびってワビ入れるまで続けるお!」

(´・ω・`)「・・・わかりました」

なおもロンドン爆撃は続けられた。



  
147: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:30:05.51 ID:pKDaFDOM0
  
この時の判断がまずかった。
ドイツ軍の空襲はロンドンに集中し、首都は大きな被害をこうむったものの、
空軍の施設は空襲を免れた。

その隙に、イギリス空軍は態勢を立て直すことに成功した。

(´・ω・`)「総統!破壊した飛行場が復旧されています!」

(#^ω^)「はあ!?空軍は何をやってるんだお!」

(;´・ω・`)「総統の指示で、ロンドンに夜間爆撃を・・・」

(;^ω^)「・・・」

結局、イギリス本土の制空権を握れぬまま、ドイツ空軍はずるずると戦いを続けた。



  
149: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:39:49.35 ID:pKDaFDOM0
  
そして1941年の春。

(#^ω^)「まだイギリス空軍は駆逐できないのかお!」

(´・ω・`)「それが・・・こちらの被害ばかりが増えていて」

(;><)「・・・制空権がいまだに取れないとなると、アシカ作戦は・・・」

(#^ω^)「まさか中止するのかお!?」

( ><)「いえ。しかし延期したほうがいいと思うんです!」

(#^ω^)「ねーよwwwwwwドイツ空軍はまだまだ行けるお!なあ(´・ω・`)よ!」

(´・ω・`)「・・・実は空軍としてもそろそろ限界が・・・」

( ^ω^)「・・・」

( ;ω;)「・・・ウッ」



  
151: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:47:48.48 ID:pKDaFDOM0
  
( ;ω;)「そんな・・・イギリスを征服してやろうと思ったのに・・・」

( ;ω;)「ビッグバンから鉤十字を垂らしたかったのに」

(´・ω・`)「ビッグベンですよ総統」

( ;ω;)「・・・イギリスの飯まじぃwwwwwwとか言いたかったのに」

( ><)(そこは別に無くてもいいんじゃ?)

( ;ω;)「仕方ないお。アシカ作戦は延期とするお」

(´・ω・`)「・・・イギリス爆撃の中止を命令してまいります」

ついにバトルオブブリテンは終結した。
イギリスの勝利であった。制空権を取れぬまま、イギリス本土侵攻作戦は中止された。



  
153: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:56:43.60 ID:pKDaFDOM0
  
半年以上に渡って、双方の空軍が死闘を繰り広げたバトルオブブリテン。

この戦いでは、かつてないほどの大空戦が連日繰り広げられた。
戦闘機の主流は、高速で小回りの利く単発機になった。

また、連日の戦闘で多くのエースが生まれ、中には撃墜58機の記録を持つものさえ
生まれた。この時の経験値は、後に空軍全体にフィードバックされ、
空軍は終戦まで強健なままであった。



  
154: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:07:56.98 ID:pKDaFDOM0
  
感動的なエピソードとして、この戦いで勇戦したポーランド人の飛行隊がある。
                                         _
               / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \    / `
              | 祖国のカタキを討ってやるぜ!  |''' -,,/   |
   , -- ,,          \_____ _______/ヽ ノ ____ |
   (    ~'' - ,,             V     ______,,--- ''''''" <  ~'''- ,,
   \      ~''- ,,        ,,∧ ∧┬''''''          ,,-""'''' ---"
     \        ~' - ,, ____//(゚Д゚ ,),_|        ,,.-'''~
      \    ___,, ---'''''''  ~''ヽ'-- '''       __-'"
        >-''''''                   , -''
      /`ヽ    __ --             /
      ヽ.__/  ~     ___,, --       (
         丶_________-''''            `- ,
               - ,,,,              `- ,,
                 ~ - ,,,             "''- ,,
                     ~ - ,,,,            `-,,
                        ~' - ,,,,           "-,
                            ~ -- ,,,,,,       ヽ
                                 "''' -- ,,,,_____,,)
ポーランド戦、フランス戦と、実戦で経験を積んだ彼らは、
実にイギリス軍の戦果の12%を占めた。敵機126機を撃墜する飛行隊も現れた。



  
155: 愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:12:55.55 ID:pKDaFDOM0
  
ともあれ、電撃戦の華々しい勝利を収めたドイツは、
ドーバー海峡でその勢力を阻止されることになった。

(´・ω・`)「完全に行き詰りましたね・・・」

(;^ω^)「これはやばいお・・・国民の支持が逃げてしまうお・・・」

もはや、ナチス党は、外に外に行かなければ生きてゆけない体質となっていた。
( ^ω^)は、イギリスをあきらめ、次の目標を探し始めた。

イギリス侵攻編 完



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